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藤沢周平 用心棒初日YouTube動画>1本 ->画像>6枚


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1無名草子さん
2012/04/01(日) 23:10:45.13
立てました。まったりゆっくり語りましょう
2無名草子さん
2012/04/07(土) 14:13:38.87
恥ずかしながら最近初めて読んだ
どうしてもっと早く読まなかったのか過去の自分を分殴りたい
3無名草子さん
2012/04/08(日) 18:19:28.01
全部、読んでしまった。宝の山がある人は、羨ましい。
4無名草子さん
2012/04/10(火) 01:44:51.55
俺も全部読んだ。読み返しになってる。
それでも何度も感心する。

小説文の上手さは特筆。わかりやすくてなお描写に過不足ない。見本だな。
同工異曲もあるが、それを感じさせない。

もうね、だから文章下手な作家は投げ出したくなるし、投げ出す。
時間無駄だから。それなら藤沢を読み返す。
5無名草子さん
2012/04/15(日) 15:03:08.68
35〜40才くらいで、ほぼ読み通し。もう50過ぎ。再読すると、また、違う読み方ができている。
稀有な作家であるなあ。三屋清左衛門と同じ年になったよ。
6無名草子さん
2012/04/15(日) 15:03:58.95
暗殺の年輪 文藝春秋 1973 のち文庫
又蔵の火 文藝春秋 1974 のち文庫 
闇の梯子 文藝春秋 1974 のち文庫 
檻車墨河を渡る 文藝春秋 1975
竹光始末 立風書房 1976 のち新潮文庫 
時雨のあと 立風書房 1976 のち新潮文庫 
義民が駆ける 中央公論社 1976 のち文庫、講談社文庫  
冤罪 青樹社 1976 のち新潮文庫 
暁のひかり 光風社書店 1976 のち文春文庫 
逆軍の旗 青樹社 1976 のち文春文庫 
喜多川歌麿女絵草紙 青樹社 1977 のち文春文庫 
7無名草子さん
2012/04/15(日) 15:04:33.26
闇の穴 立風書房 1977 のち新潮文庫 
闇の歯車 講談社 1977 のち文庫、中公文庫  
長門守の陰謀 立風書房 1978 のち文春文庫 
春秋山伏記 家の光協会 1978 のち新潮文庫、角川文庫  
一茶 文藝春秋 1978 のち文庫 
用心棒日月抄 新潮社 1978 のち文庫 
神隠し 青樹社 1979 のち新潮文庫 
雪明かり 講談社文庫 1979
消えた女 彫師伊之助捕物覚え 立風書房 1979 のち新潮文庫 
回天の門 文藝春秋 1979 のち文庫 
驟り雨 青樹社 1980 のち新潮文庫 
橋ものがたり 実業之日本社 1980 のち新潮文庫
8無名草子さん
2012/04/15(日) 15:04:59.48
出合茶屋 神谷玄次郎捕物控 双葉社 1980 「霧の果て」文春文庫
春秋の檻 獄医立花登手控え1 講談社 1980 のち文庫
孤剣 用心棒日月抄 新潮社 1980 のち文庫 
闇の傀儡師 文藝春秋 1980 のち文庫 
隠し剣孤影抄 文藝春秋 1981 のち文庫 
隠し剣秋風抄 文藝春秋 1981 のち文庫 
夜の橋 中央公論社 1981 のち文庫、文春文庫 
風雪の檻 獄医立花登手控え2 講談社 1981 のち文庫
周平独言 中央公論社 1981 のち文庫 
時雨みち 青樹社 1981 のち新潮文庫 
9無名草子さん
2012/04/15(日) 15:05:31.94
出合茶屋 神谷玄次郎捕物控 双葉社 1980 「霧の果て」文春文庫
春秋の檻 獄医立花登手控え1 講談社 1980 のち文庫
孤剣 用心棒日月抄 新潮社 1980 のち文庫 
闇の傀儡師 文藝春秋 1980 のち文庫 
隠し剣孤影抄 文藝春秋 1981 のち文庫 
隠し剣秋風抄 文藝春秋 1981 のち文庫 
夜の橋 中央公論社 1981 のち文庫、文春文庫 
風雪の檻 獄医立花登手控え2 講談社 1981 のち文庫
周平独言 中央公論社 1981 のち文庫 
時雨みち 青樹社 1981 のち新潮文庫 
10無名草子さん
2012/04/15(日) 15:06:12.57
ささやく河 彫師伊之助捕物覚え 新潮社 1985 のち文庫 
潮田伝五郎置文 東京文芸社 1985 のち光風社出版
小説の周辺 潮出版社 1986 のち文春文庫 
本所しぐれ町物語 新潮社 1987 のち文庫
蝉しぐれ 文藝春秋 1988 のち文庫
たそがれ清兵衛 新潮社 1988 のち文庫 
市塵 講談社「日本歴史文学館」 1988 のち文庫 
麦屋町昼下がり 文藝春秋 1989 のち文庫
三屋清左衛門残日録 文藝春秋 1989 のち文庫 
凶刃 用心捧日月抄 新潮社 1991 のち文庫
玄鳥 文藝春秋 1991 のち文庫 
11無名草子さん
2012/04/15(日) 15:06:38.11
天保悪党伝 角川書店 1992 のち文庫、新潮文庫 
秘太刀馬の骨 文藝春秋 1992 のち文庫 
藤沢周平珠玉選 全9巻 青樹社 1993-94
半生の記 文藝春秋 1994 のち文庫 
夜消える 文春文庫 1994 のち文藝春秋
ふるさとへ廻る六部は 新潮文庫 1995 のち新潮社
日暮れ竹河岸 文藝春秋 1996 のち文庫 
漆の実のみのる国 文藝春秋 1997 のち文庫 
12無名草子さん
2012/04/15(日) 15:06:58.04
早春 その他 文藝春秋 1998 のち文庫 
静かな木 新潮社 1998 のち文庫
藤沢周平句集 文藝春秋 1999
藤沢周平未刊行初期短篇 文藝春秋 2006
海坂藩大全 上・下 文藝春秋 2007  
帰省 未刊行エッセイ集 文藝春秋 2008 のち文庫
無用の隠密 未刊行初期短篇 文春文庫 2009
乳のごとき故郷 文藝春秋 2010
13無名草子さん
2012/04/16(月) 20:27:45.09
ひとまずどれから読めばいいの?
14無名草子さん
2012/04/16(月) 22:11:46.48
用心棒日月抄 橋ものがたり あたりからで。
15無名草子さん
2012/04/17(火) 10:55:25.84
自分も初心者だが橋ものがたりを読んで魅了された
短編集の方が読み始めにはとっつきやすくていいと思う
16無名草子さん
2012/04/24(火) 23:08:34.19
山伏記が個人的にオススメなんだが
17無名草子さん
2012/04/30(月) 22:38:56.33
短編集でも、初期作品は初読の人にはオススメしないなぁ
清左衛門、蝉しぐれ、
短編集なら「夜の橋」、「臍曲がり新左」、「本所しぐれ町物語」
18無名草子さん
2012/05/01(火) 17:13:08.52
悪党伝おすすめ
19無名草子さん
2012/05/02(水) 01:15:13.60
よろずやが楽しめた。
20無名草子さん
2012/05/02(水) 12:28:24.38
藤沢周平の総合スレ的なのってここでいいのかな(´・ω・`)
19日の朝8時過ぎからNHKラジオ第一の文芸館で「雪あかり」の朗読あります。
http://www.nhk.or.jp/bungei/archive/1205.html
21無名草子さん
2012/05/02(水) 18:34:15.93
橋ものがたりの表紙、めっちゃ青いやつあるよね
なんであんなのにしたの?
22無名草子さん
2012/05/03(木) 08:13:24.25
これ?
藤沢周平 用心棒初日YouTube動画>1本 ->画像>6枚
個人的には新潮の方が好きだわ
藤沢周平 用心棒初日YouTube動画>1本 ->画像>6枚
23無名草子さん
2012/05/03(木) 10:21:55.59
これです
藤沢周平 用心棒初日YouTube動画>1本 ->画像>6枚
24無名草子さん
2012/05/03(木) 11:23:21.74
>>23
人間失格とかもこういう表紙で出てるのいったよね。
名作を集めてこういう表装のシリーズにしてるんじゃない?
25無名草子さん
2012/05/03(木) 15:14:08.55
>>23
ああこれかw
このシリーズ最近よく見るね
真っ白だったり真っ赤だったりするのも見た気がする
まるで買う気になれないわ
26無名草子さん
2012/05/03(木) 18:05:11.98
敢えて先入観もたせないようにするためかもしれんね
かなり微妙だけど。
27無名草子さん
2012/05/04(金) 00:41:33.42
個人的には文春文庫の表紙絵が好きだけど、時代の流れにのって萌え表紙絵でラノベ層を取り込むとかは。

逆に藤沢作品で現代物とかSF、ファンタジーものってないのかな?

昨年まどかマギカを見て思ったけど藤沢
周平的ヒロイズムって現代物との親和性もあるんではないかと思う。
28無名草子さん
2012/05/04(金) 09:30:00.13
>>27
萌え絵に描ける作品あんまないだろw
蝉しぐれくらいか?
29無名草子さん
2012/05/04(金) 17:04:30.55
>>28

蝉しぐれ、たそがれくらいやったら女性が表紙におってもいける…かな?

よく考えたら藤沢ヒロインズは妙齢の女性が多いような。

いっそ全員女性の海坂藩という設定で釣るとか。
30無名草子さん
2012/05/05(土) 12:42:24.62
萌え絵に一番シンクロするのは獄医シリーズのおちえだろうな、ツンデレの先駆けみたいな娘だし
もちろんそんなゴミみたいな表紙イラストにしたら出版社に猛抗議ものだが
31無名草子さん
2012/05/05(土) 19:34:32.38
佐知「・・・」
32無名草子さん
2012/05/06(日) 00:13:29.01
獄医と用心棒読んでないけど、そんなツンデレさんが藤沢ヒロインにいたのか。

個人的には祝い人助八のはつさんを推したい。
33無名草子さん
2012/05/06(日) 09:51:18.02
藤沢作品のツンデレ代表は臍曲がり新左をおいて他にない
34無名草子さん
2012/05/06(日) 23:24:16.96
登を追いかけて煎餅持って屋根の上にあがってくるおちえ可愛い
獄医シリーズでは、叔父さんが金にならん仕事だとこぼしながらも高熱の子供を全力で診るシーンに次いで好きだ
35無名草子さん
2012/05/08(火) 00:05:17.50
藤沢周平さんは、奥さんが亡くなったことにすごい落ち込んで、そのかなしさを紛らわすために小説を書いてたって聞いて、時々短編集などで出てくるいたたまれないほどの不幸な結末や話の行く末を見てると、あぁ、こうやって紛らわしてたのかな。
他人の不幸話を自ら創り出して、それこそメシウマじゃないけど、自分の悲しみを紛らわしてたのかなって思ってしまう。
短絡的すぎるからもっと深いところを読まなくちゃ作者に失礼だなw
36無名草子さん
2012/05/08(火) 00:17:10.28
奥さんが亡くなったとき
「一人では地図も読めなかったあれが冥土で迷わずに歩けるのか、いっそ私もついて行ってやるべきではないか」
と思ったという話がいかにも藤沢さんらしいよな

初期の短編集のバッドエンド連発についてもどっかでコメントがあった気がしたが失念
37無名草子さん
2012/05/08(火) 12:21:34.46
藤沢さんは「鬱屈したものを抱えてないと小説は書けない」みたいな事言ってたけど、本当だなと思う。
実兄の苦労といい亡き妻といい、人の痛みを誰よりも知ってるからこそ、
色々と発散して描けるものがあるんだろうな
漫画家だって売れる前は素晴らしい漫画描くけど、一度頂点に立ち、物欲が満たされると冴えない人居るもんな
38無名草子さん
2012/05/08(火) 13:55:20.87
藤沢さん、教師時代の生徒について
「私の教え子たちは皆堅実に慎ましく生きている。そのことを非常に誇らしく思う」
と言っていたそうだ
これもこの人らしい温かさだよなぁ
39無名草子さん
2012/05/15(火) 01:19:20.28
親父の遺品というわけでもないんだけど
5年前に死んだ親父の本棚に藤沢周平作品がたくさんあったので
せっかくだからちょっと前から読み始めてみた。
この人の作品は庶民よりも武士が主人公の話のほうが面白いなという印象。
そういう作品を中心に選んで読んでるせいもあるのだろうけど(蝉しぐれ、用心棒シリーズ、隠し剣シリーズ、よろずや平四郎など)。
読破するにはまだしばらくかかりそうなので意外な発見を楽しみにしてます。
あと初期の作品はやっぱり暗いかなというのも実感してます
40無名草子さん
2012/05/17(木) 21:21:47.27
>>39
同感 蝉しぐれは夢中になって読んだなあ。
用心棒シリーズ、よろずやも一気に読んだよ。
そして雪明かりとかに行くと、ガラっと雰囲気変わるんだよね。
いや、これはこれで嫌いではないんだけど、やっぱ活劇が好き。
41無名草子さん
2012/05/19(土) 08:51:37.52
ラジオ文芸館よかったわぁ
42無名草子さん
2012/05/20(日) 20:20:25.08
若い連中に「何か面白い小説ありますか」と聞かれて藤沢作品を薦めると、
「時代小説ですかぁ?」と、八割方「マジかよ?」みたいな顔されるw。
で、読んだ奴は100%ハマって同世代の連中に勧め、同じように「マジかよ?」みたいな顔されて、
「いや、超面白いんだよ。一冊でいいから読めよ!」とか説得してるのを見てニヤニヤしてるw。
43無名草子さん
2012/05/20(日) 20:42:52.86
回天の門をこれから読むよ!!

何か一言

44無名草子さん
2012/05/21(月) 00:00:21.14
45無名草子さん
2012/05/21(月) 08:45:12.32
>>42
そうやって着々とフジサーを増やしてるんですね
46無名草子さん
2012/05/21(月) 13:37:42.51
>>43
回天の門は自分は途中挫折した。
藤沢さんの歴史小説は一茶は好きだけど(歴史と呼ぶのか分からんが)、
基本的になんかイマイチなんだよなー…
市井もの>武家>歴史な感じだ

イマイチといいつつ藤沢小説はコンプリートしてるけども。
47無名草子さん
2012/05/21(月) 20:58:46.36
まだ序盤だけど
掴みはなかなか上々 >書いてんのモン
48無名草子さん
2012/05/21(月) 21:10:54.55
『義民が駆ける』は面白かったよ。
藩内の治者、被治者、さらには幕閣と、それぞれの思惑が
すごくリアリティを感じさせる感じで書かれてた。
49無名草子さん
2012/05/25(金) 12:00:31.30
藤沢歴史小説って、歴史の傍流で翻弄される人たちはガシガシ描くけど
歴史の本流にはあまり触れんからどうしても派手さには欠けるよな
司馬作品の清河八郎の印象がいい意味でぶっ壊れて面白かったけどな、回天
50無名草子さん
2012/05/26(土) 13:07:02.32
藤沢さんの歴史小説は説明部分が多く、感情的というよりどこか理性的に書かれているような面があるんだよな。
ご本人曰わく、歴史小説は客観的事実を追求した上で書く、みたいなことをどこかで仰っていた気がする。
まぁ自分は元々、歴史小説よりも時代小説派な人間なのだけど
51無名草子さん
2012/05/26(土) 23:06:02.16
蝉しぐれ読み終わった。
面白すぎて久々に食いつくように読んだよ
切なくて爽やかだな、読んですごく良かったわ
52無名草子さん
2012/05/27(日) 16:17:39.96
蝉しぐれ読んだ後に一青窈の「かざぐるま」を聞くと涙出る。
一青窈の曲は不思議と、藤沢周平の世界観にマッチしているんだよね。
多分、詩が婉曲的で独特であり且つ音楽が和風チックだからかもしれん
53無名草子さん
2012/05/27(日) 16:19:37.30
>>42
因みに若者に勧めるなら、何ですかね?
54無名草子さん
2012/05/27(日) 21:04:06.57
42じゃないが、初心者受けしそうなのはよろずや平四郎あたりかな。
文章はいつも通りしっかりしてるし、いい意味の軽さがある。セリフ回しもいいね。
55無名草子さん
2012/05/28(月) 12:19:08.00
>>42
闇の傀儡師
56無名草子さん
2012/05/28(月) 12:28:44.52
アンカミス>>53
57無名草子さん
2012/05/28(月) 17:16:25.22
【芸能】読書芸人・オードリー若林、純文学への愛語る
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1338182434/
「たまにミステリーとかも読むんですけど、“面白いな”とか“巧いな”とか思っても、純文学ほどガッツリこないんですよね。
純文学って荒れ球っていうか、たまたま“バチッ!”と当たった時の気持ちよさがものすごいから。
あらゆる娯楽の中で、“あっ!”“あるある!”って思う時の共感のインパクトが、純文学って段違いなんですよ。
藤沢周さんの『オレンジ・アンド・タール』なんてあまりに共感し過ぎて、あれ? これ俺が書いたんだっけ?って思ったくらいで(笑)」  
58無名草子さん
2012/05/28(月) 17:17:07.60
誤爆
59無名草子さん
2012/05/29(火) 20:23:46.66
藤沢作品、ラジオ深夜便の松平定知さんの朗読から。
文庫本を買って朗読といっしょに楽しむ。
三屋清左衛門残日録、用心棒日月抄
用心棒は次々読みたくて4冊読破
海鳴りは聞いたり聞かなかったりで本屋にもなくて完読していない。
橋物語など雪明りなどなどほんとうに次々と読みたくなった。

小さいとき、新聞の連載の挿絵の侍の絵なんかで見たときは
興味もなかったけれど、いいなあと思うのは年取ったからかな・・
文庫本で7〜8冊、読み返しては頭の中で又八郎が役所広司さんで
活躍していますよ。
60無名草子さん
2012/05/30(水) 00:50:57.49
用心棒シリーズは好きで読み返すけど、凶刃だけは開けない
細谷源太夫がもう無理
藤沢作品で一番好きなキャラクターなだけにあの落ちぶれぶりは悲しすぎる
61無名草子さん
2012/06/01(金) 21:24:29.22
NHKでは又八郎は村上弘明だったので
今でも再生は彼。
62無名草子さん
2012/06/02(土) 00:12:41.15
NHKは92年ですね・・そのころはTVはとんと見ていませんでした。
村上弘明さんが又八郎でしたか。
蝉時雨の朗読から本屋に行けば藤沢作品を買っていましたから
私の頭の中では、用心棒は役所さんのお若いころの大胆かつ人情味のある
長身の又八郎が動き回ってるんです。

村上さんで見たかったです・・・92年、子育て真っ只中でした・・
63無名草子さん
2012/06/02(土) 19:34:27.51
「腕におぼえあり」は今ちょうど「時代劇専門チャンネル」でやってるよ。
七月はこんなのもあるらしいし。
http://www.jidaigeki.com/regular/fujisawa/index.html

有料放送だけどね。
まあいろいろと…今2ちゃんねるではB-CASカードが話題になってるけどさ。
おっとっと。
64無名草子さん
2012/06/02(土) 23:01:52.73
>>63
藤沢周平作品のドラマはどれも微妙だな
花の誇りも原作とちょっと違ったし。馬の骨、もたしか奥さん元気な設定に変わってなかったっけ?
清左衛門も好きな作品だけど敢えてドラマは見たくないな

本所しぐれ町物語のドラマがDVDレンタルやってて見たけど、
藤沢周平独特の最後の数行がナレーションされててまぁまぁだった
映像は陳腐だったけど。
65無名草子さん
2012/06/03(日) 08:09:43.31
民放の藤沢作品のドラマ化は原作ずれまくり。
それと、蝉時雨の映画は全然別物。
その点、NHKは忠実だと聞いたけど。
なにひとつ見たことはない・・・
66無名草子さん
2012/06/03(日) 12:27:20.40
>>65
自分は映画蝉しぐれを見て、藤沢周平にハマったけどな
原作では親父の遺体を運ぶシーンが友人とふくだったけど、映画ではふく一人出てきてなんか感動的だった。
NHKは音楽がイマイチだったな。少女少年時代も大人の俳優が演じていたのは頂けない…
67無名草子さん
2012/06/14(木) 00:00:54.62
民放での用心棒は小林稔待さんだった
原作と違いがっかり。再放送だったので
現在の小林さんと比べてしまうのか若さがないと思った。
NHKの村上さんも見てみたい、再放送してくれるといいな。
NHKはかなり藤沢作品をやってくれていたんですね。
68無名草子さん
2012/06/15(金) 00:48:22.22
NHK版は残念ながら見てないんだけど
村上弘明の又八郎、黒木瞳の佐知、坂上次郎の吉蔵あたりはなかなか良さげな感じ。
ただ大富静馬が片岡鶴太郎というのはさすがにイメージと違いすぎなんだがどうだったんだろう
69無名草子さん
2012/06/16(土) 10:08:14.68
時専で「悪党狩り」を観て、あまりの改変ぶりにのけぞった俺が通りますよ
70無名草子さん
2012/06/16(土) 23:49:45.04
いろはカルタ

”い”いつも揉めてる海坂藩
”ろ”路銀作るに小柄売り
”は”春に生まれておはるちゃん

続く、かも
71無名草子さん
2012/06/19(火) 19:01:24.20
つかぬ事を伺うわけだが、「秘太刀馬の骨」の解説の件、どのようにお考えか。
1995年以来折に触れて読み返すし、さまざまな説も読み申したが、いずれの説も腑に落ちんのじゃ。
72無名草子さん
2012/06/19(火) 20:50:00.30
と、申しますと
73無名草子さん
2012/06/19(火) 21:40:00.18
おう。早速のレス忝のうござる。
かの書を読み終え、出久根達郎氏の解説を読む。と、

>秘太刀の名称とばかり思いこんでいたが、実は、この小説の「意外な人物」を示唆するキーワードであったのだ。

とあり、最終章の杉江の描写を引用し、とどめに

>読者の大半が、「真の犯人」を間違えて読まれていたはずである。

…これを、受けてネットで調べると諸説紛々。

わしは、馬の骨の遣い手探しよりも浅沼家の再生こそが本筋であると出久根氏は言いたかったのだと読んだのだが、自信がないのじゃ。

そう思った理由は、
・馬の骨の遣い手が雑誌掲載時と違う(誰が遣い手でも大差ないという示唆)。付け加えると、連載完結から単行本化に間がなく、また、物語のつじつま的にもどちらでも成り立つことからも、藤沢先生がはじめから遣い手の変更を考慮していたのではないかと思われる。
・出久根氏の解説で「真の犯人」と括弧付きで触れている。つまりこれは比喩で「主人公」と読み替えるべき。
・この解説は藤沢先生の存命中に書かれており、当然、先生もこの意見を了承されていたと思われる。

ここにお集まりの衆の意見を伺いたいと思ったのじゃ。どなたかご教示願えんかの。
74無名草子さん
2012/06/20(水) 00:49:51.21
謎解きは難儀でござる
諸説ござろうが読み手それぞれの思うことが
この物語の魅力なのでござろうか・・

皆様のご意見、私目も興味深深でござる・・
75無名草子さん
2012/06/20(水) 18:49:09.30
構成としては、五人の弟子のドラマをそれぞれ短編的に描いて、それを二本のタテ糸で繋いでいる。
一本は当然秘剣の遣い手探しの線で、もう一本が杉江さんの回復という線。

表向きの本筋はやっぱり前者だろうけど、ミステリー好きの藤沢さんにしては、結論に捻りがない。
秘剣の遣い手は矢野藤蔵よりも兼子庄六の方がしっくり来るけど、これとて意外性はない。
遣い手が誰かということは、この作品では確かに重要な点ではないんだろう。

杉江さんの話は確かに作品中で一番心に残るところだし、最後を締めてはいるけど、本筋というには
描写が控えめに過ぎる感じはある。

出久根さんの解説は、後者こそ本筋、と言ってるのではなく、この作品のタイトルは、表向きの筋の
他に隠喩しているものがありますよ、って趣旨だと思う。

あと、解説は、当然作者も見るだろうけど、だからといってその見方にお墨付きを与えたという証に
なるわけでもない。そういう風に見てくれても構いません、という程度じゃないのかな。
76無名草子さん
2012/06/25(月) 20:31:29.79
同意
77無名草子さん
2012/07/06(金) 23:38:00.97
『盲目剣こだま返し』の加世さんの情愛には胸を打たれる。

「・・・急に指をからめるような、強いにぎり方をした。小さく、しめっぽい掌だったが、
握りしめて来た指には力がある」

この辺の描写が美しくて好きだなあ。
78無名草子さん
2012/07/08(日) 01:38:42.38
市井+浪人が好きだな
用心棒とかよろずやとか

藤沢と池波は俺の両巨頭
あとルビがウザいけど森村誠一
79無名草子さん
2012/07/08(日) 16:48:47.40
ラジオで偶然「神隠し」を聞いた
おタカの行方が気になって次週が待ちきれず買ってしまったわ
そして今日 最終回を迎えたわけだが
80無名草子さん
2012/07/11(水) 00:47:16.74
先日BSプレミアムでやってたNHK版の蝉しぐれを初めて見たんだが
加治織部正が出ないとはやってくれたな。
要所で文四郎を助ける大物感あふれる人物で原作で特に好きなキャラの一人だったのに
81無名草子さん
2012/07/17(火) 22:16:17.51
暗い、湿っぽい
司馬や池波と違って徐々に忘れ去られる作家だよ
82無名草子さん
2012/07/18(水) 12:42:05.56
それはないなあ
83無名草子さん
2012/07/20(金) 07:08:30.93
トトロは何回も見てしまうが、火垂るの墓は気が重くて見返さない
藤沢も同様
84無名草子さん
2012/07/20(金) 07:15:18.96
数冊読んだだけでわかった気になられてもな
85無名草子さん
2012/07/20(金) 09:43:15.17
適当に録音しまくってたラジオに文芸館の雪明かりと深夜便の海鳴りが入ってたよ
時代小説は全く興味なかったんだけどまざまざと風景が浮かび上がってくる細かい描写と人情味が今時の作家と別次元で驚いたわ
20代でこの宝の山に気づけた俺は幸せかもしれない
今日は橋ものがたりと冤罪と海鳴り買いに行くよ(´・ω・`)
――いま、跳んだのか。
86無名草子さん
2012/07/20(金) 19:33:51.02
藤沢が重いとか普段ラノベばっか読んでるんじゃないか?
87無名草子さん
2012/07/20(金) 22:06:34.36
藤沢重平w
88無名草子さん
2012/07/21(土) 07:43:34.50
重いと感じる輩は多分、今流行りの書き下ろしものばっかり読んでるんだろうね。
佐伯の「密命」も「用心棒日月抄」からパクったって本人が言ってるくらいだし
濃密で読む時間を要することに慣れていないんだろう。
用心棒やよろずや、清左衛門、立花登にしてもシリーズにしてくれればもっと楽しめられたのにと
思ったりするが、敢えて止めたような気がしてならない。
いずれにしても新作がもう読めないというのは悲しいことだわな。
春秋山伏記も続巻があったらなぁ・・・という嘆きはかなり共感できる御仁も多数であろう。

藤沢で重いと感じるなら山本周五郎は全く受付られんだろうけど随分と勿体無い話だな。
89無名草子さん
2012/07/21(土) 10:20:31.79
名前ばかり聞くけど山本周五郎も藤沢レベルの人情味溢れるじんわりくる作品あるの?
ちょっと読んでみたい
90無名草子さん
2012/07/21(土) 11:01:58.23
周五郎は文体がちと古風なのが難
面白いけど俺は没入できなかった
91無名草子さん
2012/07/21(土) 11:41:43.97
周五郎は面白いけどちょっとくどいというか、説教くさいのが玉にキズ。
作者の個性もあるだろうけど、時代背景も影響してるかな。
92無名草子さん
2012/07/22(日) 17:13:16.63
周五郎は「ながい坂」がおすすめ
ここの住人なら「蝉しぐれ」と比べてみるのも一興かと
93無名草子さん
2012/07/22(日) 17:18:56.85
「女人剣さざ波」を寺島しのぶで見たい
「臆病剣松風」を堺雅人で見たい
94無名草子さん
2012/07/22(日) 19:16:26.67
>>93
堺は無いなあ
なんかあやしすぎる
95無名草子さん
2012/07/23(月) 10:01:17.34
>>95
そうだね、見下される下士が耐えながらっていう所は共通してる。
上下巻たっぷり時間かかるが何度も読み直ししたよ。

長編では他に「さぶ」「赤ひげ」を
短編では「あだこ」「かあちゃん」あたりを推薦しておく。

スレチで申し訳ないがついでに
藤沢をすべて読破してしまい、他に同じ匂いのする作家を見つけて読んでる人教えてくれないかな?
歴史ものは苦手なのでできれば武家、市井ものが希望。

ちなみに俺は今、多岐川恭をひたすら読んでる。
ただこちらも藤沢同様に新作は読めないのですぐ枯渇する・・・ハァ・・・

96無名草子さん
2012/07/23(月) 20:37:07.90
>>95
ベタだけど葉室麟とかどうかなぁ
97無名草子さん
2012/07/23(月) 20:57:50.51
葉室さんは狙いすぎてるように思う。藤沢周平ほどの巧さは感じないな。
98無名草子さん
2012/07/24(火) 15:13:44.73
>>89-92
自分は元々山本が好きでその後藤沢を読むと物足りなく感じたな
山本ならしっかり結末まで書いてくれるであろうところを藤沢はぼやかしてはっきり書かない
好みの問題だろうが
99無名草子さん
2012/07/25(水) 13:04:47.33
人それぞれですから・・
100無名草子さん
2012/07/25(水) 13:15:29.67
>>95
同じ雰囲気というのでは 乙川優三郎 はどうでしょうか

五年の梅、蟹など

「蟹」は情景が藤沢作品と同じように頭の中で繰り広げられる思いでした。

101無名草子さん
2012/07/26(木) 08:10:04.59
95のアンカーは>>92のミスでした、すんません。

>>96
ありがとう、1度読んでみますわ。
ウィキで見たら宮部なんちゃらって女作家が「藤沢のようだ」って言ったらしいね。
読む前からハードル上がるけど、そもそも宮部って女が偉そうに批評するのが納得いかないw
直木賞の選考作家って何であんなに変なのが多いんだろう?

