「裏金でトナー購入の歴史」証拠改ざんで隠蔽 裁判所も堂々とだます自衛隊の本当の怖さ
http://www.mynewsjapan.com/reports/1844 「カラ出張はもうやめる」―そう決心した陸自古河駐屯地会計隊長の加藤好美さんは、
それまで裏金をあててきたコピー機(非官品)のトナー費など予算のつかない経費について、
自ら身銭を切ってこれを埋め、業務を回してきた。その後会計監査隊に異動し、
古河駐屯地業務隊長の「汚職」を摘発。処分がうやむやになったその直後、
加藤さん自身が「公金横領」というあらぬ疑いで警務隊に逮捕される。証拠不十分で不起訴になったものの懲戒免職に。
「横領などしていない。皆わかっているはずだ」。汚名を着せられて組織を追われた加藤さんは、名誉挽回をかけて裁判に挑む。
10年に及ぶ法廷闘争のなかで明らかになったのは、証拠を改ざんし、供述をねじまげるという自衛隊の無法ぶりと、
真相に目を閉じる裁判官の姿だった。(判決文、上告理由書等はPDFダウンロード可)
【Digest】
◇裏金やめて身銭100万円を投入
◇会計監査隊が指南する「裏金隠し」
◇うやむやにされた業務隊長の「汚職」
◇裏金つくってる警務隊が捜査
◇証拠ないまま不当逮捕
◇予算のつかない「寄付受けコピー」
◇裏金づくりやめようとしたのがあだに
◇裁判で明らかになった証拠偽造
◇虚偽の供述するよう隊員に圧力も