世界中のライブSLファンに読まれている、 平岡幸三氏の本を読む話です。 作る、作らない、は関係ありません。 5ch.のウルトラ過疎スレ覚悟。
まずは平岡幸三氏が書いた本や記事を並べます。 元が表形式なので、うまく表示されるかどうか? は解りませんが 取り合えず 題名 本、又は雑誌 年、月 数値単位 その他 @Water Feed Pump Model Engineer誌 1973年1月 ABuild a 3/4" Scale Shay Live Steam誌 1974年12月から1977年1月? mm法 BTools Live Steam誌 1977年3月から1977年4月 CBuild a 3/4" Scale Heisler Live Steam誌 1979年10月から? インチ法 DBuilding the Heisler Village Press(単本) 1986年 インチ法 国会図書館 E生きた蒸気機関車を作ろう 機芸(単本) 1993年7月 mm法 FComplete Workshop Live Steam誌 1997年?月から1998月1,2月 GPennsylvania 0-4-0 Live Steam誌 1998年4,5月から? インチ法 127mmgauge HBuilding the Climax Village Press(単本) 1989年 mm法 国会図書館 IBuilding the New Shay Live Steam誌 1999年7,8月から? mm法 Jシェイを作ろう 機芸(単本) 2004年7月 mm法 KBuilding the New Shay Village Press(単本) 2007年 mm法 国会図書館 上記の12の項目の内、私が読んだのはほとんど和書で、 洋書はごく僅かしか読んでないか、又は全然読んでません。 上記の12の項目は、私が見つけた範囲だけです。 他にも米国雑誌にPennsylvania 0-4-0の89mmゲージ製作法を連載してるかも知れませんが、 現在確認出来ません。 平岡氏はこの他、1980年代頃、機械学会雑誌にライブ趣味に関する随筆を書いてますが 今私の書棚で見つからない。 また2000年頃だったかTMSに、他者が自作した主として電動模型に対する、 紹介をシリーズで書いてます。
>>2 の一覧表に抜けがありました。 LBuilding the Shay Village Press(単本) 1980年頃? mm法 この単行本には「BTools Live Steam誌 1977年3月から1977年4月」の記事が が含まれているかも知れません なお、Live Steam雑誌の発行元がVillage Press社です。 >>2 の表が見にくいので書き直して見ました。 同時に一部の番号(丸付き数字)が変化してます。 題名 本、又は雑誌 年、月 数値単位 その他 @"Water Feed Pump" Model Engineer誌 1973年1月 A"Build a 3/4" Scale Shay" Live Steam誌 1974年12月-1977年1月? mm法 B"Building the Shay" Village Press(単本) 1980年頃? mm法 C"Tools" Live Steam誌 1977年3月-1977年4月 D"Build a 3/4" Scale Heisler"Live Steam誌 1979年10月から? インチ法 E"Building the Heisler" Village Press(単本) 1986年 インチ法 国会図書館 F"生きた蒸気機関車を作ろう" 機芸(単本) 1993年7月 mm法 G"Complete Workshop" Live Steam誌 1997年?月-1998月1,2月 H"Pennsylvania 0-4-0" Live Steam誌 1998年4,5月から? インチ法 127mmgauge I"Building the Climax" Live Steam誌 J"Building the Climax" Village Press(単本)1989年 mm法 国会図書館 K"Building the New Shay" Live Steam誌 1999年7,8月から? mm法 L"シェイを作ろう" 機芸(単本) 2004年7月 mm法 M"Building the New Shay" Village Press(単本)2007年 mm法 国会図書館 「誌」とあるのは雑誌です。「単本」とあるのは書籍です。 なお、番号は大体出版時期の順になってますが、あくまでも、大体です。 随筆風の記事や短い作品紹介記事は省略してます。それらは稿を改めて書くかも知れません。 >>4 名無しさん >スレ立て乙です。 ↑ 有難うございます >"生きた蒸気機関車を作る楽しみ." 日本機械学会誌 83.736 (1980): 319-322. ↑ そうです。そのご指摘のURLです。久しぶりに読みました。 >2007年頃に連載された『鉄道模型名作探訪』とそれに続く『鉄道模型技術散策』ではないでしょうか? ↑ 多分それです。 >2009年4月号の記事ではクライマックス特有の食違いかさ歯車に関して詳述されていました。 ↑ クライマックス特有の食違いかさ歯車に関しては、I"Building the Climax"の中にも詳しい説明がありますが、 英語では解りづらいので、一度TMS版も読んでみたいと思ってます。 色々情報ありがとうございます。 >>4 名無しさん >2009年4月号の記事ではクライマックス特有の食違いかさ歯車に関して詳述されていました ↑ おかげさまで、TMS確認しました。 傘歯車には、「勾配歯」傘歯車と、「等勾歯」傘歯車と、の二種があり、 平岡氏のは後者である、という事は英文では書いてあったのが読み取れなかったけど、 TMSの和文を読んで、初めて読み取れました。 また歯車の歯を切る円形の総形カッターを、 何故円形カッターの円中心でなく、偏心させて回すのか解らなかったのも、 切削時の逃げ角を作る目的なのを、和文で知りました。 説明文は米国本の方が詳しいです。 ただ、米国本は写真がやや不鮮明、と感じます。 下記の米国本は私のコピー機の関係で縦横の縞が入ってしまっているが、 それを差し引いてもやや不鮮明、と感じます。 米国本 ↓ 日本本 ↓ 退屈でしょうが、もう少し、平岡氏の各本の説明を続けたいと思います @"Water Feed Pump" Model Engineer誌 1973年1月 Model Engineer誌は多分世界一古くからある英国の模型雑誌です。 鉄模、舟、トラクターなどの工作技術や、工作機械の作り方や、技術史も扱ってます。 内容は高度です。但し1970年代の他の人の記事では雑な図面も散見される 平岡氏の寄稿はシェイの給水ポンプに関して2ページ量 これは平岡氏の、Model Engineer誌への唯一の寄稿かと思います。 A"Build a 3/4" Scale Shay" Live Steam誌 1974年12月から1977年1月? 米国雑誌への連載。 Live Steam誌の他の記事に比べ、平岡氏の記事は、ロットリング使用の手描き図面が美しい。 この連載記事の単行本化が B"Building the Shay" Village Press 1980年頃? と考えられる C"Tools" Live Steam誌 1977年3月から1977年4月 3月号は旋盤とフライス盤について 4月号は手工具と計測器について 執筆が古いので、0.02mmの計測器はマイクロメーター。 (現在はデジタルノギス) 中古旋盤買う時の品定めの注意点が書かれているのは、多分この記事だけです。 この"Tools"は写真の美しさもあり、魅惑的な記事です。