>>100
乙川優三郎は何冊か読んでいます。
「安穏河原」「生きる」「早梅記」「霧の橋」あたりですが、とにかく泣かせる作品が多いですね。
「五年の梅」「蟹」はまだなので読んでみます、ありがとうございました。


昨夜は山本の「ちいさこべ」を読了。
なんとも言えない爽快感があってお薦めしておきます。
藤沢で言うところの「泣かない女」に共通するものがあると・・・<飽くまでも私見
102無名草子さん
2012/07/26(木) 16:03:31.40
>>101
宮部さんって貴志作品の評でも自分が書こうとしていた物を先に書かれたってあってもやっとした事あるわ

しかし藤沢作品全制覇すごいな
自分はまだまだだが楽しみが残ってると思っておこう
103無名草子さん
2012/08/16(木) 00:34:01.42
>>92
山本周五郎の小説は読んでるとムカついてくる
藤沢周平の小説はそんなことが全然ない
ながい坂より風の果て
104無名草子さん
2012/08/16(木) 00:36:58.12
>>64
NHKの腕におぼえありと残日録は傑作だろ
風の果てはひどかったが
105無名草子さん
2012/08/16(木) 00:41:30.18
>>81
まともに読んだことないだろ
むしろ池波のほうが消える

>>83
藤沢周平の小説は何度読み返しても面白い
106無名草子さん
2012/08/16(木) 00:44:21.92
>>75
秘太刀馬の骨は藤沢作品としては珍しく駄作だな
晩年の作だから衰えたのだろう
107無名草子さん
2012/08/16(木) 00:46:43.08
>>103
好きなものを持ち上げるのに
他を貶める必要はない
108無名草子さん
2012/08/17(金) 21:59:03.32
貶めたっていいだろ
現に山本周五郎の小説はつまらないのだからな
109無名草子さん
2012/08/17(金) 22:01:00.32
藤沢周平の主人公は心がみな小市民だからよい
110無名草子さん
2012/08/17(金) 22:02:16.35
心が小市民だから感情移入ができる
111無名草子さん
2012/08/17(金) 22:03:23.25
池波は過大評価されすぎだな
ストーリーが全く面白くない
筆がうまいだけ
112無名草子さん
2012/08/17(金) 22:05:37.89
小市民の話でも臭くならないのがいい
その意味でも話を臭くしたNHKドラマの風の果ては認められない
113無名草子さん
2012/08/17(金) 22:08:47.71
藤沢周平の小説は決して臭くも暗くもない
114無名草子さん
2012/08/17(金) 22:10:25.68
ここを誤解してるやつが多い
暗いのは本当のごく初期だけ
用心棒ですでに面白い
115無名草子さん
2012/08/17(金) 22:14:54.94
やはり池波よりシパレンだな
116無名草子さん
2012/08/17(金) 22:16:38.55
>108
普通なら華麗にスルーなんだが
参考までに山本の作品を何作読んでるのか教えてくれ。
できれば作品名もな。
117無名草子さん
2012/08/18(土) 04:40:21.74
藤沢作品の主人公は性格がいい
山本作品の主人公は性格が捻じ曲がってる
118無名草子さん
2012/08/18(土) 16:34:23.87
いい加減な奴と生真面目な奴が親友にいる場合
その中間の性格の主人公になることが多いような気がする
119無名草子さん
2012/09/02(日) 15:53:19.11
>>101
葉室作品は藤沢周平に似てるとよく聞くが、果たしてどうだろうなぁ…
葉室作品は武士とか、なんか精神の高みを描いた作風が多い。
直木賞と川〜と、実朝の首とあと何か忘れたが四冊読んだだけだけど…
藤沢周平の底辺に生きる人々の情緒を美しく豊かに、そして儚く描いた感じとどこか次元が違う。
どちらが勝っているかなど語るにもアレだが、やはり藤沢周平の読みやすく美しい文章を超える時代小説作家はまだないな
120無名草子さん
2012/09/02(日) 22:09:21.29
葉室さんは少し興味あるんだけど、まだ手をつけてない。
個人的な印象だけど、タイトルの響きにちょっと力みが感じられるというか。
でもそのうち読んでみようと思う。
121無名草子さん
2012/09/04(火) 09:50:14.21
藤沢の愛読者は実は謙虚でひたむきな登場人物に憧憬を持つ人間が多いのではと思う。
それは自分にないものを追い求めるかのように真反対の行き方をしてるから。
石原慎太郎が都議会の会議中に藤沢全集を読んでたとニュースを見た時感じた。
また山田洋次が美しい短編を勝手に単純につなぎ合わせた駄作映画を見た時にも感じたことだ。
前者の作品などは論外で読む気にもならないが、藤沢作品を読んで大衆の気持ちを組んだ政治とは無縁な
言動を見る度に嫌悪感を感じる。
後者は一見、人情味溢れる作風で大衆映画を製作してはいるが、実は浪花節を自己満足のために作り自分自身に
酔っているかのようにしか見えない。

という斜めからしか物事を見れない自分も同類項のひねくれ者に属するのだと思う。
謙虚にひたむきに生きる人間への道のりは長い・・・
122無名草子さん
2012/09/10(月) 19:31:52.55
藤沢のまで読んだ
123無名草子さん
2012/09/10(月) 19:49:31.11
>>119
清河八郎みたいな歴史上の人物を扱うのはあまり上手くないと思った
内面に拘りすぎて、歴史に残るほどの人物の魅力が無くなっているというか
124無名草子さん
2012/09/10(月) 22:52:47.80
122みたいなヤツが藤沢の純粋な作品を読んでいるという現実
125無名草子さん
2012/09/18(火) 15:41:40.96
文春文庫は藤沢周平の小説にまで差別云々の断り書きを入れてる
あまりにも作者をなめてるだろ
126無名草子さん
2012/09/18(火) 15:51:06.14
というより>>121は藤沢作品読んでないだろ
謙虚でひたむきな登場人物と言ったら蝉しぐれの主人公くらいしかない
そいつも最後に殿様の妾と不倫してるしなw
藤沢作品が面白いのは話がとてもみみっちいところ
127無名草子さん
2012/09/18(火) 15:54:43.54
用心棒はちっこい藩のもめごとのわりには人が死にすぎて辟易するな
まあ面白いが
128無名草子さん
2012/09/18(火) 15:56:54.97
山田洋二が面白いのは男はつらいよシリーズ
晩年の作品で評価するべきでない
129無名草子さん
2012/09/18(火) 15:58:44.01
しかし時代小説で面白いのは藤沢周平だけだな
ほかに面白い作家っているのか
130無名草子さん
2012/09/22(土) 19:03:00.29
山本周五郎も池波も小卒だからな
文才があっても構成力はなかったんだろ
藤沢は文章力も構成力もトップクラスだと思う
山田風太郎も「時代小説」のカテゴリにあてはめていいんなら
藤沢と肩をはれる
131無名草子さん
2012/09/24(月) 19:07:17.54
>>124
ここがどこか忘れてはいまいか
132無名草子さん
2012/09/27(木) 13:02:00.95
藤沢ってそこまでいいか?
池波や芝練の方が面白いよ。
133無名草子さん
2012/09/27(木) 20:17:34.09
>>132
柴田錬三郎は今読むとさすがに古臭く感じる
池波正太郎は湿っぽい話でも読後感が爽やかだね
134無名草子さん
2012/09/27(木) 20:19:47.64
シパレンはおもしろいが時代小説というより伝奇小説
135無名草子さん
2012/10/07(日) 06:29:33.51
じゃ周五郎の短編読むといいよ。ひとごろしなんて
みんな読んでないだろうけど
実生活に役に立つしなにより面白いすぎる。
136五関敏之
2012/10/08(月) 01:45:04.62
せやのう
137無名草子さん
2012/10/08(月) 07:00:48.33
藤沢周平と山本周五郎は似て非なるもの
山本周五郎は主張が熱を帯び作中に著者が発言しだすこともしばしば
藤沢周平はそういった小説としての完成度を崩すことはしない
つまり山本周五郎の小説には人生論があり、藤沢周平の小説には人生そのものがある
138無名草子さん
2012/10/08(月) 08:02:53.60
じゃ藤沢でなにか良いの教えてよ。読んでみる。
北原亞以子進めるよ。
139無名草子さん
2012/10/08(月) 09:04:41.60
>>137
同意。昔の人はよく、周五郎と周平は似てると言ったものだが全然違うよな
藤沢周平にはまってから、周五郎にも手を出したらあまりの違いにびっくりした。
嘘じゃねぇかよ!、て。
140無名草子さん
2012/10/11(木) 20:58:27.45
助平なおっさんの妄想を叶える小説
141無名草子さん
2012/10/12(金) 00:28:43.40
藤沢はユーモアがなくてねぇ。周五郎は代表作はマジだけど
短編は笑うよ。
142無名草子さん
2012/10/12(金) 00:43:05.30
本所しぐれ町物語とか、よろずや平四郎活人剣とか、笑える場面も多いがなあ。
話の最初から最後まで笑いっぱなしというのはそりゃないけどさ。
143無名草子さん
2012/10/12(金) 06:40:53.40
ユーモアは池波だな
144無名草子さん
2012/10/12(金) 13:25:24.16
藤沢周平、ユーモアの代表は短編「臍曲がり新左」をおいて他にないだろう
短編小説は全て読破したが、何故か一番好きだ
145無名草子さん
2012/10/12(金) 18:00:18.75
「冤罪」も微笑ましくて最後、ほっこりします。
146敗訴一声会さくら接骨院親歌代英二
2012/10/13(土) 03:39:37.95
>>136
rqq
147無名草子さん
2012/10/15(月) 01:07:16.79
>>137
それ、向井敏の解説書と同じじゃん。まあそう思うけどね。
人生があるって、でも、あんた臭すぎ。草葉の陰で藤沢も苦笑する。
小説は小説。時代小説はファンタシイ。楽しめばいいだけ。

たまたま人間心理の機微、機制を不自然にならない形で、
読者にあまり意識させずにすんなり提示できちゃう端正な小説つくり、
それが出来る資質、実力があるから読者もそんな気になれるだけ。
本来はそれが当たり前なのに、出来る作家が少なくて、
冗長にならないハードボイルドでそれが出来る藤沢が傑出してるだけなんだよ。

>>144
ああ、藤沢は一番好きな作家だけど、とくにユーモアなんて求めてない。
あの程度が順当の作風。

へそ曲がり新左と、あの異曲作品なんてったっけな、よくつくって出来てる。
でもそれが一番と思うなら、まだまだだと思うよ、正直。

ほんとはさあ、あの凡作の唯一の現代小説、早春だっけ、あれが藤沢なんだよ。
148無名草子さん
2012/10/15(月) 22:26:55.17
評論家の先生が多いですなw

>でもそれが一番と思うなら、まだまだだと思うよ、正直。

この辺が「俺様はすべての作品の善し悪しがわかる」と言わんばかりですな。
人によってお気に入りがあるのは自然のことだし、山本と藤沢の共通点も沢山ある。
それをどう思うかはそれこそ本人次第なのだから、それを批評するのは笑止千万。

「早春」だって自然な流れで市井の男の日常を描いた作品だと思うけどね。
それを「凡作」と評価するなら「まだまだだと思うよ」と言ってやりたいわなw

個人が何を好むかは自由だし勝手。
だが第三者がそれをこき下ろすのは具の骨頂だね。
「剣呑」と言った方が時代小説風でいいかもしれないが・・・
149無名草子さん
2012/10/15(月) 23:44:48.09
>>148
何、この上から目線。嫌い。
150無名草子さん
2012/10/16(火) 08:34:39.82
変な流れだな
上から目線はどっちかというと>>147だと思うが…
藤沢周平好きはわかるが他人の感想をこき下ろすような書き方は良くないと思うぞ
151無名草子さん
2012/10/16(火) 20:17:00.45
147だが、誰がこきおろしたんだ。
俺に、うん、というやつが多いと思ったんだがな。

ナイーブ(=バカ)なやつが多いな。
152無名草子さん
2012/10/16(火) 22:00:48.95
ナイーブってバカって意味なのか?
繊細とか純粋って意味だと思ったんだが。
難しい人の心は深くて理解できんな。
153無名草子さん
2012/10/17(水) 03:19:34.47
自意識過剰の中二病に人生の思い入れたっぷりに語られても困るだろうな
154無名草子さん
2012/10/25(木) 19:20:11.90
10年ほど前、鶴岡に行って湯田川小学校でこの人の文が掘り込まれた碑
を見たけど、人柄が忍ばれる小さな石碑だったよ。
155無名草子さん
2012/11/05(月) 19:18:03.95
>>154
渋いな〜
なにか思ったとか、心の中で声をかけたりした?
156無名草子さん
2012/11/06(火) 18:36:23.86
>>155 失業して、新たな仕事について出張先でした。
失業中、あなたの本で励まされました。と、報告いたしました。
157無名草子さん
2012/11/09(金) 18:44:58.79
じ〜んときたね・・
158無名草子さん
2012/11/12(月) 11:58:58.20
いいね
159無名草子さん
2012/11/13(火) 18:15:59.09
特に励みになったのはどの作品?
160無名草子さん
2012/11/13(火) 23:35:38.72
>>159 暗殺の年輪に入ってる「溟い海」 
「周平独言」という随想集。藤沢さんが苦闘していた時期が綴られています。 
「たそがれ清兵衛」所収のの多様な人生です。
161無名草子さん
2012/11/13(火) 23:44:18.73
160です。「たそがれ清兵衛」所収の多様な人生です。

「の」がダブりました。すいません。
162無名草子さん
2012/11/14(水) 00:52:03.26
同じく失業経験のある身だが、『一茶』は心にグサリと来たな。
読んだのが失業中の時じゃなくてよかった。

藤沢さんも、物書きなんてまっとうな人間のやることじゃない、みたいなことを
どこかで言ってたけど、そういう健全な良識があるから書ける作品だと思う。
それでもラストの描き方なんかはキレイで、優しくて、ジンと来る。
163無名草子さん
2012/11/15(木) 18:47:23.31
>>160
周平独言は実家にあったな
読んでみるかな
164無名草子さん
2012/11/17(土) 12:07:13.87
一応貼っとこう

【海外】日本ブームに沸くロシア…20代女性「日本のものなら何でも好き」 日本式ダイエットなるものも
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1353111208/

モスクワで14日、今年で第46回目を迎える日本映画祭が始まった。
オープニング作品は藤沢周平原作、北口景子主演の名作「花のあと」。
会場は日本映画ファンで埋め尽くされ、上映終了後、中西健二監督が表現した日本の自然美と繊細な情景描写に、
惜しみない拍手が送られた。 (以下略)
165無名草子さん
2012/11/25(日) 21:27:15.09
一茶、いいよな〜。。
166無名草子さん
2012/12/02(日) 17:52:43.06
>>164
一応訂正しておくお。

×北口景子
○北川景子

小説の方は大好きな短篇作品の一つだが、映画の方も結構よかったお。(´・ω・`)
167無名草子さん
2012/12/02(日) 19:05:56.56
この人は、いや、古い作家達は文章というものの流れ、わかりやすさ、美を追究して追究して・・

作品を生んでいたんだろうなと
168無名草子さん
2012/12/06(木) 21:15:08.95
藤沢周平の作品はそんなに読んでないけど、周五郎はずいぶん読んだ方
で、周平について言えば、周五郎と違って登場人物全体にいい意味で
思春期の面影があるということか?やたら周五郎読んだ人間のいい加減な感想と思ってくれ

後周五郎のユゥモアも笑えるぞ、「明暗嫁問答」とか「わたくしです物語」とかいい
、後「風流化け物屋敷」。何ていうか(温かい目という意味で)天然ボケとか
ズレた人のこと書いてる。最近の挙動不審な人とかを意地悪に観察したりする形の下手な芸人や
ギャグマンがより数倍マシ
169無名草子さん
2012/12/08(土) 11:14:22.08
まずスレ違いですいません。

>>168
おいらは逆で、藤沢さんの作品はほぼ読んでいますが、周五郎さんのは「小説日本婦道記」しか
読んだことがありません。

周五郎さんの作品で、ユーモア路線ではなく、哀切感が漂うようなお薦めの短編集はありませんか。
よろしくお願いします。
170無名草子さん
2012/12/08(土) 15:34:32.94
みんなの中で、鶴岡市の藤沢周平記念館に行ったことある人っている?

藤沢ファンの端くれとしては、一度見てみたいななんて思うけど、
自宅(愛知県)からは遠いし、貧乏暇なしだし、むつかしいなあ・・・
行ったことがある人は、感想なんかを教えてほしいお。(´・ω・`)
171無名草子さん
2012/12/09(日) 20:22:16.50
<<169

短編「町奉行日記」内にある「晩秋」などがいいです。
後、短編集「花匂う」、「おごそかな渇き」、「雨の山吹」がいい。
172無名草子さん
2012/12/09(日) 20:23:35.36
すいません

>>169

でした
173無名草子さん
2012/12/10(月) 12:43:05.77
>>171
169です。どうもありがとうございました。
まずは「町奉行日記」と「おごそかな渇き」の2冊を注文しました。届くのが楽しみです。

本レス主題の藤沢さんについては、最近文春文庫から「甘味辛味」という、
小説ではなくて、藤沢さんの業界紙編集長時代のコラム集と評伝からなる本が刊行されてたのを知りました。
これも面白そうなので、注文。これで年末までの読書予定ができました。
174無名草子さん
2012/12/14(金) 19:25:40.00
記念館なるものがあるとはじめて知った。
そりゃ一度行きたいですね。
175無名草子さん
2012/12/15(土) 00:55:32.47
いいですね、記念館!
僕としては、そのおまけ的な感じで、庄内の美味いものが食いたいかも。
風景も楽しめるし、作中に出てくるカラゲとか玉こんにゃくなんかも食べてみたいところですね

誰か庄内行った人以内のかなぁ…
176無名草子さん
2012/12/15(土) 20:12:13.73
玉こんにゃくはタレによってかなり味が変わりますよ。
味噌タレだと、まあ、おでんのような感じ。
177無名草子さん
2012/12/21(金) 18:17:53.54
ものがこんにゃくだけに美味ってものではないと想像してる。
でも一度は体験してみたいかな。
178無名草子さん
2012/12/24(月) 11:39:24.70
>>175
カラゲとはエイヒレの煮物でして甘辛味だよ。
179無名草子さん
2012/12/24(月) 12:16:23.33
検索するとでてきますね
カレイを丸ごと使ってそっくりなものを祖母が作ってたのを思い出しました
180無名草子さん
2013/01/05(土) 13:07:58.88
山形の人はいないのかな?
帰省してからげを食べたかな?
181無名草子さん
2013/01/05(土) 17:47:05.55
用心棒では 1 の最後、台所で由亀がわらべ歌を口ずさんでいるところに
又八郎が帰ってくる、熱い茶を入れてくれという、由亀は奥の祖母にも声をかける
ばばさまもお茶を上がりますか・・ここがなんとも春の訪れ、いい心地の描写で
一番気に入っている。
2のこがらしの用心棒も好きだ、用心棒同士の心の通い、又八郎の情の熱さ、人柄。
182無名草子さん
2013/01/06(日) 19:19:19.55
こんにゃくと聞いたらおでんが食べたくなったなあ。
こんにゃくはやわらかいが噛みやすくはない。
婆様には食べやすかったのか、そうではなかったのか、ふと考える。
183無名草子さん
2013/01/08(火) 00:50:05.23
鶴岡に行きたいなあ。
五間川の風景の中に、この身をあずけたいよ。
184無名草子さん
2013/01/08(火) 13:33:24.60
>>181
用心棒シリーズは、いいですよね。おいらはかなり前に読んだので大分忘れてしまっているが、
「用心棒日月抄」の中で小さなエピソードとして出てくる
夜鷹のおさきが殺されてしまう話が哀れで、一番心に残っているよ。

あと、4シリーズを通して、用心棒仲間の細谷源田夫と嗅足組の佐知を生かしておいてくれたことは、
藤沢さんに感謝している。どちらかが途中で死ぬなんてことになったら、
悲しくてとても耐えられなかっただろうな。

>>183
おいらも行ってみたいけど厳しいよ。
そのため、鶴岡市の鶴岡書店が出している「藤沢周平とその作品ゆかりの地図」っての
を買って暇なときに眺めては楽しんでる。
http://www.authen-net.com/tsuruokashoten/maptop.html

ステマみたいなレスになって、ごめんね。
185無名草子さん
2013/01/08(火) 13:58:35.17
184です。間違えた。

×4シリーズ
○用心棒シリーズの4作品
186無名草子さん
2013/01/08(火) 22:27:51.88
細谷は用心棒パート、佐知は本来任務パートでそれぞれ欠かせない存在だからねえ。
用心棒シリーズの面白さはこの両パートの使い分けにあると思ってるので
両パートのキーパーソンであるこの二人はさすがに殺せなかったと思う
187無名草子さん
2013/01/10(木) 19:21:45.26
職業が用心棒や探偵なんて、ロマンだよなあ
188無名草子さん
2013/01/14(月) 20:32:25.86
記念館にはカラゲや玉こんにゃくのレシピもあるんだろうか。
189無名草子さん
2013/01/15(火) 11:38:05.08
赤かぶの漬物が食べたい。
190無名草子さん
2013/01/26(土) 19:41:59.08
日月抄の最終巻は書かないほうがよかった。
人はみな老いるけど、それを汚らしく書く必要はないだろう。
ちょうど父が脳梗塞で惚け、母が手術後に弱ったころで
シリーズの続きで明るさを期待して読んだときに暗い気分にさせられた。
東北人の限界なんだろうな。
191sage
2013/01/26(土) 22:40:39.62
>>189
俺は蕨たたきが食ってみたい
192無名草子さん
2013/01/27(日) 20:45:37.57
>>190
感じ方は人それぞれ
読む人に脳梗塞で倒れた人がいるかもしれないから
ここは省こうなんて思う作家はそういまいて。
たまたま、あなたがそういう境遇だったということ
193無名草子さん
2013/01/27(日) 21:23:55.80
その時の境遇感情によって同じ本でも感じ方って変わるから面白い

若い頃と今とじゃやっぱり違うしね
小さな頃はケンシロウが好きだったけど今はラオウの事もわかるとかそんな感じ
194無名草子さん
2013/01/28(月) 13:18:34.20
藤沢さんにすれば、あんたの親のことなんて知らねーよ
こっちが先に書いてんだから後付けで親の脳梗塞が辛い、あんなのはいらねって
言われてもなァ・・何言ってんだって呆れるだろうね

それだったら、五体不満足なんて、書くなよ、辛いじゃネーかよ!って乙武さんとこに大勢がデモしそうだよ
195無名草子さん
2013/01/31(木) 21:53:21.55
>>188
カラゲという言葉に拘るとは鶴岡か?みたいな会話があの一帯では交わされるのかな
196無名草子さん
2013/02/05(火) 20:16:49.80
カラゲと呼ぶのは鶴岡の人だけらしいね
197無名草子さん
2013/02/06(水) 21:50:26.62
>>170
エッセイストの岸本葉子さんのブログ見てたら記事が
http://www.kishimoto-fan.com/blog/2013/01/post-157.html
行ってみたひ(*´ー`)
198170
2013/02/07(木) 13:55:49.95
>>197
ブログの記事の紹介、どうもありがとうございました。
藤沢さんの書斎が再現されているのですね。興味津々だなあ。

恥ずかしながら岸本葉子さんの本は読んだことがないので詳しくは知らないのですが、
もうガンの方は克服されたのかな。
一冊だけ「四十でがんになってから」という本が未読で積んだままになっているので、
時間をとって読んでみます。(´・ω・`)
199無名草子さん
2013/02/09(土) 12:11:04.85
蕎麦美味そうだなあ
後で近所の蕎麦屋いこ
200無名草子さん
2013/02/12(火) 20:31:54.33
書斎か。。
藤沢さんは煙草は吸う人だったのかな?
少しだけ黄ばみがかった本が並んでいたりして、味わいありそうな妄想をしてみた。
201無名草子さん
2013/02/13(水) 21:06:16.56
煙管とか吸ってたら渋いね。
でも本を黄ばませちゃあいかんでしょ。
202無名草子さん
2013/02/14(木) 11:05:05.10
そのそも藤沢さんって煙草を喫ってたのかなあ。
確か結核で入院してたことがあるから、吸わないものだと自分では
勝手に思い込んでいたんだけど。

藤沢さんの『帰省』(文春文庫)の「ひとりで煙草を」っていうエッセイの中に、
山手線のホームで他人から煙草の火を貸してくださいと頼まれて、
「・・・いそいそと持っている煙草の灰をおとして相手に差し出す」なんてくだりがあるので、
喫煙者だったようにも思われるお。

知っている人がいたら実際のところを教えてほしいお。(´・ω・`)
203無名草子さん
2013/02/16(土) 23:15:45.63
すっごいヘビースモーカーだったけど、ある朝とてつもない眩暈に襲われて禁煙を決意したそうな。
エッセイにあるよ。
204無名草子さん
2013/02/17(日) 15:54:41.68
>>203
へえー、そうなんだ。教えてくれてどうもありがとうございました。
お手数だけど、そのエッセイのタイトルとそれが収載されている本のタイトルってわかりますか。
興味があるから、教えてもらえると助かるお。(´・ω・`)
205無名草子さん
2013/02/17(日) 16:13:45.01
>>204
新潮文庫『ふるさとへ廻る六部は』収録の『禁煙記』ですね。
ちょっとしたエピソードを知ろうと思ったら、阿部達二著、文春新書の『藤沢周平 残日録』がオススメです。
向井敏著、文春文庫の『海坂藩の侍たち 藤沢周平と時代小説』も良いですよ。
206無名草子さん
2013/02/18(月) 00:02:13.26
>>205
204です。ていねいなご回答、どうもありがとうございました。

『ふるさとへ廻る六部は』(新潮文庫)は読了して本棚に入れてあったので、
さっそく「禁煙記」を探して読み返しました。わーっ、藤沢さんがすごく煙草を吸うことが
ちゃんと書かれていました。
読んだはずなのに、すっかり忘れてしまっていた自分の頭の悪さに悲しくなりました。(´;ω;`)

向井敏『海坂藩の侍たち』(文春文庫)は、持ってはいるのですが、途中読みのまま
積ん読になっています。時間を見つけて読まなくては・・・

阿部達二『藤沢周平 残日録』のことは、まったく知りませんでした。早速注文しました。
こういうときに、スレの方々の知恵が借りられるっていうのはスゴイなあと改めて思いました。
どうもありがとうございました。(´・ω・`)
207無名草子さん
2013/02/22(金) 20:36:50.62
当時で言うチェーンスモーカーなのはわりと有名だけどね
208無名草子さん
2013/03/01(金) 19:45:27.28
煙草をくわえた著者近影を見たことがあったかな
209無名草子さん
2013/03/12(火) 00:55:26.94
新潮文庫の橋ものがたり「殺すな」の277ページなんだけど、
>「お峰がいとしいか、吉蔵」
>吉蔵は、善左エ門を見た。善左エ門はその眼にうなずき、ごくりと喉を鳴らした。
これって
>吉蔵は、善左エ門を見た。吉蔵はその眼にうなずき、ごくりと喉を鳴らした。
の間違いではないの?
上は、吉蔵の眼を見て彼の気持ちを善左エ門が納得したという意味で通じるし、下は吉蔵が善左エ門に頷いて返事をしたとも取れるけど。

