タレントで歌手の中川翔子が3日、東京・Zepp DiverCityで恒例のバースデーライブ『Shoko Nakagawa Birthday Live 2017 〜Reborn〜』を開催した。5
日に32歳の誕生日を迎える中川は、1994年に急性白血病のため32歳の若さで死去した歌手の父・中川勝彦さんの享年と同じ年齢となるにあたって、万感を込めて父の楽曲を熱唱した。
今年のバースデーライブのコンセプトは“Reborn”。1980年代にビジュアル系アーティストの先駆けとして活躍した父が亡くなった32歳を迎えるにあたって、“生まれ変わる”決意をした中川は、満員の観客に向け
「『calling location』の歌詞の中にも、“いつか あの日の君を追い越してしまった後も”と出てきますが、ついに“いつか”と思っていた、私の父がいなくなってしまった32歳という年齢に差しかかります」としみじみ話した。
中川の隣にはスポットライトに照らされた誰も座っていない椅子が置かれ、まるで勝彦さんがそこに座って、娘の歌声に耳を傾けているかのような演出も。
「歌ってみたかった」という父の楽曲「プリーズ・アンダー・スタンド・ミー」や父への想いと“Reborn”の決意を込めて自ら作詞した「RAY OF LIGHT」を披露し、ファンは歌声に酔いしれた。
昼夜2公演行われたライブではほかに、11年連続出演が決定した『ポケモン』シリーズの劇場版主題歌にもなった「心のアンテナ」、
ディズニー映画『ラプンツェル』続編のテレビシリーズ「ラプンツェル あたらしい冒険」のオープニング曲「Wind in my hair(髪に風うけて)」などを歌唱。
アニメ『グレンラガン』主題歌のコーナーでは「“アニメソングを歌いたい”という私の夢をかなえてくれたアニメです」と熱い思いを伝え、
代表曲「空色デイズ」など4曲を熱唱し、最後にバースデーソング「make a wish ▽』(▽=ハート)をファンと一緒に歌って締めくくった。
5日に32歳となって“生まれ変わる”中川は、7日から東京・渋谷のBunkamuraシアターコクーンで開幕する妄想歌謡劇『上を下へのジレッタ』でヒロインを演じる。
父・中川勝彦さんが亡くなった32歳を迎える中川翔子が父に捧げる熱唱
誰も座っていない椅子の横で歌う中川翔子
中川翔子の父・勝彦さん
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