千歌「ダイヤさん!お帰りなさい」
ダイヤ「えぇ、ただいま帰りました」
千歌「温かいご飯すぐ用意するね」
ダイヤ「ありがとうございます」
千歌「ふんふん〜♪」
ダイヤ「遅くなるから、先に寝てても良かったのに……」
千歌「嫌だよ……だって寝ちゃったら朝になって…ダイヤさん仕事に行っちゃうじゃん」
ダイヤ「そうですけど…」
千歌「…はーい、できたよ〜」
ダイヤ「美味しそうですね。さっそくいただきます」
千歌「どうぞ〜♪」
ダイヤ「…美味しいです」モグモグ
千歌「本当?良かった〜」
ダイヤ「……」モグモグ
千歌「……」ニコニコ
ダイヤ「……」モグモグ
千歌「……」ニコニコ
ダイヤ「じっと見られると食べづらいですね」
千歌「…………」
ダイヤ「……?」
千歌「…嫌だった?」
ダイヤ「いえ…そういう訳では…」
千歌「…………」
ダイヤ「…………」
千歌「じゃあ見てるね♪」
ダイヤ「はい」
千歌「……」ニコニコ
ダイヤ「……」モグモグ
〜〜〜
千歌「お風呂の準備出来ましたよ〜」
ダイヤ「ありがとうございます」
千歌「一緒に入る?」
ダイヤ「…もう先に入ったんですよね?」
千歌「うん」
ダイヤ「なら……」
千歌「嫌なの?一緒に入るの…」
ダイヤ「いえ…そういう訳では…」
千歌「…………」
ダイヤ「…………」
千歌「なら一緒ね!」
ダイヤ「はい」
〜〜〜
ダイヤ「やはり二人で入るには狭いですね」
千歌「千歌はダイヤさんと密着出来るから嬉しいよ?」
ダイヤ「そうですか」
千歌「ダイヤさんは嬉しくない?」
ダイヤ「私も嬉しいですよ」
千歌「本当?」
ダイヤ「えぇ」
千歌「なら…ぎゅってして?」
ダイヤ「はい」ギュッ
千歌「えへへ〜♪」
〜〜〜
ダイヤ「もう寝ましょうか」
千歌「……うん」
ダイヤ「明日は早く帰ってきます」
千歌「本当?」
ダイヤ「はい」
千歌「わーい!」
千歌「………………」
千歌「でも、そう言ってこの間も遅く帰ってきたよね…」
ダイヤ「それは…」
千歌「嘘つかれるのは寂しいよ……」
ダイヤ「…約束しますわ」
千歌「本当に?」
ダイヤ「はい」
千歌「信じてるから…」
ダイヤ「はい」
ダイヤ「……そうだ、明後日は休みですし、どこかに出かけませんか?」
千歌「行かない…」
千歌「休みの間はずっとダイヤさんと…」
千歌「この部屋にいたいよ…」
ダイヤ「そうですか」
千歌「嫌?」
ダイヤ「いいえ、嫌じゃないですよ」
千歌「なら待ってるから…」
ダイヤ「はい」
千歌「早く帰ってきてね」
ダイヤ「はい」
千歌「……おやすみ」
ダイヤ「おやすみなさい」
千歌「…その前に」
ダイヤ「なんですか?」
千歌「キス…」
ダイヤ「はい」…チュッ
千歌「んっ…」
千歌「えへへ…」
〜〜〜
ダイヤ「それでは行ってきます」
千歌「うん……いってらっしゃい…」
ダイヤ「…ちゃんと早く帰ってきます」
千歌「うん…待ってるね?」
ダイヤ「はい」
千歌「…ねぇ」
ダイヤ「なんですか?」
千歌「ぎゅってして…」
ダイヤ「はい」ギュッ
千歌「……キスも」
ダイヤ「……」チュッ
千歌「ふふ♪」
ダイヤ「…もう、行きますね」
千歌「…うん」バイバイ
〜〜〜
ダイヤ(はぁ…可愛すぎますわ)
ダイヤ(毎日あんな可愛い子と1つ屋根の下なんて頭がおかしくなりそうです…)
ダイヤ(今朝も寂しそうに小さく手を振る姿…愛しすぎます…)
ダイヤ(出来るなら私だって千歌さんとずっと一緒にいたい)
ダイヤ(本当の事を言えば毎日、彼女に甘えまくりたいですわ…)
ダイヤ(でもそれは彼女が私に求めてる事です)
ダイヤ(千歌さんが好きになってくれたのは、クールな私…)
ダイヤ(本当は千歌さんにメチャクチャ甘えたい…なんて)
ダイヤ(こんなこと思ってるなんてバレたら引かれてしまいますよね…)
ダイヤ(我慢しなくては…)
〜〜〜
ダイヤ(まずいですわ)
ダイヤ(早く帰ると約束したのに…)
ダイヤ(仕事の付き合いで飲みに行ってしまいました…)
ダイヤ(怒ってないでしょうか?)
