新型コロナウイルスの感染拡大で外出自粛が続く中、アルコール依存に関する相談が急増しているとして、支援団体が2日、オンラインを活用した緊急のセミナーを開きました。
アルコール依存症の人たちの立ち直りを支援している「ワンネスグループ」によりますと、
先月、アルコール依存に関する相談がふだんの月の倍の58件に増え、「自宅待機ですることがなく、酒量が増えている」、「夫が酒を飲んで暴れている」といった相談が寄せられたということです。
団体では大型連休の期間中、アルコールへの依存が進むおそれがあるとして、依存症の人や家族に向けた緊急のセミナーをオンラインを活用して開きました。
この中で、依存症の人は酒への欲求や体の不調で、頭がいっぱいになり、支える家族も焦りや不安から内向きになって社会から孤立しがちなことを説明し、
本人と家族双方が疲弊しないうちに周囲に相談することが重要だと呼びかけました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200503/amp/k10012415991000.html