D"Build a 3/4" Scale Heisler" Live Steam誌連載の単行本化して 下記の本が出た、と思います。 E"Building the Heisler" Village Press(単行本) 1986年 国会図書館蔵 この本は日本アマゾンでも買えます。 そのURLは、このスレに書き込むと、5ch.管理者側の 理由は知りませんが、掲載を拒否されます。 困ったモンです。 寸法単位はインチです。 ボイラーの完成写真は、F"生きた蒸気機関車を作ろう"のp242に載ってます。 ハイスラーの動輪は、普通のSLのクランク付きスポーク動輪ですが、 鋳物でなく銀ローによる組立らしい。 この技法は他のギヤードロコ製作法では書かれていません。 H"Pennsylvania 0-4-0" Live Steam誌 1998年4,5月から? 平岡氏には珍しい、127mmゲージの0-4-0入れ替え要機関車 足踏みブレーキ付き。連載の内1回分しか読んでません。 ボイラーは銅製でなく鋼製かも知れませんが、解りません。 寸法単位はインチです。
J"Building the Climax" Village Press(単行本) 1989年 国会図書館蔵 これもアマゾンで買えます ギヤードロコ三作目。 ボイラーの内火室天板が円頂式でなく水平な点板です。 煙管は、Heislerと同じ11本。 問題の、食い違い傘歯車(Skew Bevel)はその作り方が、13ページ量、 その設計法(私には難しすぎて解らない計算法)が、10ページ量、で述べられてます。 またSkew Bevel を作れない人のために、 市販の協育(歯車)社製の普通の傘歯車を買って、作る方法も説明されてます。 なお、>>4 氏が指摘してるように TMS,2009年4月号でも、4ページ量ほど、平岡氏がSkew Bevel の解説をしてます。 付録としては、 圧力計の作り方が13ページ量あり、非常に詳しい。 127mmゲージや191mmゲージで作る場合の鋼製溶接ボイラーについての、 図と簡単な説明があります。 F"生きた蒸気機関車を作ろう"機芸出版(単行本) 1993年7月 Pennsylvania鉄道0-4-0機の製作法です。 一応「bigginner」用と表紙に書いてはありますが、 大変な忍耐力を必要とする道のりの遠い工作です。 平岡氏は940時間で作ったと書いてありますが、 初心者なら、2000時間、3000時間かけて、しかも投げ出すかも知れません。 ただ、平岡氏が強調してるのは、 「書いてある通りの事を誤魔化さずにやれば、必ず出来る。 個々の作業一つ一つを見れば初心者でも出来るはずだ」 という事だと思います。 つまり困難な作業は無いが、 宗教でもスポーツでも、修行者は皆同じなんだろうが、毎日3時間、 それを1年から3年間我慢して続ける暗い情熱があるのか? という事に尽きると思います。 平岡氏はこれを山登りの一歩一歩に例えます。 第2章から第5章は、一般的な工作技法等を説明してますが、 この部分に関しては10年後に出したL"シェイを作ろう"の方が詳しいです。 L"シェイを作ろう" 機芸出版(単行本) 2004年7月 前述のとおり、一般的な工作技法は、F"生きた蒸気"よりも、この本の方が、 詳しいし、氏自身の技法の研究が進んでるので、 同じ部品ならば、こっちの作り方の方が簡単に作れるはずです。 しかし乍ら、初心者にとって、0-4-0と3気筒シェイでは、シェイの方が圧倒的に困難だろう、 という事は誰にも想像がつくと思います。 だから、どちらか一冊だけ買おうと考えてる人は、つらい選択が必要です。 それはそうと、やはり日本語本は、解りやすいです
K"Building the New Shay" Live Steam誌 1999年7,8月から? mm法 M"Building the New Shay" Village Press(単本)2007年 mm法 国会図書館蔵 アマゾンで買えます。 これは、多分L"シェイを作ろう" 機芸出版と、本論は大体同じ内容と思います。 各本の概略は以上で終わります。
平岡氏の記事で、こりゃむずかしそうだなあ、と感じるものにボイラーの銀ロウ付けがあります。 特に、煙管と火室後板の銀ロウ付けです。 ア)、ボイラーの完成後水圧検査が必要だが、初心者の場合肉眼では見つけられないピンホールから あっちこっち水漏れする事は多々あるそうです。 イ)、煙管と火室後板の接合部分は、火室の奥の方になるので、 ボイラーの完成後修理するのはほとんど無理。 しかも水圧検査は完成後しか出来ない。 ウ)、平岡氏は0-4-0のボイラーの製作時間92時間と書いてるので、 もしも一から作り直す初心者が居たら、これに倍旧する余分な時間がかかる。 もし撮影可能なら、 初心者には発見困難なピンホールのある不良銀ロウ付けの例を どアップのカラー写真で見せつける事が出来れば、有難いです。 つまり、失敗例の写真があれば、有難いです。 しかし、それをやると唯でさえ、優良とはいえ 高価な本の価格をさらに高くしてしまう、という難しさがあるのでしょう。 火室後板の穴を熱膨張させて、焼き嵌めするとか、 煙管と火室後板の双方にネジを切ってネジ留めと銀ロウを併用するとか、 嵌めた煙管を常温で管拡張器のようなもので広げるとか、 ド素人(=私)の夢想は色々出ますが、平岡氏はその程度の素人夢想は考えた上で、 技法を本に書いてるんだと思います。
私が書き込んだ「アマゾンで買える」 は、「日本アマゾンで買える」と言う意味です。 >>15 名無しさん 私はインターネットに関しては入門者級の知識しか無いし、 5ch.の仕組みに関しては、全くの素人です。 5ch.は、投稿内容が他の掲示板よりも自由(別な言い方すれば放タラカシ)だから、 掲示板そのものを潰す目的の悪質投稿も多い。 そういう悪質投稿をシャットアウトするために、 私などには解らない色々な規制を設けているのでしょう。 しかしどんな難しい規制を設けた所で、 悪意の投稿者は、その規制を積極的に詳しく調べて、スリ抜ける。 一方悪意でない投稿者は、そんな規制の事など調べる暇はないから、 規制に引っかかって、投稿を拒否されてるんだと思います。 そして特定のURLを拒否される事以外に、 「一体どういう言葉ならば引っかかるのか?」 は説明してくれないまま、何かの特定の言葉 を書き込むと、投稿拒否喰らうわけです。 と言う問題はあるが、 文句を言いつつも、私は5ch.に書き込んでるわけです。 ボイラーの煙管と火室管板の、 先を見通せない銀ロー付けについては、 もし煙管と内火室だけを組み立てただは完成の段階で、 煙管の前端と、内火室の底と、焚口を塞いで、予備の検査が出来ればいいとも考えられます。 その場合ステイボルト無しの内火室が圧力で変形しないよう木材などで補強して、 外火室も缶胴も無し、 の状態で、 本来は燃焼ガスの通路であるはずの場所に水を満たし、 水圧検査が出来る方法があればいいのでしょうけど、 2kg/㎠や3kg/㎠の低圧ならともかく、 10kg/㎠での水圧検査はおそらく無理なんでしょう。 以上は私の夢想です。 実はこの考えは、 "Model Engineer"1986年11月号の"Boilermaking without Tears" にある、5インチゲージSLの、エアテスト法を見ていて思いついたものです。 この記事を書いた(多分英国人)筆者もこれでうまくいく、とは保証してないようです。 「保証してないようです。」と、持って回った書き方を私がするのは、 "Model Engineer"には、英国ライブスチーマー独特の隠語があるようで、 同じ英文でも平岡氏執筆の簡明な英文より、読み取りにくい部分があるからです。
