米国はウクライナのATMではない
ウクライナ問題では共和党がバイデン政権の対ウクライナ路線に公然と異議を唱えている。
共和党が勝てば、下院議長就任が確実視されているケビン・マッカーシー下院院内総務（カリフォルニア州選出）が10月12日、
「共和党が下院を取れば、ウクライナへのブランク・チェック（金額未記入小切手）は出させない」と言い出したのだ。
「米国民は目下、ウクライナにブランク・チェックばかり切ってはいられない。米国民はそんなことを許しはしない」
ロシアによる軍事侵略が始まってから8カ月、バイデン政権はすでに540億ドルの軍事支援をウクライナに供与した。
野党共和党はその都度注文を付けたが、多勢に無勢で、バイデン政権は押し切ってきた。
マッカーシー氏は共和党が勝てば「そうはさせないぞ」と啖呵を切ったのだ。
トランプ派のローレン・ボーバート下院議員（コロラド州選出）などは、
「バイデン氏は米国民とウクライナ国民に米国は自動現金引き出し預け入れマシーン（ATM）ではないことを認識させるべきだ」とツイートしている。
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