津田沼駅の南口再開発では、約千戸が入居するタワーマンションと、商業施設や習志野市の文化ホールなどからなる複合施設棟が整備される見通し。市民向け説明会が3日に市役所で開かれ、計画概要が示された。
現在の計画では、モリシア津田沼の建て替えに合わせ、駅前広場、津田沼緑地を一体的に再整備する。一帯を津田沼駅南口地区の市街地再開発事業とし、面積は約3・5ヘクタール。容積率が割り増しされる高度利用地区を適用する。
タワマンは50階程度で、高さ170~180メートル。敷地内東側に建てられる。複合施設棟は4階建てで、商業施設が入居し、屋上には緑地広場が整備される。複合施設棟上部の5~8階に文化ホールとオフィス棟が建設される。
駅南口と複合施設棟を結ぶ広場デッキを2階部分に新設。面積約2500平方メートルで、各種イベントや交流・憩いの場にすることで、市は「新たなにぎわい拠点になる」と説明した。2031年中に各施設が完成し、32年中に事業が終わる。
参加した市民からは、各地で駅前再開発が相次いでいることから期待する声があった。また、周辺にはマンションが林立し、最寄りの小中学校では受け入れられなくなることへの懸念や、「緑の空間である津田沼緑地の廃止は納得できない」との意見も出された。
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