先日にNASAが公開した太陽の画像は、黒点がまったくないキレイ過ぎる現在の太陽の様子をとらえている。これは太陽が太陽活動極小期(solar minimum)に入ったことを示しているのだ。
太陽の活動は11年周期で変動しているといわれ、活性が最も停滞する時期が太陽活動極小期で、その特徴として黒点がまったくない状態が続く。
ビジュアル的には実にグッドルッキングな現在の太陽だが、英紙「Daily Mail」の記事では6月5日の地点で太陽黒点が16日間連続ゼロであることにも触れ、この現象は地球にとって思わぬ危険をはらんでいることを指摘している。太陽から放出される磁気嵐(magnetic storm)がいつもよりもダイレクトに地球に吹きつけられるというのだ。磁気嵐がより直接的に地球に届くとすれば当然、各種の人工衛星や航空システム、さらには電力施設網などへ悪影響を及ぼすことが考えられる。
太陽の活動が低下すれば地球に及ぼす太陽の影響力もまた小さくなるはずで、実際にこの時期には地球の気温も低下するといわれているのだが、話はそう単純ではないようだ。
太陽活動極小期には太陽風の威力は低下しているものの、太陽を包む磁場の“穴”であるコロナホールが広がる傾向にあるという。コロナホールが広がれば太陽風(solar wind)がよりダイレクトに宇宙空間に放出されることになる。そして地球に吹きつけられた太陽風は地球の磁場を乱し、磁気嵐を発生させるのだ。
磁気嵐の発生により、人工衛星や地上の配電網への悪影響が考えられ、渡り鳥の方向感覚をも乱しかねないということだ。さらに太陽風による磁気嵐は地球の上層部の大気に化学的な変化をもたらす可能性があり、稲妻と雲をより多く発生させるという。また航空システムにも影響を及ぼし、フライト中の放射線被ばく線量が増加する。
現在の“キレイ過ぎる”太陽はその好印象に反し、実に不気味な可能性を我々に警告しているようだ。
トニー・フィリップス博士が運営するウェブサイト「Spaceweather.com」で今回の太陽活動極小期が解説されている。
「太陽黒点がない状態が続いています。これは 太陽活動極小期が進行中であることを示しています。太陽活動周期のこの段階は、太陽の大気に余剰な宇宙線と長持ちする“穴”をもたらします」(「Spaceweather.com」より)
そしてもしこの“穴”、コロナホールがこのままの大きさでしばらく開きっぱなしであった場合、11年後に迎える太陽活動が最も活発になる太陽極大期(solar maximum)に地球が被る影響は計り知れないものになる可能性を指摘している。
一方でNASAも同じように近い将来の太陽活動の“猛威”を懸念しているようだ。
「私たちの太陽が現在の極小期を通過した後、激しい噴火性の活動などの太陽活動は今後数年間で普通のことになると予想されます」(NASA)
続く
以下ソース
https://tocana.jp/2019/06/post_98924_entry.html
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