
熱中症対策「マスク 屋外では状況に応じ外して」新型コロナ
9日は東京の都心でことし初めての真夏日となるなど各地で厳しい暑さとなり、特に九州など西日本では35度以上の猛暑日になりました。
この時期は、まだ体が暑さに慣れていないほか、マスクの着用で体に負担がかかるとされているため、厚生労働省などは熱中症を防ぐため屋外では状況に応じてマスクを外すよう呼びかけています。
新型コロナウイルスの感染を防ぐため国は引き続きマスクの着用を求めていますが、気温が上がるこれからの季節は熱中症のリスクも高くなります。
マスク内の口元の温度 ない場合より3度高く
マスクを着けると顔の温度がどう変化するのか、サーモグラフィーを使って実際に測ってみました。
正午前に渋谷の街中で測定したところ、マスクをしていない状態では口元の温度は36度前後になっていました。
マスクを着けると、温度はすぐに3度ほど上がり39度から40度を示しました。
マスクをしたまま5分ほどたつと、マスクの内側に熱がこもって、口の周りに汗をかき始めるのがわかりました。
マスクを着用していない時に比べてかなり暑さを感じ、時間がたつに連れて息苦しい感覚もありました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200609/k10012464151000.html