ACSLが考える「セキュア」の3つの定義
https://japan.cnet.com/article/35180525/ 「セキュアとは、決してセキュリティだけではなく、もっと広義にとらえている」ーー。鷲谷氏はSOTENお披露目に先立ってこのように切り出し、セキュアの定義を詳しく説明した。キーワードは3つ。「セキュリティ」「自立」「技術を守る」だ。
1つ目の「セキュリティ」とは、ドローンはインターネットに接続されるIoT機器であり、取得データの安全な管理や、乗っ取りやなりすましへの対応を強化するという点だ。
2つ目の「自立」とは、ドローンが社会インフラを支えるための重要なツールになりつつあるいま、日本国内での製造を持続可能なものにすることが重要であるという点だ。新型コロナで、実際に海外からの部材調達に苦しんだ経験も踏まえて、国内の部品メーカーや材料メーカーの育成にも意欲を示した。
3つめ目「技術を守る」とは、現場にあるノウハウをはじめ日本国内にある技術と、ドローンで取得したビッグデータを守り抜くこと。そして、日本企業における業務の高度化、高付加価値化を支えたいという。
鷲谷氏は、「現場の技術をしっかりと守ることで、日本のものづくりを守りたい。強くそう思っている」と話したうえで、セキュアな小型空撮ドローンSOTENをお披露目した。“蒼天”とは、雲外蒼天という四字熟語にもある通り、雲を突き抜けた先に広がるボーダレスな青空のように、日本そして世界のドローン産業を牽引する存在になりたいと想いを込めて名付けたという。