裁判で有罪とされた最初の“わいせつ事件”が起きたのは2019年の夏。絵里さんは当時高校2年生で、長年夢見ていた海外留学に出発する前日の出来事だった。
「留学先に持っていく荷物をまとめ終わってリビングでテレビを見ていた時でした。母は入浴中で、私はリビングで村上と2人でした。村上とふざけてくすぐりあいのようになったのですが、突然村上が馬乗りになって胸を触ってきたんです。さらに下着の中を手で弄り、性器に指も入れてきました。私はびっくりして村上を蹴り飛ばし『お母さんに言うで』と言いました。驚きとショックで涙が出そうでしたが、その時はぐっとこらえました。
母に話すかどうか迷いましたが、次の日から留学で自分は家を離れる予定だったので、母に心配をかけたくないという気持ちもあり、母には言い出せませんでした。村上に『朝早いからもう寝る』と言ってリビングを出ようとしたら、去り際に村上が、『本当は気持ちよかったんやろ』『濡れとったで』などと言ってきたんです」
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