雪深い山奥にリューナは一人で暮らしていた
流行り病で母を亡くし、父の顔は知らない
その雪山で簡単に食料が手に入ることはない
子供一人で生きていくには至難な場所
リューナが一人になって3ヶ月
挫けることなく日々本を読んでいた
読んでいたのは魔法の本
魔術師になることを夢見て読み耽っている
ある日、家に帰ると玄関が壊されていた
奥にいたのは人間のような雪だるま
ただの雪だるまだった時に帽子とマフラーを被せてもらったお礼がしたくて恩返しに来たという
だが、入口は壊され雪バナナを全て食われたことに怒るリューナ
代わりにギンカは魔術を使い、川から大量の魚を釣り上げる
ギンカが魔術師だと知ったリューナは恩返しとして魔術を教えてほしいと懇願する
もし魔術師になれば薪が無くとも火が使えるし魚は簡単に取れるし寒さに苦しむこともない、そして、世界中のどこへでも飛ぶことができる
だから、魔術師になりたいと話す
けれど、簡単になれるわけじゃないと次第に弱気になっていくリューナ
魔術師に不可能はない
限界ばっかり見ているやつには向かないがやる気があるのなら教えてやるとギンカは言う
それを聞いたリューナは絶対に魔術師になりたいと決意
リューナの気持ちに応えて、
ギンカは魔術を教えることにした
それから5年後
言われた通り、極寒の中で果物が成る森を創り出したリューナ
ギンカから合格をもらい、山を降りることを許される
通常、魔術師になるには幼い頃からの訓練が必要で若い頃から始めても大成するには20年もかかるという
リューナはギンカに一緒に山を降りようと言うがギンカはそれを冷たくあしらう
この山が好きだから出ていくつもりはないと言いリューナの元を去った
リューナが一人で落ち込んでいると老いた鹿が魔術で語りかけ、見せたいものがあると洞窟へ誘う
そこに広がっていたのは二人の魔術師同士が戦った痕跡、強力な魔術の衝突によりこの場所の時間と空間を歪めていた
その魔術師の一人がまだ人間だった頃のギンカである、相手の魔術師に殺され肉体を奪われたが魂だけは逃げ延び、山の雪で身体を構築した
しかし、雪の身体には欠点があった
この山の環境でしか生きることができず、外の世界では魔術を使うことはおろか、身体を保つことすらままならないのである
そして、ギンカはリューナに旅立ってほしくてわざと冷たい態度を取っていたと鹿は語った
それを聞いたリューナは、ギンカは本当は外に出たいんだと気づく
全速力で走り出し、ギンカの元へ
ギンカを持ち上げて飛び出したまま、ギンカと共にしたいことや、ギンカの身体を取り戻したいこと、
あの日ギンカに教わったように魔術師に不可能はないということを伝える
そのままギンカを放り投げ、雪山の外へ
ギンカは陽射しを受け、身体が溶け切ったかのように思えたが、リューナの魔術によって身体が元に蘇る
二人は共に世界を旅すると決意
そこに山羊の顔をした巨大な魔物が突如現れる
リューナはギンカを魔術で膨らまし巨大化させる
ギンカは魔術師に不可能はないと言いながら、巨大な魔物を発勁?で顔面をえぐり飛ばした
こうして二人は雪山を飛び出し、
奪われたギンカの身体を求める旅が始まった
ギンカとリューナは既に5年も同棲してたのか
太陽と六美より夫婦してんな
つるぺたヒロインなのか
実は男なのか判断できなかった
リューナで抜いた後に男だと判明したらどうするつもりだよ
つまんなすぎてネタバレされてもまったく腹立たないな
あの雪だるまが父親だったとしても何にも面白くない
ネタバレ
初汐を迎えたリューナ
ギンカは赤飯を作ろうと稲作に取り組むが……!?
寒いときはリューナちゃんのあったかいおしっこに限る