同じSSDでもこれだけ違う。SATAから第4世代PCIeまで速度差を検証
一口にSSDといっても、現在のSSDには、PCI Express 4.0のNVMe SSD(以下、PCIe 4.0 SSD)、
PCI Express3.0のNVMe SSD(以下、PCIe 3.0 SSD)、SATA SSD(以下、SATA SSD)の大きく3種類があり、性能も大きく異る。
最も高速なのは最大読み出し速度が7,000MB/s前後、最大書き込み速度は5,000MB/sオーバーの製品が
主流となっているPCIe 4.0 SSDだが、この性能は、読み出し/書き込みともに、
大まかに言ってPCIe 3.0 SSDの約2倍、SATA SSDとの比較では読み出しが約14倍、書き込みは約10倍にも達する。
(略)
ゲームの起動/ロードの検証結果をまとめると、PCIe 4.0 SSDのPM9A1が最も速く、
次がPCIe 3.0 SSDであるSSD 970 EVO PlusとBC711の2製品、SATA SSD、HDDの順となっている。
中でもHDDは、SSDと比較してゲームの起動/ロードが非常に遅く、SSDの2倍や3倍の起動/ロード時間は当たり前という結果となった。
この結果からも分かるように少なくともゲームを快適に遊びたいなら、HDDからの起動は避けたほうが良いことは明白だ。
ただし、SSD同士の比較になると話しが違ってくる。
というのは、SSD同士の比較では、最大性能を計測するCrystal Disk Markの速度差や
PC Mark 10のFull System Drive Benchmarkのスコアの差ほど大きな違いがゲームの起動/ロードではでてないからだ。
それどころか、SATA SSDでも意外に戦えるな、と感じた読者も多いのではないだろうか。
今回のゲームの起動/ロードの検証結果は、そういった印象を与えるぐらいSATA SSDが健闘している。
また、PCIe 4.0 SSDとPCIe 3.0 SSDを比較すると、その差はSATA SSD以上に少なくなり、
体感できないぐらいの違いしか差が出ていないケースが多かったの事実だ。
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/feature/1386511.html