「奨学金」という名の悪質公的学生ローン 施行規則も何のその、「支払い能力」無視して一括繰上げ請求しまくり
http://www.mynewsjapan.com/reports/1898 国が関与する学生ローン(自称「奨学金」)最大手の独立行政法人・日本学生支援機構が、
違法な方法で「一括繰上げ請求」を繰り返していることがわかった。
一括繰上げ請求とは、本来10〜20年の分割で返済する「奨学金」について、
返還期日が来ていない部分も含めて一括で請求する、という強烈な回収だ。
卒業後の数年で数百万円といった大金を請求され、払えなければ年10%の延滞金がついて借金地獄に突き落とされる。
だが、日本学生支援機構法施行令第5条4項には、繰上げ一括請求の条件として、
「支払能力」を有していること、をあげている。同機構はこれを無視し、支払能力の調査を行っていなかった。
さらに「連絡なく延滞が続いた場合は支払い能力があるとみなす」などといった、
開き直りとしか思えない釈明で違法な繰上げ請求を正当化している。
モラルなき姿は悪徳高利貸しそのものである。
【Digest】
◇卒業後3年目で211万円一括請求
◇「一括繰上げ請求」条項
◇延滞金が容赦なく増えていく
◇難病で生活難でも480万一括請求
◇地獄に後戻りの「期限の利益喪失条項」
◇「支払能力」の大前提をごまかした訴状
◇支払能力を調べていなかった
◇回収したお金はまず元本に入れよ