あと、「まぼろしの橋」の286ページの、急にいそいで祝言をはやめたのであった。
ここ読んでて「…?」と思ったんだけど、「急に」「急いで」「早めた」って何か変な感じがしない?日本語的に正しいのかな。
驚愕して驚いた と似た引っ掛かりを覚えたんだが。藤沢周平がそんな間違いはしないか。
まだ冤罪と橋ものがたりの2冊しか読んでなくて、ほとんど藤沢作品を知らないんだけど、こういう言い回しはよく使われてるのですか?
210無名草子さん
2013/03/12(火) 11:30:19.12
違和感はない、早めたことを強調、時間的に流れが、今までゆったりと
流れていた川が岩場に差し掛かって急流になり水が盛り上がり
水の流れがドンと速くなった・・という印象
話しの流れと捉えたが。人それぞれだから、個人的なものですが・・
211無名草子さん
2013/03/12(火) 21:26:28.98
>>209
>吉蔵は、善左エ門を見た。善左エ門はその眼にうなずき、ごくりと喉を鳴らした。

ごくりと喉を鳴らしたのは善左エ門でOKだと思います。
ここは、次の言葉(「いとしかったら、殺してはならん」)がつかえそうになるのを、喉を鳴らしてやり過ごしたところなので。


>急にいそいで祝言をはやめたのであった。

これは指摘されるまで気づかなかった。俺もおかしいと思います。
こんな書き方はしない作者ですが、橋ものがたりは作者初期から中期ごろの作品だから
まだ雑なところがあったのかもしれないですね。
212無名草子さん
2013/03/13(水) 11:49:31.50
>>209
209さんが鋭い語感をお持ちの方であることはわかりましたが、俺はいずれも特に違和感は感じませんでしたよ。

「殺すな」の方の
「吉蔵は、善左エ門を見た。善左エ門はその眼にうなずき、ごくりと喉を鳴らした。」
については、211さんのような解釈になるんじゃないかな。不義の噂のために自分の妻を
殺したことがある善左エ門にとって、「いとしかったら、殺してはならん」という言葉を吐くには
それなりの覚悟のようなものがいるから、
それが、"善左エ門はその眼にうなずき、ごくりと喉を鳴らした"っていう表現につながったんだと思います。

「まぼろしの橋」の方の
>急にいそいで祝言をはやめたのであった。
209さんは、これは重複表現になっているのではないかとおっしゃりたいと理解したのですが、
まず「はやめたのであった」の部分は、この文の前の方にある「...今年の秋にでも、と言っていたのが、...」が
係ってきていますから必要な部分になり、これで問題はないと思います。

残る部分の「急にいそいで」って箇所は、
http://blogs.yahoo.co.jp/huzi2149/61459043.htmlにあるように、
「急に」「急いで」をそれぞれ副詞的連用語と捉えた場合、似通っている言葉を重ねて強調するってことは、
ありますから問題ないと思います(重複表現ではなくて)。
このあたりは英語なら、suddenly and quicklyって表現が該当するような感じですね。

俺自身、藤沢さんの言葉使いで気付いたのは、藤沢さんは「後じさりする」っていう言葉を使うところかな。
俺は「後ずさりする」を使う方だから。
あと斬り合いの場面などで「たたらを踏む」っていう言葉を藤沢さんはたまに使うけど、この言葉を知らなかった
から勉強になったなあ。

いずれにしても、209さんは「冤罪」と「橋ものがたり」の2冊を読まれたということですが、
違和感を感じる表現があるからといって藤沢さんの作品を読むのをやめることだけは
ないようにしてくれると嬉しいな。この2冊以上にもっと感動する作品がたくさんあるからね。

大変な長文になりまして失礼いたしました。
213無名草子さん
2013/03/13(水) 13:43:36.32
どうでもいい
214無名草子さん
2013/03/13(水) 15:18:39.85
いやこういう所を見つけたり意見を言い合うのもまた楽しみでしょう
215無名草子さん
2013/03/13(水) 17:13:26.20
>>213
212だけど、そうやって突っ込んでもらうと、自分一人で熱くなって語ってしまったことが
間抜けな感じがして恥ずかしいよ。

だけど>>209さんが話題を提起してくれたおかげで、『橋ものがたり』所収の「殺すな」と「まぼろしの橋」を
読み返せたことが、ちょっと得した気分。前に読んだはずなのに、話はすっかり忘れてしまっていたからね。

とにかく、自分でよく読み返すいくつかの短編作品を除いたら、読んだという事実があるだけで、
大部分の作品の内容を忘れてしまっている自分のポンコツ頭に腹立たしくなってくるな。

もう一度藤沢さんの全作品を読み返す手もあるけど、時間には限りがあるし、
ほかにも読みたい小説はたくさんあるしで、悩ましいかぎりだお。(´・ω・`)
216無名草子さん
2013/03/14(木) 05:47:20.01
深夜便で橋ものがたりの朗読が無かったら20代で藤沢作品に触れることも、最悪一生時代小説を読むこともなかったかもしれない。
水戸黄門、暴れん坊将軍、金さんとかのように、絶対負けない主人公が剣で悪党とドンパチやって最後は皆ハッピーエンド。
これの単なる活字版だと思ってたものw
あとで知ったけどその時の朗読は川霧だったが、人情味溢れる登場人物たちの言動が衝撃だったよ。
ラジオ聴きながら寝る習慣があってよかった。
「会いたかったのよ」
「おれもだ」
217無名草子さん
2013/03/14(木) 12:39:47.64
>>216
同じ、自分も深夜便の蝉時雨から藤沢作品を読むようになった
松平さんの朗読も良かったのかな・・
三谷清左衛門残日録、用心棒日月抄、どれもよかったなぁ、本と比べながら
朗読を聴いていた。楽しみだった。
用心棒は2、3、4と楽しめて藤沢作品ばかり読んでた時期があった

情景がいいよねぇ・・・
218無名草子さん
2013/03/17(日) 11:48:09.11
>>207
>>208
たしか両切りの缶ピースではなかったかな。
219無名草子さん
2013/03/18(月) 08:01:24.15
三屋・・・は白石一郎の十時半睡シリーズから影響を受けたように感じた。
パクリとまでは言わないが、構成はかなり似ている。
220無名草子さん
2013/03/18(月) 18:57:34.56
>>218
禁煙記によればマイルドセブンとある。
缶ピースというのもどこかで読んだ気がする。
221無名草子さん
2013/03/23(土) 20:59:42.11
霧の果て を読み出した

後書きには児玉清さん
児玉さんはTBSラジオの藤沢作品の朗読をされて解説もやってらした

昭和55年ごろの作品、蝉時雨でも用心棒でもない切り口すっぱり、情景からの印象がない
222無名草子さん
2013/03/26(火) 21:08:38.11
>>220
マイルドセブンも名前変わっちまったね
223無名草子さん
2013/03/29(金) 09:22:03.22
私は20才の大学生ですが
藤沢さんの小説が好きです
小学生だったか中学生くらいの時の校長講話で
校長先生がとある印象深い短編を紹介されていて
高校生の時には見つからず大学生の時に探し当てて
よんだのが『三月の鮠』

藤沢さんは本当に綺麗な物語を書く人ですね
224無名草子さん
2013/03/29(金) 09:51:50.75
>>223
すみません説明不足でした
校長先生のお話を聞いた時には大人の本だと思っていて読まず
いざ読もうと思い立った時には題名を忘れていたのです
225無名草子さん
2013/03/29(金) 17:09:29.24
先生はどんなお話をされたのでしょうか?
226無名草子さん
2013/03/29(金) 19:28:13.94
>>225
うろ覚えですが
お話にあたって、たしか大きなプリントが配られたと思います。
表には本の表紙のコピーと先生手書きのあらすじが、
その裏には一部始終の文章のコピーが印刷されていました。

秋の読書週間だったので、先生が単にお好きな本を紹介しただけだったのかも。
でももしそこから何か学んでほしかったのだったとしたら、それは何だったんだろうって不思議に思います。
227無名草子さん
2013/03/29(金) 19:33:28.08
『三月の鮠』を生徒に紹介した理由……
「読みやすく、分かりやすい短編。情景等の描写が見事で、読んだ人の背筋が伸びるようなお話」
をチョイスした

からじゃないかと推測してみる。
228無名草子さん
2013/03/29(金) 19:44:45.97
>>223
20歳の大学生の方ですか。
人生の早い時期に藤沢さんの作品に接することができるなんて、何かうらやましいですね。
私なんかは40過ぎたオヤジになってから読み始めたものですから、
もっと多感な若い頃に出会っていたら、どんな感想を持っただろうか、どんな影響を受けただろうかと思います。

「三月の鮠」は『玄鳥』(文春文庫)の2番目に収録されていたので、読み返してみました。
藤沢さんらしい端整さが表れている佳作ですね。
私の場合は、『時雨のあと』(新潮文庫)のはじめに収録されている「雪明かり」を初めて
読んで一気に藤沢ワールドにはまりました。

>>225さん同様に、校長先生がされたという話の内容が気になりますね。
229無名草子さん
2013/03/29(金) 19:45:25.97
>>227
読みやすく分かりやすいですよね。勧善ではないにしろ懲悪ですし……
情景も見事です。着物に葉が降りかかり、女性の目に涙がもりあがる……

一方で背筋が伸びるというのはどういう意味ですか?読み込みが足りなくてすみません。
230無名草子さん
2013/03/29(金) 19:59:53.05
>>228
まだ20年しか生きていない私でも、価値観というものは少しずつ変わっているんですよね。
だからしばらく生きてみて、また藤沢さんの作品を振り返った時、どんなふうに見えてくるのか楽しみです。
多感……かどうかはわかりませんけれど(笑)

「雪明かり」、私は『雪明かり』(講談社文庫)の最後のものを読んだんです。
あの雪はいい雪ですよね。二人には幸せになって欲しいです。
231無名草子さん
2013/03/31(日) 10:10:01.49
>>229
読んだ後、自分もまっとうにきちんと生きよう (背筋伸ばしてぴしっと前向いて) と、思わなかった?
232無名草子さん
2013/04/01(月) 16:52:53.07
>>231
もしかして、おもとの事でしょうか。
信次郎と葉津のことを重点に考えていましたが、読み返してみると
おもとの徳も大事に描かれていますね。
「素朴な人情味」を持つ彼女に抱く信次郎の感想が、一連の出来事の前後で全く変わっています。

しかし、その徳が信次郎を救ったとは思いません。
葉津と出会ったときの「名状しがたい清らかなもの」が「流れ込んで来る」と対照的に、
おもとは、おたねばあさんの世話を焼いているだけで、「ほほえましい」どまりな気がするのです。

一方で葉津も、かなり受身の存在で(それが可憐ではありますが)信次郎に与えたその影響が具体的に何なのかはわかりません。
信次郎の行動も、葉津のため、勝之進への敵意(こう言っても構わないでしょう)のため、
つまりるところ男の誇り、矜持のためだと思います。

ですから、私は背筋が伸びるという感想を持ちませんでした。
せっかくのご意見を否定するようで申し訳ありません。
しかし、今私の周りに、こんなに藤沢作品について話せる人はいません。
感激しております。ありがとうございます。
233無名草子さん
2013/04/01(月) 18:26:21.08
読後感想は人それぞれでいいんだから
気にしないことです
いっぱい読みましょう
234無名草子さん
2013/04/01(月) 20:08:19.18
>>232
あなた、女性?
235無名草子さん
2013/04/01(月) 20:41:26.32
>>234
いえ、男です
236無名草子さん
2013/04/05(金) 12:44:43.70
今三月の鮠をざっと読み終えました

校長先生は何を子供たちに言いたかったのでしょうか
書き出しの情景は綺麗です、日の光がクルクルと川面に遊んでいる様子などは目の前に
再現されるようです
しかし、若者のそれも男の心の描写などは子供小学生、中学生、1年には・・
中学2年、3年ならしっかりと受け止められるでしょうか、女子には。

校長先生に直にお尋ねしてみたい、多分先生ご自身がこの短編に魅せられたのでしょう



しばらく手元において何度も読み直すことになりそうです

まだまだ藤沢作品を読破とは行きません
237無名草子さん
2013/04/05(金) 13:30:14.80
>>236
もうやめとけ
238無名草子さん
2013/04/05(金) 18:34:48.03
>>236
信次郎の機微は中学生には理解しきれないかもしれませんね。
私も校長先生とお話ししたいです。
今だったらきっと当時と違うように接するでしょうし。

しかし藤沢さんは本当にいいお話を書く方ですよね……。
239無名草子さん
2013/04/06(土) 10:54:51.36
4回読みました、(飽きなかったですね)

で、先生はなぜこの本を薦めたか
わかりました

大事な場で失敗し人とも接触を避けて自分を責め人の噂や嘲笑が若者を
孤立させていく。鬱々として魚釣りに逃げる
そこで出会った娘に心が軽くなっていく
ティーンエージャー向きの青春小説でしょうか
挫折、自責、恋、真っ向立ち向かおうとする青年の心の弾んだような日常が
春先の日の光の動きと重なります

先生は若者の挫折、ここから立ち直る日の光のような弾んだ若さを
今一度、君たちはこんなもんなんだよ、若さってこんなもんなんだよ と
知って欲しかったのでしょう。

きれいで、穢れのない 青春小説 です

少々の色っぽい描写は・・必要でしょう


今、私も若い人には薦めたいと思いました
240無名草子さん
2013/04/07(日) 07:18:58.72
>>239
四回も読まれたのですか!
私はまだまだですね。

冒頭の光の動きなどはとても綺麗で、春の日差しは青春小説にピッタリかもしれませんね。
今の若者でも『三月の鮠』を好きになってくれる人は大勢いるでしょう。

>>若者の挫折、ここから立ち直る日の光のような弾んだ若さ
果たしてそれを私達にあてはめることができるかどうか、そう思うと何となくこそばゆいです。

ところで、大人の挫折というのは立ち直ることができないものなのですか?
だとしたら、いっそうこの短編の「青春」小説としての意味が深まる気がいたします。
青春は振り返るものと申しますし。
すると大人向けという側面もあるかと思います。
241無名草子さん
2013/04/07(日) 10:33:55.94
三月の鮠に関してはテーマが 若者 ということになると考えます

大人の 挫折 は 用心棒然り、玄鳥然り、藤沢作品にはたくさん描かれていますよ
山桜 然り、こういう初恋、何の穢れもない若者に焦点を当てたというのがこの 三月の鮠 でしょう
釣り上げた時の鮠の姿の美しさを作者も言っていましたね

雪明りは女性側からのやり直しの物語でした、藤沢作品はラストはどれも(わたくしが読んだものでは)
希望のあるものでしたよ
大人の挫折、これは努力で、生き様で、また友情で、また親の愛、男女の愛で、兄弟愛で希望に変えていますね

絵本も大人が読んで涙するものもありますね、昔からこの本大好き!というものが
誰しもあるかと思います  宝物の絵本が。
本というものは何時読んでも、何を読んでも感銘すれば それはその人にとっては
人生での訓えと成り得、また感動の書、また喜びの書、楽しみの書になるのではないでしょうか
242無名草子さん
2013/04/08(月) 17:24:00.01
>>241
若者がテーマ……本当にそうですね。
大人の挫折については、私が個人的に話を膨らませてしまいました。
でもよかったら、それに関して「暗殺の年輪」所収の『冥い海』をいつかお読みになってください。

宝物ですか。それを見つけている人は幸せ者ですね。
243無名草子さん
2013/04/25(木) 14:43:23.18
藤沢作品を読み出すと、ホント、止まらないね。
244無名草子さん
2013/04/25(木) 19:06:41.79
ロマンチスト過ぎて、そんな奴いねーよって思っちゃってハマれない
池波の方がいい
245無名草子さん
2013/04/25(木) 21:44:19.11
今、日本国内では、「戦争」が勃発している。しかし、この「戦争」に気づいている人、
この「戦争」の恐ろしさに気づいている人はほとんどいないだろう。
なぜなら、この「戦争」は、長い年月をかけて、用意周到に、徐々に徐々に、仕掛けられたものであり、
これを「戦争」と(正しく)認識することは極めて困難だからである。

 もちろん、「女性専用車両」や「クオータ制」などの女性優遇策を目の当たりにして、
「今、日本で、おかしなことが起こっている」と察知している人はいる。しかし、まさか、それが「戦争」
だとは思っていないだろう。私・ドクター差別にしても、これが「戦争」だと自覚したのは、つい最近である。

 その「戦争」とは、「女性」対「男性」の戦いである。この「戦争」を仕掛けてきたのは「女性」であり、
「女性は差別されてきた」あるいは「女性は差別されている」などと称して、「聖戦」気取りで、際限のない「女権拡大」
を目指している。一方、男性にとって、この「戦争」は、自分たちの(当たり前の)権利を守る防衛戦である。

 ただし、相手は、「女性」だけではない。と言うか、本当の相手は、その裏にいる「似非フェミニスト軍団」
と「反日勢力」である。「似非フェミニスト軍団」が、「女性」をそそのかし、男性に戦争を仕掛けている、
それを「反日勢力」は(「棚からボタ餅」とばかり)利用しているのである。

 この「似非フェミニスト軍団」は、陰に隠れているのだが、実は、判別しやすい。彼らは、「女性の視点」とか、
「女性の目線」などという言葉を多用するので、すぐわかる。これらの言葉を聞いたら、「要注意」である。

 ところで、「似非フェミニスト軍団」は、どんどん、兵力を増強している。「女性学」という似非科学を用いて、
学生を洗脳し、毎年、多くの似非フェミニストを世に送り出している。政治家、官僚、マスコミ、裁判官、
検察官、弁護士、学校の先生、大企業の社員など、社会的に影響力のある職業に、多くの兵士を送り込んでいる。
246無名草子さん
2013/04/25(木) 22:17:59.08
しかも、厄介なのは、「クオータ制(女性枠)」などというインチキ制度を用いて、それらの兵士を増強しよう
としていることである。それらの兵士は、能力なんぞなくていい、能力なんぞ求めない。何しろ、
「似非フェミニスト軍団」にしてみれば、似非フェミニズムに洗脳された「頭数」が増えればいいだけだからである。

と言うことだから、「似非フェミニスト軍団」が、能力主義を否定する「クオータ制(女性枠)」に賛成する、
その導入を推進するのも頷ける。彼らには、はなから、「優秀な人材を採用する、登用する」なんて気は
サラサラないのである。むしろ、「能力のある男性」は、足手まとい、と言うか、「敵」なのである。

 この意味では、「似非フェミニスト軍団」は、「反日勢力」と利害が一致している。能力のある男性が蔑ろにされ、
能力のない女性が優遇される、これは、日本の弱体化に繋がるので、「反日勢力」にとって、好都合である。
しかも、この「戦争」によって、男性と女性がいがみ合うわけだから、直接、(「反日勢力」が)手を下さなくとも、
日本がどんどん自滅していく、反日勢力にとっては、さぞ、笑いが止まらないことだろう。

 「熱湯に投げ込まれたカエルはビックリして飛び出るが、水から徐々に温められたカエルは茹でられて
死んでしまう」と言われるが、今の日本は、まさに、その状態である。「聖戦」気取りで、際限のない「女権拡大」
を画策する連中の悪業に気づいて、早く手を打たないと日本は「一巻の終わり」である。
「反日勢力」に(完全に)乗っ取られてからでは、何をやっても、もう遅い。

 もし、あなたも、「今、内戦が起こっている」との認識をお持ちであれば、是非、私らの「戦い」
に参加していただきたい。この「戦い」は、むしろ、私ら(男性)にとっての「聖戦」である。
http://blogs.yahoo.co.jp/sabetsu5555
247無名草子さん
2013/04/27(土) 19:16:33.09
>>222
メビウス。藤沢作品のタイトルにはならないが推理物のタイトルにはよくありそうな。
248無名草子さん
2013/05/31(金) 17:47:31.48
ホシュ
249無名草子さん
2013/06/02(日) 06:21:00.97
※お知らせ
8日のラジオ文芸館は「滴る汗」だよ

http://www.nhk.or.jp/bungei/
250無名草子さん
2013/06/02(日) 19:03:49.58
藤沢さんはメビウスに名が変わったマイルドセブンをどう思うだろうか


・・どうも思わんか
251無名草子さん
2013/06/03(月) 19:48:07.33
池波の方がどう考えてもロマンチストだろうが(笑)


ま、池波はそこがいいんだけどな
252無名草子さん
2013/06/23(日) 11:23:27.92
>>250
変わらず喫うでしょう
253無名草子さん
2013/06/23(日) 21:59:06.04
平穏に淡々と、ね
254無名草子さん
2013/06/25(火) 18:56:58.07
メビウスって名称とと藤沢世界は繋がらないこともなくないかな?
255無名草子さん
2013/06/25(火) 22:19:05.21
まだ缶ピが普通に買えた時に逝ってるけどね
256無名草子さん
2013/06/25(火) 23:57:55.46
>>178
亀さんだけど、からげなんざよう知ってるねぇ
いたまないように工夫された調理のひとつでもあるのよ
257無名草子さん
2013/06/27(木) 19:35:30.87
>>256
まるでフレンチの発想なりね
258無名草子さん
2013/06/29(土) 10:11:58.76
鶴岡とフランスが繋がった
259無名草子さん
2013/06/29(土) 23:56:06.23
おふらんす は藤沢作品にはでてこないのでは
260無名草子さん
2013/06/30(日) 12:13:42.27
その前に保存食の発想は世界のどこにでもあるよ
261無名草子さん
2013/06/30(日) 20:15:18.30
からげ、食べてみたいですね
262無名草子さん
2013/07/02(火) NY:AN:NY.AN
俺は醤油の実を食べてみたい。できれば炊き立てのご飯で
263無名草子さん
2013/07/06(土) NY:AN:NY.AN
フランス&からげ
いやさ、からげ&フランスか

ワインでからげ、どうよ?
264無名草子さん
2013/07/06(土) NY:AN:NY.AN
神の雫
なりね
265無名草子さん
2013/07/06(土) NY:AN:NY.AN
・・ワインによるとおもうけどおいらにゃとんとわからねぇ
266無名草子さん
2013/07/06(土) NY:AN:NY.AN
山形弁でどうぞ
267無名草子さん
2013/07/06(土) NY:AN:NY.AN
ワイン?

わっがんね
268無名草子さん
2013/07/06(土) NY:AN:NY.AN
藤沢さんはワインはたしなんだのかな?
269無名草子さん
2013/07/06(土) NY:AN:NY.AN
作品及び談話の中ではワインは出てこないね
270無名草子さん
2013/07/06(土) NY:AN:NY.AN
好きそうな気はするね
煙草をくゆらせワイングラスを地味に傾ける
271無名草子さん
2013/07/07(日) NY:AN:NY.AN
渋くでなく、地味になんだ・・(笑
272無名草子さん
2013/07/07(日) NY:AN:NY.AN
ワインをたしなんでいたかどうかは判らないが
それが似合う気もする
273無名草子さん
2013/07/07(日) NY:AN:NY.AN
日本酒ではないのか?
274無名草子さん
2013/07/07(日) NY:AN:NY.AN
意外にワインも雰囲気だと思う
275無名草子さん
2013/07/07(日) NY:AN:NY.AN
日本酒だと似合うようで似合わないな
記念館に行ったら意外にワイン好きなんかが知れたりしてね
276無名草子さん
2013/07/07(日) NY:AN:NY.AN
記念館を訪れた人はいる?
277無名草子さん
2013/07/07(日) NY:AN:NY.AN
缶ピースかマイルドセブンにワインか

渋いのだかそうでないのか
278無名草子さん
2013/07/07(日) NY:AN:NY.AN
別に常に同時に嗜むわけでもあるまい

その前にワインは想像だろ

あの文体のにはワインも何もないのさ
279無名草子さん
2013/07/08(月) NY:AN:NY.AN
現在はワインも広まったが藤沢さんの当時はそうでもないだろ
ウィスキーじゃないかな
280無名草子さん
2013/07/08(月) NY:AN:NY.AN
誰か記念館のお話を聞かせてください
281無名草子さん
2013/07/08(月) NY:AN:NY.AN
あ〜
時代的にウィスキーかもね
ワインも似合うきがするけど
282無名草子さん
2013/07/08(月) NY:AN:NY.AN
作品の世界では醸造酒だけどな
283無名草子さん
2013/07/17(水) NY:AN:NY.AN
>>282
昔の酒はいまのモノと比べて薄いとゆうか弱かったらしいと聞いたことがある
大酒をくらうって描写でもそんなにアルコールは摂取していなかったようだがどうなんだろう
284無名草子さん
2013/07/18(木) NY:AN:NY.AN
質問です。
映画「隠し剣 鬼の爪」で片桐宗蔵が狭間弥市郎を葬った技は、隠し剣の第一話に収録されている「邪剣 竜尾返し」ではないかと思ったのですかどうなのでしょうか?

映画の話題で申し訳ないのですが……
285無名草子さん
2013/07/22(月) NY:AN:NY.AN
私も竜尾返しを連想しました。
「鬼の爪」と同じ孤影抄ですから、監督が読んでないはずはないと思いますし……
286無名草子さん
2013/07/23(火) NY:AN:NY.AN
監督の山田太一は何作か藤沢作品を映画化してるけど、脚本に藤沢の他の短編のエピソードを援用して再構築することが多い。結構な換骨奪胎をしていて、これには原作ファンには賛否両論がある。

鬼の爪については指摘の通りだと思う。ちょっと記憶が曖昧になってるので確約は出来ないけれど。
因みに「たそがれ清兵衛」は「竹光始末」のエピソードが援用されてる。映画は何だか無理矢理感動作に仕立てられており、原作の飄々とした味が失われていて、個人的には凄いガッカリしたのを覚えている。世間的には評判良かったけれどね
287無名草子さん
2013/07/23(火) NY:AN:NY.AN
>>286
たそがれ〜の女子の教育に関するくだりは興醒めしました。
女性の自立は大賛成だけど、テーマとしてこの原作にくっつけるのは違和感がある…。
288無名草子さん
2013/07/23(火) NY:AN:NY.AN
>>282
>>283
時代ものに時々ある話題だが実際どうなんだかね
289無名草子さん
2013/07/23(火) NY:AN:NY.AN
日本の酒は薄かったのかな?
290無名草子さん
2013/07/23(火) NY:AN:NY.AN
日本酒は薄かったとは聞いたことはないな
291無名草子さん
2013/07/23(火) NY:AN:NY.AN
醸造酒だからな
292無名草子さん
2013/07/28(日) NY:AN:NY.AN
>>290
そうか。酒問屋が水であり小売りの酒屋が水で割りだったからかなり薄くなっていたと聞いたことがある。
特に安酒を売る飲み屋の酒は薄かったそうな。
 今と違って,酒税法もなにもないからな。
293無名草子さん
2013/08/01(木) NY:AN:NY.AN
>>285-286

レスありがとうございます。
やはりそうですか。竜尾返しで死んだ狭間のセリフも似ていたし、もしや!と思いましたが、同じように思っていた方がいて嬉しくなりました。

ありがとうございます。
294無名草子さん
2013/09/02(月) 00:32:35.40
9月3日の火曜日21:00、NHKのBSにて映画『花のあと』やるようですよ!

