
今月に入って香川県の養鶏場で鳥インフルエンザウイルスの検出が相次いでいることについて、野上農林水産大臣は、原因や関連性を調査するとしたうえで、都道府県や農家に対し衛生管理を徹底するよう呼びかけました。
香川県では今月に入って鳥インフルエンザウイルスの検出が4件相次いでいて、このうち三豊市内では、今月5日と11日に鳥インフルエンザウイルスが検出された2つの養鶏場から10キロ以内の別の場所で13日に新たに確認されました。
これについて野上農林水産大臣は13日の閣議のあとの記者会見で、「渡り鳥が飛来する池や干潟が多く存在する地域で発生した可能性が高まっている。引き続き県と協力して詳細な調査を進めたい」と述べ、原因や関連性などを調査する考えを示しました。
そのうえで、野上大臣は「都道府県や全国の養鶏場の関係者が一丸となって、さらなる警戒態勢のもとで確実に取り組んでいただきたい」と述べ、衛生管理の徹底を呼びかけました。
また、まん延防止のため、周辺の養鶏場に対してニワトリや卵の移動や出荷を禁止していることについて、野上大臣は「経営支援対策などを活用して、養鶏場の方々が営農を継続できるように支援していきたい」と述べました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201113/k10012709961000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_011