【熱田歯科医院・熱田衛政歯科医師】
うちは高齢の患者さんが多いので、いまだかつて誰もマイナ保険証を持ってきたことはありません。知る限りマイナ保険証を持っている人もいません。
それなのに、使わないカードリーダーのために、毎月、「保守点検料」を払い続けなければいけないのです。
そもそもオンライン資格確認は、「これをやらないと保険医にさせない」という話が厚生労働省からあって、半ば脅しのような形で導入させられました。
保険診療ができなければ大変なことになりますからね。それが大きかった。結局、何が何でも導入しなければいけない雰囲気の中で導入させられたのです。
毎月、カードリーダーの保守点検料をメーカーに払っているのですが、疑問に思うことがあります。
カードリーダーという読み込む技術を持っている電機メーカーはたくさんあると思うのですが、なぜマイナ保険証のカードリーダーは、3つか4つのメーカーしかないんでしょう。非常に疑問です。
そしてなぜこんなに高いのか。導入にはカードリーダーだけでなく、専用端末や整備費用などで40万以上かかります。その上、毎月、保守点検料などを支払わなければいけないのです。
(※千葉県保険医協会によると、回線使用料やルーター使用料、保守点検費などで、毎月のランニングコストは1台あたり1万円台~数万円に及ぶという。)
それに、10年、20年先ももつのか分かりませんよね。壊れて新しい機械を導入した時に補助金は出るのか?この先、どうなっていくのか分からないから、みんな不安なんです。