就職氷河期を理解するには、まずは日本の労使関係の特色を理解しておいたほうがわかりやすい。かつてOECD(経済協力開発機構)は次の3つを日本の労使関係の「三種の神器」と称した。
@ 終身雇用
A 年功序列
B 企業別労働組合
日本の高度成長をもたらした要因の1つとしてこの特色を積極的に評価したのであった。
終身雇用(長期雇用)は労働者が1つの企業に長い間勤務する、年功序列は労働者の賃金や昇進を勤続年数に応じて決定する、
企業別労働組合は欧米のように産業別や職業別に労働組合を結成するのではなく、1つの企業に勤める労働者だけで1つの労働組合を組織する、ということである。
この3つに加えて、ここでもう1つの重要な制度を4つ目として述べておこう。就職氷河期と直接関係のある制度として、「新卒一括採用方式」の存在である。
これは学生が3月の卒業後、4月に企業によって新規採用される制度である。もとより中途採用もかなりあるが、新卒生を年に1度、大量採用するのが日本企業の特色であった
■解雇が容易でない日本企業は新卒採用を絞った
この制度は企業が不況に陥ったときに、新規採用を抑制するという手段を用いるのを促す特色を有する。
企業経営が不振になると労働費用の削減が迫られるが、解雇が容易でない日本企業では採用数を減らす作戦に出ざるをえない。
そのときに直接の影響を受けるのが新卒生であることは当然となる。バブル崩壊後の1990年代初頭に日本企業は長期の大不況に陥り、新規学卒の採用数が大幅に減少した。
それがまさに就職氷河期に相当するのである。そしてその効果が、当時新卒生だった人が今の時期の中年期、そして後の高年期まで続くのである。
この時期に大卒と高卒の新卒生がどれだけ就職に苦労したかを確認しておこう。最近の就職率、戦後から現代までの、大卒と高卒の就職率を見てみよう。
まず大卒であるが、バブル崩壊直後の1990年はまだ不況の影響がなかったので、81%という高就職率である。その後不況が深刻になると、就職率は急な低下を示すようになり、
最悪時の2004年にはなんと56%にまで落ちた。半分弱の大卒生が職を見つけられなかったという深刻さであった。
43歳無職でつむ3歩ぐらい手前なんだけど
高卒で転職相当繰り返してきた20年、パワハラがめちゃくちゃ多いと思う
上司の世代からずっとパワハラうけついでるんだろう
だから心弱い人は自殺するかすぐ仕事辞める
就職氷河期に求職時期を迎え、失業者になったり、非正規労働者になったり、あるいは不本意な仕事をする職に就いている人たちが、
中年になっても労働条件なり生活振りがなぜ好転しないのか、その理由を探究しておく必要がある。それはすでに述べた日本の労使関係の特色から説明できる。
どういうことかというと、新卒採用のときにいい職(例えば、正規雇用や大企業で働くということ)に就けなかった人、あるいは失業者や非労働者になった人は、
その後に転職してもっと好ましい職に就いたり、あるいは新しい雇用先を見つけたりするのが困難なのが日本の労使関係なのである。
新卒一括採用が主なので、学校卒業後に何年間か経過した人を新しく採用しないのが日本企業だからである。新規学卒と終身雇用(長期雇用)が原則なので、中途採用をなかなかしないのである。
たとえ中途採用をすることがあったとしても、企業はそれらの人を基幹労働者とみなして将来の幹部候補としての扱いをしない。これも終身雇用と年功序列のなす処遇なのである。
ここで述べたことを換言すれば、幸いにして新卒のときにいい仕事なりいい企業に就職できた人は、恵まれた企業人生活を送れるが、
新卒のときにそれを成し得なかった人は、その後の人生でも復権がならず、半永久的に恵まれない生活を送らざるをえない可能性が高いのである。
■1度の大学入試と新卒の求職活動で人生が決まる
1度の大学入試でほぼその後の人生が決まるとされる日本社会の特色と、1度の新卒時の求職活動の成否によってほぼその後の人生が決まるという特色とは同質と考えてよい。
日本社会は1度失敗すると、もう復権は困難という特質を有しているが、それが大学入試と新卒時の就職なのである。
多少景気がよくなれば、これら「中年期の恵まれない労働生活にいる人を新しく正規労働者として雇用すればよいのではないか」という意見はありうる。
しかしこの政策はなかなか実行されない。その原因の1つは、「新卒一括採用」と年功序列制によって企業は新卒の人の採用を優先するからである。
さらにこういう中年労働者(とくに非正規労働者)は企業で訓練を受けていないので、未熟練労働者のままでいる可能性が高いこともある。
もとよりこのような敗者復活は不可能という日本社会の特色は徐々に消滅の方向にあるが、まだかなり残っている。
就職氷河期にいい仕事やいい企業に就けなかった人は、中年になってもその不利さを挽回できないので、苦しい生活を強いられている人が相当数いるのである。
氷河期無職に総理と閣僚やらせろよ
日本ぶっ壊してやっからよ
「今まで何をやってきたんだ?人生は積み重ねだぞ。自己責任だ」
って言って切り捨てるんだろ
なんか40前後は特に男は9割が正社員だから
楽な生活を送ってる・・・
って5chで言ってるおじさんがいたのに・・・
職業選択の自由アハハンとかいう歌に踊らされて
新卒なのに派遣を選んだバカが大量発生してた時代。
もっとなんとかならんかったのかなあ
もっとなんとかなったような気がするけど
俯瞰的に色々総括分析するとこうなるしかなかったのかなあとも、おもうしなあ
今40歳だけど独身だから楽勝だわ
何も苦しくない
本当に
マジで
全然苦しくないわ
底辺から這い上がってきたハシゲや竹中が一刀両断しそうやなあ
オレはここまで登ってきたけどあなたはできないの?って
多分コロナ以降の世代も自己責任がずっと続くわ
同調圧力の強さと自粛警察の発生で確信
だからトレーダーに転身して軌道に乗りさえすればむしろ自由と有り余る時間を謳歌出来る勝者なれるんだって
どうせ人生半分諦めてるんだったら不確定でも行動ぐらい起こせ
それすらやらない奴は勝手に時代のせいにして腐ったまま死んで行けよ
ホワイトカラーに拘らずブルーカラーになれば良かったのに
職歴ないおっさんって使えないしかわいげある若者がいい
将来は生活保護か刑務所か。
結局税金で面倒みるんだろな