ガチャ
ダイヤ「…ただいま…帰り…ました……」
ダイヤ「……?」
ダイヤ(もう寝てしまったんでしょうか…)
ダイヤ「…………」
〜寝室〜
ガチャ
ダイヤ「…千歌さ〜ん?」
千歌「…………」
ダイヤ「…寝てます?」
千歌「…………」グスッ
ダイヤ「……な、泣いてるのですか?」
千歌「…………」
ダイヤ「ごめんなさい、約束しましたのに……」
ダイヤ「もう2度とこんな事はしないので…」
ダイヤ「どうか許してくださいませんか?」
千歌「…………」
ダイヤ「千歌さん…?」
千歌「私の事…好き?」
ダイヤ「当たり前じゃないですか、何を言うんです」
千歌「私も…好きだよ…」
ダイヤ「…わかっていますよ」
千歌「でも…同じ好きなのかな…?」
ダイヤ「はい?」
千歌「私はダイヤさんが好き…」
千歌「ずっとダイヤさんに触れていたいし、千歌の事も触って欲しい…」
千歌「ご飯の時も本当は正面じゃなく、隣に座ってくっついていたいの…」
千歌「会話なんてなくてもいいから、ずっと隣にくっついていたい…」
千歌「寝る時は私を抱き枕みたいに使って欲しい」
千歌「私の事なんて気にしないで強くぎゅってして欲しいの……」
ダイヤ「千歌さん…」
千歌「……」
ダイヤ「そうしてほしいなら言ってくださいよ…」ナデナデ
千歌「…言わなきゃ…してくれないの?」
ダイヤ「…えっ?」
千歌「抱き締めてくれる時もキスしてくれる時も…」
千歌「私がお願いしないとしてくれない…」
千歌「本当はもっとキスしてって言いたいけど」
千歌「恥ずかしいし…しつこいと思われるかなって…」
千歌「今のままでも十分甘えん坊さんだって…思われてるし」
千歌「自分でもめんどくさい所あるなってわかってるから…」
千歌「ずっと我慢してたけど……」
千歌「もう…辛いよ……」
ダイヤ「千歌さん………」
千歌「…好きなのに…こんなに好きなのに…」
千歌「お互い好きだってわかって!」
千歌「やっと一緒になれたのに!」
千歌「何でこんな思いしなきゃいけないの!」
ダイヤ「お、落ち着いてください」
千歌「…………」
千歌「……ごめんなさい」
ダイヤ「いいんですよ」
千歌「急に怒って……嫌だよねこんなの…」
ダイヤ「嫌じゃありません」
千歌「……うっ…うぅ」グスッ
ダイヤ「ごめんなさい、そんな辛い思いをさせて」
千歌「嫌いになった…?めんどくさいって思った?」
ダイヤ「思ってませんよ…そんなこと…」ナデナデ
千歌「……うぅ」
ダイヤ「私も千歌さんと同じ好きです」
千歌「……だったら」
ダイヤ「本当は毎日飽きるまで貴方を抱いていたいです…」
ダイヤ「永遠に飽きる事なんてないでしょうけど……」
ダイヤ「貴方をずっと愛していたい…」
千歌「…本当?」
ダイヤ「本当ですわ…」
千歌「じゃあ…愛してよ…」
ダイヤ「…………」
千歌「私を…」ウルウル
ダイヤ「…………」
千歌「……きゃっ!」
ダイヤ(はぁ…はぁ……いきなり押し倒してしまいました…)
ダイヤ(大丈夫でしょうか?痛くなかったでしょうか…)
ダイヤ(驚いた顔をしています…怖がらせてしまったでしょうか……)
ダイヤ(ダメです…ちゃんとクールに優しくリードしなくては…)
ダイヤ「…………」
千歌「…ねぇ……千歌…凄くドキドキしてるの…」
千歌「ダイヤさんに触って欲しくて…」
千歌「とっても…苦しいの……」
千歌「……助け…て?」
ダイヤ「…………」
ダイヤ(あぁぁ…!今すぐにでもメチャクチャにしたい…乱暴にしたい…)
ダイヤ(……でも我慢です…そんな彼女を傷つけるような事を…してはいけませんわ!)
