1 :
番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイ 2b03-hplT)
2016/08/20(土) 22:10:40.62 ID:c8K3loOv0

英国のエリザベス2世女王陛下は、退位されるべきなのだろうか。
日本の今上天皇である明仁天皇は、生前退位を望む意向を示唆された。
82歳になる天皇陛下は、象徴としての務めについてのお気持ちを表明し、
「次第に進む身体の衰えを考慮すると、全身全霊で象徴の務めを果たすことが難しくなるのではないかと案じている」と話された。
公式行事において、いくつかの些細な言い間違いを重ねられている。
女王陛下は90歳である。鋭い関心を注ぐ王室記者たちがこれまで記録してきた限りでは、
公務日程は減らされているものの、これまで同様、一分の隙も見せていない。
とはいえ、何と言っても90歳だ。
王位継承者であるチャールズ皇太子殿下は70歳に近づいている。
その長男であるウィリアム殿下は34歳だ。
「若者」というより「中年初期」と呼ばれることの多い年代である。
女王陛下は、もう退位されるべきなのだろうか。
長く続く王室伝記作家の系譜のなかで最も若手であるスティーブン・ベイツ氏は、
フィリップ殿下の逝去が女王陛下の退位のキッカケとなる可能性を示唆している。
BBCは、女王陛下が21歳の誕生日に英連邦に送ったメッセージを紹介して、
「一生のあいだ、それが長かろうが短かろうが、皆さんのためにこの身を捧げることを宣言する」という一節が含まれていることを指摘した。
たとえこの約束を無視するとしても(女王陛下自身はそうしないだろうが)、このところ今ひとつ団結が緩んでいる英国において、
女王陛下が在位を続けることを強く願っているという点では、富裕層も一般の市民たちも一致している。
女王陛下は長年にわたって儀式や落成式、叙勲、議会の開会などの公務を務めるなかで、国民から多大な敬愛を集めてきた。
英国がこれまで維持してきた一連の儀典は、すべて偉大さと持続性の感覚を伝えるものだったのである。
恐らく、急進派左翼であるコービン労働党党首の支持率が低い最大の理由は、
彼が当初、英国国歌「ゴッド・セイブ・ザ・クイーン」を歌うことを拒否したせいだろう。
支配階級にとっては、女王陛下は今やかけがえのない存在だ。
英国の王冠をチャールズ皇太子に譲るとすれば、人気の点で女王陛下よりはるかに低く、
危機を愛する英国メディアとは犬猿の仲である人物が王冠を戴くことになる。
チャールズ殿下は従来、メディアに対して分かりにくい発言を続け、
前妻の故ダイアナ妃が死亡した交通事故についてもメディアを批判してきた。
またチャールズ皇太子には、一部の政策について閣僚たちに辛辣な手紙を書き、別のプランを採用するよう迫る習慣がある。
殿下に対する嫌悪の多くはアンフェアである。しかし、大衆的な人気という点で、フェアであるかどうかが問われたことなどあるだろうか。
人生がこれほど長いものになるとは、またこれほどの長期にわたって王冠を戴くことを求められるとは、21歳のエリザベス2世には知りようもなかっただろう。
だが、約束は約束だ。女王陛下にとって、天皇陛下が望まれるような生前退位は許されそうにない。
http://jp.reuters.com/article/lloyd-royals-idJPKCN10U0MX?sp=true