特定外来生物「ヒガタアシ」中国経由で侵入か 遺伝子解析+貿易統計で突き止め
特定外来生物「ヒガタアシ」が原産地の米国から直接ではなく、意図的に導入した中国を経由して国内に侵入したとみられる、と近畿大学農学部の早坂大亮准教授(生態リスク学)らの研究チームが発表した。
遺伝子解析に貿易統計を組み合わせた新機軸の手法で突き止めたという。
この手法はさまざまな外来種の水際対策に応用できそうだ。
ヒガタアシは干潟や河口域に育つイネ科の多年草で、丈は3メートル近くに成長する。
繁殖力が強く生えた所に砂がたまるため、干潟を造成する目的で中国などが導入した。
ところがその後、意図しない国にも広がって干潟を覆い、在来種を妨げるなどして生態系に打撃を与えている。
日本では2008年に愛知県豊橋市で初確認され、これまでに愛知、熊本県で侵入を確認。
14年に外来生物法の「特定外来生物」に指定された。
駆除が進むが熊本県の一部では依然、拡大しているという。
(以下略、続きはソースでご確認下さい)
サイエンスポータル 9/11(金) 11:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/905ff76fb75c6360060fc9e5841a9c41b1da5748