……原作は好きなのですがさてさて。
295無名草子さん
2013/09/22(日) 12:07:35.73
原作を大幅に変えるのはお嬢さんは反対してましたね
蝉しぐれの映画版、ひどかった
たそがれも原作壊し

NHKが原作に忠実だと言われてるけどまだまだ
民放の用心棒もひどかったわ
296無名草子さん
2013/09/23(月) 12:19:31.06
俺は篠原哲雄監督の映画「山桜」(2008年)や「小川の辺」(2011年)あたりが結構すきだな(原作も好きだよ)。
映画の方はそんなにいじってなくて、原作を忠実になぞろうとしたような感じを受けたけどなあ。
両方ともにその分やや地味な印象を受けるため、興行的にはどうだったんだろう・・・

「花のあと」は、主演の北川景子による殺陣のシーンを見て、頑張ってるなあって感心したわ。
映画そのものも比較的よかったし。
297無名草子さん
2013/09/29(日) 18:56:34.71
山田洋次は藤沢は撮らないのだろうな。
篠原はトーキー時代のチャンバラみたい。
298無名草子さん
2013/10/17(木) 13:38:23.60
この人絶版本が一冊もないよね
有難いことだけど読み集めるのが大変だ
299無名草子さん
2013/11/15(金) 01:00:10.60
短編小説がむちゃくちゃ面白いな
300無名草子さん
2013/11/25(月) 00:54:53.55
蝉しぐれ良かった
最近読んだ本の中で一番だわ
父親の最後の対面後文四郎が泣くシーンでウルッと来たわ…
301無名草子さん
2013/11/25(月) 01:24:47.26
父親の遺体を運ぶシーンが秀逸だわ
302無名草子さん
2013/12/02(月) 12:20:51.33
一番上り調子の頃な作品はどのあたりですか?
303無名草子さん
2013/12/02(月) 15:06:55.69
用心棒日月抄あたりかな
304無名草子さん
2013/12/05(木) 00:39:33.28
天保悪党伝のオチがいまいち分からない。
305無名草子さん
2013/12/05(木) 17:14:09.63
晩年以外はどれも傑作
306無名草子さん
2013/12/07(土) 17:10:39.32
天保悪党伝は本当はあと1〜2回続くはずだったんだけど、角川の不誠実な対応に嫌気がさして打ち切った

みたいな話をどっかで読んだ気がした
307無名草子さん
2013/12/09(月) 12:12:23.30
三屋清左衛門残日録は藤沢のベスト3に入れたい
308無名草子さん
2013/12/09(月) 18:24:30.25
蝉しぐれ、風の果て、三屋清左衛門残日録が俺的ベスト3
309無名草子さん
2014/01/16(木) 16:08:08.96
正月から、順次、読み返してるけど
歳食ったせいか「海鳴り」が実にしみる
310無名草子さん
2014/01/16(木) 16:13:39.75
隠し剣シリーズは悲劇的に終わるのが多いけど
後味よく終わる「臆病剣松風」と「女人剣さざ波」が好きだな

寺島しのぶ主演で「女人剣さざ波」を映画化してくれんかな
ヒットはきついかもしらんが、カンヌとか賞は狙える
311無名草子さん
2014/02/02(日) 19:38:05.25
藤沢周平は天才だな
312無名草子さん
2014/02/03(月) 19:15:33.60
さざ波に寺島しのぶは良いキャストかもしれんな


こっちは剣客の三冬と違ってちゃんと醜女だしなw
313無名草子さん
2014/02/04(火) 13:25:57.85
>>312
そうなんだけどねw
最後には健気にちょっと良い女に見えるように撮る技量のある監督にお願いしたい
314無名草子さん
2014/02/07(金) 22:57:02.08
>>312
旦那は石田純一にて
315無名草子さん
2014/02/10(月) 11:17:00.87
石田純一だと、ラストで改心してもハッピーエンドに見えないw
せめて谷原章介(若いようだけど寺島と同年)ぐらいで
316無名草子さん
2014/02/23(日) 19:28:43.16
ドラマ版の清左衛門残日録も実によくできてる
これと腕におぼえありは時代劇の双璧
317無名草子さん
2014/02/23(日) 22:13:19.64
週刊ポストでなんとかいう落語家が
「藤沢は池波正太郎、山本周五郎に劣る。なぜなら説明文が多いからだ」(意訳)って書いてて、
落語家として読めばそうなのかもな、と思った。同意はできんけど。
318無名草子さん
2014/02/24(月) 16:46:11.35
説明と言うより、風景や食事の描写は多いよね。それから斬り合いのシーンも
スローモーションのような描写だからなあ。
319無名草子さん
2014/02/24(月) 18:35:24.65
>>308
風の果ては最高に面白いな
ドラマ版は似て非なるものだったが

>>317
その落語家は小説というものがわかっていない
小説としての面白さは圧倒的に藤沢周平が上
320無名草子さん
2014/02/25(火) 08:12:06.91
ちゅうか比べる事自体おかしいだろ
手法が違うんだから
321無名草子さん
2014/02/26(水) 20:36:07.24
>>319
似て非なるものといえば、ドラマの清左衛門も腕におぼえありも、上で絶賛している人には悪いが俺には糞だった
322無名草子さん
2014/03/01(土) 00:12:58.41
藤沢、池波、山本、それぞれに
情景や人のぬくもりや、小さい息遣いまで活字から
受け取れるから、それぞれに重きあり趣向あり先々があり魅力です

藤沢作品で三屋清左衛門残日録はNO1
323無名草子さん
2014/03/16(日) 11:52:25.20
NHKBS時代劇 神谷玄次郎捕物控 2014年4月4日〜
324無名草子さん
2014/03/25(火) 10:05:19.48
時代劇専門チャンネルでよろずや平四郎また始まったな。
テレ東だけど配役がどれも素晴らしい。特に北川弘美はみっけもんだった。
325無名草子さん
2014/04/02(水) 19:30:59.70
用心棒の「債鬼」の話見てて思ったんだけど、最後あの金貸しはよく手間賃払ってくれたな
又八郎が後ろからどついたのには気づいてなかったとしても、結局集団でボコられたわけだから、
用心棒役に立たねえ、手間賃なんて払うか、とか言い出してもおかしくないと思うんだが
あの性格なら特に
326無名草子さん
2014/05/07(水) 14:18:57.86
シリーズ4読み直してる
細谷のアル中はいつも気の毒になるなぁ・・
妻も子も3人亡くなってるし
細谷にはいい展開を残しているんだよね、長男の仕官先の新潟で
暮らすという結末
327無名草子さん
2014/05/07(水) 14:42:55.12
藤沢周平読むとほかの作家の小説は読めなくなる。
だから過去に読んだ藤沢作品何度も読み返すことになる。
ほんとに困ったもんだ。
328無名草子さん
2014/05/08(木) 14:03:24.68
三屋清左衛門残日録は何回読んでもいいね
329無名草子さん
2014/05/25(日) 15:41:10.39
「密謀」や「漆の実のみのる国」みたいな上杉家題材の作品もナイスよ
330無名草子さん
2014/05/26(月) 19:20:40.27
密謀はいまいちだった。藤沢作品で唯一何が面白いのかわからなかった作品
331無名草子さん
2014/05/26(月) 21:41:43.06
そうですか。まあいくら義の旗を掲げても中途半端な動きしか取れず負けてしまっては話のオチが厳しいかな
「密謀」(下)で「茂助の体から捨て犬のような汚臭が立ちこめてくる」というくだりを呼んだときは笑いを堪えるのが必死だった
332無名草子さん
2014/05/31(土) 00:49:27.36
「密謀」の直江兼続と石田光成は恋人のようですね
文通から始まって聚楽第(?)でデートして……みたいな
333無名草子さん
2014/05/31(土) 15:00:01.01
石田は知らんが、直江はそちらの道も達人だろうな
334無名草子さん
2014/06/12(木) 23:09:24.20
あ‥いぃ

愛!
335無名草子さん
2014/06/22(日) 23:54:38.45
>>286
割り込んでスイマセン…、感動が大きかった。みんな同じ事と思ってるんだ
なって…

山田洋次作品はみんな褒めてると思ったけど、案外、批判してて疑問視して
た僕は安心した…。

自分の弱い意見を言えば「隠し剣 鬼の爪」は、冴えない若者のアイデンティテ
ィの確立的なテーマだと思ってて、愛に生きる侍は、一寸ズレてるよね。
狭間弥一郎が旧友だったり、昔の仲間を切れって宗蔵が言うのも一寸な…
観る限りあれは、「ロミオとジュリエット」的なものじゃない。
あれは狭間弥一郎、堀直弥、狭間の妻と言った派手なものじゃなく、きえ
というジミで慎ましやかな存在が自分にとっての”人生”なんだと言うメ
タファー的なものなんじゃないかな…と思う。

それに「隠し剣」って浅田次郎さん的な泣ける奴じゃなくて、幾何学的な
美しさの、良く出来た剣豪小説だと僕個人は思ってる…。
一度真似にして書いたことあったけど、大失敗…。

長文ごめんなさい…。上が僕個人の僻み的な意見だと思ってて閉塞感があったんだ
泣いてる…

後、関係ないけど、どこかの本で藤沢周平や山本周五郎がホームドラマって
書いてる人がいて、今の時代劇はこんなのものでいいのか?、書いてて
寂しい気持ちになったな…。
336無名草子さん
2014/06/23(月) 12:55:03.39
俺は映画の「たそがれ清兵衛」も「隠し剣鬼の爪」もどっちも好きだけどな
元になった短編はどれも映画より先に読んでるし、もちろん好きだけど、
映画は全然別物だと思ってるので映画として面白ければ原作とどれだけかけ離れても気にならない
逆に原作読み返しても、頭に浮かぶのは映画のキャラとは全然違うし

映画は時代劇だというだけで応援したいとこだけど、原作との乖離とは関係なく不満もある
たそがれ…は岸恵子のナレーションが余計だし
隠し剣…は役者の力量だろうが殺陣の迫力がたそがれに比べて数段落ちる
337無名草子さん
2014/06/23(月) 16:10:59.52
>藤沢周平や山本周五郎がホームドラマ
ちゃんと読んでるのかな
そういうのがあっても極一部だと思うんだけど
338無名草子さん
2014/06/27(金) 18:24:34.35
用心棒日月抄 3 刺客 いいね
シリーズ1と3が面白い
339朝田弓之助
2014/07/15(火) 23:43:37.57
スレの進みが鈍い
340無名草子さん
2014/08/02(土) 05:47:46.38
何度も書き込んでスンマセン

「日和見与次郎」は、いい意味でトラウマになれた作品だった。
まさか、慕情をつのらせていた従姉妹があんなえぐい死に方するとは思ってなかった。
ユーモラスな話が多い分、(だんまり弥助もそうだけど)こういう切ない系の
話はいい意味で暗い気持ちになれる。

最後のシーンで、与次郎は自分の老いを感じるわけだけど、あそこも良かった。

2ちゃんねるになれてないのか、痛いことを書いてるかもしれないけどごめんなさい。
341無名草子さん
2014/08/02(土) 10:54:30.39
用心棒シリーズの「凶刃」での細谷の描かれ方が痛ましいって感想があるけど、
思い出したのが市井ものの短編で(タイトルは失念)、若い頃、だらしないけど
面白い男と一緒になったが、結局は別れて、女の方はどこかの店のおかみさんに
収まって年を食ったが、ある時昔の亭主が物乞いになってるのを見てしまうという話。
「こうなる人だったんだ」って。

藤沢さんは、だらしないままでちゃんとしてない人間には、結構厳しい描き方もする。
『一茶』とかもそんな視点があるよね。
342無名草子さん
2014/08/03(日) 20:23:02.88
>>341

文春文庫「日暮れ竹河岸」に収録の「三日の暮色」ですね<こうなる人だったんだ
343無名草子さん
2014/08/20(水) 21:23:10.83
女人剣さざなみってハッピーエンドとよく言われるけど
藤沢さんが最後まで(あえて)筆を進めなかっただけで
結局ヒロインは直後に命を落としたのだろう、と思ってる。
……違うかもしれない。でも、たとえ悲劇に転んだのだとしても
好きな一編なのには変わりない。健気さに胸を打たれる。
344無名草子さん
2014/08/21(木) 10:41:30.13
死んじゃいないだろうけど、鬢を切られたり顔もかなり傷つけられみたいだから
ただでさえ美人じゃないのに、見た目にかなりなダメージかも
改心した夫はそれでも二度と心変わりしなかった、と心の中で付け加えていい話度を勝手に増している
345無名草子さん
2014/08/22(金) 19:45:10.69
まだ読んでない人の為にも気をつけて書き込みしましょうね
346344
2014/08/24(日) 22:43:00.83
ごめんなさい
347無名草子さん
2014/08/25(月) 06:52:35.17
用心棒のシリーズ2を初読中なんですけど>>326みたいな書き込みはやめてほしいです
このスレを覗かなければよかった
348無名草子さん
2014/08/26(火) 03:47:56.51
ドラマ版だと自分は蝉しぐれがとてもいいと思ってます。
nhkの通販で1万円位でdvdが売ってるので是非買ってみては。

あえて魅力は語らない。映画もいいけど、やっぱりドラマは偉大。
役者目指してる人はモチロン、時代劇ファンなら間違いなく、1万
払う価値はある。

ただ家についた後、しばらく、nhkdvdの広告がしつこく送られてくる。

後、内野さん主演の大河「風林火山」に少年時代の主人公を演じた人が少し出てる。
349無名草子さん
2014/08/26(火) 15:38:30.69
ここは読んでいない人のスレ?じゃなんにも話せないね

これから○○読みます
文庫本、いくらしてましたか
どこの本屋が在庫ありますか
アマと本屋どちらが安いですか
こんなやり取りが多くなるのか?



読後感想、ここであ〜思った、ここはこれが良かった
この展開、思いもかけずよかった・・
こういう展開は腑にに落ちない
こういう話しができないんだね、詰まらんスレだ
>>1さんはいろんなことを話しましょうって書いてなかったっけ
日月抄に限らずみんなネタバレや主人公対する思い入れ
またそれを助ける人々への感想はみんな述べているけどなぁ・・・

すごい自分中心の人がいるんだね、何を期待してるんだろう
なんでここを覗きにきたんやらw
350無名草子さん
2014/08/26(火) 15:41:19.19
>>1さんはまったりゆっくり語りましょう だね
その中には色々な思いを語りましょうってことでいいと思うけど

中身言うな、はどういう神経してるんだろう
実況板で映画の結末言うのと違うのにね
昨日今日出た本でもあるまいし
351無名草子さん
2014/08/28(木) 10:12:31.81
ほんとそう


本能寺で信長が死ぬって言ったら怒られるようなもんですわ
352無名草子さん
2014/08/28(木) 17:57:35.34
その緩急が難しいね。双方の気遣いの問題もある。

確かに、初めて読もうと言う人は、結末を言われたくないし、だからと言って
読んできた人にとって自分の思ったことを書くには、それなりのテキストが必
要なのはたしかで、その分ネタバレもありうること。


若しくは、読む人の方も、平家の「敦盛」や芥川の「羅生門」の如く、作品の
結末をスデにある型として知り、その上で一作家を極めるのもまた一読者の
あり方と心得て、かえって、その感想一つ一つの個性を知り深めるか…

それもまた重要だと思う。

予断だが、筋を知りえて読むのもまた読書だとも思う。「阿部一族」や「宿命剣鬼走り」
なんかは、かえって筋が分かっていたほうが登場人物の観察にはいいかもと
自分個人は思う。
353無名草子さん
2014/08/31(日) 15:32:27.32
ラジオ朗読、TVや映画見て原作読むのもありだしね〜

サブ主人公の顛末何行か書き込んだレスに「これから読むところなのに酷い!」はないわ
なんでこのスレ覗きに来たのか理解できない

何を共有したかったんだろう
どんなレスを期待してるんだろう

私もこれからシリーズ2読みま〜す、どっちが早いか競争ね とかだろうかwww
354無名草子さん
2014/08/31(日) 23:50:02.15
物故して20年近くにもなる作家の小説に「ネタばれやめて」はないだろうw
355無名草子さん
2014/09/01(月) 08:25:52.77
2chでネタバレ配慮しろとか()
356無名草子さん
2014/09/01(月) 20:28:33.79
宿命剣鬼走りは山田洋次監督とかで映画になってほしいよな。
結局は監督が好きそうな「家族」と言うテーマに行き着くしな。

主演は加藤剛か、きたおうじ欣也か…

ダークな清左衛門っぽいよね。
ただ仲代じゃ品がよすぎる。
357無名草子さん
2014/09/06(土) 14:18:38.72
三屋清左衛門、読み直したけど
どれも秀逸、人物像が生き生き
また部下も人柄がいい、清左衛門の情の細やかさ、緻密さに
こういう誠実な人物が周りを固めるんだろうね
358無名草子さん
2014/09/06(土) 19:01:16.43
失礼間違い。宿命剣の主人公役が、仲代じゃ無理だと言うこと。
359無名草子さん
2014/09/26(金) 00:58:50.63
俺は何気に獄医シリーズ好きなんだよね。ラストの「約束」とかきゅんとするw
藤沢も楽しく書いてたんだろうなって思う。ある意味藤沢らしくない作品とも言えるけどね
360無名草子さん
2014/09/26(金) 15:39:40.38
俺も獄医シリーズ好きだよ
ヒロインが最初やな女なのが面白い
周りが紋切り型の心温まる人々じゃないのに、全体としていい話で
真っ当な青春時代劇になってるのは、やっぱりうまいんだなあ
361無名草子さん
2014/10/28(火) 17:02:07.09
映像化は二度とご免。たそがれ清兵衛なんか酷い様だった。
いや、どうせ見ないから構わんか。
362無名草子さん
2014/10/31(金) 00:53:46.56
たそがれ清兵衛よかったよ
岸恵子のナレーション以外はw
363無名草子さん
2014/10/31(金) 19:36:04.68
361>>
必死剣は結構良かったぞ。

「たそがれ」の場合は、山田監督の考え方が読者向きじゃなかったのかも…
この人は、飄々としたチャンバラ的な時代劇ではなく、今の大河的な、江戸時代版
大草原の小さな家的な、温かいホームドラマ要素で撮ろうとしたんだな、きっと。
実際監督は藤沢作品をお読みになって、「これなら僕でも撮れる」と
おっしゃってたそうだ。
恐らく「たそがれ」シリーズは同じホームドラマでも、アルフやフルハウス
に近いと思うけど…

後、岸さんは優等生過ぎたんだな。いい女優さんなんだが…
364無名草子さん
2014/10/31(金) 19:58:01.72
続き
それに貧しいとか惨めだかという環境を生きるという価値観においても
その生活を受け入れるという姿勢は、人によって違うことにも気づくな


原作の場合は、優等生的な「貧しくても、誇りを持って…、」的な物で
はなく、この生活をシニカルに受け入れ、自分自身のある意味独りよが
りの哲学を持って、飄々と生きてみせる的なある意味子供っぽい部分を
持ちうる主人公ばかりである分けだが(そこに武術の達人が乗っか
るからカッコイイ)

主役の清兵衛は前者として描いているとしても、やはり全体的に、父
を誇りにしますとか、愛に生きるとか、監督優等生的な受け取りが多い
気がする。
優等生だから、という偏見は嫌いだけど、眠狂四郎とか、木枯らし紋次郎
とか、要は異端者、もしくは阻害された人々的な、悪く言えばエキセントリックなテーマではなく、
主持ちで家族がいる主人公は、優等生にはとっつきやすい内容なんだろう…

次の大河も貧しくても誇り高い家族的なテーマもあるらしく、品格ある
女性が主人公なのだろう。
今、流行ってるんだろうな…

といっても、氏が何故、主人公に役と家族を与えたかは、リアリティーの追求
という事務的なことであって、上の理由じゃないんだけどね…

ともかくも青江又八郎は、主持ちであったゆえの常識人のカッコよさが
あるな。
殺人鬼の机龍之介や、転びバテレンと武家の娘の間に生まれた、眠狂四郎
では、ああはいくまいて…
365無名草子さん
2014/11/01(土) 12:56:16.03
俺も映画「たそがれ」はダメだった。原作読んでなければまた違ったんだろうけどな。コレジャナイ感が強過ぎて、何だか原作が冒涜されてるような気分になった。無理矢理「竹光始末」のエピソードを持ってきてるのも興醒めだった
映画版「蝉しぐれ」もダメ。これはドラマ版の方の出来が良かったからだろう
「武士の一分」はキムタクということで全く期待してなかったが、存外良かった
366無名草子さん
2014/11/02(日) 00:20:08.50
他媒体ではラジオドラマが一番好きだ
文章が良いから朗読にも堪えられるしね
367無名草子さん
2014/11/03(月) 21:04:27.57
>>362
>>365
山田は原作を読みこんでもいないし、封建制度がどんなものかも知らんのだろうね。
@藩の禄を食んでいる侍が、上意に逆らうなどあり得ないでしょ。累が及ぶのは自分ひとりじゃ済まないんだから。
A更にその上意討ちの相手が、自分がかつて淡い思いを寄せた友人の妹を責め苛んでいる酒乱よ?
それを上意討ちに逆らって逃す?もっとあり得ないでしょ。
まるでそれぞれが旨いからって、寿司と麻婆豆腐とラザニアをごちゃまぜにした様なもんよ。
368無名草子さん
2014/11/03(月) 23:44:12.46
>A更にその上意討ちの相手が、自分がかつて淡い思いを寄せた友人の妹を責め苛んでいる酒乱よ?

な、なんの話?
369無名草子さん
2014/11/04(火) 04:09:53.88
重箱だし、367>>を攻めるわけじゃないが、甲田豊太郎のことだろう。
あれは、上意じゃなくて、甲田が飯沼の娘の兄に無理矢理申し込んだ果し合いね。
370無名草子さん
2014/11/04(火) 11:18:25.43
>>367は原作を読みこみすぎて、エピソードがごっちゃになっちゃったんだな
371無名草子さん
2014/11/05(水) 06:16:09.59
原作に忠実な映像化を見てみたいな
372無名草子さん
2014/11/07(金) 00:54:00.98
原作に忠実なイメージというのは読者それぞれに違うから、
どう作っても文句だらけになるだろうね
映像作品は原作とは別に映像作品として面白ければいいよ
373無名草子さん
2014/11/07(金) 03:40:43.15
ただ、監督と作家の相性はありそうだな。

特に藤沢の場合、細やかな市井の人々の話だとか
主持ちで、家族がいるサムライとか、
用は、愛で語れるテーマが多い分、上辺で書きやすいし
見るほうも納得するからな…

藤沢、山本=ホームドラマ論も映像屋の上辺読みに問題がありそうだ。
374無名草子さん
2014/11/07(金) 03:45:08.07
にしても、用心棒シリーズやよろずや平四郎の笑いは
中々、ハイセンスだよな。

主人公は、しっかりしてるが大体ちょっと皮肉屋だよな。
案外、氏も皮肉屋な所があったりして…
375無名草子さん
2014/11/07(金) 07:54:55.60
>>372
前の人が書いている映画『たそがれ』の評価が
原作との乖離であまりよくないって話だったから、
できるだけ素直に映像化する試みもいいのかなと思ったんだ
もちろん、上辺だけでいかない困難な作業だけれどもね
376無名草子さん
2014/11/08(土) 03:09:49.55
藤沢周平は変な表紙のイラストとかもいらんし、純粋に小説そのものを味わう作家だと思うよ。
心理描写にしろ多くを書かず、行間を読ませるようにしてるわけで。

それは読者各々が、それぞれの受け取り方をすればいいってスタイルだから、方向付けして
「これを訴えたい」みたいな単純なエンターテイメントには向かないんだよな。
藤沢作品の映画化が失敗ばかりってのは、それがあると思う。
377無名草子さん
2014/11/08(土) 19:13:32.53
映像化作品にとって原作は材料にすぎんからね
黒澤明の傑作、椿三十郎なんて、山本周五郎の原作のキャラもエピも大筋も残ってるけど
周五郎の映画化作品ではなくて、あくまで黒澤映画
深作の魔界転生も映画としては傑作だけど、その改変ぶりに原作の山風はもちろん気に入らなかったらしい

そういうエンターテインメントの材料としては、藤沢作品は向いてはいないというのはその通りだね
378無名草子さん
2014/11/09(日) 04:53:17.06
映像化に当たりはずれがあるのは、確かだな
でも、用心棒シリーズなどは、まさに大人のエンターテイメントといえるだろう。

氏の作風は、初期は、先妻を失ったことの苦痛を文章にした暗い作風が多いが
「用心棒」からは、ユーモアもある明るい作風に変わり始めたらしい。
それはいいとして、市井の叙情あり、武家の暗闘あり、恋あり、剣あり
と、ある意味エンターテイメント要素が深く、渋好みする、江戸の風情や
ハードボイルドなどもあるこのシリーズはエンターテイメント性の高いものだと思う。

主人公又八郎も、既存の価値観にはない、元主持ちの常識人の一面と
いつ時も剣を振るえるダークなカッコよさを双方持ちえる、エンター
テイメント向きのキャラクターだろう。

また、細部にあるエスプリ、時折出てくる
市井の人々の甘酸っぱい恋愛なども中々いい。
379無名草子さん
2014/11/09(日) 05:05:26.49
続き

そういえば、何年か前、岸谷吾郎主演で「藤枝梅安」の映像化があったが
結構よかったな。

時に氏は、池波の作風からかなり吸収してるんだろうな。
社会の暗部にこそ、江戸情緒の深みがあるし。
暗殺という、血生臭く、暗澹な世界に振るう剣こそかっこいい。

ただ、俺の拙い意見で言えば、時代小説でも、勇猛さや力強さを持った
鬼平型のヒーローではなく、あえて、氏は又八郎的なテレビドラマ型のスマートな
ヒーローを起用してるように感じるが、その感じがいい意味で現代的でいいね。
今流行のイケメンじゃなく、又八郎はどこかハンサムといったノリだな。
380無名草子さん
2014/11/09(日) 16:36:38.92
又八郎の両手に花ぶりはもうねw
平蔵が密偵のおまさも愛人にしてるようなもんだよな
381無名草子さん
2014/11/10(月) 20:48:06.97
ただ、又八郎のスマートさは、平蔵にはなさそうだ。
又八郎はヒーローでありながらも、平蔵みたいに皆から慕われる傑物というか
顔の広さ的なものがなく、やっぱり、どこまでも市井と武家社会を
行き来する、明暗を持ちえる主人公なんだろうね。
又八郎は鬼平よりも、現代劇に向いたキャラクタだよな。

後、ラストの凶刃は、腹の出たただのオッサンになった感があるのも
リアルでいい。眠狂四郎とかだとそうはいかんからな。落ちぶれた
細谷との対比もよかった。
それと、面白いのが、由亀が貧しい暮らしをしている裏で、自分は細谷と
酒を飲んで遊んでいたのを恥じるのも、面白さだな
382無名草子さん
2014/11/12(水) 13:00:21.29
>>381
用心棒を面白くしているのは屈託なんだよね。
武家社会の道徳100%ではなく上司の思惑に振り回されて生活の費用にも事欠く正確を余儀なくされることへの屈託
佐知との関係で又八郎の心に常にあるであろう屈託

これが単純なお家のために剣を振るう、なんて単純な小説より深みを感じるんだよね。 
383無名草子さん
2014/11/12(水) 21:14:44.54
藤沢は作中の人物などの名前を考えるのが苦手だったそうで、だから池波が盗賊につける「二つ名」のうまさとかに感銘を受けてたらしいけど、日月抄の「嗅足組」なんてなかなかどうしてセンスあるよな
384無名草子さん
2014/11/16(日) 07:46:41.13
由亀って名前も、結構いいよな。
今の時代だと、女性の名前に亀って使わないけど、亀の甲羅みたいに、大人しくも風雪に耐え忍ぶ
強さがあるって感じだよな。
385無名草子さん
2014/11/30(日) 20:00:40.86
シリーズを通してのヒロインが「佐知」ってのはイマイチ
386無名草子さん
2014/12/01(月) 17:55:38.49
それは、テレビ版だろ?

テレビと違って、原作の由亀は死なずに又八郎の嫁じゃないか?
それに由亀もさちも両方ヒロインだろ思うが…?