平岡氏による銀ロー付け技法の説明は私が知る本では、最も詳細をきわめてます。 しかし私は、ロー付けをやった事が無いので、 これだけ丁寧に書かれても、まだ解らない事が残ります。 植え込みネジの底の空間の空気はろう付けしても、膨張爆発しないのか? 例えば、10mm×10mm×10mmの真鍮ブロックに、 深さ8mmの行き止まり穴をあけ、 その穴にM3mm♀ネジをタップで切り、 そこにM3mm長さ5mmの♂ネジを植え込むと、 ♀ネジの底に3mmの空間が残る。 この真鍮ブロックとM3mmをロー付けした場合、 ネジの底の3mmの空間の空気は熱膨張して爆発したりはしないのだろうか? 或いは、 F"生きた蒸気機関車を作ろう"p147,「 図23-34 内火室番の補強リブ」 L"シェイを作ろう"p93,「 図8-50 ブッシングとリブの銀ロー付け」 は、いずれも、 仮止めのための多分φ1.4程度の♀ネジをリブ側に、盲ネジとして切ってある。 ♂ネジがピッタリ♀ネジの底につけばいいが、1mm〜2mm程度空間が残されていれば、 銀ロー付けの高温で、空気が膨張爆発する事はないのだろうか? というのが私の解らない事です
今度もボイラーだが、銀ロー付けとは直接の関係はない話です。 天井(天板)が丸い内火室には、定石として補強用リブを銀ロー付けするのだが、 t3mm, 高さ9mm, 長さ89mm(Pennsylvania 0-4-0) t3mm, 高さ10mm, 長さ104mm(シェイ) その準備として上の真鍮片とt3銅製天井板を2本の1.4mmネジで仮固定しなければならない。 著者は「この程度の事はHO模型をやってれば、大して精密な作業ではない」 ような書き方をしてると思いましたが、 1.4mm♀ネジの下穴として1mmのドリルを使い、 t3mmの銅板の向こう側にあるはずの、 補強用リブの巾が僅か3mmの上面の中心を狙って穴をあけるのは、 意外とむずかしいのではないでしょうか。 多分補強用リブの2つの下穴の間隔を決める、穴あけ用ジグ板を作って、 内火室天井とリブを別々に穴あけする事が必要と思われます。 別案としては、本の指南とは異なってしまいますが、 まずリブの穴を、盲穴にせず貫通穴としてあけてから、 このリブの穴をガイドに、内火室天井の穴をあける、 という事が考えられます。
7/26に書いた、 「t3mmの銅板の向こう側にあるはずの、 補強用リブの巾が僅か3mmの上面の中心を狙って穴をあけるのは、 意外とむずかしい」 というのは文で書くと説明しずらいのです。 そこで 極端に下手な図ですが、絵図で描くと下記です。 左図のように巾3mmのリブの中心に赤丸の穴をあけるのは、 正確な万力で保持すれば、難しいとは言えない。 しかし 右図のように青図で描いたボイラーの板の上から、 裏側の巾3mmのリブの中心に赤丸の穴をあけるのは、 意外と難しい、という事です。 絵図があまりにボロイから、次回からは手描きにしようか、と思ってます。 前述した、t2mmの銅板の外側から裏側に取り付けるべき、 t3mmの銅ブロックやリブの3mmの厚さ部分めがけて、 φ1.4mm程度の穴をあける作業で一番むずかしいのは、 ボイラー作りの終わりに近く、 外火室下部から、t3mmの火室底枠(マッドリング)に向けての φ1.4mm程度の銀ロー付け付け用の仮固定ネジ穴をあける事と思います。 関係説明の場所は下記です。 F"生きた蒸気機関車を作ろう"p149,「 図23-38 底枠の部品」 L"シェイを作ろう"p97,「 図8-67 底枠部品の寸法取りと製作」 J"Building the Climax"p108,「 図20 Foundation Ring」 既にボイラー製作終盤に近く、どうしてもボイラー各部の寸法の誤差が、 火室底枠に累積してるんだと思います。 そのため底枠は機械工作よりも、現物合わせの手作業が中心となり、 当然底枠と外火室下部の密着度は悪くなってると、思います。 平岡氏が言う銀ロー付けの理想隙間は、0.1mmから0.05mmですが、 万一私が火室底枠を作ったら、1mmから2mmくらいの隙間が出来て 泣きべそかくか、癇癪起こすかの、どちらかになってしまうでしょう。 なお、 外火室と底枠の間は、下穴をあけてネジで仮固定してから、銀ロー付けですが、 その次にやる、 内火室と底枠の間は、ネジの仮固定無しで、いきなり銀ロー付けになってます。 この内火室と底枠の間の方は、ネジの仮固定無しという方法は、 F"生きた蒸気機関車を作ろう" L"シェイを作ろう" J"Building the Climax" で共通です。
私が持っている、平岡氏のライブSL製作本は今のところ、 F"生きた蒸気機関車を作ろう" L"シェイを作ろう"(コピー) J"Building the Climax" と米国月刊雑誌の断片だけです。 "Building the Heisler" Village Press(単行本)は数値単位がインチ法なので、 "シェイを作ろう"の正規本はコピー本と重なってしまうので、 欲しいが、金も無いし買うのを躊躇してる状態です。 平岡氏がTMSに書いた、ライブSL製作本ではないもの、 即ちライブ模型の紹介や、電動模型に関する 記事の一覧は、完全ではありませんが調べた範囲で、 近日出したいと思います。
