名古屋市の河村市長
名古屋市の河村たかし市長(71)が20日、自身のツイッターを更新。読売テレビへの抗議申入書を添付して、同局に抗議し、謝罪を求めると明かした。
ツイッターで「4月5日読売テレビ『そこまで言って委員会』朴氏 河村たかし侮辱トンデモ発言」と記した河村市長は「よっぽどボクは『まあええがや』だけど。これは限度こえとる。ひどいビデオ 抗議申入書(監修北口雅章弁護士)twitterするがね。」とつづると、その数分後に抗議申入書を添付して「限度こえとる。応援してちょう」と連続して投稿した。
問題となっているのは4月5日放送の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」内でパネリストを務める朴一(パク・イル)大阪市立大大学院教授の発言で「普通の政治家というのは『減税もします』『福祉も充実します』とインチキなことばかり言う人が多い。例えば名古屋のマルマル市長いますよね、あの人なんかが典型的な例ですよ」と切り出し、その後に「ところがそんなことはありえないんですよ、経済学では」と否定的な見方を示し、司会の辛坊治郎氏から「誰ですか?」と問われると「河村さんですわ。まあ名前は消しといてください」としていた。
ツイッターに添付した抗議申入書によると、差出人は河村市長で日付は4月17日、宛先は読売テレビの大橋善光社長。文書では同番組での発言内容を記すと、「インチキ」政策として誹謗中傷していることと、偏見に満ちた没学問的な一方的な断定として、放送法第4条第4号の準則、「意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること」に反するとして同局に抗議し、同市長への侮辱にもあたるとしている。最後に「私は、貴社に対し本書をもって、断固抗議するとともに、貴社の責任において、放送法違反の報道をなしたことについて、上記番組内でのプロデューサーによる謝罪を強く求めます」と記している。
https://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/entertainment/news/CK2020042002100181.html