「即位礼正殿の儀」参列のため訪日中の韓国の李洛淵(イ・ナギョン)首相は22日午後、東京都内のJR新大久保駅を訪れ、2001年にホームから転落した男性を助けようと日本人カメラマンと共に線路に飛び降り命を落とした韓国人留学生、李秀賢(イ・スヒョン)さんを追悼した。
駅構内の壁に埋め込まれた李さんらを追悼する碑に花束をささげた李氏は「人類愛は国境を超える」と2人の精神をたたえた。
そのうえで「韓日には1500年間の友好と交流の歴史がある。50年に満たない不幸な歴史のために交流の歴史を傷つけるのはよくない」と、未来志向の日韓関係の必要性を訴えた。李氏はその後、韓国料理や化粧品の店が並ぶ新大久保のコリアンタウンを散策した。【米村耕一】
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