HIVウイルスと同じようにリンパ球にSARS2は感染するからコロナ後遺症の倦怠感はカルニチン欠乏症によるものかもしれんよ
男性不妊も激増するかもな
厚生労働省eJIM | カルニチン | 医療関係者の方へ
https://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/overseas/c03/02.html HIVとエイズ
ヒト免疫不全ウイルス(human immunodeficiency virus:HIV)は、多数のリンパ球(白血球の一種)の
減少を引き起こし、後天性免疫不全症候群(acquired immunodeficiency syndrome:AIDS)を発症させ
る。HIV感染者では、リポジストロフィー症候群の特徴的な症状である、身体のいくつかの部位における
脂肪の蓄積、ほかの部位における脂肪の減少、血中脂肪濃度の上昇(脂質異常症)、インスリン抵抗
性の発現がしばしば認められます。リポジストロフィー症候群はHIV感染によるミトコンドリア毒性を示す
場合があり、その治療のために以前は抗レトロウイルス薬が使用されるが、これによりミトコンドリアの
脂肪代謝を制限するカルニチン欠乏が誘導される [31]。この症状を引き起こす分子メカニズムはよく
わかっていない。予備的研究では、相反する研究結果が得られているが[32] 、HIV感染患者を対象に
した静脈内投与と経口摂取の両方の方法によるカルニチン補充療法(2~6 g/日を数週間もしくは
数カ月投与)では、リンパ球細胞死を遅らせ(同様にHIVの進行を遅らせ)[33,34]、神経障害が
軽減し[35-37]、血中脂質濃度に好ましい影響が生じたものと示唆された [38-40]。
男性不妊症
精液中のカルニチン含有量は精子数と精子の運動率に直接関係があることから[43,44]、
男性の不妊治療を行う上で、カルニチンは重要である可能性が示唆されている。一部の
研究では、カルニチン補充(2~3 g/日3~4カ月間)を行うと精子の質が改善される可能
性があると示された [45-47]。あるランダム化二重盲検クロスオーバー試験では、男性不
妊症患者100例にカルニチン2 g/日を2カ月間摂取したところ、精子の濃度と精子の総運
動率および前進運動率が増加した[48]。報告された有益性(ベネフィット)はミトコンドリアの
脂肪酸酸化の増加(より多くのエネルギーを精子に供給)と睾丸中の細胞死の減少に関係
があるかもしれない [49]。しかし、男性不妊症患者21例を対象とした最近のランダム化対照
試験によると、カルニチン3 g/日を24週間摂取したところ、精子の運動率および総運動性
精子数にプラセボ投与群と比べて有意な増加は認められなかった [50]。不妊治療としての
カルニチンの潜在的な価値を評価するためには、大規模かつ綿密にデザインされた研究が必要となる。