
「東京スポーツ映画大賞」は、昨年までの28年間、ビートたけし(73)を審査委員長に迎えて、例年2月に開催されてきた。主催は、
「東スポ」で知られる東京スポーツ新聞社だ。
じつは2020年、その中止が決定した。
「これまで映画賞の運営は、『オフィス北野(現・TAP)』にまかされていた。形の上では、東スポは名前を貸しているだけなんです。
そのため、これまでたけしさんにはギャラという形でなく、“お車代” の100万円を本人に渡すというのが慣習でした。それに今回、
たけしさんのパートナーの女性が、異論を唱えたんです」
「今回、映画賞の事前打ち合わせに、A子さんが出てきたのです。彼女は『100万円がギャラなんですか? こんな安いギャラでは、
たけしは出せません』と言って、さらなる高額を要求してきたんです」(同前)
さらにこんな話もある。
「その後も東スポ側は、『映画賞の話をさせてほしい』と、たけしさん側に何度もお願いしました。ですが、テーブルにすらついてくれない。
『ギャラが安い。丸1日拘束されて、こんな額なら、もうやらなくていい』とA子さんに言われるばかり。
そんな態度に、東スポの太刀川(恒夫)会長も、さすがに激怒したようで、それ以来、映画賞の話はストップしています」(映画賞関係者)
東スポに映画賞の中止について尋ねると、こう回答した。
「(映画賞は)この2月は開催いたしません。ただ、『中止』という認識はございません」
だが、たけし側の高額なギャラ要求や、それに対して太刀川会長が激怒した事実については、「回答は控えさせていただきます」として
否定しなかった。ただ、たけしの「客員編集長」の肩書は、「これまでどおりです」との回答に、関係修復を望む気持ちがみてとれた。
一方、「T.Nゴン」側は本誌の取材に、「東スポ側と認識は同じです」と語るのみだった。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200128-00010000-flash-ent