平岡氏が月刊TMSに執筆した記事は、下記の通りと思いますが、 簡単に調べただけなので、他にもあるかも知れません。 (2010年以降は調べてません) 表中「号」とはTMSの号数です 号 年 月 記事 模型作者 記事シリーズ 296 1973 2 シェイ 平岡幸三 314 1974 3 Climax 平岡幸三 753 2006 6 Duplex,T-1 米国人 763 2007 2 C53 樋口博 名作探訪1 764 2007 3 0-4-0t 内野日出男 名作探訪2 765 2007 4 アプト 前田昌宏 名作探訪3 766 2007 5 141R 児玉茂 名作探訪4 767 2007 6 0-4-4-T 大山宏道 名作探訪5 770 2007 8 EF30 三木隆 名作探訪6 771 2007 9 D52 関敏夫 名作探訪7 772 2007 10 C51 伊藤英男 名作探訪8 773 2007 11 EF58 水野誠 名作探訪9 774 2007 12 シェイ 中原・渡辺 名作探訪10 776 2008 1 C62 星野栄次郎 名作探訪11 779 2008 4 紙製電車 木村則之 技術散策1 780 2008 5 EB10 三橋亘 技術散策2 782 2008 7 Pennsy,0-4-0 山根哲郎 技術散策3 784 2008 8 EF55 鳴門健一 技術散策4 786 2008 10 コロンビア 今野喜郎 技術散策5 787 2008 11 EH10 安井健一 技術散策6 790 2009 1 2軸貨車 出羽文行 技術散策7 791 2009 2 Big boy 祖父江欣平 技術散策8 792 2009 3 ハイスラー 浮津信一朗 技術散策9 793 2009 4 Climax 平岡幸三 技術散策10 794 2009 5 写真撮影 平岡幸三 技術散策11 以上です。 いずれも、実物機械技術者としての深い視点、 多分昔の中尾氏を凌駕する美しい説明図、 の二点で読み応えのある記事です。 ただ、これらは"ライブSLの作り方"とは別の視点によるものであり、 平岡氏の本領はあくまでも、"ライブSLの作り方"であると、 私は思います。
>>23 掲載記事を紹介していただき、ありがとうございます。 名作探訪シリーズはいずれも素晴らしい作品だったと思います。 印象に残っているのはたしか水野氏のEF58には路面追従性を高めるためにロンビックイコライザが組み込まれていたり ハイスラーでは型バイトを備えたろくろのような機構でハンドレールノブを量産する手法が紹介されていました。 児玉氏のフルグレックス向けの141Rも素晴らしい作品でした。10年位前に西日暮里の某店に仕掛り品が置かれていました。 シェイは元の設計では軌間3.5インチだったが5インチに拡大するためのプランがかつてLivesteam誌に掲載されていて拡大時の注意事項が記述されていたようです。 実際に5インチ版を製作された方もいるようです。 https://modelengineeringwebsite.com/Shay_B_type_loco.html >>24 名無しさん >シェイは元の設計では軌間3.5インチだったが5インチに拡大するためのプランがかつてLivesteam誌に掲載されていて ↑ それは知りませんでした。 機芸社版の"シェイを作ろう"には5インチ版の解説は載っていないです。 その一方で、 Village Press版の"クライマックス"には、 5インチ(127mmゲージ、1/12縮尺)と、 7.5インチ(191mmゲージ、1/8縮尺)と、 クライマックスの-ボイラー解説が載ってます。 7.5インチのボイラーともなると、銅ではなく、 スチールを溶接で組み立てるように書いてあります。 もしかしたら、 「品位」を維持した部品は、 それだけで、次の部品を作る時の情熱を搔き立てる物であり、 逆に 「品位」を維持しない部品は、 それだけで、次の部品を作る時の情熱をスポイルする物なのかも知れない。 これに関してさらに、 趣味と無縁な普通の機械工場では、「品位」などは、 【何を定価いくらで作れるか?】 だけがイノチであり、 何の飯の種にもならぬ概念。 逆に 趣味の機械工作限定ならば、「品位」に拘る事も出来る。 そして非常に大雑把な把握としての 「工作」という言葉の中には、 資本主義的な1個/値段、のような要求が、忘れちまった、 単なる無償の工作の喜びがある、 のかも知れない。 今後まだ、書くかも知れないけど、 工作の「品位」という言葉については、 現在の私は、懐疑的な考えを維持しようと思ってます。
>>28 鈴木は上の方が途切れてしまいました。 以下に書き直します ↓ すいません。 平岡氏の文で、 難解なのは、「品位」と言う言葉ですね。 私の考えでは、 各部が決められた寸法に従って作られていれば、 それ以上の「品位」と言う言葉は無用と思われるのですが。 もしかしたら、 「品位」を維持した部品は、 それだけで、次の部品を作る時の情熱を搔き立てる物であり、 逆に 「品位」を維持しない部品は、 それだけで、次の部品を作る時の情熱をスポイルする物なのかも知れない。 これに関してさらに、 趣味と無縁な普通の機械工場では、「品位」などは、 【何を定価いくらで作れるか?】 だけがイノチであり、 何の飯の種にもならぬ概念。 逆に 趣味の機械工作限定ならば、「品位」に拘る事も出来る。 そして非常に大雑把な把握としての 「工作」という言葉の中には、 資本主義的な1個/値段、のような要求が、忘れちまった、 単なる無償の工作の喜びがある、 のかも知れない。 今後まだ、書くかも知れないけど、 工作の「品位」という言葉については、 現在の私は、懐疑的な考えを維持しようと思ってます。 平岡氏が月刊TMSに執筆した記事は、下記の通りと思いますが、 簡単に調べただけなので、他にもあるかも知れません。 表中「号」とはTMSの号数です TMS号 年 月 記事 模型作者 記事シリーズ 296 1973 2 シェイ 平岡幸三 314 1974 3 Climax 平岡幸三 364 1978 9 ハイスラー平岡幸三 753 2006 6 Duplex,T-1 米国人 763 2007 2 C53 樋口博 名作探訪1 764 2007 3 0-4-0t 内野日出男 名作探訪2 765 2007 4 アプト 前田昌宏 名作探訪3 766 2007 5 141R 児玉茂 名作探訪4 767 2007 6 0-4-4-T 大山宏道 名作探訪5 770 2007 8 EF30 三木隆 名作探訪6 771 2007 9 D52 関敏夫 名作探訪7 772 2007 10 C51 伊藤英男 名作探訪8 773 2007 11 EF58 水野誠 名作探訪9 774 2007 12 シェイ 中原・渡辺 名作探訪10 776 2008 1 C62 星野栄次郎 名作探訪11 779 2008 4 紙製電車 木村則之 技術散策1 780 2008 5 EB10 三橋亘 技術散策2 782 2008 7 ペンシー,0-4-0 山根哲郎 技術散策3 784 2008 8 EF55 鳴門健一 技術散策4 786 2008 10 コロンビア 今野喜郎 技術散策5 787 2008 11 EH10 安井健一 技術散策6 790 2009 1 2軸貨車 出羽文行 技術散策7 791 2009 2 Big boy 祖父江欣平 技術散策8 792 2009 3 ハイスラー 浮津信一朗 技術散策9 793 2009 4 Climax 平岡幸三 技術散策10 794 2009 5 写真撮影 (平岡幸三) 技術散策11 以上です。 いずれも、実物機械技術者としての深い視点、 多分昔の中尾氏を凌駕する美しい説明図、 の二点で読み応えのある記事です。 ただ、これらは"ライブSLの作り方"とは別の視点によるものであり、 平岡氏の本領はあくまでも、"ライブSLの作り方"であると、 私は思います。
