大手監査法人「トーマツ」(東京)に勤め、公認会計士を目指す職員らが、
資格試験の予備校の教材や講義の音声データを不正コピーし、
受験予定の同僚計15人で使っていたことがわかった。
トーマツは予備校に謝罪し、24日付で15人を降格処分などにした。
トーマツによると、15人は今年12月の公認会計士の最終試験を受験予定。
このうち1人が6月に同僚から受講料約20万円の一部を集めて
資格試験予備校「TAC」に入校。
手に入れた教材や講義の音声データを同僚間で共有して使っていた。
職員らはトーマツの調査に「受講料負担を軽減したかった」などと話したという。
TACは「著作権を侵害するような行為には厳しい姿勢で臨んでいる。
トーマツと話し合い、場合によっては法的措置も考える」としている。
トーマツの広報担当者は「会計士を目指すものとして言語道断の行為。
事案を重く受け止めている」とコメントした。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171026-00000002-asahi-soci&pos=3