かすみ「はあ？」
しずく「自分を曝け出せるようになったのはかすみさんが応援してくれたからだよ！今は大丈夫でも、またきっとダメになっちゃうかもしれない…だから」
かすみ「え～？今大丈夫ならいいじゃん」
しずく「でも…かすみさんが側にいてくれないと不安になっちゃうから…だから、お願い！」
かすみ「うっ…わ、わかったよ、もぉ仕方ないなあ」
しずく「ありがとう、かすみさん！」ギュッ
かすみ「ちょっ…抱きつかないでよ！」
数年後、オーディション会場
しずく「どうしよう…みんな私より綺麗で演技も上手いほどばっかり、きっと私なんて…」
かすみ「何言ってんの、みんな大したことないじゃん
かすみんから見ればこの中でしず子が2番目に可愛くて演技も上手だよ」
しずく「2番目？」
かすみ「1番可愛いのはかすみんだからね」
しずく「あっ…ふふふ」
かすみ「ふふっ」
しずく「ありがとう、かすみさん、私行ってくるね」
しずく「お米の美味しさが味わえるお酒です❤」
かすみ「あ、しず子が出てるCMだ、ドラマの主演も決まったし、これからどんどんテレビで見る回数も増えるんだろうなあ」
♪♪♪♪
かすみ「あ、もしもし？」
しずく「かすみさんゴメンね、今日東京に帰ってくる予定だったけど、撮影が長引いて帰れるのは明日になりそうなの…」
かすみ「そっかあ、いいよ、体に気を付けて頑張ってね」
しずく「うん、ありがとう、かすみさん愛してる…///」
かすみ「なっ、なっ…///」
₍₍ jΣงﾐｲ˶^ ᴗ^˶ﾘว ⁾⁾ 💙
₍₍ 从cงι˘σᴗσ˘ว ⁾⁾ 💛
更に数年後
司会「本日のゲストはドラマにCM出演と大活躍の桜坂しずくさんです！」
しずく「こんにちは」
ピンポーン
かすみ「ん？いいところなのに…はーい」
ガチャ
しずく「えへへ、来ちゃった」
かすみ「来ちゃった、じゃないよ！自分の家あるくせになんでかすみんの家に来るの？」
しずく「え、えーと、たまたま撮影現場が近かったから…それで挨拶に」
かすみ「はあ、とりあえず上がりなよ…」
しずく「うん、お邪魔するね❤」
しずく「ぐすっ…お仕事行きたくない…かすみさんとずっと一緒にいる」ギュッ
かすみ「アラサーのくせしてなに新人OLみたいなこと言ってんの…」
しずく「だって、だって…」
かすみ「しず子のドラマ視聴率20%突破したんでしょ？
それだけ沢山の人が見てるんだから頑張りなよ」ポンポン
しずく「うん…」
かすみ「明日も早いんだから、お風呂入って寝ちゃいなよ」
しずく「うん、一緒に寝てもいい？」
かすみ「もぉ…2人で寝ると狭いのに、仕方ないなあ」
しずく「えへへ、やった❤」
俺「ぐすっ…お仕事行きたくない…かすみさんとずっと一緒にいる」ギュッ
かすみ「アラサーのくせしてなに新人OLみたいなこと言ってんの…」
俺「だって、だって…」
かすみ「ゆうすけのドラマ視聴率20%突破したんでしょ？
それだけ沢山の人が見てるんだから頑張りなよ」ポンポン
俺「うん…」
かすみ「明日も早いんだから、お風呂入って寝ちゃいなよ」
俺「うん、一緒に寝てもいい？」
かすみ「もぉ…2人で寝ると狭いのに、仕方ないなあ」
俺「えへへ、やった❤」
やっぱりかすみさんは癒されるなぁ
【週刊誌記者まさかの失態、スクープのはずが…】
いまやドラマにバラエティにCMとテレビで彼女を見ない日は無いとまで言われる、女優の桜坂しずく
今や超人気女優となった彼女だが、これだけの人気者となってもその振る舞いには全く驕りはなく、共演者やスタッフからもその謙虚で大らかな性格で慕われている
しかし、そんな彼女だからこそ粗を探してやろうと
マスコミが群がるのも当然と言える、そしてある記者は
彼女が月に数回、都内のマンションをお忍びで訪れているという情報を掴んだのだ
「マンションを訪れた日はいつも朝帰り、これは彼女にとって致命的なスクープになる」
そう鼻息を荒くする記者だったが、張り込みをして数週間
ついにマンションを訪れる桜坂しずくを目撃した
そしてマンションの一室のドアが開き、中から出てきたのはなんと小柄な女性、2人は軽くハグをした後部屋の中へと消えていった
てっきり愛人の元へと通っているとばかり思っていた記者にとって予想外の事態だったが、後に真相が明らかとなる
「彼女は桜坂しずくの高校時代の親友なんです、彼女の部屋を訪れたのもなんてことない、学生時代の親友の元へ遊びに行っただけの話です」
こうして桜坂しずくのスクープを激写するつもりが、勘違いでまさかの赤っ恥をかく結果となってしまった
>>26 ＞てっきり愛人の元へと通っているとばかり思っていた記者にとって予想外の事態だったが
間違ってないんだよなあ…
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