それに、日々を用心棒で食いつなぎながら、矢継ぎ早に現れる刺客と
斬り合うという砂煙が舞うような硬派なハードボイルドで
国許で待ってる奥さん一人がヒロインってのも微妙だしなぁ…
387無名草子さん
2014/12/02(火) 02:31:29.11
シリーズを通して満足に触れられもしていない女が、正妻だからヒロインとかあり得ん
388無名草子さん
2014/12/02(火) 18:15:12.41
>>385
いやいや、佐知はいいだろう
池波の忍びの女の小たまみたいな野性的なのも悪くないが
しとやかなくノ一というのはたまらん
389無名草子さん
2014/12/03(水) 01:39:14.16
>>388
そういう意味じゃない。名前の話ねw
390無名草子さん
2014/12/03(水) 14:51:52.38
お福「………」
391無名草子さん
2014/12/03(水) 18:01:04.10
>>389
名前か
名前も別に悪く無いような
なんか俺勘違いしてるかな?
392無名草子さん
2014/12/04(木) 01:04:11.29
>>391
いや、今的には全然悪くないんだけど、国家老も務めた名門の父親が妾腹とはいえ、
こういう名前付けるかなあとか、そもそも「サチ」はままあるが、この時代にこの綴りで
付けたか?とか、モヤモヤするんだよなw
393無名草子さん
2014/12/04(木) 12:44:02.97
>>392藤沢の登場人物の命名法は、実在した人物からの借用だそうだよ。本人が対談でそう答えてる。自分で考え出すのが苦手だったそうだ。だから池波の命名の上手さに感心してた訳で
うろ覚えですまんが、確か武士なら武鑑や藩関係の史料、庶民なら寺に残ってる檀家の人別帳とかから採ってた、と言ってたかな?
佐知という名も何かしらの史料に残ってた武家女の名前から採ったんじゃなかろうか?
394無名草子さん
2014/12/05(金) 12:42:57.87
佐知よりも由亀のほうが好ましいと思う
おばば様を守り細腕で菜園を作り家を守る

シリーズ1、最後
又八郎が由亀の鼻歌を聞き、茶を入れてくれと頼むところ
そして、娘がおばば様を思うところ、おばばさま、お茶上がりますか〜
いい娘だな・・としみじみと本を閉じた
395無名草子さん
2014/12/06(土) 13:09:12.49
後、ポイントはシリーズ最初の段階では、又八郎は由亀が自分を殺しに来るだろう
って思ってて、帰藩するとそうではなかった。ってとこもポイントだよな。
ゆきのつつましい性格が伝わる。

それにサチもサチで魅力的だよな。
女嗅足として、時には敵と戦ったり、巧みな変装で登場したりするし
、それに由亀とは、違った大人の色気といった魅力がある。
しかしその反面、家には姉さん人形を飾るなどどこかで大人になりきれてない
あどけない部分がある。
後陳腐だが、シリーズの終わりのシーンで「私を江戸の妻にしてください」
なんて、彼女の魅力を引き立てるいいせりふだよな。
396無名草子さん
2014/12/07(日) 12:43:33.30
サチって書かれると短編の「鬼」を思い出すw
それはともかく用心棒では1作目のおりん師匠に再登場してほしかったな
397無名草子さん
2014/12/07(日) 15:47:56.77
良く言えば慎ましい。悪く言えば武家の女として覇気が無いw
398無名草子さん
2014/12/13(土) 08:49:35.85
用心棒の1に赤穂浪士が出てくる
今夜しみじみ読んでみようかな
399無名草子さん
2014/12/16(火) 23:42:07.80
居眠り磐音なんとか、っつーのを初めて読んだんだが
用心棒日月に似ているね。
400無名草子さん
2014/12/17(水) 16:01:41.38
>>399
似ているwという理由は、佐伯がパクったから。
401無名草子さん
2014/12/17(水) 17:47:27.54
インスパw
402無名草子さん
2014/12/17(水) 21:01:47.92
居眠り磐音より森村誠一の刺客請負人のほうが似てる
403無名草子さん
2014/12/17(水) 21:33:06.20
「用心棒」も「刺客」も村上が主演だったな、双方を意識してたのか。
404無名草子さん
2014/12/17(水) 21:34:36.48
スマン
村上弘明ね
405無名草子さん
2015/01/21(水) 16:41:39.60
ほしゅ
406無名草子さん
2015/01/24(土) 23:11:16.65
神谷玄次郎ってBSでドラマ化されてたんだね。
見たら意外とよかった。
高橋光臣って役者あまり知らなかったけど
原作のイメージにあってるし所作やセリフ回しも上手い。
この四月から新シリーズ始まるみたいだけど前回で
原作の霧の果ての章まで終わってるのにどうすんだろう。
また他の原作からの引用でもするのか。
407無名草子さん
2015/01/26(月) 00:58:39.41
高橋さんは、この前の鬼平スペシャルにも出てたね!
もともとボウケンジャーという戦隊ものの主役だったらしい。
若手の出演も増えているので期待大です。
408無名草子さん
2015/01/28(水) 10:47:18.89
葉室麟、佐伯泰英あたり読んだけどダメだな。
暇つぶしにしかならんわ。
これからも藤沢周平作品を記憶が薄れるのを待って順番に
読み返していくしかあるまいか。
409無名草子さん
2015/01/28(水) 21:28:39.20
>>408
この二人や他の作家も、どうあがいても藤沢周平を越えられない。
410無名草子さん
2015/01/29(木) 01:52:01.92
そういう時代というか、周平さんは恵まれてる。
上のお二人がどのような生い立ちかは知らないが、姉が文学少女だった上
、縁故の方や担任の先生なんかのほとんどが漢詩に明るかったり
学識のある方だったりする。どうも氏はそういった文学的な出会いなどに
恵まれてる気がする。

後、エッセイを読む限り、ご本人に屈折した一面とか狂気とかいうものとは、
向き合っているというか、そういった部分もあると感じるわけで、この辺が作品群
を産んでいるんだと思う。

佐伯さんも葉室さんもまじめに仕事に取り組んでいらっしゃるし、お二人
ともお若い。これからどう氏に近づくか、もしくは乗り越えるかは、お二人の
努力によるものだろう。にしても厚い壁だ。
411無名草子さん
2015/01/29(木) 01:55:46.73
続き

今の人というか作家は、見る限りワリカシ勤勉で学者型の人が多そうから、こ
こで周平論をしっかり確立し、謂わば則る形で書いていけばどうにか近づける
かなと思う。

いま学者なんかが、どんどん論評を書いていけば、結構近づける作家は増える
のでは、と思うがどうだろう?
412無名草子さん
2015/01/29(木) 19:42:05.68
近づくとか真似をするなんてのはダメだと思うなあ。
自分のやり方で自分の道を行ってほしい。
劣化コピーを読むのはもううんざり。
藤沢ファンを公言して似たような小説を書く人たちは
藤沢作品を神格化しすぎて現実味をおろそかにしてるから
ご都合主義が見え隠れして、読んでて鼻白むことこのうえない。
特に葉室さんに顕著だけど、他の人も似たようなものだ。
413無名草子さん
2015/01/29(木) 20:19:09.84
俺の文章が悪かった

神格化=よい論評はなく、よい論評というのはモチロンで、
例えば、(知らないが)葉室さんや、山田監督など
一方的な思い込みというか、個人的な批評のみで、その外見的なもの、
要は視覚的なものを模倣するならそれは真似であるし、もしそこに観察力が
なければ、子供のいうまねっこにすぎない。

それこそ本当の”真似”というのは、コナンドイルを真似たらしい相棒シリーズとか、
そういうものであって、観点や視点の疎かにした上での神格化ではない。

申し訳ない。
414無名草子さん
2015/01/29(木) 20:30:21.43
すまん誤字
神格化=よい批評であることはモチロンだった。
後、それ真似、ではなく低級な真似だった。
415無名草子さん
2015/01/30(金) 02:36:42.06
>>408
その二人は時代小説界のラノベの星でしょ。比較する方がおかしいw
416無名草子さん
2015/01/30(金) 03:18:57.79
佐伯さんの場合は、自分の書くものは一時の清涼剤であるって公言してる
わけだけど、葉室さんはどうにか文学ってなってんだろ。
ゆるしてやれ
417無名草子さん
2015/01/31(土) 04:50:30.45
いや、2005年前後に最初から文庫で読み切りシリーズ物を出す動きがあって、
そういうのって多作家じゃないと全然ダメなんだけど、佐伯は明らかに貢献したよ。
時代小説の復活って意味でね。

葉室は文学よりっつうか心情重視に書きたがって、肝心の時代考証とか全くできてない。
それぞれの立場考えず、「何だこりゃ」な現代語会話が多いのは痛い…
418無名草子さん
2015/01/31(土) 05:18:56.60
いや、それは藤沢も山本も変わらないだろ、
山本自体も時代考証ができていないというバッシングもあったし、藤沢も
チョンマゲの侍が背広を着ているようだと、論評されたらしい。
時に山本は、小説は面白ければいい、と居直ってるわけだしな。

ただ、問題は現代という時代にあるな。時代がどうもすさみすぎてる
分、人間がどこかすれて見えるんだろうと思う。同じような作家のの乙川氏のようなベテランと比べ
葉室氏は最近デビューしてるし、そこも難しそうだ。
無論、葉室氏が藤沢の後継者かどうかを判断するに於いて、厳しい批評をさせて
貰えば葉室氏の実力不足という厳しい現実を見ねばなるまいし、本人のテーマである。

主もちの武士や、町人をテーマにしたものというのかな?
藤沢氏はこれを「人生派」と証しているわけだが、現在これを葉室麟氏、乙川
優三郎氏ら若手作家が受け継いで頑張っているという形になるわけだが、
双方の努力と読者層の成長などが意味を持ってくるだろうと思う。
419無名草子さん
2015/01/31(土) 06:24:27.12
山本は確かにそうだと思うけど、藤沢はそこまでじゃない。程度問題なんであってね。
池波だっていい加減とか言われたけど、ちゃんと調べてる部分があって、だから今でも
読まれる。山本は申し訳ないけど、時代が経ったらそれに耐えられる作品が少ない。

あと葉室が藤沢の後継者とか、まだ候補にも挙がってないと思うよ。
名文家って最初からかなり違うし。上田とかのが全然近いと思う。
420無名草子さん
2015/01/31(土) 10:11:10.64
おいおい勘違いするな!
今は周平大ブームで、周五郎は忘れられがちだが、決して山周は
古臭いだけのものじゃないぞ!

それこそ、昔やった「柳橋慕情」とか、「どですかでん」とかで
、いかにも古臭くいわれがちだが、赤ひげもそうだが三浦主水正
なんかいかにも現代的ヒーローだし、ながい坂はフジの木曜十時
のドラマ枠で十分通用するぞ。

周平でも周五郎でも悪い点は、映像化する人間にいい加減な論評
で見る人が多いことにある。正直、たかを括ってみる人が多すぎる。
用心棒シリーズ同様、周五郎の主人公達はいまのドラマで取り上げられそ
うな、ドーベルマンのようなスタイルのよさを十分持ってるわけで
そこを勘違いしちゃいけない。

財前五郎やおんちはじめ程じゃないにしろ、彼らは重厚なテレビヒーロー
になるだろうと思う。本気のドラマ化期待!
421無名草子さん
2015/01/31(土) 13:10:10.09
山本周五郎はさぶしか読んだことないが思ってた以上におもしろかった。
ただよく言われるようにあざとい感じもしたのもたしか。
泣き所笑いどころなどすべて計算されているようで
はいここ泣くところですよ。はいここ笑うところですよ。
と作者に操られているような。
422無名草子さん
2015/01/31(土) 14:19:17.26
要するに脚本家っぽいんだよね
423無名草子さん
2015/01/31(土) 16:53:22.94
そこいくと藤沢周平の文章はけれんみがなく清々しい。
読んでると自分の汚れた心が浄化されていくようだ(笑)。
もうでてこないだろうねこんな作家は。
424無名草子さん
2015/01/31(土) 18:52:48.69
そんなの文章の中で「隠し剣」は凄いよな。
あれだけ精緻なプロットで、あれだけすがすがしい文章を書くなんてと思う。

俺が見る限り、この作品は基本、誰かが損をすることも得をすることも、
すべて因果応報といったノリで、意外な落ちが多いとはいえ、その落ち方
すべてが機械のような美しい終わり方には驚く。
あの靄に包まれたような、文章のほうも氏の文章の清清しさの意外な利用
法と言っていい。世にも奇妙な物語チックなんだよなぁ。

この辺は、星新一とか、シェイクスピアとかのノリだよな。文章の無駄を
できる限り省き、あの狂気的で、血みどろな人間世界を描ききるのは凄い。
思えば氏は、石川啄木などの文学以外にも、推理小説や、チェホフの戯曲を
読んでいたというのがやはり解る。

どっかのアンポンタンが愛に生きるだとか、慎ましやかなんてデタラメ言い
出すから。
425無名草子さん
2015/01/31(土) 21:34:42.83
隠し剣シリーズは、所謂どんでん返し的な構成があるんだけど、
そこに至る過程がいい。芥川とかの短編に通じるものがある。

「橋」という1つの小道具をテーマにして、様々な人間模様を描いた「橋ものがたり」も
短編集として珠玉だと思う。書き過ぎず書き足らな過ぎず、行間を読ませるのが藤沢。
426無名草子さん
2015/01/31(土) 21:50:00.27
隠し剣シリーズっていっても2巻17編あってそれぞれ単独の短編だから
十把ひとからげに語られても何ともいいいようがないよ。
427無名草子さん
2015/01/31(土) 22:06:16.91
どれもが1つの主題を持って、精緻なプロットで完成度が高いってことだろjk
428無名草子さん
2015/01/31(土) 23:02:52.87
隠し剣の『鳥刺し』についての論文があった↓

http://mitizane.ll.chiba-u.jp/meta-bin/mt-pdetail.cgi?cd=00076219

こういう見方もあるのか、と
429無名草子さん
2015/01/31(土) 23:30:55.97
何が言いたいのかさっぱりな感じだな。他の作家だろうが、秘剣だ忍者だなんだのは、
物理的にあり得ないようなのは当然あるわけで、その時代の役職を把握してない、
権能を理解してないとか、そういうのとは違うと思うよ。

剣なんか特にだが、そもそも資料参考にして忠実なんてのは時代小説作家としてはダメ作家。
飛躍させてこそ活劇部分が活きるんだと思うよ。
430無名草子さん
2015/02/01(日) 05:20:15.45
論文とかちゃんちゃらおかしいレベル
431無名草子さん
2015/02/01(日) 18:24:26.56
>>429 

歴史小説であれば、忠実であればあるほどいいんだろうがな…
とすると、藤村の夜明け前なんか、すごいよなぁ。
馬籠の生活がとても綿密に調べてある。
「木曽路は〜」の出だしも格調高いが、文章の隅々まで時代考証が行き届いてるよな
(途中までしか読んどらんが)

時代劇というもの自体が、史劇とするのか、チャンバラや人情話的にするのか
この辺の緩急の分け方の難しさなのかなぁ。
ながい坂なんかは、時代劇でありながら、人間喜劇のような形のドラマが展開
されてる。よく使っていた橋を壊されるという文学的な要因から、地獄の道を行く兄
、ダメな弟、優柔不断な両親など、この構図は、ロシア文学的だよな。

関係ないけど、安岡章太郎のエッセイの中で、自分の先祖である土佐の旧家
のことを書くときに言葉をどうするかで困ったと書いている。
ちなににその旧家のことを書いた小説「流離譚」エッセイ型の小説になっていて
物語ではない。「流離」は、周平とは違った歴史世界が楽しめる。これもお勧め。

そうみると蝉時雨なんかは、すごくロシアとか海外の文学の匂う作品だよな。
432無名草子さん
2015/02/01(日) 18:42:44.95
文章の素晴らしさは勿論だけど、藤沢周平の魅力は、ストーリーテラーとして第一級であることだと思う。
短篇も、人生の一部を鮮やかに切り取ったと言うより、一つのドラマとして立派に完結している。
隠し剣シリーズを始め、「ただ一撃」など、映画「許されざる者」を彷彿とさせる面白さ。
氏自身、海外ミステリに精通していたせいだと思うが、作品に、サスペンスとしての魅力、ワクワク感が溢れている。
よりエンタメよりだけれど、隆慶一郎がもっと生きて、作品を書いてくれていたら、藤沢周平と並ぶ、時代小説の世界を
築いてくれていたように思う。
433無名草子さん
2015/02/01(日) 19:09:46.02
隆慶一郎は藤沢氏より偉大な筈だ。
吉原御免状などで、被差別部落や苦界と言われる吉原という重たいテーマを扱
っていながらも、決して、ユーモアを娯楽的要素を捨てない。
後、公界と苦界をかけてるのね。
エンタメよりかどうかは別として、人間社会という見えない囲いから隔絶された
世界を書いている人だ。

それに忍者という、社会からある意味隔絶された世界をあれだけ、自由な
世界としてかけるのも偉大。カブキものというテーマにしろ、そこには社会から
隔絶されるべき存在という孤独なテーマがある。

東大の哲学科で学び、ヴァレリィの歴史論云々ということもあるし、それを
テーマにあれだけの世界を駆けるのだから、藤沢氏より偉大だと言える。
434無名草子さん
2015/02/01(日) 19:15:09.14
続き

いってみれば、社会から疎外された人間の世界というモノをあれだけの熱気を
もって書けるということ、向き合いずらいテーマを敢えて扱うということも
この人の偉大さだと思う。

まさに神様みたいな人なんだろうな。
435無名草子さん
2015/02/01(日) 19:20:16.99
スイマセン
仏文科でした!
436無名草子さん
2015/02/02(月) 02:02:11.65
○○より□□が偉大だとかいうゲーム脳は、芸術の分野では止めた方がいいよ
437無名草子さん
2015/02/02(月) 08:32:32.11
社会からの阻害=自由と書いたのが悪かった。

”偉大”という単語自体に大小の価値があるわけではなく、この単語が較べる
べきテーマの違いということ表すということになるだけだろ?

この先は蛇足だと思うが、
隆慶一郎は被差別という、社会的に見てヘビーなテーマを扱っているという
こと、反して藤沢氏の描くテーマは、下級武士の哀切や、町人の悲哀、もしくは、
社会の中に生きる人間の中に潜む狂気や孤独といった感じだろうと思う。
で、この言い方は微妙だが、隆慶一郎の描く世界、それこそ吉原という客には天国、中で
生きる人間は地獄という隔絶され場所。また、そこで生きる人々が実は家康の
影武者の政治的な力によって無理矢理閉じ込められた、傀儡師という人々であった、も
しくはその人たちが部落民として人として扱われない身分にされたというテー
マ。それは勿論、隆氏の書くテーマ自体がこれら社会からの阻害、もしくは、
江戸時代という社会そのものから隔絶された世界を描くという重たいテーマ
がそこにあるわけだろ?

双方のテーマをくらべて。偉大さというか重さの違いがあるのはわかるはずだ。
確かに藤沢氏はすばらしい作家であるが、こういうところで見れば偉大かそう
でないかはでないかは、分かるだろ?
偉大である言う言葉が決して物の上下を決めるものではない。

何かが良くて上、何かが悪くて下、これは当たり前だ。
だが芸術というものの主題の差をただ”上下”で見て、その壁をいたずらに壊すという
ことは、その分、実は双方の価値すら壊す可能性もあるうると思うがな。

それは考えるべきだろう?
438無名草子さん
2015/02/02(月) 08:35:14.45
スマン

<何かが重くて見えて上、何かがうわべに軽く見えて下、それを違う。

だった。
439無名草子さん
2015/02/02(月) 10:42:37.77
お前がそう思うのはお前の勝手だが、それが絶対なんかでないことも理解しような
440無名草子さん
2015/02/03(火) 00:12:48.15
被差別だけが社会的に重いテーマじゃないし。
上で挙がってた隠し剣シリーズだって、理不尽な官僚支配に対するアンチテーゼとする見方だってできる。
決して単なる活劇、時代物のホームドラマに終わってないからこそ、今でも支持されてるんだと思う。
441無名草子さん
2015/02/03(火) 15:46:35.41
俺は藤沢周平も山本周五郎も文庫になってる範囲はほぼ全部読んだ
藤沢周平は外れが非常に少ない作家だけど
山本周五郎は多作だし、初期と晩年では全然違う
初期は非常に通俗な感じがするものもあるが(それはそれで面白いんだが)
ながい坂のような晩年の最高作は、藤沢周平にとっても高い壁だったと思うよ

>>420
ながい坂は大昔にTV化されてるね
吉右衛門のTV初主演だと思う
つうは星由里子、滝澤兵部は津川雅彦だったのをかすかに覚えてる
442無名草子さん
2015/02/04(水) 00:52:06.62
山本周五郎も藤沢周平も女の官能性を書くのがうまいね
周五郎の樅の木もながい坂も女の生理的なエロスが匂うようだし、
周平は海鳴りみたいな不倫物もいいし(おかみがエロい)
「唆す」「遠ざかる声」のような艶笑譚もうまい
どちらもエロを書いても品がいい
443無名草子さん
2015/02/05(木) 19:22:03.93
読みたくなった
444無名草子さん
2015/02/08(日) 12:12:37.98
風の果ては何度読んでも面白い
445無名草子さん
2015/02/10(火) 00:32:02.43
そうかな、風の果ては何か初期の藤沢の暗さを思わせる。
どうして、そんな終わり方にしかできないのかなと、何度読んでも思う。
446無名草子さん
2015/02/10(火) 10:47:39.27
初期の藤沢作品の暗さとは全然違うと思うけどなあ。
あれを重厚といわずに暗い小説といってしまえば
ハゲタカとか経済小説なんかもみんな暗い小説になってしまう。
447無名草子さん
2015/02/10(火) 17:39:28.06
暗くてもいいんだよね、救いがあれば
448無名草子さん
2015/02/11(水) 05:08:35.48
にしても、そう見るとたそがれ清兵衛も案外暗いよな。

日和見与次郎やだんまり弥助など、思っていた女性が無残に殺されたことの
復讐譚であるという”形”で考えると胸に沈むものがあるよな。
日和見のラストの「見事な腕前でしたよ、今日のことは誰にも内緒ですよ」
のくだりは、いとこが死んでいると考えると、なかなか気持ちが沈む。

それに新潮版のあとがきによると「日和見」の内容は、暗殺の年輪と
同様、父と同様の悲劇に向かおうとする息子の内容という面で
類似しているとある。

暗殺の年輪は、父と子、双方が権力者によって暗殺者として利用され、
結果親子ともども悲劇に向かって行く。
その中で、後に書く「与次郎」は、今度は、父のように派閥闘争に巻き込
まれないという道を選ぶことで、父とは違う道を選んだ。

こう見ると、悲劇ばかり書いていた氏の心境が、エッセイに書くような”日常”
を生きるということや創作という物によって、変わっていくという、そ
れこそ爽やかな物を感じるな。
449無名草子さん
2015/02/11(水) 05:12:35.98
スマン、清兵衛ではなく、その中の作品だった。
450名無しさん
2015/02/15(日) 13:25:21.27
アールビバン岸田メル先生の批判をする、ひきこもりのバカ発見。
http://inumenken.blog.jp/archives/22668079.html
451無名草子さん
2015/02/22(日) 15:29:56.49
風の果てのラストはあれしかないと思うけどな。若造小僧みたいに殴り合って「やるじゃないか。あっはっは」とは行かないし。
藤沢作品とただ暗い小説の違いは、哀切感を内胞してる所だと思う。
それは、初期作品も後期のものも違っていないんじゃなかろうか。
452無名草子さん
2015/02/22(日) 16:29:17.85
初期の作品が暗いといっても実際は
暗殺の年輪と又蔵の火の2冊ぐらいなんだよね
ぜんたい通して暗いのは。
この直後に直木賞とって吹っ切れたんだと思う。
453無名草子さん
2015/02/22(日) 23:42:25.53
ぜんたいが暗い短編集に、闇の梯子も付け加えたいな。
ちなみに、暗殺の年輪も又蔵の火も、刊行されたのは受賞後だよ
受賞前に執筆したという意味ならそのとおりだけど。
454無名草子さん
2015/02/23(月) 15:01:56.33
獄医立花登手控えあたりからじゃないかな。トーンが少し変わってきたのは。
個人的に一番やりきれなかったのは短編の「人殺し」
455無名草子さん
2015/02/23(月) 21:35:08.19
それはいくらなんでもないでしょ。
獄医立花登手控えは用心棒日月抄連載始まった
3年も後だよ。
456無名草子さん
2015/02/24(火) 03:19:15.53
まあ、用心棒日月抄も暗いっちゃ暗いんだけどね。
絶対結ばれないヒロインとか、師匠にも信じてた友にも裏切られるとか…
457無名草子さん
2015/02/24(火) 23:21:30.49
用心棒ってそんなだったっけ?
なんかと混じってない?
458無名草子さん
2015/02/25(水) 16:44:52.97
重箱じゃないが
結ばれないはサチで、友人に裏切られるのは牧与之助だろうか。
師匠云々はちょっと分からん

<<456の意見もそうだけど、刺客との戦いも結構暗い感じだよな
たとえば、次、三男の部屋住みというか冷や飯食いが刺客として
襲ってきたり又八郎が妻子は?と聞くと、敵がいらぬ斟酌と答える
あたりなかなかエグイ感じだよな。

やっぱり血で血を洗う闘争という感じがする。
459無名草子さん
2015/02/25(水) 18:15:58.69
>>454
>>455
一般的に78年の春秋山伏記が端境期と言われているね。用心棒も78年か。
460無名草子さん
2015/02/25(水) 21:15:07.62
>>458
そういう個々のエピソードじゃなくて
初期の暗さってのは作品の冒頭からすでに
悲劇的な終盤を予感させるような
全体的に重々しい雰囲気が漂ってる。
後の隠し剣シリーズの短編なんかでもちょこちょこあるけどね。
461無名草子さん
2015/02/26(木) 04:08:53.43
隠し剣シリーズは「やり切れなさ」的な暗さは少ないでしょ。
主命であってもそれを果たすってのばかりだから、ドロドロの裏切りとかは無い。
むしろ、上手く行ってない夫婦の嫁が旦那の代わりに立会いやる話とか、
明るい話も多かった気がする。

序盤から重々しいってのは、藤沢も初期の頃は簡単に予想されちゃうほど
筆力が無かったってだけだろ。失礼な言い方だが。
462無名草子さん
2015/02/28(土) 01:00:23.86
暗いとか、重いのは当時の自分の暗い気持ちを小説に込めたかったという思いからじゃないのか?
自分の小説を自分の暗い気持ちを詰め込んだ毒袋って言ってるわけだし。

後、隠し剣は、宿命剣や必死剣、偏屈剣なんかはワリにどろどろしてるし、
どう読んでも主命で討ち果たす話ばかりじゃないように見えるが…。
463無名草子さん
2015/03/08(日) 18:18:20.38
にしても、今の山田監督といいなんといい。藤沢周平を理解してます的ノリが
腹立つよな。
確かにオリジナルを超えないリメイクなど作るなって、ノリではあるとしても
、原作に対して、自分は及びませんよ的ニュアンスで取り組むとしたら、
まだいいし、まぁひどいけどを、いいとこを見てみようと読者は思う。

でも山田監督といい、雨あがるの時の黒沢といい、(糞映画)「かあちゃん」
の市川こんといい、いっちょ前に無駄な原作改悪とかしてて、ムカつくし、
殆どホームドラマ的に決め込んで作ってて、あぁあと思う。
そのクセ、慎ましやかな性格とか(真面目に読めよ!)、われわれの心に住んでいるとか解ったようなとか、
そんな一方的で、バカにしたような論評をして回るから腹立つのね。

逆にいえば、小澤征悦主演の「ちいさこべ」とか「必死剣」、ああいう小品が
逆に胸を打つね、いつかは原作という素材を大事にするか、もしくは改変がある
としてもそこをシンケンに取り込んでいるような作品が見たいものだな。

話題の「雨あがる」も例えば、子供時代の主人公が泣き虫だったのが、預けられた
お寺の和尚の影響で、成長したこととか、結婚した奥さんが元は世間知らずの
お嬢さんだったとか、そこを回想すればいいのに、回想の辻月旦って、あれなんだよ。
それに殺陣シーンの不快なスプラッター、テレビ叩き壊そうかと思った。
464無名草子さん
2015/03/09(月) 14:57:26.82
映画は映画、原作はヒント位と思ってた方がいい
自分の思い入れがあるシーンがなくてもしょうがない(好きになる必要もないが)

黒澤明(雨あがるは監督していない、脚本の途中まで)のでも
椿三十郎や天国や地獄は原作と全くかけ離れて、かつ傑作
原作に比較的近くて映画としてもできのいいのは赤ひげかな

小泉堯史の雨あがるは俺も感心しないが、原作と違うからじゃなく
殺陣などのクライマックスが前半につめられて、後半間延びしちゃうバランスの悪さ
黒澤の引き継いだからか、全体的にギクシャクしてる
小泉監督の次作の脱黒澤した阿弥陀堂だよりは素晴らしいよ
465無名草子さん
2015/03/10(火) 01:34:31.17
でも一理ある。映画でガッカリ感強いと、それまで原作から得た感動にまで泥を塗られたような気持ちになる。
藤沢作品では「蝉しぐれ」の最後とかも酷かった。何でペラペラしゃべらせるのかと。
無駄なセリフは書かない、時代小説最高の名文家と言っていい藤沢の意図を理解してるとは思えない。

「2001年宇宙の旅(これは同時進行だが)」や「ブレードランナー」のように、原作とはまた別の魅力を持った
映像作品を作って欲しいよ。
466無名草子さん
2015/03/12(木) 22:32:08.16
蝉しぐれはテレビ版のほう見たけど大八車のシーンで萎えたわ
467無名草子さん
2015/03/15(日) 15:55:16.93
ノーサイドの藤沢周平特集で、誰かが「映像化出来る小説は小説として隙上がるという事。
藤沢作品にはその隙がない」と云う様な事を書いていて、妙に納得した。
だから、好きな作家の映像化はまず見ない。藤沢作品は数度あるけどいずれも酷いできだった。
用心棒日月抄(小林稔侍版)は又八郎=稔侍が有り得ないキャスティンぐだったし、
同(村上弘明版)は香取が出てきた時点で嫌になったし(村上もどちらかと言えば悪役顔で又八郎役は合わない)、
たそがれ清兵衛に至っては論外。
468無名草子さん
2015/03/15(日) 18:47:38.84
結構見てるじゃないですかw
自分の好きな作品が自分のイメージ通り映像化されるなんてまず無いでしょうね
誰の作品の映像化でも、2ちゃんでイメージ通りで万々歳って言ってる人を見たこと無い