平岡氏のライブSL本は、本来ライブを作ろうとする人のためなんでしょうが、 そうでない人にも十分面白いです。 数多くの部品(1000個以上?)を図面に基づいて±0.1mmか、 それ以上の精度で旋盤等で作るわけです。 その一個一個の部品にあけられた数々の穴が、 他のどの部品の、どの穴と結ばれるのか? 図面をにらんでも中々つかめません。 その謎解きを、パズルみたいに考えてるだけで二、三時間たってしまう。
ライブを実際に製作した経験のある方によれば精度は±0.1mm程度で十分だそうです。 微調整するための適切な遊び(ガタ)が要るのでそれ以上に精度を高めても有益どころか却って良くないとのことでした。
>>32 名無しさん 世の中には、細かい寸法など気にせず作る人がいて、 ハタで見ていて、 「そんなんで、出来るのかねぇ?」 なんて思うのですが、結局その人は出来ちゃうのですよね。 こういう人は、いい加減な事をやってるように見えても、 実は物作りの本質とかカンどころを以外に確実に押さえているのでしょうね。 平岡氏の本は、 「そのような素質を全然持っていない残念な人でも、 オレの言う通りやりさえすれば、手間はかかるが、でも作れる。」 という立場かと思います。 Pennsy、0-4-0の本を見たところ、 気筒内径は、φ22mm、公差+0.02、0 ピストンは、φ22mm、公差-0.02、-0.03 でした。 ただ平岡氏は公差はあまり厳密に考えず、「感じ」で良い、とも言ってます。 平岡先生の書籍は経験の浅い方でも無理なく作れるように工夫しているようですね。 Pennsy、0-4-0は実物はスチーブンソン式弁装置で模型の方はワルシャート式ですね。 ワルシャート式の方が外部から整備や調整が容易だからでしょうか? スチーブンソン式を実際に車軸上に設置しようとするのは難易度が高いようですね。 ましてやトーマスや善光号のようなインサイドシリンダー機の場合は台枠の内側にシリンダーと弁装置を組み込まなければならないのでさらに難易度が上がるようです。 1番ゲージのパニアタンクでは2気筒でスチーブンソン式の弁装置を組み込むためにはかなり苦労したのでしょう。 科学と模型誌の連載にあった2B1では単気筒スリップエキセンだったので製作が比較的容易だったようです。 模型は実物を忠実に再現すると二乗三乗の法則により、相対的に気筒容積毎の摩擦が増えたりするので模型に適した設計が必要なのかもしれませんね。
>>34 名無しさん >ワルシャート式の方が外部から整備や調整が容易だからでしょうか? ↑ 実物の機関車は、 内部設置のワルシャート式も、 外部設置のスチブンソン式も、ある思いますが、 ワルシャート式の方は、ピストンの動きの 90度又は270度の動き(カウンタークランク使用)と=A 0度又は180度の動き(クロスヘッド使用)と、 の二系統が別れているので、 個別に分けて、調整出来るから、比較的やり易いんじゃないか、と思ってます。 逆にシェイは、外側設置とはいえ、スチブンソン弁だから、大変な気がします。 なお、平岡氏のライブでは、 リード(先開き)は総てゼロです。 短時間の間に、停止や発進を繰り返す模型では、リードは邪魔なんだと考えてます。 >>35 鈴木 訂正 ×ワルシャート式の方は、ピストンの動きの × 90度又は270度の動き(カウンタークランク使用)と=A × 0度又は180度の動き(クロスヘッド使用)と、 〇ワルシャート式の方は、ピストンの動きの 〇 90度又は270度の動き(カウンタークランク使用)と 〇 0度又は180度の動き(クロスヘッド使用)と、 実物の話であって、模型やライブとは余り関係ないのだが、 平岡氏製作のクライマックスは、 普通なら、エンジンの弁室から出る排気管が、 シリンダの下から出ている。 (但しライブとしては外観だけのダミー排気管) そこで実物のクライマックスの写真を見ると、 これと同じ排気管がかなり有るようです。 しかし、シェイやハイスラーでは確認出来ません。 実物は一体なんで排気管がこんな妙な位置から出てるんだろう? 気筒を温めるために、排気ジャケットでくるんでいるのか? それにしては、気筒は普通の大きさだ。
>>37 >普通なら、エンジンの弁室から出る排気管が、 >シリンダの下から出ている。 >実物は一体なんで排気管がこんな妙な位置から出てるんだろう? >気筒を温めるために、排気ジャケットでくるんでいるのか? >それにしては、気筒は普通の大きさだ。 ↓の写真にもありますね もしかしたらご指摘の通り鋳造製のシリンダで気筒を温めるために、排気ジャケットでくるんでいるのかもしれませんね。 クライマックスの開発者は随所にアイディアを取り入れる方だったようなのであり得ると思います。 >>39 写真ありがとうございます。こういう写真です。 シェイやハイスラーには無いから何かの特許と関係するのか? 不思議です。 手作業で狙った場所に穴あけするのは、中々難しいのですが、 普通はまず、2本のケガキ線の交点にポンチを打ちます。 平岡氏はそのポンチを、Prick Punchで打つ、 ドリル用のポンチは、Center Punch、と区別して書いてます。 ("Live Steam" 1977年 4月 p9) より明瞭なのは、 ケガキポンチは先端角60°、センターポンチは先端角90° という説明です。 先端角90°なのは、ドリルの先端角が大抵120°だから。 ("シェイを作ろう" p341) つまり平岡氏の説明では、狙った場所にドリルで穴アケするためには、 @先の鋭いケガキポンチを打ち、そこにさらに A鋭くはないが、ドリル刃の角度に近いセンターポンチを打て という事になります。 ポンチの回数と言うものは、増えれば増えるだけ、正確度が劣化するわけで、 「ウーム、でも本当かねぇ」 ともなります。 平岡氏本は、趣味工作本ですが、 一方工場用の本では、 「穴の位置をケガキによって求め、主要な点にポンチを打ってマークをつける。 この時使うポンチをセンターポンチといい、先端角を約90°」 と書いてる ("よくわかる穴アケ・中グリ作業法" p2-24) つまりポンチは一種類。 私の考えでは、趣味工作本の平岡氏本が正しい、と思います。 先端角90°のポンチをケガキ線交点に打つのは、 工場のプロ作業者ではないない 趣味工作者としては難しいと思うからです。 人に依って色々な考えはあるとは思いますが、 【一番原始的な方法で、正しい位置に穴あけする方法】 を明示するのは大切であり、 例え現在の近代的工場の製法説明でも、 そこから出発した方が良いと思ってます。
1980年3月、機械学会雑誌 No.736 に掲載されたライブ趣味に関する随筆はTMS1980年5月号No.387 P.92 ミキストでも言及
