自宅退去命令が出されたのは37歳未婚の男性で、一人息子だという。過去に一度働きに出たことがあったものの、1か月で辞めてしまったそうだ。自宅では皿や棚を壊すなど暴力的な時期があり、家族は保護命令申し立てを行い家から退去させたこともあった。しかし保護命令期間の1年が過ぎると、父親は仕事をせず家賃が払えない息子を自宅に連れ戻した。実家に戻った息子は依然として働こうとせずゲームに明け暮れていたため、見ていられなくなった父親が自宅退去の申し立てに踏み切った。
裁判官は、この息子が毎日ゲームばかりして自立する気がないこと、両親への態度が悪いこと、この先両親が年を取り息子を養えなくなった時に生計の道をはかることがさらに困難になることなどから、父親の主張の正当性を認めた。
弁護士によれば、父親が息子を追い出すのは珍しいケースだが、こうした事例は増える可能性があるそうだ。また、自宅退去を命じられた息子が退去しなかった場合、父親は裁判所に対し強制執行を求めることができる。退去させた息子が家に勝手に侵入した場合は、刑法の不法侵入罪によって訴えることが可能ということだ。
以下ソース
http://japan.techinsight.jp/2019/01/ai031215.html
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