PS4における性的表現の修正の意味するものとは?IGN「ソニーは判断基準を示すべき」と指摘
このところPlayStation4プラットフォームのゲームにおいて、性的なものを連想させる表現、いわゆる「肌色成分」の描写について騒動が起きている。
これまで局部の直接的/間接的な描写さえなければ、何でもありとも言って差し支えないようなゲームも販売されてきた。
それらはCEROの審査は通っているものの、成人指定のアダルトソフトに匹敵するような性的表現も見受けられた。
だがソニーはそんな状況に突然待ったをかけ、規制を大幅に見直し、
新たな基準をすべてのリージョンにて適応させるのではないかということが話題になっている。
国内で反響が強くなった切っ掛けは、『ノラと皇女と野良猫ハート HD』(以下、ノラとと)に関するファンによるTwitterへの投稿によるものだ。
Switch版と比較して、PS4版のキャラクターの下着や肌が露出している大部分が白い光で覆われている。
修正の範囲は大規模だと言えるが、それによって作品の内容に変化を与えるものではないと擁護しておく必要もあるだろう。
まず気になるのは、修正範囲(隠す場所)と判断基準(隠す基準)だ。
11月2日に急遽配信されたPS4版「ネコぱら」の似たようなシーンでは、Switch版と比較してやはり湯気による自主的な表現修正が見られたが、「ノラとと」ほど激しい修正ではない。
海外に目を向けると、海外版PS4『閃乱カグラ Burst Re:Newal』のパブリッシングを務める
XSEED Gamesが、プラットフォームフォルダー(SIE)の指示によってスキンシップモードの削除を求められたため(Steamはそのままの状態でリリース)、発売延期を告知していた。
国内では2月に発売されたばかりのタイトルで、PS4だけ突然の修正が入るという流れを考えると、
PS4のプラットフォームでは夏〜秋頃を境に新基準を敷いたものと思われる。
PS4プラットフォームで性的表現の修正が多くなった理由
性的表現の修正が突然強化された理由については、ある程度判明している。
10月26日にニコニコ生放送で放送された「Happy light Cafe特別イベント」にて、成人向けゲームブランドlightなどを展開するGreen Wood代表・服部道知は、「ソニーは18禁ゲームの(PS4への)移植は世界的にできない方向に舵を切った」と語った。
さらにそのチェックのやりとりはソニーのグローバルチームと英語で行われているそうで、その口ぶりから、かなり細かい応答が求められているようだった。
その話がゲームの内容にかかわらずこの基準が用いられるとすると、アダルトゲームからの移植タイトルは大なり小なり厳しい冬の時代を迎えることになるかもしれない。
コンシューマゲームにおける表現のあり方
状況証拠が元になっている話になるが、PlayStationプラットフォームにおいて、性的な表現の扱いが厳しくなっていくのは間違いないだろう。
性的な要素を目的にしたユーザーはこれには不満を持つかもしれないが、
近年のPlayStationプラットフォームの性的な表現は目に余るものが多かったため、必要性は個人的にも感じていた。
ソニーがなぜ急激な方向転換をしたのかは分からないし、その基準もまだまだ曖昧な部分が多く不明確だ。PlayStationというブランドイメージをグローバルな基準に合わせることで、高め、保護したいという思惑があるとも言われている。
最終的な理由はソニー側に聞いてみなければわからないが、メーカーやユーザーに様々な憶測が飛び交うような極端な方針転換はやはり好ましくないだろう。
https://jp.ign.com/m/sony-playstation/30397/opinion/ps4?obtp_src=IGNJapan_BTD_1
このところPlayStation4プラットフォームのゲームにおいて、性的なものを連想させる表現、いわゆる「肌色成分」の描写について騒動が起きている。
これまで局部の直接的/間接的な描写さえなければ、何でもありとも言って差し支えないようなゲームも販売されてきた。
それらはCEROの審査は通っているものの、成人指定のアダルトソフトに匹敵するような性的表現も見受けられた。
だがソニーはそんな状況に突然待ったをかけ、規制を大幅に見直し、
新たな基準をすべてのリージョンにて適応させるのではないかということが話題になっている。
国内で反響が強くなった切っ掛けは、『ノラと皇女と野良猫ハート HD』(以下、ノラとと)に関するファンによるTwitterへの投稿によるものだ。
Switch版と比較して、PS4版のキャラクターの下着や肌が露出している大部分が白い光で覆われている。
修正の範囲は大規模だと言えるが、それによって作品の内容に変化を与えるものではないと擁護しておく必要もあるだろう。
まず気になるのは、修正範囲(隠す場所)と判断基準(隠す基準)だ。
11月2日に急遽配信されたPS4版「ネコぱら」の似たようなシーンでは、Switch版と比較してやはり湯気による自主的な表現修正が見られたが、「ノラとと」ほど激しい修正ではない。
海外に目を向けると、海外版PS4『閃乱カグラ Burst Re:Newal』のパブリッシングを務める
XSEED Gamesが、プラットフォームフォルダー(SIE)の指示によってスキンシップモードの削除を求められたため(Steamはそのままの状態でリリース)、発売延期を告知していた。
国内では2月に発売されたばかりのタイトルで、PS4だけ突然の修正が入るという流れを考えると、
PS4のプラットフォームでは夏〜秋頃を境に新基準を敷いたものと思われる。
PS4プラットフォームで性的表現の修正が多くなった理由
性的表現の修正が突然強化された理由については、ある程度判明している。
10月26日にニコニコ生放送で放送された「Happy light Cafe特別イベント」にて、成人向けゲームブランドlightなどを展開するGreen Wood代表・服部道知は、「ソニーは18禁ゲームの(PS4への)移植は世界的にできない方向に舵を切った」と語った。
さらにそのチェックのやりとりはソニーのグローバルチームと英語で行われているそうで、その口ぶりから、かなり細かい応答が求められているようだった。
その話がゲームの内容にかかわらずこの基準が用いられるとすると、アダルトゲームからの移植タイトルは大なり小なり厳しい冬の時代を迎えることになるかもしれない。
コンシューマゲームにおける表現のあり方
状況証拠が元になっている話になるが、PlayStationプラットフォームにおいて、性的な表現の扱いが厳しくなっていくのは間違いないだろう。
性的な要素を目的にしたユーザーはこれには不満を持つかもしれないが、
近年のPlayStationプラットフォームの性的な表現は目に余るものが多かったため、必要性は個人的にも感じていた。
ソニーがなぜ急激な方向転換をしたのかは分からないし、その基準もまだまだ曖昧な部分が多く不明確だ。PlayStationというブランドイメージをグローバルな基準に合わせることで、高め、保護したいという思惑があるとも言われている。
最終的な理由はソニー側に聞いてみなければわからないが、メーカーやユーザーに様々な憶測が飛び交うような極端な方針転換はやはり好ましくないだろう。
https://jp.ign.com/m/sony-playstation/30397/opinion/ps4?obtp_src=IGNJapan_BTD_1