>>42 >1980年3月、機械学会雑誌 ↑ 今本棚からこの本を見つけられないのですが、 該当記事は、クライマックスのスキューベベル歯車の自作法ではなく、 自作する時の喜びについて書いていた気がします。 >TMS1980年5月号No.387 P.92 ミキスト ↑ 山崎氏は、 「自作」という言葉が安易に使われるのに警鐘を鳴らしていて この号以外でも、どこまでが自作の範囲で、どこからは自作とは言えなくなる、 のような事を書いていたと思います。 しかし後にTMSは、キットを組んだだけの模型の記事の題名にも、 「〇〇型を自作して」 なんて付けます。 私にいわせれば、 「キットを自作するのは模型屋さんであり、 キットをショッピングした客が出来るのは、キットを組む事だけだ」 と思うのですが。 >>9 鈴木 に書いた、 "Water Feed Pump" 英国Model Engineer誌 1973年1月号ですが、 この記事の巻頭紹介文では、平岡氏を「Yokohama」と紹介しています。 シェイの完成時には、三鷹でなく横浜にいらっしゃったのかも知れません。 平岡氏のはシェイは、この時点(1973年)では完成していて、 その後の、 機芸版"シェイを作ろう"は、平岡氏の新たな設計図に基づいて別の人が製作しました。 それ以外に、米国Live Steam誌からも単行本も出ているから、ややこしい。 ワッ。1年3か月ぶりの投稿だ。 >>43 >今本棚からこの本を見つけられないのですが、 "生きた蒸気機関車を作る楽しみ." 日本機械学会誌 83.736 (1980): 319-322. www.jstage.jst.go.jp/article/jsmemag/83/736/83_KJ00001464171/_pdf ↑の記事によれば食違い傘歯車は歯すじが直線でねじれていないのでスキューベベルギアには該当しないようです。 また↓の論文も食違い傘歯車の切削の参考にしたようです。 和栗明, 宮崎年麿, 溝呂木一夫. "フライスによるかさ歯車歯切法の簡易化." 日本機械学会誌 55.405 (1952): 633-640. そういえばモデルエンジニア誌には正確堂の佐藤氏の16番のC62の記事が掲載された事もあったようですね。 当時、世界最小の実働するワルシャート式弁装置だったようです。 TMS 1975年1月号C62(No.319)、TMS 2019年10月号(No.933)正確堂C62レストア www.model-engineer.co.uk/sites/7/documents/me-3553-1.pdf www.ne.jp/asahi/beat/non/loco/locoJ6/index.html kumakuma555.blog.jp/archives/1075812244.html 特筆すべきは1975年にTMSで詳細な記事が発表されてから追随する者は殆どいなかったようです。 2000年代にNゲージのライブスチームのホームページがありましたが今では確認できません。 www.geocities.jp/ho_livesteam/ www.geocities.jp/ho_livesteam/No8_9mmlive.html 16.5mmゲージ1/80 C62.ライブスチーム 1974年製作 当時のTMSに製作記事掲載 燃料はライター用ブタンガス 22ccの水で単機で20分走行 客車牽引で約10分走行 www.v2movie.de/8NMPAeu8xS8/ 1/240スケールのライブもあったようです。 www.zen98812.zen.co.uk/steam.html Kozo A3 Live Steam Locomotive - First run VIDEO
第二次世界大戦のドイツのプロパガンダ映画。 戦争機関車とは、資材の不足、困難な条件下での保守の容易さ、異常気象への鈍感さ、迅速かつ安価な大量生産など、特に戦争の経済状況に合わせた設計がなされた機関車の通称であり、そのような機関車を「戦争機関車」と呼ぶ。 さらに、単純で弾力性に乏しい、あるいは一時的な軌道での使い勝手もあった。この要求を満たすためには、比較的高い燃料消費量や限られた耐用年数といった経済的なデメリットを受け入れなければならなかった。 戦時中の機関車は技術的にできるだけ簡素化され、輸入材料(ドイツでは特に銅)はほとんど使われなくなった。 例えば、ドイツの電気機関車には牽引モーターと変圧器にアルミニウムの巻線が、蒸気機関車には鋼鉄の火袋が採用され、ハイムストッフロックと呼ばれるようになった。 VIDEO
インサイドシリンダで歯車で減速という手法は幕末に佐賀藩で作られた手法を踏襲している。 www.mylargescale.com/threads/first-real-scratch-build.26806/ Kozo's Pennsylvania A3 Switcher in 1.5" Scale www.homemodelenginemachinist.com/threads/kozos-pennsylvania-a3-switcher-in-1-5-scale.33921/ Kozo A3 in 1.5" scale www.homemodelenginemachinist.com/threads/kozo-a3-in-1-5-scale.10775/page-15
蒸気機関車設計理論 gsd.cocolog-nifty.com/signal/cat24181390/index.html gsd.cocolog-nifty.com/signal/cat24166123/index.html
鉄道模型趣味 2022年2月号 No.961 3.5インチゲージ ライブスチームの Rio Grande K-27 リンクの説明 www.catskillarchive.com/rrextra/chapt20.Html gsd.cocolog-nifty.com/signal/cat24352211/index.html
www.cgtrader.com/items/328104/download-page www.cgtrader.com/items/88304/download-page www.cgtrader.com/items/328126/download-page www.cgtrader.com/items/2630800/download-page www.cgtrader.com/items/643418/download-page www.cgtrader.com/items/643415/download-page
The Unauthorised History of ASTER sncf231e.nl/wp-content/uploads/2021/02/ASTER.pdf
バークレー機関車工場 歴史 マイケル・オルーク著 私は10代の頃からミニチュアライブスティーム機関車を製造・販売したいと思っていましたが、1960年代後半にLGBが登場して初めてその思いが固まりました。 LGBの大きさは、手頃なミニチュアライブスティーマーとして当然のものでした。 1990年代前半にバークレー機関車製作所を設立し、マモド機関車のアフターマーケット用アルコールバーナーを製造することから始めました。 その後、マモド社の技術を使ったアメリカンアウトライン機関車(ロンサム・ダブなど)の製造に何度か挑戦しましたが、完全には成功しなかった後、 ジョン・H・ホワイト・ジュニア著「A Short History of American Locomotive Builders」に、オハイオ州ラヴェンナのジョンF・バイヤーズ機械社製の小型ギヤード機関車の広告イラストを発見したのです。 この小さな機関車は私に語りかけ、私が考えていたことにぴったりだと思った。こうして、クリケット・スチーム・モーターが誕生した。 www.sidestreet.info/locos/loco72.BLW.html www.sidestreet.info/locos/loco72.html
