ジブリ鈴木敏夫氏、宮崎駿監督の新作の制作状況報告 公開時期は「あと3年か4年
スタジオジブリのプロデューサー・鈴木敏夫氏が5日、都内で行われた新刊小説『南の国のカンヤダ』発売記念トークショー前の囲み取材に出席。
スタジオジブリで現在製作中の宮崎駿監督の新作長編アニメーション『君たちはどう生きるか』について、「あと3年か4年くらい」と公開時期の目安を明かした。
引退を撤回した宮崎監督の新作は手描きアニメーションで、昨年10月にタイトルを発表。
鈴木氏は「(制作してから)もう丸2年経ちます」と明かし、公開時期について聞かれ「わかんないですね〜。あと3年か4年くらい。そのくらいのペースです。真剣なものを作っています。
今までできなかったことをやっている。面白いので期待してください」と伝えた。
この日は、鈴木氏が手がけた初のノンフィクション小説の発売イベント。
ひょんなことか知り合った、タイ王国の田舎町・パクトンチャイに大家族と暮らす若きシングルマザー・カンヤダをめぐる物語で、
『火垂るの墓』『平成狸合戦ぽんぽこ』などの名作を送り出した映画監督・高畑勲さんと盟友である宮崎駿監督の知られざる秘話も収録している。
大ヒットとなると当然映画化も期待される。「『これ映画化する気はあるのですか?』とある映画プロデューサーに聞かれました。
その人はいろんな実写を作っている人で、『その時は僕が声を掛けますからね』と言われました」と告白。
アニメの場合は宮崎監督が手がけるのかと聞かれると「それはありえないですよ! (本を刊行して)『仕事しないで何をしていたんだ!』と言われそうじゃないですか」と否定し「会社のみんなに、
この本の存在を『宮崎駿に知られないように』と言っている」と笑わせた。
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