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和歌山)多様な性に理解深めて 当事者団体がイベント
多様な性について理解を深めてもらうためのイベントが10日、JR和歌山駅近くの「わかちか広場」(和歌山市美園町5丁目)であった。大型スクリーンやプラカードに書かれた「多様な性にYES」「本当の気持ちを伝えられる社会に」などのメッセージを通じ、通行人に訴えかけた。
和歌山県内を中心に活動する、性的少数者とその理解者のためのNPO法人「チーム紀伊水道」が主催した。同性愛がWHO(世界保健機関)の精神疾患のリストから外れた1990年5月17日を記念して、催しは5月に開催する予定だったが、コロナ禍の影響で延期して実施した。
当初は当事者らが思いを語る企画があったが、感染拡大防止のため、メッセージを示して静かに訴える方式に変更した。
チーム紀伊水道の津村雅稔さん(34)は「多様な性について考えることや、県内でも性的少数者のための活動があると知るきっかけになれば」と話した。