実物 クリケットは、ガーデンレール用の安価で入門的なアメリカンアウトラインのライブスチーム機関車として設計された。 当時、アメリカで生産された唯一のガーデンスケール蒸気機関車であった。クリケットのベースとなった広告用のラインカットは細部がほとんど描かれておらず、当時は他に図面やイラストがなかったため、 ラインカットから推測してデザインされた。そのため、「クリケット」は模型というより、機関車に対する解釈の域を出ないものであった。 このエンジンは、バイヤーズ社のカタログに掲載されている、フライホイールを火夫側に取り付けた縦型蒸気機関車1台で駆動していたと推測される。 もし、これが本当なら、機関車を現場まで運び、車輪を駆動系から外して、フライホイールからベルトドライブでホイストや製材所などの動力源として使えるはずであった。 しかし、実際はそうではなかった。最近明らかになった1896年の『Engineering News』の図面では、この機関車は左右2基の縦型エンジンで、フライホイールがないため、 可搬式動力源として使用することは不可能だった。 当時は小型の産業用機関車が多く、バイヤーの機関車がどのような市場を形成していたかを判断するのは難しい。 確かに、従来のロッドエンジンでは不可能だった勾配を克服し、採石場、製材所、工場など、急造・可搬式軌道が主流の現場でも、極めて短いホイールベースによって急曲線区間を走破することが可能であっただろう。 しかし、バイヤーズのベストセラーにはならなかったようで、バイヤーズのカタログには一度も登場せず、おそらく半ダースも製造されなかったと思われる。 この試作機関車の詳細と歴史については、こちらを参照。 www.gearedsteam.com/byers/byers.htm
ドイツのフォーラム www.schienendampf.com/forum/
ロンドンの模型ショー見物記(アレクサンドラパレス編) steam.la.coocan.jp/subpage28.html
Live steam and 3D printing gardenrails.org/forum/viewtopic.php?f=36&t=13728
鉄道史料目次 www2.biglobe.ne.jp/~inaba/siryou.html www2.biglobe.ne.jp/~inaba/siryou-95.html
Vertical Twin Steam Engine with Reverse Gear grabcad.com/library/vertical-twin-steam-engine-with-reverse-gear-24 1 CYLINDER BALANCED BEAM STEAM ENGINE grabcad.com/library/1-cylinder-balanced-beam-steam-engine-2 Corliss Steam Engine thangs.com/designer/juankmed/3d-model/Corliss-Steam-Engine-Mquina-de-Vapor-Corliss-7257 thangs.com/search/Juan%20R%20Corliss%20Steam%20Engine?scope=all トレビシックの機関車 archive.org/details/thingiverse-4542534
(G1MRA編集部注。 これは、7月(1997年)のジュビリー・エクストラバガンザで行われたJvRの講演の記録である。 この原稿の全文掲載を許可してくれたジョンに感謝します。 AsterとFulgurexのパートナーシップについては、Johnが何度も書いていますが、このメモでは、この驚くべき関係におけるストーリーを最新にし、いくつかのギャップを埋めています)。 1960年代のある日の午後、フルグレックスの創業者でオーナーのアントニオ・ジャンサンティ・コルッツィ氏が、昼食後ハートフォードの私の庭で、ゲージ1の小川鉄道が芝生を転がっているのを見ていた。 彼は私に、ゲージ1の蒸気機関車を数百台作る市場があるのではないか、もし彼がこのアイデアを試すことになったら、私が技術的な面で手助けをすることができるのではないか、と尋ねた。 当時、フルグレックスがゲージ1と関わったのは、メルクリンの最高級客車、56cmシリーズのレプリカだけで、先の大戦の直前に短期間製造され、非常に入手困難でした。 このレプリカは、スイスのWilagという会社が作ったもので、実に素晴らしいものでした。 しかし、ライブスチームは別の市場であり、実際、数百のモデルを確実に売ることができるのはイギリスだけであり、イギリスの原型が好ましいということで意見が一致した。 4-4-0なら急カーブも曲がれるし、何よりも安い。 ミッドランドコンパウンドも考えたが、外筒の形式が他の大型機関車や、うまくいけばヨーロッパ大陸の機関車にも広く応用できそうなので、結局サザンの「スクール」クラスに決定した。 アントニオはウィラッグの責任者を私のところに行かせ、私はこちらの要望を伝え、技術的な詳細をたくさん説明した。 それから長い沈黙が続いた。 ウィラッグの責任者であるウィレボルドは、これは自分の手に負えないと思ったようで、「スクール」ではなく、バイエルンの「パシフィック」を作りたいということで、フェリックス・スプリングに全部下請けに出すことにしたのだ。 やがて、ガス焚きの美しい、しかし、非常に気性の荒いパシフィックが登場した。 しかし、それはあまりにも高価なもので、中にはバーナーに全く火がつかないという人もいました。 しかし、フルグレックスの立場からすれば、それは経済的な大失敗であった。 しかし、アントニオはこのアイデアをあきらめなかった。 日本の天賞堂がフルグレックスのために、小さいゲージの電動モデルを立派に作ってくれていたので、アントニオは天賞堂に頼み込んで、アスターを見つけてもらったのだ。 アスターは、機械式の事務機、つまりハードな使用に耐えうる機械を製造していたが、新世代の電子事務との競争にさらされ、自分たちも電子化したくなかったからだ。 彼らは多角化し(現在も特殊な包装機を作っている)、不思議なことに、スタッフに熱心なライブスチームのモデラーが2人いたのである。 www.southernsteamtrains.com/misc/JvR-Aster-Development.htm
