TENGAの松本光一社長
男性器を差し込み自慰を楽しむ、カップ型やホール型のアダルトグッズ。21世紀に入ってもなお、日本のものづくりの先進性から取り残され、新商品といっても技術的な進歩が乏しいため、リピーターもつかず短命で終わるのが宿命でした。
しっかり研究開発をして、長く支持される「定番」を生み出したい。そのキモとなるのが、直接肌に触れるカップ内部の軟質素材の形状です。柔らかくて自由に形を作れる素材を探し求めていたある日、治療で行った歯医者さんで歯型を取られながら、「これだ!」とひらめきました。
口の中で感じた、このブルッとした弾力。幼なじみの歯科技工士にすぐ相談して、2種類の液体を混ぜて使う「デュプリコーン」という素材に行き当たり、型を作る技術を教えてもらいました。
手順はまず石膏で外側の型を作り、そこにデュプリコーンを流し込むという要領。これで軟質素材をどんな形にすれば快感へと導けるのか、じっくり研究を進めることができました。細かい部分の型作りには、子供時代に熱中したプラモデルのパテ使いも生きました。
研究の一環で、自分の局部の型もとったのですが、これはかなりの苦行でした。固まりきるまで勃起させ続ける必要があるのですが、ひんやり冷たくて縮んでしまうと台無し。ものすごい耐久力が求められるのです。
こうした試行錯誤を重ね1週間かけてつくった試作品も、1回使えばすぐにダメな点に気づく。自己否定を繰り返す工程にはつらいものがあります。これという試作品を親しい友人に配っても感想は千差万別。どうしたら万人受けする“締め付け感”が得られるのか。
ヒントとなったのは、ドラッグストアで見かけた女性用の着圧ソックスでした。足のむくみを取るために考えられた、部位ごとに圧力を変える構造に着目したのです。
自分のこれまでの試作品に限らず、当時の自慰カップはおしなべて真っ直ぐな筒型でした。着圧ソックスからの着想で、筒の途中にくびれを取り入れたら効果てきめん。これが現在もトップ人気を誇る「ディープスロートカップ」の原型です。
このように「形状に機能を持たせる」という画期的なアプローチが、TENGA発売時から今も愛される定番5アイテムへ発展していきました。
以下ソース
http://www.zakzak.co.jp/lif/news/181122/lif1811220006-n1.html
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