逆に、映像見てから原作読む人は違和感はあっても、ダメージは少なそう
なんといっても映像の方がイメージ喚起力は強いから
>好きな作家の映像化はまず見ない
これに徹するのが一番ですな
469無名草子さん
2015/03/16(月) 09:58:40.43
腕におぼえありはよかったぞ。鶴太郎と香取は論外として。
あとテレ東のよろずや平四郎、この春第二シリーズ始まる
NHKの神谷玄次郎、この辺の松竹製作ものもいい。
映画だと山桜なんかはかなり原作に忠実な作りで
藤沢周平の香りがする映画だった。
主役級の東山がセリフがほとんどないという演出もよかった。
470無名草子さん
2015/03/16(月) 11:18:22.32
三屋清左衛門なんかは読んでいるうちに
脳内で動いているからね
脳内映像で季節、風の温かさ、冷たさ、
雨、雪が降ってくる
TVでの三屋は見ていないので幸い
南果歩の嫁なんていらぬわ
471無名草子さん
2015/03/16(月) 11:30:38.05
腕おぼメインキャストは完璧だろ
472無名草子さん
2015/03/16(月) 13:00:06.66
蝉しぐれテレビ版は評価高いぞ。俺も嫌いじゃない

…映画版なんて無かったんや!!
473無名草子さん
2015/03/16(月) 14:30:41.15
脳内映像をテレビや映画に求めたってそりゃ無理よ
同じ感動が得られちゃったら、小説の立つ瀬がないじゃん

映像は映像で楽しめばいいんで、面白いかどうかは映像作品としての出来不出来で
小説を忠実に映像化できたかどうかは、二次的なもの
たまたま自分のイメージにピタリはまればそれは満足するだろうけど
自分とまったく違うイメージのキャスティングでも、面白いときは面白い
474無名草子さん
2015/03/16(月) 21:44:45.99
登場人物少な過ぎて笑う、やっぱり爺向けラノベだよ
475無名草子さん
2015/03/16(月) 23:03:54.63
>>474
おい誤爆してるぞ。
ここは藤沢周平のスレだ。
書込む前によく確認しなさい。
476無名草子さん
2015/03/17(火) 00:48:49.36
>>472
原作よりはいいかもなw
477無名草子さん
2015/03/17(火) 16:27:05.36
脳内で変換されているんだから
忠実に再現すりゃいいものを
脚本家の傲りの様な気がする
原作を超えた、実はめちゃくちゃ
478無名草子さん
2015/03/17(火) 19:45:49.67
文芸春秋の増刊号の「藤沢周平のすべて」で安かったんで買った。

昔の写真なんか見ると、エッセイの面白みがさらに深まるぞ。
友人が予科練に受かって、送別したときに撮った写真
なんか見るとわりと若き氏が厳粛な顔してて、当時軍国
少年だった氏の心情を表してる気がする。

逆に教師時代や、新聞記者時代の写真なんかは、ニコニコ笑ってるんだよな。
氏は聖人のように思われがちだが、時にはパチンコに行ったり、碁会所に
行ったりと、ワリと現代人的な一面が多いんだよな。
池波氏の作風に近いのか、当時の世評の影響をを受けてるのかは、解りづらいが
やはり氏の小説には、現代性というか、都会人の憂鬱をよく確認できる。
度重なるご不幸もそうなのだろうが、氏の作品の暗さは、田舎の農村という
氏にとっては、郷愁ただよう青春の地から、突然都会という別世界に生きねばならぬという
、戦前から戦後を股にかけて生きたということの厳しさがあるのかもな。
その点で蝉しぐれは、いくら政治的な暗闘があったとしても氏と同じ境遇の
人にとっては、心表れる気持ちなんだろな。
その点で、葉室氏の作品もまた、郷愁とか青春とか、そのテーマの美しさを
再確認できるのかもしれない。

アマゾンでも売ってるだろから、エッセイ集と併読することをお勧めする。
479無名草子さん
2015/03/17(火) 20:13:56.64
続き
にしても最近海音寺の「天と地と」を読んでるが、幼き頃から、青春期に
さしかかかる謙信の姿を見ると、どうもエッセイで読んだ幼き日の氏を感じるんだよな。

清廉で情熱的な性格である反面、潔癖すぎるところから、愛欲というものを
病的なほど嫌悪し、それ故惰弱で愛欲に落ちる兄晴景に対して数少ない肉親
として愛情を持ちながら、憎しみといっていいほどに嫌悪するという部分にも
氏の作品に出てくる人間の愛憎劇に繋がる。
それに師の宇佐美定行の娘のみのや、姉の綾など、年上の女性への慕情も
文学少女であった氏の姉君や、小学校の担任の先生と被る。
なんというか「天と地と」は氏というよりは、雪深き東北人というもののあり方を
考える小説なのかもな。

後、関係ないが晴景の死別シーンは割りとさらりと書いてあるが、涙ぐむものがある。
おそらくあの作品の中で多くの読者が共感するのがあの救いようの無い晴景だろうと
思われるが、その分、あの最後はサラッとしてるけど泣ける。
個人の意見だが晴景にとって、あのドロドロした環境に生きるには、ああいう方法
生き方を選ぶしかなかったんだと今更考える。
480無名草子さん
2015/03/17(火) 20:32:25.82
更に続き。
海音寺は、作者本人の社会や人への視点があまりに厳しすぎて、それが文章に出てて
暗い気持ちになったりするし、これはこうだと決め付けたような感じの文章がときに不快だ。
それに、さっきの晴景や柿崎景家など、わりかし史実を無視したネガキャンが
多いのは確かだが、天と地との晴景なんかはワリと胸を打つんだよな。
481無名草子さん
2015/03/20(金) 13:40:29.87
長すぎ、せめて5行だと読める
482無名草子さん
2015/03/20(金) 16:36:43.25
東北人はドロドロしてて屈折した愛憎があって、年上女オタですってか?
中学生の作文以下だな。
483無名草子さん
2015/03/20(金) 21:37:15.79
スレチ、長文、意味不明の三重苦。
484無名草子さん
2015/03/20(金) 21:47:59.72
俺はそれほど悪いと思わないがなあ
別にいいじゃん、こういう見方もあるってことで
485無名草子さん
2015/03/20(金) 22:21:33.38
見方ってレベルじゃねえだろ。そもそも海音寺の「天と地と」はドラマ化されたせいもあって有名だが、
海音寺作品として傑作ではない。

本来の主題であったはずの、上杉・武田の争いを上杉側から掘り起こすっつうのも、
一旦出家した男が戦国大名として成り上がる成長物語って側面も、中途半端で終わってる。
史実にない女性とか余計なもん出したのもあって、締りのない作品になってしまった。
486無名草子さん
2015/03/24(火) 22:18:30.78
まあ「天と地と」が「海音寺作品」としてイマイチなのは認めるが、中々ドラマ化、映画化に向いてない海音寺作品の中で、
そんな「海音寺流ラノベ」があってもいいじゃないのw
487無名草子さん
2015/03/29(日) 07:02:54.33
海音寺さんは武将列伝と悪人列伝が良かった。これが出てこないとやばい。
天と地とは幼少期謙信がジュナイブルみたいんで苦手。
川中島決戦は凄いけど吉川英二のようにその一戦だけクローズアップしたら
また印象が変わってたね。
488無名草子さん
2015/03/31(火) 21:33:54.05
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150320-00000460-yamagata-l06

今頃、こんなニュースに気がついた
行きたいのう
489無名草子さん
2015/04/07(火) 23:10:14.78
獄医立花登捕物手控え全巻読んだけど、皆さんの評価はどうなのだろう?
捕物比較すると鬼兵と比較してしまい味が落ちる。藤沢周平の独特の侘び寂びが少なく
味わいが足りない。主人公がスーパーマンだから萎える。
これでも人気あるつうか評価高いの?
490無名草子さん
2015/04/09(木) 14:16:37.91
>>489
似たようなのではよろずや平四郎なんかもあるけど、俺は立花登シリーズの方が好きだな
捕物帳的な部分は薄味だけど主人公の成長物語として面白い
周りの人間が欠陥だらけなのが、ウソくさくなくていい
この人の恋愛心理の描写はワンパターンにならずにうまいんだよね
この作品も不良娘自身や彼女への登の気持ちが変わっていく描写がうまい
491無名草子さん
2015/04/09(木) 20:14:59.94
藤沢作品は「白き瓶」以外は何を読んでも面白いと思える俺からすると
立花登の何が不満なのかわからない。
筋立てはしっかりしてるし、登が颯爽としているところもいいじゃない。
492無名草子さん
2015/04/10(金) 13:37:28.72
>>490 女にもてるのは面白いと思う。ただ藤沢作品はまだ数冊しか読んでいない。
それで思うのは藤沢さんの売りは味わい深さ、心に沁みるお話というのがあると思うのだけど
このシリーズにはそれが薄味だった。連載が四冊で終わったのもうなづける内容。
よろずや平四郎も何でもできる主人公な?

>>491 他の捕物帖読んだことある?鬼兵などと比較すると落ちるんだよね。
だから、捕物じゃなく医学ものに徹底すればいいのに、主人公欠点がないしさ。
ラノベ的に女にもてるというのは面白いけどね。
493無名草子さん
2015/04/10(金) 19:07:02.14
>>492
なるほど、ありがとう。だいたいわかった……と思う。
立花登が合わないなら、今NHKのドラマになってる神谷玄次郎は尚更合わないだろうね。
あれは、藤沢にしては珍しく、とても軽いタッチで書かれている作品だから。

俺は、鬼平は読んだと言えるほどではないけど、数冊読んだよ。
剣客商売も仕掛人梅安も少し読んだ。あまり参考にはならないだろうけど、TVドラマや映画やマンガも観た。
で、読んでみて一番思ったことは、「俺の好みには合わないな」というものだったよ。
そう思った理由は挙げても意味はないと思う。要するに、個人の好みの問題だというところに落ち着くだろうから。

ところで、藤沢がシリーズ物を書かなかったのは、シリーズ物の弊害を避けたためだと俺は思ってるよ。
藤沢は作品の整いというものにことのほか気を使っていたからね。
494無名草子さん
2015/04/10(金) 22:05:30.39
なるほど。個人の好みの趣向になってしまうのだね。
最初の藤沢周平が有名な蝉しぐれだったのもあるけど、心に沁みる奴を望む。
最近だと短編の時雨のときが良かった。あれは身に沁みた。
逆にあ〜ゆう心に沁みるものを池波も司馬も書いてないと思う。
495無名草子さん
2015/04/10(金) 22:09:40.38
>>立花登が合わないなら

楽しんで読んだから合わないというんじゃなくて、捕物比較対象を知ってるから
色々批判的になる。他の捕物を読まないで立花登読んだ場合は十分贔屓になると思う。
くどいけど、鬼兵の長谷川平蔵にはその人間が育ってきた過去があって
その回想が人物に厚みを与えるのだけど、立花登はそういうのないでしょ。
でもって何でもできちゃう。長谷川平蔵は死の危機に立つし部下を死なせてしまうこともある。
496無名草子さん
2015/04/10(金) 23:53:00.03
>>495
あなたの獄医立花登の批評にはまったく同意なんだが
それと比較するのに鬼平犯科帳を引き合いに出すのはさすがに無理かと。
作者の作風がまったく違うし火付盗賊改は現代の機動隊や
SATみたいな凶悪犯専門の特殊部隊。
それと江戸を舞台にした素人探偵もののような
獄医立花では同じ捕物でも設定が違いすぎる。
497無名草子さん
2015/04/11(土) 07:29:18.75
この話続けてもたぶん分かり合えないと思うぞ
比較対照で言うなら、鬼平のほうが劣ると俺は思ってるもんw
498無名草子さん
2015/04/12(日) 07:36:44.46
げっ??? それはまた何故?
499無名草子さん
2015/04/15(水) 05:51:40.59
比較対象にならないもんを比較されてもなw

そんな事言ったら鬼平は健常者には人情があるが(使えるか使えないかで判断してるフシも多々)、
どうしようもない犯罪者であり、罪を償っている途上ではあるが、病気を抱えたりしている底辺に対して、
冷たい男だとも言える。それは所詮旗本の坊ちゃんとして、遊んで来た男の限界って見方だってある。

重要なのは自分の価値観と合致するからといって、作品の価値そのものとリンクさせちゃダメって事じゃないかな。
500無名草子さん
2015/04/15(水) 12:47:51.74
>>489さん、だいたい「獄医立花登手控え」であって「捕物手控え」じゃないぜ
勝手に捕物ジャンルに入れて「捕物比較対象知ってるから」って言われてもなあ
鬼平が捕物かどうかを置いても、比較対象にする意味がわからん
食通比べなら、たしかに鬼平が圧勝だがw

立花登は女にもてるのが面白いんじゃなく、不良娘の変化とか二人の関係の描写がうまいんだよ
俺は池波正太郎も好きで、結構読んでるけど、男女に関しては池波の書くのはセックス、藤沢の書くのは情事だと思ってる
501無名草子さん
2015/04/15(水) 13:01:42.58
藤沢周平の捕物は既出の神谷玄次郎と彫師伊之助だな
ハードボイルドミステリ風捕物帳は他の作家にもあるけど
彫師伊之助は出色だと思うな
全編にただようニヒルな雰囲気がたまらん
502無名草子さん
2015/04/24(金) 20:23:43.23
>>497
俺も劣ってるとは言わないが、深みは「立花登」の方が感じる。
著者の経験がにじみ出るのか「鬼平」に限らず、池波作品は陽性で悲惨な話でもあまり悲惨さを感じないんだな。
登が女にもてるというのも、ラノベ的ハーレムもてとは全然違うし。
居候としてこき使われてるし、戦えば苦戦もするし、悪党に嵌められもしたし、小づかいに苦労してるしw、
なんでも出来ちゃうわけじゃない。決して、スーパーマンではないでしょ。
503無名草子さん
2015/04/27(月) 10:31:24.31
俺はあの一家の書き方が好きなんだよ
小心者のおじさんと口やかましくてケチなおばさん
ヒロインも最初は生意気で跳ねっ返りで主人公を馬鹿にしてる
悪い人までいかないが全然いい人じゃないのが、リアルでいいんだよ
504無名草子さん
2015/04/29(水) 02:19:23.35
春樹さんこんにちは! 
皆さんへの慈愛に満ちた回答を楽しく読ませていただいています。
私の大好きな作家の二大巨頭は、村上春樹さんと池波正太郎さんです。
羊男と鬼平の間に何か共通点はあるのでしょうか? 
春樹さんは、時代小説は読まれないのですか? 
(アジの背鰭で頬を切る主婦、女性、44歳、公務員)

うーん、羊男と鬼平の間の共通点? いったいどんなものでしょうね。むずかしい
なあ。僕もいささか興味があります。もしわかったら教えてください。

僕は一時期、藤沢周平さんの小説にはまりました。ずいぶん読みましたよ。面白い
ですよね。なにしろ文章もうまいし。戦後の日本の小説家の中では、安岡章太郎さ
んと並んで、いちばん文章のうまい人じゃないかな。

村上春樹拝
http://www.welluneednt.com/entry/2015/04/28/080200
505無名草子さん
2015/04/30(木) 12:27:32.46
>>502 どこが深いんだよ。何の社会経験もない若造が江戸にでて、いきなり大活躍するんだぞwww
長谷川平蔵には過去の蓄積が説明されているが、立花にはそれがない。
だから社会人なりたてのほやほやだと分かる。それが大活躍www深みね〜だろ。
506無名草子さん
2015/04/30(木) 12:56:51.10
実にくだらんなあ
どちらも大好きな俺に言わせりゃ、そんなつまらん「オレ尺度」で両作品を比較して、片方をこき下ろして悦に入ってるなんざ、それこそお前らという人間に「深み」がないとしか言いようがない
507無名草子さん
2015/05/04(月) 01:56:12.08
>>487
列伝シリーズもいいが
小説的な面白さなら平将門が傑作
508無名草子さん
2015/05/04(月) 17:11:07.53
野菊守り
短編としてはさらりと読める
警護が終わってみたら菊を娘として見ていた主人公
娘やら孫やら人間にはかかわりが必用、一人じゃ心が荒れる
509無名草子さん
2015/05/07(木) 18:37:29.45
こき下ろしてるのは鬼平好きの>>505だけだな
わざわざ藤沢スレ来て他作品を出してこき下ろして悦にいってるんだから
「深み」はないが、心の闇は深いんじゃないか
510無名草子さん
2015/05/07(木) 21:10:00.81
都内住みだけどこの連休、思いきって鶴岡の記念館に行ってきました
帰ってきてから読む本は藤沢周平ばかりになりました
511無名草子さん
2015/05/07(木) 22:22:41.44
何を読んでますか?
512510
2015/05/07(木) 22:50:37.83
>>511
帰りの電車で『周平独言』を読み
今は『ふるさとに廻る〜』を読みながら寄り道で『わたしの藤沢周平』も目を通しています
恥ずかしながら今まで作品的なものばかり読んでいたので新鮮な気持ちです
513無名草子さん
2015/05/10(日) 16:51:27.24
よろずやは鳥居耀蔵との抗争の話が全然面白くないな
飛ばして読もう
514無名草子さん
2015/05/10(日) 20:09:58.06
たしかに鳥居との抗争自体はあまり面白くないが
それがあるおかげで本業?のよろず業務に時間的緊迫感が生まれ
兄の身を守り出世を後押しする隠密公務に協力することで多少なりとも
わだかまりがあった嫡男の兄との信頼関係も築かれていく。
515無名草子さん
2015/05/11(月) 14:33:29.67
>>511
消えた女〜彫師伊之助捕り物覚え。多分24週目ですw。
516無名草子さん
2015/05/22(金) 00:55:44.23
腕におぼえありのキャスト調べてみたら大富静馬が片岡鶴太郎とはw
イメージの正反対だ。
517無名草子さん
2015/05/22(金) 12:57:26.78
それだけは本当にウンザリしたな>数馬=鶴太郎
それ以外のキャストはドンピシャだっただけに残念
518無名草子さん
2015/05/22(金) 12:58:20.40
あ、静馬か
すまん
519無名草子さん
2015/05/27(水) 03:24:35.40
いや語ってもいいんだけど、藤沢の場合は原作とドラマ・映画の乖離が酷過ぎて、
個人的には原作をもっと語って欲しい。
520無名草子さん
2015/05/27(水) 09:57:31.11
原作と関係なく映画は映画として面白ければそれでいいという方なんで、原作をもっと語ってほしいというのは同意。

端正でしっとりした作品もいいが、「臍曲り新左」や「遠ざかる声」みたいなちょっとにやにやしちゃうような話が好き。
藤沢周平って意外とユーモリストだよね。
521無名草子さん
2015/05/27(水) 19:27:59.29
臍曲り新左はこのスレでも人気あるね。
おれも新左は好きなんだが同じ収録の表題作冤罪がいい。
文章も美しく純文学風の恋愛劇でありながらユーモアがあって
冤罪というタイトルと似つかず読後感もさわやか。
522無名草子さん
2015/05/27(水) 21:23:30.15
>>521
若い二人の弾むような気持ちがいいね
ちょっとお色気もあって、それがこちらまで、ま、ま、いいではないかと思えてしまう
最後、少女というか娘との掛け合いもよかった
短編のなかでは「冤罪」いいと思う
523無名草子さん
2015/05/27(水) 22:38:49.18
ほんと最後の掛け合いが秀逸。

この話は少女目線のストーリー展開で書いていても
また違った趣の秀作になっておもしろかったんじゃないかと思う。
524無名草子さん
2015/05/27(水) 23:00:55.36
藤沢さんは口説き文句やプロポーズのやりとりが素敵
525無名草子さん
2015/06/06(土) 14:47:48.04
>>521
自分は塩田伝五郎置文がトゲみたいに刺さりました。あのやるせなさ、他の誰が書けましょう。
他は夜の城が好きです。と言うかヒロインが素敵です。
ところで、アマのレビューで知りましたが、平成20年版以降は「新佐」のセリフが改変されてるようですね。
それも、小説をぶち壊しかねない改変を。唖然です。がっかりです。腹立たしいです。
526無名草子さん
2015/06/06(土) 16:27:07.95
>>525
「人非人」という表現の何が悪いのか?
バカや左翼や半島人が出版社の多勢を占めてきたので、「エタ非人」と混同しているのか?
527無名草子さん
2015/06/09(火) 19:24:55.20
>>526
場当たり的な事無かれ主義じゃないでしょうか?
「黒人差別をなくす会」の類に噛みつかれないうちに、
先手を打って臭い物に蓋をするというか、
528無名草子さん
2015/06/09(火) 21:58:39.63
おそらくそういうことなんでしょうなあ

理解はできるんですが、釈然としませんな
529無名草子さん
2015/06/11(木) 09:35:57.14
えー?じゃあ、用心棒日月抄・凶刃の「それでは最早人非人の所業だ」「あの方はもう十分人非人でございます」
のセリフも何か変な改編されてるのかな?すげーヤダ。
530無名草子さん
2015/06/13(土) 13:59:19.63
NHKラジオ朝の朗読は藤沢作品 秘密 だった
もうにっちもさっちもいかなくなった状態に・・どんな抜け道、方策があるんだろう・・・
なんのことはない、すかしを食らったような
ま、主人公が難を逃れるのは王道
もっともっと博打に囚われて破滅(人を殺める)かと思いきや
盗みに入る、主人の金に手を出す・・・なんややっぱり・・そこから好転
誰にも言わないからね・・・
老人の軽くボケのきた思い出し思い出しの展開

思えば藤沢作品はラジオ深夜便の朗読からだった
蝉しぐれ、三屋清左衛門残日録、用心棒日月抄、海鳴り
531無名草子さん
2015/06/14(日) 16:48:51.26
>>529
「凶刃」はそのままです。何か基準でもあるんでしょうかね。
532無名草子さん
2015/06/22(月) 10:17:05.90
そろそろ、蝉しぐれを読み直したい季節になってきた。
533無名草子さん
2015/07/05(日) 23:33:31.28
よろずや平四郎活人剣をぱらぱらと再読。エンターテイメントとして実にいい
登場人物のキャラが立ってる。主人公よりもむしろ各話ゲストの市井の人々が本当に魅力的
自分のお気に入りは上巻・道楽息子のおもんさん
534無名草子さん
2015/07/07(火) 22:57:23.53
「海鳴り」がしみる
われながら危険な年齢(主人公たちよりだいぶ歳上になってしまったが)
535無名草子さん
2015/07/08(水) 01:06:20.09
幸助のダメさ加減が若いときの自分に似てて
読んでて冷や汗が出そうな話だった。
536
2015/07/08(水) 09:11:29.86
>>533
テレ東ドラマ版でおもん役やった星野真里よかったなあ。
薄幸そうでありながら健気で凛とした見事なはまり役。
537無名草子さん
2015/07/13(月) 14:59:45.69
>>535
息子か
あの息子と女房なら、捨てて出て行くのもある意味すっきりするかもw
それでも男で夫で父なら、葛藤するだろうな
いくら好きな女と一緒になるためでも
というか好きな女と一緒になるため以外では捨てられない

と想像するばかりで、肝心の好いて好かれる女はいないがw
538無名草子さん
2015/07/20(月) 10:29:06.66
記念館行ってきた。
蔵書とか音声とかあって感激
539無名草子さん
2015/07/24(金) 20:44:57.47
お盆休みやってるかな?
行ってみたいけど。
540無名草子さん
2015/08/04(火) 12:17:48.14
>>70
藩主がバカ殿

だっふんだ
541無名草子さん
2015/08/08(土) 19:00:44.24
>>540
エライ遠くにアンカーをw
と思ったら>>70ってオレの書き込みだったw

なんかありがとう
542無名草子さん
2015/08/09(日) 19:43:38.97
>>541
じゃあ、私もw。
忍の一字だ。嗅足組。
頬の涙はおそいしあわせ。
変事も多いぞ。海坂藩。
怒声が響く口入屋。
543無名草子さん
2015/08/12(水) 23:31:08.68
血飛沫を涙もともに隠し剣
544無名草子さん
2015/08/15(土) 18:40:21.45
我が剣は天与の一撃
545無名草子さん
2015/09/04(金) 07:58:10.08
藤沢周平全作品読破したのが、今から5〜6年前。
それから中国史にハマって、すっかりご無沙汰の藤沢作品。

久しぶりに読んだらまたハマった。
ちなみに今は「冤罪」を読んでいる。
546無名草子さん
2015/09/04(金) 17:06:57.04
もう歳なんで、間を置くとほどよく忘れていい按配に再読できるw
Kindleで山本周五郎読み直してるんで、一段落したら
藤沢周平を最初から読み直そうと思う
547無名草子さん
2015/09/04(金) 17:08:57.24
最初に読んだのは随分昔に父親に薦められた「海鳴り」なんだよなあ
「海鳴り」が一番いいなんて、あのときの父親は何考えてたのか気になるw
548無名草子さん
2015/09/04(金) 20:26:38.78
>>547
親父「ちゃんと家業に身を入れろ」
549無名草子さん
2015/09/05(土) 19:28:32.81
行間を読む、なんてよく言うけど、「読む」って意識しなくても、自然と行間を読ませてくれるんだよなあ、
藤沢さんの作品は。
550無名草子さん
2015/09/07(月) 10:20:51.05
>>548
家業じゃないけど仕事はちゃんとやってて嫁ももらって孫の顔も見せて心配かけてなかったしなあ
まさか、不倫のすすめ?
551無名草子さん
2015/09/07(月) 18:13:11.98
>>550
親父「すまん俺不倫してるわ」
552無名草子さん
2015/09/08(火) 15:29:18.45
やっぱりorz

…よし、俺も!
553無名草子さん
2015/09/08(火) 22:59:32.93
時専、スカパーで藤沢周平新ドラマシリーズが始まるそうな
554無名草子さん
2015/09/18(金) 20:21:41.32
「闇の傀儡士」って以外に面白いよな
出だしが好き、映画みたいでさ
決闘シーンはさすがに迫力あるわ
555無名草子さん
2015/09/18(金) 22:20:44.44
山田洋次作品て変に説教臭いな
藤沢周平の原作イメージだと、「不満や理不尽さは感じているけど、どうしようもないから我慢して仕事をする」なんだが
556無名草子さん
2015/09/18(金) 23:02:04.32
左巻き的に考えるからでしょ
557無名草子さん
2015/09/26(土) 03:29:55.14
っかし、
ケーブルでやってる馬の骨の演出の酷さは何とかならんのかアレ
558無名草子さん
2015/10/01(木) 09:49:35.32
>>557
ドラマを先に見て原作読んだが、全然違う話だったw
559無名草子さん
2015/10/01(木) 22:16:42.43
腕におぼえありは良かったのになあ
560無名草子さん
2015/10/05(月) 15:49:54.39
BSフジで朝9時から「江戸の用心棒」放送中

1981年放送 出演:古谷一行、夏木勲、田中健、笑福亭仁鶴 原作:用心棒日月抄
561無名草子さん
2015/10/09(金) 14:09:12.71
民放で古谷さんもやったんだ、知らなかった
小林稔侍、寺尾聡、高樹沙耶のしか知らなかった

どっちかと言えば古谷さんが合ってるかな
でも、印象としては又八郎は役所広司だなぁ、若い時にやってほしかったな・・
562無名草子さん
2015/10/10(土) 16:07:35.83
>>561
え?又八郎は村上弘明で決まりだと思うけど、観てないのか…
563無名草子さん
2015/10/11(日) 12:55:16.55
>>562
おれが書こうと思ったこと一字一句まんま書かれたw

村上版見てればちょっと他の役者思いつかないな。
鶴太郎の静馬はやっちまったけど。
レギュラー陣の配役はもちろん宮崎萬純や荻野目慶子など
毎回のゲスト俳優もよかった。
564無名草子さん
2015/10/11(日) 16:38:24.90
私見だが、村上は何か腹に一物ありそうな悪役顔で青江のイメージじゃない。
故に「腕に〜」は未見。どの道、好きな小説の映像化は絶対見ないけど。
原作の「彫りの深い男臭い顔立ち」「女がふりかえる」で浮かんだのは阿部寛。
565無名草子さん
2015/10/11(日) 23:22:06.71
>>564
村上版未見とは、もったいない。第二シリーズで、寿庵保方(細川俊之)の最期は
しびれるほどカッコよく、実況のみんなとゾクゾクしながら見てた思い出がある。
歌舞伎でいう「色悪」とはこういうのだ、と思った。
安部ちゃんは又八郎に必要な屈託に欠けるのでは?でも見てみたい気もするけど。
566無名草子さん
2015/10/12(月) 04:24:10.21
村上弘明が悪人顔なんて言う人初めて見た。いろんな人がいるんだねえ。
567無名草子さん
2015/10/12(月) 09:05:06.69
>原作の「彫りの深い男臭い顔立ち」「女がふりかえる」