最初のアスター・スクールズ級は、1975年のクリスマス前にローザンヌから私のもとに届いた。 それは、基本的に「L.B.S.C.」のデザインに沿ったもので、非常によく走りました。 私はそれをアントニオに送り返したが、その際、幸運なことに私は報告書の2部目を郵便で送った。 その機関車は、報告書のコピーと一緒に完全に梱包され、密封されて、ある牽引車メーカーの手に渡り、アントニオに2台ほど納品されることになった。 クリスマスにアントニオから電話があり、この人が機関車は届けたが、戻っていないという。 私は激怒した。 数日後、私は技術者模型展示会に行き、牽引機商のスタンドでスクールズを見つけたのですが、そこには「我々の新しいスクールズクラス」と書かれたラベルが貼られ、問い合わせをするようにとのことでした。 この詐欺師は、もうずいぶん前に姿を消してしまった。 彼は封印を破り、機密報告書を他のあらゆる悪党に見せていた。 彼らはハエのようにそれを嗅ぎ回り、私は半ばナイフで刺されるのを覚悟で、その模型を手に取り、法的措置の脅しをつぶやきながら行進して行った。 今となっては笑い話ですが。 アントニオに電話すると、2台目のスクールズ級が届いたので、1台目を残しておいてほしいと言われた。 その歴史的な小さな機械は健在で、デボンにある。 スクールスは3000台ほど作られましたが、もしアスターが今、ほとんどそのままで、タイプCのボイラーとテンダーのハンドポンプを付けたモデルを復刻したら、さらに1000台はすぐに売れてしまうのではないでしょうか。 アスターは自国の市場があることを知り、ノーマン・デューハーストが「Oゲージ用蒸気機関車」で説明したとおり、外側のシリンダーを1本にして少し大きくした日本の2-6-0(8550)をすぐに製造した。 その後、フルグレックス社が依頼しない製品も開発するようになったが、フルグレックス社とのつながりは、長年にわたって模型機関車事業の最も重要な要素であり、より高度な模型を作るための刺激とノウハウを提供するものであった。 その代表的なものが、フランスのPLMパシフィックで、これはアントニオが幼少の頃、そして後に実物のこの機関車に出会ったことが大きな理由となって依頼されたものである。 このモデルは、ワルシャート式の弁装置を搭載した最初の量産モデルであった。 バセット・ローク社は、LNERのパシフィックやロイヤル・スコットを少量生産していたが、それらはワルシャート式の弁装置のようなものを備えていたが、正しく機能せず、単なる飾りに過ぎなかった。 PLMパシフィックはそれとは全く別物で、正しく設計されたロングトラベル、ロングラップの弁装置を持ち、長いノッチアップが可能で、高速かつ経済的な性能を発揮した。 だから800台も作られた。もちろん2気筒の単式で、まだ複式機関車の実用模型を作るには早かったのです。 また、ボイラーもスミシス式で、信頼性が高く、蒸気の出方も自由でしたが、模型では保守的なものだった。 しかし、それは20年前(1970年代)のことである。
翌年には、プロイセンの重機関車である4-6-4Tが登場し、一部は第一次世界大戦後にフランスに渡っている。 このモデルの魅力は、フランスとドイツの両方の市場に提供できることで、2つの異なるレリーフが用意されていた。 このモデルもワルシャート式の良い弁装置を備え、非常に良い走りをしたが、蒸気圧の上がった状態のボイラーに水を補給するために、ライン側の水タンクとポンプが必要で、サイドタンクは空であった。 フランス・アメリカのミカド、141RはB型ボイラーを搭載して登場した。 この機関車は、PLMパシフィックとほぼ同じ弁装置を備えていた。 車輪は小さく、ボイラーは重く、スピードは出ないが、非常に重い列車を走らせることができることがわかった。 先日、フランスの友人の鉄道で、この機関車が長い貨物列車を満足な音で引っ張り、その後、さらにノッチを上げて、急行列車を急行速度で輪送しているのを見たばかりである。 アスターはC57(日本本国向けパシフィック)にB型ボイラーを搭載し、優れた性能を発揮したが、次のフルグレックスの依頼では、スミシス式ボイラーに戻したそうで、その方が作りやすかったからだ。 その機関車はドイツの01型パシフィックで、フルグレックスの機関車の中で唯一、この機関車が登場するまで私は何も知らなかった。 私には、審査用の図面すら送られて来なかった。 その理由は不明だが、このようなミスは二度と起こらない。 このような状況なので、皆さんは設計に誤りがあったとおっしゃると思うが、失望はさせない。 グラハム・コロバーが、蒸気が出ないといって最初の1台を私のところに持ってきたのだが、通風がおかしく、排気が逆流しているのが判明した。 アスターは、この蒸気の出の悪さを改善するために、通常の3本の芯の代わりに4本の芯のバーナーを取り付けようとしていた。 私はグラハムの機関車にその必要な改造を施し、時間をかけずに見事に走らせた。 そこで私は、改良型煙突ペチコートの図面をアスター社に送り、まだ在庫のあるすべてのモデルに装着することと、私の友人のために数ダースを送ってくれるように依頼した。 しかし、この機関車の中には、短いペチコートのものがまだかなりあるようで、交換が必要である。 それ以外の点では、この機関車は非常に素晴らしい造形で、弁装置もよくできていて、適切な特急性能を確保していた。 この頃、私は日本であだ名があることを知った。「ミスター・パフォーマンス」である。
翌年には、プロイセンの重機関車である4-6-4Tが登場し、一部は第一次世界大戦後にフランスに渡っている。 このモデルの魅力は、フランスとドイツの両方の市場に提供できることで、2つの異なるレリーフが用意されていた。 このモデルもワルシャート式の良い弁装置を備え、非常に良い走りをしたが、蒸気圧の上がった状態のボイラーに水を補給するために、ライン側の水タンクとポンプが必要で、サイドタンクは空であった。 フランス・アメリカのミカド、141RはB型ボイラーを搭載して登場した。 この機関車は、PLMパシフィックとほぼ同じ弁装置を備えていた。 車輪は小さく、ボイラーは重く、スピードは出ないが、非常に重い列車を走らせることができることがわかった。 先日、フランスの友人の鉄道で、この機関車が長い貨物列車を満足な音で引っ張り、その後、さらにノッチを上げて、急行列車を急行速度で輪送しているのを見たばかりである。 アスターはC57(日本本国向けパシフィック)にB型ボイラーを搭載し、優れた性能を発揮したが、次のフルグレックスの依頼では、スミシス式ボイラーに戻したそうで、その方が作りやすかったからだ。 その機関車はドイツの01型パシフィックで、フルグレックスの機関車の中で唯一、この機関車が登場するまで私は何も知らなかった。 私には、審査用の図面すら送られて来なかった。 その理由は不明だが、このようなミスは二度と起こらない。 このような状況なので、皆さんは設計に誤りがあったとおっしゃると思うが、失望はさせない。 グラハム・コロバーが、蒸気が出ないといって最初の1台を私のところに持ってきたのだが、通風がおかしく、排気が逆流しているのが判明した。 アスターは、この蒸気の出の悪さを改善するために、通常の3本の芯の代わりに4本の芯のバーナーを取り付けようとしていた。 私はグラハムの機関車にその必要な改造を施し、時間をかけずに見事に走らせた。 そこで私は、改良型煙突ペチコートの図面をアスター社に送り、まだ在庫のあるすべてのモデルに装着することと、私の友人のために数ダースを送ってくれるように依頼した。 しかし、この機関車の中には、短いペチコートのものがまだかなりあるようで、交換が必要である。 それ以外の点では、この機関車は非常に素晴らしい造形で、弁装置もよくできていて、適切な特急性能を確保していた。 この頃、私は日本であだ名があることを知った。「ミスター・パフォーマンス」である。