
原発「津波にびくともしない」 福島事故後も伊方でPR
荻原千明
2017年9月29日21時55分
四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)の安全性をPRする県の施設が、東京電力福島第一原発の事故後も6年半にわたり、
原発全般について「津波などにもびくともしない」「爆発する事はない」などと解説する展示を続けている。
県は「一部が現状にそぐわない」として今年度中に展示内容を改善するという。
施設は、伊方原発から約4キロ東の伊方町湊浦にある「県伊方原子力広報センター」。
県が「原子力発電の正しい理解を深めるためのふれあい広場」として1982年に設置した。
四電、県、町が共同出資した公益財団法人が運営し、昨年度は近くの小学校の児童ら1761人が訪れた。
入り口近くの「情報サロン」には、原発についてクイズなどで学べるタッチパネル式モニターが2台ある。
「もし大地震などがおきたら、原子力発電所はどうなるでしょう」という設問は、
「1・そのまま発電する」「2・万一の事故が発生しないよう、原子炉は自動的にとまる」「3・大地震であればこわれてしまう」の選択肢から、2を選べば「正解」。
「地震・台風・津波などにもびくともしないがんじょうな建物」「最大の地震を考えた設計」などと解説が付く。
※以下略
http://www.asahi.com/articles/ASK9X4F2WK9XPTIL00Y.html