他人のせいにする人生なんてイヤ!自分に忠実に生きるには?【私の生き方】
http://www.cosmopolitan-jp.com/trends/lifestyle/interviews/a5118/living-your-own-life-kabachan-april/
自分の人生は、自分でしか生きられないし、どう楽しんでいけるかは、毎日の選択と気持ち次第。
どんな生き方だって、自分で選んできている人は、いつだって魅力的に見えるし、自然と心惹かれるもの。
コスモポリタン日本版では、人生を謳歌しているさまざまな女性の生き方を紹介していきます。
タレント・振付師 KABA.ちゃん
1990年代から数多くの有名アーティストの振り付けを手がけ、振付師として名を成したKABA.ちゃん。
同時に、その明るいキャラクターでオネエタレントとしてバラエティを中心に活躍。
そんなKABA.ちゃんが、性別適合手術について言及したのは2015年のこと。
宣言通り、2016年に声帯を含む性別適合手術を受け、その様子をメディアを通じて公開。
戸籍を女性に、本名を椛島一華(いちか)とした今、彼女が語ることとは…?
―手術に踏み切ったキッカケは?
これまで色々なことを経験してきたんですけど、「自分がやりたいと思ったことは絶対に全うしたい」って信念だけは貫いてきました。
それに昔っからの性分で、新しいことを突きつけられると余計にそそられるんです(笑)。
前例がありません、なんて言われると「じゃあやってみたい!」って思うんです。
不思議なんですけど、そうやって信念を持って動いている時って、自然と力になってくれる人が集まってきてくれるんですよ。
姉の存在も大きかったです!
乳がんを患ったことのある姉が、「後悔しない生き方をしなさい」って背中を押してくれて。
私と姉って、実は家庭の事情で一緒に暮らしたことがないんですけど、でもすごく大切な人。
―手術を受けるにあたって不安はあった?
なかったと言ったら嘘になります。
でも、整形手術を受ける時でもそうなんですけど、毎回「このまま目が覚めないで人生を終えるかも…」って覚悟してるんです。
その辺は運命に委ねてるんですよ…。
人生の答えって、死ぬ時に出るものだと思うんです。
最期の瞬間に「ああ、色々あったけど全体的には上々だったな」って思えれば、いいかなって。
でもそれって、ひとつひとつ自分の意志で選択や決断をしていかないと納得いかなかったりすると思うんです。
他人のせいにする人生なんてイヤだし、不安もあったけど、やっとその時がきたって気持ちでした。
手術が終わったら終わったで、術後に感染症や後遺症が出てくることだってあるから、先生のOKが出るまでは安心できないんですけどね。
―手術の様子をメディアで公開した理由は?
当初は出すつもりなんてなかったんです。
でも「同じような状況にある人たちの道標になるはず」って言われて、それなら…って。
私ってすぐ丸めこまれちゃうから(笑)。
私自身、手術のこととかをネットとかで調べていた時期があったんですけど、当たり障りのない情報はすごく多いんですけど、手術を受ける側が本当に心配している術後の話やケアの正確な情報量が少なくて、本当に信用できるかどうかもなかなか判断つかなくて。
命に関わる大きな手術だからこそ、私が公開することでそのノウハウやプロセスを少しでも知ってもらえたらなって思いました。