第一話で国を追われ江戸に出奔した村上又八郎が着流しで
江戸の街を歩くシーンで江戸の町娘たちが思わずふりかえる。
見事に原作どおり男が見てもカッコよかったよ。
568無名草子さん
2015/10/12(月) 16:44:18.20
村上は薄すぎてあかん
三屋清左衛門を助ける誠実な部下ならいいけど
又八郎は彫りの深さのあるあっちの女にも惚れる(女郎に)、こっちの女(さちに)にも惚れるという自由人だから
ちょいと悪目、でいて思慮深さ

村上見ないでよかったわ
小林にがっかりした分が倍増しそうだ
569無名草子さん
2015/10/12(月) 17:04:43.28
藤沢作品は読んだことないが、山本一力と比べるとどんな感じですか?
570無名草子さん
2015/10/12(月) 20:34:32.60
全然違う
読むといいよ、景色がね脳内に広がる
571無名草子さん
2015/10/12(月) 21:24:00.96
でも、藤沢作品は敷居が高い印象があるからなあ。
時代考証とか知識がないと、本質的な面白さが理解できない気がする。
572無名草子さん
2015/10/12(月) 21:44:48.85
なんで?時代考証とかいるかな
市井の人々だよ、人々の気持ちが共感できたらいいんじゃないの?
その人々が着物着て髷を結ってたって違いだけでしょ
本格的も何も読まなきゃわからないわ
573無名草子さん
2015/10/12(月) 21:47:33.68
武士でも同じ、社会の上下関係 だよ
読めば時代も上下関係も市井の人々の心の中もわかるわな
574無名草子さん
2015/10/12(月) 21:48:31.75
初心者にお薦めの藤沢作品をおしえてくださいな <(_ _)>
575無名草子さん
2015/10/12(月) 21:48:33.26
>>568
村上弘明は薄くはないだろw
誰か他の役者と勘違いしてないかい。

ついでに又八郎は惚れっぽいんじゃなくて惚れられるだから。
モテ男ぶりと全編に流れるユーモアによって又八郎の悲劇的な境遇を
緩和してるからこそ極上のエンターテイメント小説になってる。
576無名草子さん
2015/10/13(火) 12:23:41.45
>>575

左派俳優には時代劇は無理 と思うんじゃないの
577無名草子さん
2015/10/16(金) 23:59:23.77
藤沢周平 新ドラマ
スカパー×時代劇専門チャンネル×BSフジ オリジナル時代劇新シリーズ
2015 年 10 月 31 日(土)午後 3 時/よる 7 時 BS スカパー
出演】 仲代達矢
監督】杉田成道(テレビドラマ「北の国から」シリーズ
578無名草子さん
2015/10/24(土) 20:32:47.98
>>574
竹光始末、用心棒日月抄、風の果て辺りかな
579無名草子さん
2015/10/24(土) 20:37:13.21
>>572
清河八郎や宮本武蔵みたいな歴史上の人物を扱うと、内面に拘りすぎて人物のスケールがかなり小さくなって魅力が損なわれてる感がある。
正直あんま面白くない
580無名草子さん
2015/10/24(土) 21:00:20.28
そう?俺はむしろ超人ぽくなくて好き
581無名草子さん
2015/10/24(土) 21:31:49.80
歴史上の偉人て、才能に加えて誰よりも精力的に活動して、超人だと思うがな

小さな幸せや生活を守るのに必死な、下級武士とは違うだろう

「司馬遼太郎と藤沢周平」なんて、実質司馬遼太郎を叩く本あったけど、偉人に対する描き方は、司馬遼太郎の大雑把な感じが偉人の魅力を良く伝えていると思う。

反対に、オリジナルの野武士とかを描くと大味でつまんないけど
582無名草子さん
2015/10/25(日) 13:40:13.71
あの本は酷かったね。
俺も司馬遼太郎は好きじゃないけど、あの書き方はないわ。
佐高信の底が見える。

その点、向井敏の司馬と藤沢の比較はさすがだな、と思った。
歴史上の偉人をどう捉えるか、どこに視点を置くのか、という違いがあるだけで
優劣をつけることに意味はないだろうという。
583無名草子さん
2015/10/26(月) 22:48:41.59
左翼はなんでもイデオロギーや階級闘争の話に持っていくからね。

佐高は同郷の藤沢周平を勝手に自分と同類と考えてるようだが
まったくの思い違い。左翼に風の果てが書けるか。
584無名草子さん
2015/11/01(日) 06:04:40.90
山田洋次もたそがれは控え目だったけど、鬼の爪や武士の一分と、役目がくだらんだの、親戚はいつも時代錯誤だのわからず屋、
口やかましい親戚詰る、理想のための理想のような道場開きたいとか、山田のイデオロギーがチラチラ見えてくるのが不快だった
585無名草子さん
2015/11/01(日) 17:53:49.57
杉良も又八やってたんだ・・・・・・・・・・・・
586無名草子さん
2015/11/02(月) 18:56:23.91
>>584
たそがれ清兵衛はよかったんだけどなあ。
最後の岸恵子のパートが余計だった。
いずれにしても山田洋次作品は原作いじりすぎて
藤沢の遺族には不評らしいが。
587無名草子さん
2015/11/02(月) 20:10:46.68
このあと21:00から時代劇専門チャンネルにて
清左衛門残日録始まります。
未見のかたはお見逃しなく。
588無名草子さん
2015/11/22(日) 09:57:05.27
最近よろずやと用心棒日月抄読んで面白かったから
ドラマ入手して見てるけど村上弘明いいねはまり役だね
背がこんなに高いとは思わなかった
町を行く周りの人間がやたら小さく見えて笑える

まだお目当ての黒木瞳は出て来てない
589無名草子さん
2015/11/25(水) 11:48:17.72
果し合い。劇場で見たかったけどあっという間に終わってしまったw

本編見てないのに仲代達也と桜庭ななみのツーショット見るだけで泣けてしまう。
590無名草子さん
2015/11/25(水) 23:52:36.19
第2シリーズ第1話見た
いきなり佐知の乳をもむ又八郎様にしびれるぞ
591無名草子さん
2015/11/26(木) 12:33:33.75
危ない又八郎様の明るい三角関係はぼちぼち見るとして
三屋左衛門残日録というのを読み始めた
これは隠れ続編に当たるとブログに書いていた人もいたが
みなさんの見解を聞いてみたい
592無名草子さん
2015/11/26(木) 18:48:13.29
残日録が一番いいと思う
清左衛門を取り巻く人々、とりわけ部下、この活躍には
良い部下を持ったなぁ、清左衛門の人格が染みだしてる
景色も浮かんでくるし息遣いや着物の絹ずれさえしてきそうだ
593無名草子さん
2015/11/26(木) 19:19:19.93
作品同士のつながりはないけど

蝉しぐれ 風の果て 三屋清左衛門残日録は

三部作と言えると思う
594無名草子さん
2015/11/26(木) 19:34:44.59
たしかに長編の宮仕え物というとその三篇しかないんだな。
595無名草子さん
2015/11/28(土) 08:21:17.21
蝉しぐれを読むと、風の果てが読みたくなり、またその逆もしかり。
596無名草子さん
2015/11/29(日) 01:45:26.53
三屋清左衛門残日録は一気に読むのがもったいなくてゆるゆる読んでる
又八郎様の三角関係は黒木瞳が可愛らしくも表情豊かで
巻き戻しを繰り返しててなかなか進まない
597無名草子さん
2015/11/29(日) 15:04:38.03
俺は九州なので「はたはた」なんて見たこともない
腹からあふれてくる「ぶりこ」もうまそうだ
藤沢周平 用心棒初日YouTube動画>1本 ->画像>6枚
藤沢周平 用心棒初日YouTube動画>1本 ->画像>6枚
でかい子持ちシシャモみたいなものかな?
598無名草子さん
2015/11/30(月) 12:37:29.92
藤沢先生の最高傑作は用心棒になるの?
599無名草子さん
2015/11/30(月) 12:58:23.18
最高傑作は何かというアンケートを取ったら、
老若男女からまんべんなく票を取るのは蝉しぐれだと思う
あとはその人の立場や年齢などで変わってくるんじゃないかな
個人的なことを言えば、自分は以前は蝉しぐれ>風の果てだったけど、
最近は風の果て>蝉しぐれになってきている
600無名草子さん
2015/11/30(月) 13:34:39.61
>>599
サンクス
あと最近思ったんですが
時代小説は昭和の文豪あたりで完成された感じですか?
601無名草子さん
2015/11/30(月) 19:09:19.04
>>600
ごめん、藤沢周平以外の作家のことはわからないです
602無名草子さん
2015/12/02(水) 18:10:25.69
冬の日が映画化になってるんだね
梅雀さんと高岡早紀
読んだら30分もないのをどうやって肉付けするのかな
603無名草子さん
2015/12/02(水) 19:22:05.05
檀れい主演の遅いしあわせも原作の雰囲気がよく出ててよかったよ。
原作23歳設定で檀れいは少々苦しかったがw
あと幸せつかんだ肝心のラストが原作と少し変えられててなんで???だった。
604無名草子さん
2015/12/02(水) 19:28:47.02
青江又八郎は困っていた
605無名草子さん
2015/12/02(水) 20:55:47.90
どっと笑った。
606無名草子さん
2015/12/04(金) 12:36:50.60
時代劇は原作>映画の場合が大半
特に藤沢作品は原作の行間からにじみ出る人間臭さが失われているし
活字で時間の過ぎる冷たさや温もりが活字から感じられるのに映画では感じられない
607無名草子さん
2015/12/04(金) 22:10:10.57
映画は映画、小説は小説だからね
小説のファンが自分の脳内映像の再現を見たくて映画化作品みたら、そりゃ必然的に原作>映画だよな
有名で人気のある作品ほど映画化作品は不評になりがち
黒澤の椿三十郎なんて周五郎の本の小品をタネに大娯楽作に膨らましているから、そういう不満からは逃れられている
原作も映画も拮抗して素晴らしいのはスレちがいだが黒澤の赤ひげぐらいじゃないかな
608無名草子さん
2015/12/04(金) 23:13:07.74
吉右衛門版鬼平なんか原作超えた出来栄えだと思うけどな。
まあ池波小説自体が最初から映像化イメージしたような小説ではあるが。
映像化が難しいと言われる藤沢作品でもよくできた映像化作品も少なからず
あるので自分はそれなりに楽しんでるよ。
609無名草子さん
2015/12/05(土) 13:14:25.93
久々に「夜の橋」を読んでいたら宇江佐真理さんの訃報が…。
宇江佐真理さんが解説だったんだね。

心からご冥福をお祈り致します。
610無名草子さん
2015/12/06(日) 12:36:20.27
いまyahooニュースに出てたけど杉本章子さんも亡くなったんだね。
藤沢周平に縁があるふたりの女流作家が同時期に乳がんで亡くなるなんて。

合掌。
611無名草子さん
2015/12/07(月) 19:07:51.92
御二人とも乳癌

60代は小説家としてまだまだこれから書きたいものがいっぱいだっただろうに
612無名草子さん
2015/12/09(水) 09:20:16.43
新作ドラマ冬の日見て原作の短編集花のあと再読してみた。
久しぶりに読んだけどどの短編もいいね。とくに市井ものの寒い灯がよかった。
嫁ぎ先の姑の仕打ちに耐えかねて家出をした嫁が訳あって夫姑のいる家に戻るという
他愛もない話だけどラスト戻ろうとする家の暖かい行燈の灯を遠くに感じながら
この世の中に自分のような人間を頼りにしているひとがいるということはすばらしい
ことではないのだろうかと自分に語り掛けるように帰宅する。
なんかイソップ童話を読んでるようなほんわかした気分で読めた。
613無名草子さん
2015/12/09(水) 14:32:43.48
姑が会いたがっているって聞いて看病に帰ってくるんだ
働き先に帰ろうと歩いていると自分に言い寄ってきてる若者が女衒だと解り
今出てきた嫁ぎ先に帰る
そのときの家々の灯りに温もりを感じて・・って短編

短編もほっこりしていいね
614無名草子さん
2015/12/10(木) 09:33:46.94
これまで下記を読んできましたが、未読もまだ多いのでおすすめを教えて下さい。
作品の順番はいまのところのお気に入りを上位にしています。

【長編・連作】
三屋清左衛門
蝉しぐれ
用心棒シリーズ
風の果て
立花登シリーズ
たそがれ清兵衛
密謀

【短編集】
隠し剣シリーズ
竹光始末
冤罪
雪明り
615614
2015/12/10(木) 09:35:32.43
すみません。
たそがれ清兵衛を長編にいれてしまいましたので訂正します。

【長編・連作】
三屋清左衛門
蝉しぐれ
用心棒シリーズ
風の果て
立花登シリーズ
密謀

【短編集】
隠し剣シリーズ
竹光始末
冤罪
たそがれ清兵衛
雪明り
616無名草子さん
2015/12/10(木) 14:34:01.80
「橋ものがたり」をオススメします。
617無名草子さん
2015/12/10(木) 14:37:13.99
藤沢先生は面白いけど
有名な作品はあんまない印象
618無名草子さん
2015/12/10(木) 14:43:12.50
三月の鮠、お勧め
文庫本玄鳥に収録

若い人の恋物語
冤罪とはまた違った切り口、さわやかです


>>617
有名です!
619614
2015/12/10(木) 16:03:35.80
>>616,618
ありがとうございます
読んでみます
620無名草子さん
2015/12/10(木) 21:57:00.61
有名な作品がないって単に何十巻ものの連作がないからじゃないの。
そういうタイプの作家ではないな。
そこが藤沢周平の良さでもある。
621無名草子さん
2015/12/10(木) 23:52:28.76
多くの短編のそれぞれの主人公たちの、その先の人生、物語が読みたくなったりする。
622無名草子さん
2015/12/11(金) 13:24:21.75
その先は「良い先」でしょう
そういう終わり方が多いのですから
読み終えたときに「その先」が見えているのが藤沢作品の特徴、流れだと思います
例えば上に出ていた 冬の日
女衒の恐怖から、今出てきた病に伏せる姑の家に帰ろうとする

姑 あ、帰ってきてくれたんだね・・・
嫁 おっかさんのことが心配で・・、もうず〜〜といますから、元気になってくださいよ

姑、泣く
そこに夫が帰ってきて・・・

だれもがここまでは想像できるように余韻を含んでいますよ
その後なんて要りませんね
623無名草子さん
2015/12/11(金) 13:58:25.82
何でもないような事が幸せだったと思う・・・

まるで歌の歌詞みたいな教訓めいた話が多い藤沢の市井物。
でもそれが説教くさくならないで自然なところがいい。
きっと若い時の病気療養生活で身に染みた経験してるからだろうと思う。
624無名草子さん
2015/12/11(金) 14:04:00.16
確かに説教くさくないw
あと用心棒の仕事の引き受けは今の派遣に似た感じで共感できた
625無名草子さん
2015/12/11(金) 15:15:47.15
又八郎はきっと手土産持って
佐知の尼寺を訪ねるだろうなぁ・・必ず、うん、絶体、と思わせるしね
それがまた脳内に広がる
その後なんていらんよ
626無名草子さん
2015/12/11(金) 18:53:53.50
英泉「一度は人生の底を見た人間でないと、こういう小説は出て来ねえな」
627無名草子さん
2015/12/12(土) 09:12:35.23
藤沢先生はテレビに出たことあるんですか?
628無名草子さん
2015/12/12(土) 14:54:13.68
>>627
娘さんのエッセイによれば、少なくとも2回はあるみたいです。
ひとつはNHK教育のインタビュー、もうひとつはYBC山形放送のインタビューです。
教育テレビの方はわかりませんが、YBCの方は藤沢周平記念館で視聴することができるはずです。
なお、エッセイによると、アタック25の最終問題の答になったこともあるようですが、これは「出演」とは言わないですねw
629無名草子さん
2015/12/12(土) 15:47:23.81
ほとんど出ない人だったんですね
630無名草子さん
2015/12/12(土) 16:04:09.87
本業をおろそかにするのは好きじゃない、というのが藤沢周平の考え方のようですね。
631無名草子さん
2015/12/13(日) 11:55:14.92
69歳って早く鬼籍に入ったね
もっと長く生きてほしかった
632無名草子さん
2015/12/13(日) 13:25:40.37
本格デビューが40代半ばだから約25年。
せめてあと10年は書き続けて欲しかった。
他の作家の作品読むごとに藤沢周平の偉大さを身に染みて感じる。
これから幾度再読するのだろうか。
633無名草子さん
2015/12/13(日) 14:24:13.09
どうぞ、何度でも
634無名草子さん
2015/12/15(火) 11:41:53.73
>>615
あまり言及されないけど
彫師伊之助捕物覚えシリーズ
もおすすめ
日本では現代ものも含めて最高のハードボイルドミステリーの一つだと思う
635無名草子さん
2015/12/15(火) 22:22:17.36
>>634
同意
636無名草子さん
2015/12/18(金) 08:39:46.96
>>634
消えた女のラスト。
もうダメかと思われ平凡な日常に戻ったところからの
ひょんなことから一気に解決に向かう収めかたはもう見事としか言いようがない。
637614
2015/12/24(木) 12:43:36.56
皆さん、お勧めありがとうございました。
とりあえず「橋ものがたり」を読んだ後、彫師伊之助捕物覚えシリーズを
読み始めました。

どちらも面白く読んで良かったです。
自分は時代小説も読みますが、どちらかというと海外ミステリーの方をよく読んでいるので
江戸前ハードボイルドの彫師伊之助捕物覚えシリーズは特にハマりました。
橋ものがたりと共に年末年始にゆっくり読むつもりが、既にシリーズ第三弾に突入してしまいましたw

年末年始用のも何か買わなくちゃ・・・

>>634、636
同感です。
638無名草子さん
2015/12/24(木) 14:00:15.77
>>637
デビュー作と第二作の「暗殺の年輪」と「又蔵の火」はいかがすか。
特に「暗殺〜」の溟い海なんか季節的にピッタリです。
ただ、暗い話ばかりです。
639614
2015/12/24(木) 17:04:40.11
>>638
どうもです。
「暗殺の年輪」はいずれ読むつもりでした。
ただ、初期の作品は暗いと聞いていたので後回しにしていましたw
暗い話は駄目という訳ではありませんが、地元は雪国なんで
鬱々とした話だと今のどんよりとした今の季節に読むにはちょっと迷うところです。
検討します。
640無名草子さん
2015/12/26(土) 12:02:47.31
ここで話題に出てたんで買い置きしてた消えた女読んでみた
今期のドラマ神谷玄次郎に流用されてて印象に残った話のひとつだったけど
初めて読んだ原作の衣擦れの音が聞えそうな細かな描写は味わい深い
ファンが多いのも頷ける

>>637
私も最近読み始めたクチだけど
年末年始用長編ならやっぱり用心棒日月抄4巻お勧めだと思います
痛快です
641無名草子さん
2015/12/26(土) 13:58:58.91
>>640
言われて思い出した。神谷玄次郎2でやってたね消えた女。
NHKの神谷玄次郎自体はは出色の出来なんだけど彫師伊之助の重厚な
長編ミステリーである消えた女を連続ドラマのひとつのエピソードとして
改変して使うのは無理すぎた。
642無名草子さん
2015/12/27(日) 23:22:11.43
又八郎は困っていた
643無名草子さん
2016/01/01(金) 16:49:34.06
何気なく「必死剣 鳥刺し」見始めたら最後まで見ちゃった
久しぶりによくできた時代劇を見たな
644無名草子さん
2016/01/02(土) 21:37:17.32
「お手向かい仕る!」がカッコいいよな
645無名草子さん
2016/01/03(日) 23:09:44.59
秘剣が出てくると急にさめちゃう俺にオススメプリーズ。
646無名草子さん
2016/01/04(月) 09:16:25.81
秘剣が出てくるのって隠し剣シリーズと馬の骨、蝉しぐれくらいじゃないか。
蝉しぐれの秘剣なんてスルーして読んでも問題ない程度のもんだし。
他の小説はどれもお勧めだよ。
647無名草子さん
2016/01/07(木) 16:33:40.36
みんな時代劇chのよろずや平四郎見てる?
やっぱこれ藤沢作品の映像化で一番好きだわ。
もう3回くらい見たけど飽きない。
648無名草子さん
2016/01/14(木) 22:10:44.47
春樹さんこんにちは! 
皆さんへの慈愛に満ちた回答を楽しく読ませていただいています。
私の大好きな作家の二大巨頭は、村上春樹さんと池波正太郎さんです。
羊男と鬼平の間に何か共通点はあるのでしょうか? 
春樹さんは、時代小説は読まれないのですか? 
(アジの背鰭で頬を切る主婦、女性、44歳、公務員)

うーん、羊男と鬼平の間の共通点? いったいどんなものでしょうね。むずかしい
なあ。僕もいささか興味があります。もしわかったら教えてください。

僕は一時期、藤沢周平さんの小説にはまりました。ずいぶん読みましたよ。面白い
ですよね。なにしろ文章もうまいし。戦後の日本の小説家の中では、安岡章太郎さ
んと並んで、いちばん文章のうまい人じゃないかな。

村上春樹拝
649無名草子さん
2016/01/14(木) 22:30:54.42
社会ってのは常に有為転変するものだ。若い連中はそれに合わせて、ちゃんとやっていけるけど、年寄りはそうはいかない。だもんだから「今の若いものは……」なんて批判する。

口で言うだけならまだいいが、伸びる芽まで摘んでしまっちゃ駄目だよね。そうなったら、「老害」以外の何物でもないからね。

そう考えたから、俺は第一線から身を引いたんだ。人間、はじめるよりも終りのほうが大事なんだよ。

本田宗一郎
650無名草子さん
2016/01/14(木) 23:36:53.67
櫨蝋のほうが実が大きく、精製されたロウソクも白色だったため、黒ロウソクの米沢蝋はかなり押されていたことは、率直に認識する必要があった
651無名草子さん
2016/01/21(木) 11:08:46.70
三屋清左衛門残日録
北大路欣也さんでBSフジで放送だって

NHKは仲代さんでしたか

三屋は脳内では二人とは違う人が活躍していたな・・
でも今はもう欣也さんしかいないのかな
剣客もだし、助っ人には

藤沢作品には関係ないかもだけど中村梅之助さん亡くなったね
652無名草子さん
2016/01/21(木) 19:05:48.80
つ彫師伊之助

ナムナム
653無名草子さん
2016/01/22(金) 11:17:08.51
熊太は財津一郎のイメージで固まってしまった
654無名草子さん
2016/01/22(金) 13:20:57.04
伊東さんだってね、ちょっとちがうな・・・
655無名草子さん
2016/01/23(土) 21:33:15.85
北大路欣也は格好良すぎるなあ。どっちかと言えば中村敦夫の方がまだ清左衛門のイメージに近い。
656
2016/01/30(土) 19:51:51.72
いまBSでメイキング見たけど欣也さんは悪くないな。
涌井のおかみ麻生祐未もいい。
伊東さんは現役の奉行役はちときつい。
最悪なのは里江の優香だわw
657無名草子さん
2016/01/30(土) 20:04:53.40
南果歩がやってた役だね
658
2016/01/31(日) 00:42:48.45
里江は結構重要な役どころだからね。
南果歩はほんと上手かった。
ちょっとべたべたし過ぎの脚本だったけど。
659無名草子さん
2016/02/07(日) 21:28:21.45
BSフジの三屋清左衛門残日録見たのだが
尻切れトンボだったぞ
660無名草子さん
2016/02/08(月) 09:43:20.60
新作清左衛門ちょっと期待外れ。
ちょっとしたエピソードを連載する話だから2時間ものでは難しいのかも。
ロケも多くセットや映像も凝った作りだっただけに残念。
661無名草子さん
2016/02/09(火) 16:19:43.64
清左衛門のまだ燃え残るお勤めの意思というか志し、真摯な人柄は
欣也さんで出ていましたか?
662無名草子さん
2016/02/09(火) 18:37:44.26
逸れてしまうが、映画たそがれ清兵衛で丹波が、「顔なんざあればいい」に「失礼だ」と息巻いてたが、無精している身で贅沢言えないと言ってるんだから、単に不細工は嫌でがんすとも受け取れてしまう
663無名草子さん
2016/02/22(月) 13:22:41.39
今度は一茶が映画化されるって。
664無名草子さん
2016/02/27(土) 23:17:38.36
青江が20代〜40代までの壮大なドラマでもあったな
「用心棒日月抄」は
665無名草子さん
2016/02/28(日) 13:08:06.90
最終作でいきなり飛んじゃっただけだから
そうは思わないな
666無名草子さん
2016/03/09(水) 19:18:45.49
でも政変解決後から「凶刃」までの間は特にドラマもないから書いたらダラダラしちゃってダメだったと思う。あれで正解。
667無名草子さん
2016/03/10(木) 15:58:08.90
さちの尼寺にせっせと通うんだろうな
由亀さんが可哀想だ
別宅になってたりして
668無名草子さん
2016/03/10(木) 17:31:06.47
青江の娘と渋谷の息子は結婚したのかな、なんて
669無名草子さん
2016/03/11(金) 19:08:18.71
>>343
「去り状を書く」っていうくらいだから
致命的な負傷ではないと思う。
670無名草子さん
2016/03/11(金) 19:38:07.48
>>669
でも妻に命を助けられたから手のひら返した様で何か引っかかるのよ。あの話。
手のひら返しがなければそれはそれで引っかかるんだろうけど。
671無名草子さん
2016/03/12(土) 01:58:18.56
>>667
光源氏なら
許されたのでしょうが
672無名草子さん
2016/03/13(日) 01:27:32.19
>>668
だろうね、渋谷の倅、好青年に書かれていたし
青江も好ましく思ってたし
春だったっけ、春に生まれたからって長女は
673無名草子さん
2016/03/17(木) 20:59:22.33
藤沢周平の作品は暗〜〜い雰囲気の作品が多い中で
「用心棒日月称」だけは剣豪の青江又八郎、盟友の細谷厳太夫
口利き屋の親父のキャラもあって明るい作品だったな

隠居したら暇を見て住職になったさちの尼寺を訪ねて
二人でお茶してるのだろう
674無名草子さん
2016/03/17(木) 21:24:17.62
だ け ?
675無名草子さん
2016/03/17(木) 21:37:38.85
>>674
君は50過ぎた女を抱けるのか?
息子が言うこと聞くのか?
676無名草子さん
2016/03/17(木) 22:11:06.50
江戸時代と今では精神年齢は10歳違ってたと思う
あの頃の三十歳の役を今の30歳の俳優が演じると
軽〜〜いだけの青春幕末編になってしまうのはその為
つまり佐知50歳は今の60歳みたいなもの
絶対に無理
677無名草子さん
2016/03/17(木) 22:28:01.03
>>675
>>674の「だけ」というのは、

>「用心棒日月称」だけは

に対する問いじゃないの?
読み違えて下世話な話題を展開するんじゃねー!
678無名草子さん
2016/03/17(木) 23:43:01.71
日月抄 ですよ、お間違えなく
679無名草子さん
2016/03/17(木) 23:49:19.01
だけどさ、シリーズ4では
二人ともいい年だったのに、濡れ場はあった
だからその後も青江の愛人なんだろうとは察しがつくけどね
決してお茶飲み友達じゃないと思う、思わせてるし、こみ上げる笑い声 と
足しげくさちの尼寺に通う自身を思い描いて笑い合う青江とさち
680無名草子さん
2016/03/18(金) 20:33:42.98
>>679
まあな仏門に入ると言っても女性は
髪の毛を肩まで切りそろえるぐらいだからね
今の日本女性の髪の長さとそうは変わらない
681無名草子さん
2016/03/19(土) 00:48:34.91
マ イ ン ド コ ン ト ロ ー ル の手法

・沢山の人が、偏った意見を一貫して支持する
 偏った意見でも、集団の中でその意見が信じられていれば、自分の考え方は間違っているのか、等と思わせる手法

・不利な質問をさせなくしたり、不利な質問には答えない、スルーする
 誰にも質問や反論をさせないことにより、誰もが皆、疑いなど無いんだと信じ込ませる手法

偏った思想や考え方に染まっていたり、常識が通じない人間は、頭が悪いフリをしているカルト工作員の可能性が高い

靖 国 参 拝、皇 族、国 旗 国 歌、神 社 神 道を嫌う カ ル ト

10人に一人は カ ル ト か 外 国 人

「ガ ス ラ イ テ ィ ン グ」 で 検 索 を !
682無名草子さん
2016/03/21(月) 16:17:27.44
桜の咲くころ花見のシーズンになると、「花のあと」を引っ張り出してきて
ゆっくりと読む。映像化されたのは知ってたけど、意識的に避けてきた。
初読のころからのヒロインの面差しの漠としたイメージをこわしたくないから。
そもそも以登は江戸時代の女で、美貌ではないようだし、まして
「整形顔」では決してないから。
683無名草子さん
2016/03/21(月) 19:32:52.98
そこは、そこは・・・