ダイヤ(……紳士的に振る舞わないと)
ダイヤ(ま、ま、まずは髪を撫でて…)
千歌「あっ…」ビクッ
ダイヤ(可愛い……)
ダイヤ(次は頬を…)
千歌「ん…//」スリスリ
ダイヤ(あぁ…私の手に自分から頬を擦り付けて…なんて可愛いんでしょう…)
ダイヤ(次は…え〜と…キスでしょうか?)
千歌「…//」チュッ
ダイヤ(……目がトロンとしてます…)
ダイヤ(……次は何をすれば良いんでしょう?)
ダイヤ(え〜と…え〜と…)
ダイヤ(…もう一回、髪を撫でましょう)
千歌「あっ!…えへへ//」
ダイヤ(嬉しいそうです…)
ダイヤ(次は…思いっきり抱き締めてみましょうか…)
千歌「あっ!…ダイヤさん…///」
ダイヤ(…千歌さんの心臓の鼓動が伝わってきますわ)
ダイヤ(もっと強くしてみましょうか…)
千歌「あぁ…//もっと…ぎゅってして//」
ダイヤ「はい」ギュッ
千歌「ダイヤさん///大好き//」
ダイヤ「私もですわ…」
ダイヤ(…あぁ…心地良いですわ…しばらくこうしていましょう…)
千歌「…///」
ダイヤ「…………」
ダイヤ(この後は……)
ダイヤ(服を脱がせたり…胸を触ったり?)
ダイヤ(いえ!ダメです!早すぎます!そんなの全然クールじゃありませんわ!)
ダイヤ(それに胸を触るだなんてハレンチ過ぎます!)
ダイヤ(とりあえず……もう一回強く、ぎゅっとしてみましょう)
千歌「ん///」
ダイヤ(……千歌さんの吐息がさっきから耳にかかって…いやらし過ぎます…)
ダイヤ(…あぁ…頭がクラクラしますわ)
千歌「ダイヤさん…」
ダイヤ「…………はい?」
千歌「ダイヤさんの本当の気持ち知りたいな…」
ダイヤ「本当の気持ち?」
千歌「私の事どうしたいのか……」
ダイヤ「こうして愛していたいですよ」
千歌「………ダイヤさんの好きなようにして…良いんだよ?」
ダイヤ「?」
千歌「私、貴方の物になりたい…」
千歌「私の好きと同じだっていうなら」
千歌「キスの先も…して欲しいよ…」
千歌「メチャクチャにして……欲しい…」
ダイヤ「千歌さん……」
千歌「…私じゃ…ダメ?」ウルウル
ダイヤ「…………」
ダイヤ(…あぁぁぁぁ!!!)
〜〜〜
ダイヤ(んんっ…………)
ダイヤ(……もう朝ですか……)
千歌「……」スー
ダイヤ(千歌さん……)
ダイヤ(あぁ…昨夜の事を思い出してしまいました…)
ダイヤ(あの後、理性が効かなくなって…本当に千歌さんの事をメチャクチャにしてしまいました……)
ダイヤ(あんな事して引かれてないでしょうか…)
ダイヤ(嫌われてないでしょうか…)
ダイヤ(千歌さん……まだ眠ってますけど、起きた時が気まずいですわ…)
ダイヤ(もう一回寝ましょうか)
千歌「んんっ…」
ダイヤ(!!)
千歌「……ダイヤさん…?」
ダイヤ(自然に振る舞え、自然に振る舞え、自然に振る舞え)
ダイヤ「おっおはよう、千歌…」
ダイヤ「元気だった…?」
千歌「……?」
ダイヤ(思いっきり不自然ですわ!)
ダイヤ「…ごほん………おはようございます」
千歌「うん…おはよう」
ダイヤ「…………」
千歌「…………」
ダイヤ「あ、あの……昨日は…」
千歌「…千歌…嬉しかったよ……」
ダイヤ「えっ?」
千歌「ダイヤさんがあんなに千歌を愛してくれて…」
千歌「ちょっとびっくりしちゃったけど…」
千歌「ダイヤさんがもっと大好きになりました…//」
ダイヤ「千歌さん…」
千歌「ずっと一緒にいてね…?」
ダイヤ「はい…当たり前じゃないですか」
千歌「えへへ…約束だね」
ダイヤ「はい…!」
おしまい