山桜 を読んでほしい

>>682 山桜 ですぞ
684682
2016/03/21(月) 22:03:34.30
>>683
今、アマゾンでポチリました〜。
どうもありがとう!!
685無名草子さん
2016/03/21(月) 23:19:23.31
読後感想もお待ちいたしておりまするゆえ
686無名草子さん
2016/03/24(木) 02:44:15.73
しかし青江又八郎はいったい何人切ったのやら

リアルに考えると
刃こぼれするは、刀折れるわで
刀剣、頻繁に買いなおさないといけなかったはずだがw
687無名草子さん
2016/03/24(木) 11:34:42.75
由亀さんの御父上からだから・・・・生業としての殺しもあるし・・
国元の刺客も・・・
688無名草子さん
2016/03/24(木) 21:31:51.92
笹沢左保の「木枯し紋次郎」もそうだね
一年365日街道を歩き続ける
でも食べるものは朝食は抜き、昼は定食屋、夜は途中で買った餅を焼いて食べるだけ
これでは体がもたない
作者にシャリばてという概念がなかったのだろう

ふと気づくとずっぽし抜けている部分がでてくる
689無名草子さん
2016/03/24(木) 21:36:30.02
清少納言の「枕草子」
当時は一日2食だった時に
「現場作業している連中ってしょっちゅう飯ばかり食っててほんとイヤ」

という記述があるけど夏暑く、冬寒い京都で肉体労働するには
それだけ食べ続けなければ無理だったはず
690無名草子さん
2016/03/25(金) 13:47:07.96
藤沢の短編はあれが好きだったな
蟹江という若い侍がある日下級武士の家に夜やってきて
「おかみ当分世話になる」
という話
じつは未来のお殿様だったのだが
題名を忘れてしまったw
691無名草子さん
2016/03/25(金) 17:20:33.37
>>690
文春文庫「長門守の陰謀」収録の「夢ぞ見し」だね
蟹江じゃなくて溝江ね
692無名草子さん
2016/03/26(土) 00:41:52.95
かたじけない
ありがとう仕る
693無名草子さん
2016/04/01(金) 19:07:49.63
藤沢作品の食い物うまそう。かに汁、小鯛の塩焼き、赤カブの漬物、ハタハタ食べたい
694無名草子さん
2016/04/07(木) 01:13:31.77
志賀直哉の「赤西牡蠣太」は藤沢作品に似てるな
695無名草子さん
2016/04/10(日) 18:15:55.76
>>693
あれは先生の描写力ゆえだね。同じ地元だからわかるけど、どれもごく普通の料理だから。
696無名草子さん
2016/04/19(火) 22:22:24.93
NHK・BSプレミアム時代劇『立花登青春手控え』(5月13日スタート 毎週金曜 後8:00)
697無名草子さん
2016/04/29(金) 20:44:49.94
原作読み始めた
おもしろい
698無名草子さん
2016/05/15(日) 10:12:32.91
蝉しぐれを読みました
こんなに面白い作品だったなんて
もっと早くに手に取っておけばと…
699無名草子さん
2016/05/15(日) 12:07:32.06
>>698
そういうものですよ

10年ほど前NHKのラジオ深夜便で松平アナの朗読で蝉しぐれを知るまで
時代小説は読みたいとも思いませんでしたから
その次の三屋清左衛門残実録、用心棒日月抄と本を片手に朗読を聞くという位はまりましたからね
その後は手当たり次第に藤沢作品を読んでいます
景色が綺麗ですよね、描写が、
空気まで、温度まで感じられますから
700無名草子さん
2016/05/27(金) 21:15:36.01
久々に覗いた某スレがいつの間にか真田丸信者の巣窟になっていてドン引きした
自分も当初は肯定的だったからあまり悪くは言えないんだが
今この状態の真田丸を観てそれでも支持できるなんてすごい
701無名草子さん
2016/05/27(金) 21:16:45.04
誤爆スマン
702無名草子さん
2016/05/28(土) 20:08:33.66
キャスティング見た時点で8割方見る気をなくし、それでも三話まで見て止めた。
堺と大泉が全然イメージじゃない。
703無名草子さん
2016/05/28(土) 23:28:52.36
侍というか、武士の面構えをした役者がいないから仕方ないとは言え、
それらしき雰囲気をかもし出す演技ができないのはなぁ。
704無名草子さん
2016/06/06(月) 19:41:02.13
探せばいると思うよ。渡辺謙さん発掘した時みたいに。
単にNHKまで民放じみた安易な手段に堕しただけだと思う。
705無名草子さん
2016/06/06(月) 23:36:14.57
記念館ホームページより

BS ドラマ特別企画「ふつうが一番 −作家・藤沢周平 父の一言−」のお知らせ
藤沢周平氏と家族とのふれあいを描くドラマ「ふつうが一番 −作家・藤沢周平 父の一言−」が7月4日(月)午後9時、TBS系で放送されます。
詳しくはこちらをご覧ください
番組公式サイト(外部サイトになります)http://www.tbs.co.jp/futsu-gaichiban/
706無名草子さん
2016/06/14(火) 00:56:25.08
あの頃の二十歳の役を今の二十歳が
あの頃30歳の役を今の30歳の役者が演じると
すべて青春時代劇になってしまう
10歳は年上の年齢の役者にやらせてちょうどよいぐらい
707無名草子さん
2016/06/14(火) 10:35:18.88
初期の作品なんてとんでもなく暗い作品ばかりだったけどそれも反映されるんだろうか
708無名草子さん
2016/06/14(火) 11:13:40.30
小菅留治の本名で普通のドラマでやって、
最後辺りで藤沢周平とわかる展開ならかっこいいんだけどな。
709無名草子さん
2016/06/14(火) 14:59:40.73
遠藤展子さんのエッセイが原作だからそういうことにはならないと思う
710無名草子さん
2016/06/15(水) 18:18:48.81
そうだな寿命は伸びているから
10歳ぐらいは上の役者が演じ
ないと可笑しくなる
還暦って当時は本当に年寄りの
部類だったんだろうな
711無名草子さん
2016/06/18(土) 13:49:10.11
今朝のNHKラジオ朗読
藤沢作品、秘密
情景が浮かんでくるのは動画慣れだけではないと思う
藤沢周平の描写力
712無名草子さん
2016/06/19(日) 19:05:32.39
bsフジ はじまた
713無名草子さん
2016/06/21(火) 14:46:25.54
春秋山伏記おもろいわ
藤沢作品でベスト5に入る
714無名草子さん
2016/07/01(金) 01:30:29.17
>>691
「夢ぞ見し」は藤沢作品には珍しく明るい作品だよね
笑える部分がある
715無名草子さん
2016/07/01(金) 19:31:04.36
>>714
藤沢作品って、基本的に明るい話多いと思うけれど?
暗いのって初期作品だけでしょ
716無名草子さん
2016/07/04(月) 14:23:34.64
ドラマ特別企画『ふつうが一番&#8212;作家・藤沢周平 父の一言&#8212;』. 2016年7月4日. 東山 紀之×松たか子が初共演!
石井ふく子プロデュースのドラマ特別企画直木賞作家・藤沢 周平とその家族とのふれあいを藤沢の愛娘の目線で捉えヒューマンタッチで描きます
717無名草子さん
2016/07/05(火) 20:37:04.62
 陰毛!ダウンロード&関連動画>>

718名無しさん@そうだ選挙に行こう! Go to vote!
2016/07/10(日) 12:19:18.23
>>715
藤沢周平の作品を暗いって言ってるやつは絶対に読んでないな
719無名草子さん
2016/07/11(月) 23:28:49.29
藤沢周平作品で一番暗いのってなんだろう。
木綿触れ、割れた月、暁のひかり辺りだろうか?
720無名草子さん
2016/07/12(火) 18:22:28.83
暗さで言ったら「闇の梯子」はかなり上位だと思う
作者の実生活をかなり投入してるし

個人的には「ちきしょう!」「人殺し」「入墨」あたりはあまり好きじゃない
作品の出来がどうこうじゃなくて、辛すぎて読み返したくない
721無名草子さん
2016/07/13(水) 12:24:55.83
>>720
分るわ。その三つは刺さる上に抉られる感じだ。
どん底を経験してらっしゃるから、苦労なんかロクにしてないのに
ただハードで暗い作品を書いてるだけの作家とは凄みが違うんだよな。
722無名草子さん
2016/07/17(日) 09:06:24.87
逆にあかるい物語と言えば何になるだろう
本所しぐれ町物語とか?
723無名草子さん
2016/07/17(日) 12:02:37.18
短編の「冤罪」とか
結末は若者のクスリとするほのかなほほえましい場面が想像されてハッピーエンド
724無名草子さん
2016/07/19(火) 13:02:51.04
明るいのはよろずやと用心棒
暗いかどうかはわからんが「ただ一撃」は心に残った
725無名草子さん
2016/07/21(木) 13:43:51.83
端境期が立花登かな
726無名草子さん
2016/08/06(土) 00:27:20.01
闇の傀儡師のラストは叔父を切るなのか?
727無名草子さん
2016/08/06(土) 14:39:15.98
切ってなーい
728無名草子さん
2016/08/06(土) 16:17:26.73
じゃ笑ってんの誰なんだ?
729無名草子さん
2016/08/06(土) 17:38:27.57
闇の傀儡師
730無名草子さん
2016/08/16(火) 18:20:57.91
>>728
それ本気で聞いてないよね?
731無名草子さん
2016/08/23(火) 18:10:52.07
「花のあと」買ったぞ
本読んでから映画見るか、映画見てから本読むか悩ましい・・・
732無名草子さん
2016/08/23(火) 18:58:46.93
絶対映像が先のほうがいい
原作が先だと、思い入れが強くなる分だけ映像が観るに堪えないものになる
ソースはオレ
733無名草子さん
2016/08/23(火) 23:01:08.59
原作を読んで、映像は観ない。
これが一番オススメ。
734無名草子さん
2016/08/24(水) 11:31:39.75
藤沢作品は
自分で読むか朗読を聞く
映画はがっかり度が大きい
735無名草子さん
2016/08/24(水) 13:25:38.30
映像の何が嫌だって、脚本だか監督だか知らないがの俺解釈が一番嫌。
「ぼくのかんがえたさいきょうの藤沢作品」なんか観たくねえっつうの。
736無名草子さん
2016/08/24(水) 14:51:38.97
むしろ独自の解釈を楽しむものだと思うんだけど

年末恒例の忠臣蔵を例にとれば誰の視点を軸に描くのかどの部分を膨らませてどの部分を削るのかそういう楽しみがある
落語なんかも同じ噺が噺家によって描き方が変わるからね

俺は原作と映像は同じモチーフの別な作品として楽しんでる
737無名草子さん
2016/08/24(水) 17:34:08.14
全ての映像作品がそうだとは言わないが、ピント外れの原作レイプは楽しめないわ
738無名草子さん
2016/08/24(水) 21:40:36.00
「蝉しぐれ」のNHKドラマ化の内野と水野の二人が
文四郎とおふくのイメージ(自分が描いていた)を
ズタズタにしやがりました。
739無名草子さん
2016/08/24(水) 21:51:12.48
時専でやってる「江戸の用心棒」、出だしだけちょっと見た
・・・これ原作必要だったん?
740無名草子さん
2016/08/24(水) 23:20:19.84
731だがみんなありがとう
北川景子のぼってり下唇が可愛いかったぞ
しばらく噛みしめてから本読もうと思う
(ただ今子供7人生ませる妄想中)
741無名草子さん
2016/08/25(木) 09:38:09.82
たそがれ清兵衛というタイトルの祝い人助八は、井上陽水の曲はよかった。
742無名草子さん
2016/08/25(木) 16:02:21.89
ああそれw
俺は新参で映画やドラマが先の場合が多いからそんなに違和感ないというか
あとになってエピソードの出所を知ることも多いけど
熱心な読み手がイメージ壊されるってことも肯ける

しかし、ひとつだけ譲れないことがある
子役のおふくは天使 
743無名草子さん
2016/08/27(土) 14:50:01.13
娘のエッセーのドラマ見てから娘の読んで藤沢も読み始めた。
もっと早く読めばよかったな。とりあえず50円のは全部注文した。早くコイ。
744無名草子さん
2016/08/28(日) 20:11:20.30
文春文庫はやっと差別うんぬんの断り書きをやめたか
あまりにも藤沢周平に対して失礼
745無名草子さん
2016/09/03(土) 10:05:00.82
立花登の「片割れ」ほんと好き
いつも若いころの福本清三を思い浮かべながら読んでるw
746無名草子さん
2016/09/03(土) 19:05:27.95
>>744
寧ろ「臍曲り新左」みたいに素知らぬ顔で改竄されてないか不安。
747無名草子さん
2016/09/05(月) 19:52:18.24
>>733
俺も漫画・小説問わず映像はまず見ない。藤沢作品に限らず何度か見たけど何れも酷い出来だったから。
ノーサイドの藤沢特集で「映像化出きる小説と言うのは、映像化出きる隙がある」みたいな事が書いてあって蓋し名言だと思った。
748無名草子さん
2016/09/24(土) 15:41:54.48
文春も文庫本によっては差別うんぬんの断り書きが今でもある
しかも一番初めのページにでかでかと
ところが読んでも差別的な言葉なんて全然出てこない
せいぜい思い当たるのは「不器量」くらいのもの
いかに今の出版業界が差別批判に過敏になっているかわかる
749無名草子さん
2016/09/27(火) 12:50:09.05
>>527
的反応と思われ。
750無名草子さん
2016/10/14(金) 21:45:54.42
獄医を読み返してる
面白い
751無名草子さん
2016/10/15(土) 13:10:13.77
短編に鶯というのがある
井戸端会議のおしゃべりに興じている間に2歳の子が竈をかき回しぼや騒ぎ
子は重度の火傷で死んでしまう
夫婦仲は悪くなり追い出されはしなかったものの嫁は一切のおしゃべりを慎む
2年、亭主は大工の鑑札をもらい棟梁のような地位に
そんなこんなで、井戸端で鶯を預かった女たちの話の輪に
またおしゃべり女に戻るという

こういうのって気が重い、死んだ2歳の子が哀れで
また禊というか時が経ったら前のおしゃべり女に戻るっていうのがね・・・また同じことが起こり・・・・と連想させる
この短編だけは気が重い
752無名草子さん
2016/10/15(土) 16:02:59.16
同じことは起こさないと思うけどな
心の傷は絶対に消せないし
もし同じことが起きたなら、今度こそ夫婦ともども死ぬだろう
753無名草子さん
2016/10/15(土) 21:28:20.99
「一茶」映画化かあ・・・
藤沢周平が描いたように描けるのかな
けっこうハードル高いと思うんだが
754無名草子さん
2016/10/17(月) 11:19:50.78
無理無理。既レスだが、安易に映像化出来る隙は藤沢作品にはない。
755無名草子さん
2016/10/18(火) 20:17:24.49
隠し剣シリーズで最強の秘伝ってなんだろう?
756無名草子さん
2016/10/18(火) 20:31:48.12
白日の下、1対1で対峙して、始め!の声で戦闘開始し、秘伝を必ず使う

という条件で戦うのなら石割り、かな?
隠し剣も曖昧な描写のものがいくつかあるからなんとも言えないけど・・・
757無名草子さん
2016/10/18(火) 21:13:36.81
なんか暗がりでも見えるやつとかじゃないかな。
主人公と結婚した旦那が子供に教えていた??というラストの。
758無名草子さん
2016/10/19(水) 00:10:50.30
個人的に格好よかったのは芦刈りだった
759無名草子さん
2016/10/20(木) 09:27:51.79
身につけられるなら、鬼ノ爪
760無名草子さん
2016/10/27(木) 10:54:24.68
鳥刺しを伝授して進ぜよう
761無名草子さん
2016/10/27(木) 21:23:57.56
では私は松風を
762無名草子さん
2016/10/31(月) 13:36:35.50
変にまじめ臭く描くから藤沢周平の映像化はことごとく失敗する
その中でも稀有な出来なのはNHKドラマの腕におぼえありと三屋清左衛門残日録
この二つは原作の面白さをうまく再現している
763無名草子さん
2016/10/31(月) 14:40:22.03
感想は人それぞれだからそういう意見があるのはわかるけど
自分はその二つともちょっと無理
764無名草子さん
2016/11/01(火) 16:20:41.97
自分も無理
765無名草子さん
2016/11/02(水) 15:33:55.08
由亀の性格を真逆にした上、香取慎吾なんか突っ込んだ時点で無理。
766無名草子さん
2016/11/06(日) 08:17:02.38
夜鷹の荻野目慶子は良かったぞ
767無名草子さん
2016/11/18(金) 17:17:56.17
肝心の又八郎が何か違う
768無名草子さん
2016/11/18(金) 18:37:59.29
私は元創価の会員でした。
すぐ隣に防衛省の背広組みの官舎があるのですが、
自分の家の窓にUSB接続のwebカメラを貼り付けて、そこの動画を撮影し続け、
学会本部へ送っていました。

別に大したものは写っていません。ゴミだしとか奥さんが子供を遊ばせている所とか。
官舎が老朽化して使われなくなってから、
今まで法人税(うちは自営業です)をほぼ払わなくても済んでいたのが、
もう守ってやれないのでこれからは満額申告するように言われました。
納得がいかないと言うと、君は自業自得で餓鬼地獄へ落ちる、
朝夕に南無妙法蓮華経と三千回ずつ唱え心をきれいにしなさいと言われ
馬鹿らしくなって脱会しました。

それ以来、どこへ行くにもぞろ目ナンバーの車につけまわされたり大変な日々です。
全部自分の出来心が招いたことで、どこに訴えるわけにもいかないのですが、
なんとかあの人たちと縁を切って新しい始まりを迎える方法はないんだろうか。
769無名草子さん
2016/11/25(金) 12:21:56.12
「秘太刀 馬の骨」の馬の骨伝授者って、出久根達郎の読み通りでいいの?
何かしっくりこない。
770無名草子さん
2016/11/26(土) 06:52:57.89
あれは間違いです。
あの結論に達するためには、作中にそう読み取れるだけの十分な材料が必要ですが、実際にはそれがありません。
これは、作者が用意しなかったからではなく、読者の(この場合は出久根さんの)結論が間違っているということです。
真相は別にありますし、そう言いきれるだけの描写も作中にちゃんとあります。
771無名草子さん
2016/11/26(土) 07:36:20.73
>>770
それを教えてほしい
772無名草子さん
2016/11/26(土) 20:19:13.36
死んだらあの世で先生にぜひ聞いてみたい。
773無名草子さん
2016/11/27(日) 09:18:11.55
>>771
ネタバレになるのでここでは書きませんが、「秘太刀馬の骨 真犯人」で検索してみてください。
FC2ブログです。
774無名草子さん
2016/12/29(木) 07:29:39.25
秘太刀馬の骨の真相。
人間社会に生きるだれもが互いに馬の骨であり、だれもが互いに秘太刀に成り得る。
……みたいに解釈した。間違いかもだけど。
775無名草子さん
2017/01/01(日) 17:11:43.62
さあ、新年一冊目は何から読もうかな。
776無名草子さん
2017/01/10(火) 19:37:10.81
>>750
これはなかなかおもしろいな
ドラマのほうも実にうまく原作を再現している
777無名草子さん
2017/01/10(火) 19:40:50.01
>>763-765
あの傑作が理解できんとは残念な連中だな
778無名草子さん
2017/01/11(水) 03:03:24.50
藤沢周平は晩年のごく一部の作品を除いてどれも面白い
逆に藤沢周平以外の作家の時代小説はどれもいまいち
779無名草子さん
2017/01/12(木) 02:31:19.63
日本橋三越に行ったら、藤沢周平展がやっていたので見たけど
中身がスカスカでがっかり。展示物が少ないし、解説も読みづらい…。
10年ほど前に見た世田谷文学館での藤沢周平が素晴らしくて、あれと比べるとねえ。
780無名草子さん
2017/01/13(金) 10:41:18.23
出久根はけっこうアフォだから。
正月に雲霧仁左衛門見たせいで年明けからは池波ばっかり。
781無名草子さん
2017/01/13(金) 11:38:58.95
>>777
原作が素晴らしくてドラマは受け入れられないということだけど
782無名草子さん
2017/01/13(金) 14:48:20.24
俺はドラマはドラマで、少々イメージ違っても、それなりに面白ければ平気だけどな
自分のイメージ通りの実写が見られたらそれはすごいけど、そんなの最初から絶対無理でしょ

原作読み返したときも、ドラマのイメージが邪魔するのは最初だけで、
すぐ元々の自分のイメージで読めるから無問題だし
783無名草子さん
2017/01/14(土) 01:19:10.75
>>781
そのドラマが実にうまく原作を再現しているだろ
配役も申し分ない
784無名草子さん
2017/01/14(土) 03:56:17.34
改変だらけのどこに原作の再現があるというのか
785無名草子さん
2017/01/14(土) 17:25:27.94
>>784
どの辺が改変だらけなんだ?
ドラマ化されたほうでは原作に忠実なほうだろ
しかも一番重要な雰囲気がそのまま
この2作に文句を言うならほかのドラマなど見れたものじゃない
786無名草子さん
2017/01/14(土) 22:51:45.33
>>785
お前本当に原作読んでるの?
ドラマ化されたほうでは原作に忠実なほうって、違ってること暗に認めてるじゃん
787無名草子さん
2017/01/15(日) 06:34:52.63
話題変えようぜ
788無名草子さん
2017/01/15(日) 09:33:55.06
じゃあ藤沢作品に登場した食べ物の中で食べたいもの挙げていこう

赤蕪の漬物
789無名草子さん
2017/01/15(日) 14:59:09.54
カラゲの干物を戻して煮つけたやつ
790無名草子さん
2017/01/15(日) 18:24:52.79
>>786
原作から寸分たりとも違いを認めないなら時代劇なんてすべて否定しなければならんだろ
そういう原理主義者がケチをつけてるわけか
わかったこの話題はもうやめにする
791無名草子さん
2017/01/16(月) 17:13:20.93
・・・・・・

玉こんにゃく
792無名草子さん
2017/01/22(日) 17:31:23.13
>>790
違うよ。原作と違っても面白い映像化作品はある。傑作もある。時代劇じゃないけど「L.Aコンフィデンシャル」とかそう。
それは監督と脚本が原作のテイストをちゃんと掴んでいるから。そういう作品ならいいのです。
793無名草子さん
2017/01/24(火) 14:11:31.86
L.Aコンフィデンシャルって期待してたけど
こんなもんかぁって感じだった
なんとなく古風な感じがよかったのかもしれないが
794無名草子さん
2017/01/27(金) 01:31:45.47
新しい方の立花登は原作をえらくストレートに映像化したな
改変ばっかりの映像化群では逆に珍しさを覚えるわ
795無名草子さん
2017/01/28(土) 13:50:01.80
観てないからわからないけど、最近は監修が頑張ってくれてるから
そうそう原作と乖離した映像にはならないみたいね
ただ映画「一茶」はなんとなく地雷の予感
796無名草子さん
2017/01/28(土) 14:01:14.83
このスレは藤沢先生の総合スレでいいんですよね?
最近雑誌の表紙に先生が出ててうれしかった
797無名草子さん
2017/02/02(木) 10:45:37.31
一瞬買おうかと思ったが止めた。サライに期待した自分もバカだったが中身がなさすぎる。
昔の「ノーサイド」や「プレジデント」の足元にも及ばない。
798無名草子さん
2017/02/08(水) 20:46:44.23
俺も。あんなショボい内容で先生のご尊顔を使わんで欲しい。特集するならがっつり特集してくれ。
799無名草子さん
2017/02/08(水) 22:59:38.20
でもずいぶん久しぶりに表紙に使ってたから驚いた
司馬遼太郎ならよく見るんだけどね
800無名草子さん
2017/02/10(金) 02:33:34.95
作品は好きだし今回の企画が今一つなのは分かるが先生のご尊顔とは随分持ち上げるな
801無名草子さん
2017/02/12(日) 09:49:59.72
藤沢周平記念館行ってきた。直木賞受賞の時の雑誌があって選評読んできたけど、新しさはないけど今後に期待とか書いてあったのが意外だった。
802無名草子さん
2017/02/12(日) 11:35:39.90
>>800
新興宗教藤原教
803無名草子さん
2017/02/13(月) 19:04:55.99
暁のひかりとはしり雨の二編がすごい好き。
この二編は特に情念がこもっている気がするんだよな。
804無名草子さん
2017/02/16(木) 20:02:20.92
>>800
藤沢、池波両先生は心の師である故な。
805無名草子さん
2017/02/19(日) 11:05:27.66
「泣かない女」
不遇な運命に健気に立ち向かう、お才の芯の強さに泣いた
806無名草子さん
2017/02/22(水) 09:46:26.00
「漆の実の〜」は何で評価がそんなに高くないの?
他の作品がよすぎたから?
807無名草子さん
2017/02/22(水) 10:23:45.21
評価低いの?
808無名草子さん
2017/02/23(木) 09:48:06.06
>>806
低いという話は聞いたことがないが、未完のまま絶筆してしまったからでしょう。
809無名草子さん
2017/02/23(木) 17:28:52.11
当初の構想とは違ってしまったという意味では未完かもしれないけど
あれはあれで完結していると思いたいなあ
天保悪党伝だって、未完と言えば言えてしまうわけだし
810無名草子さん
2017/02/25(土) 01:24:07.64
>>809
絶筆だけど発表されているところまでで一つの作品として評価したいってのはあなたの個人的な解釈や評価だからいいんだよ
でも「天保悪党伝〜」は牽強付会
自説を補強する為のこじつけ
811無名草子さん
2017/03/08(水) 02:45:12.44
>>806
藤沢さん自身が、上杉鷹山は書き進めるほど名君ではなくなって
いくから困ると言ってた話があるね。
812無名草子さん
2017/03/13(月) 03:33:51.36
全集1巻読み終わったけど確かに暗いな
「時雨のあと」がハッピーエンドに見えるぐらいだ
次は全集4巻見るわ
813無名草子さん
2017/03/27(月) 01:09:17.66
三屋清左衛門残日録を見ていい出来だと思ってたが 通院した時に売店で文庫を見つけて購入、2度目読んでる
零落の奥之助だが清左衛門と再会した時は奥の助が組みしていた派閥の天下なのにひどい家禄なのは
その以前に政権を投げ出した時の処分に穏やかならぬ抗議をしたことのとがめが解かれていないと言うことなのかな
814無名草子さん
2017/04/02(日) 07:08:20.02
市井ものでオススメありますか?
今のところ、橋ものがたり・はしり雨・本所しぐれ町物語の3冊読みました
815無名草子さん
2017/04/02(日) 08:36:23.30
>>814
全ておすすめだから全て読みなよ
作品リストが必要ならいくつかあるから自分で検索してね
市井物だけのリストもあるし全作品リストもある
網羅してるかどうかは知らないから自分でチェックして
816無名草子さん
2017/04/05(水) 21:57:41.18
私は鶴岡市民ですが、藤沢周平を一冊も読んだことがありません
初めて読む本として「義民が駆ける」はどうでしょうか?
817無名草子さん
2017/04/05(水) 22:24:05.05
好みですから思ったのを選べばいいと思います

読み終わったら
蝉しぐれ
三屋清左衛門残実録
用心棒日月抄も読んでみてください
818無名草子さん
2017/04/05(水) 22:25:20.50
三屋清左衛門残日録 です
819無名草子さん
2017/04/05(水) 22:36:43.99
ありがとうございます。楽しく読みたいと思います。
820無名草子さん
2017/04/18(火) 13:03:46.50
今ドラマやってる「獄医 立花登手控え」もいいよ
821無名草子さん
2017/04/24(月) 10:36:06.75
昔、親に「何か面白い本ない?」と聞いたら教えてくれたのが藤沢周平
最初に貸してくれたのが不倫ものの「海鳴り」だったw
俺の好きなのは>>820と同じく「獄医立花登」のシリーズと、ハードボイルドな「彫師伊之助」のシリーズ
印象は明と暗だが、どちらも読後感は悪くない
822無名草子さん
2017/04/24(月) 17:22:15.10
最初が海鳴りか・・・

三屋ぐらいでよかったのに
823無名草子さん
2017/04/25(火) 17:54:39.76
>>822
海鳴りはいいぞ
主人公が俺より年下なのに「じじい」と呼ばれたのはショックだったがw
824無名草子さん
2017/04/26(水) 10:48:24.60
三屋清左衛門残日録の百年忌の仏は寺が詐欺おこなったとも取れるな
俗名かなって上手くいくかななんて
825無名草子さん
2017/04/26(水) 12:11:44.14
用心棒日月抄のDVDボックス買ってしまった
休みにまとめてみるつもり
826無名草子さん
2017/04/30(日) 21:55:01.64
又八郎は困っていた
827無名草子さん
2017/05/05(金) 20:30:43.16
>>829
ドラマの面白さはまずまず
藤沢先生の地味にいい話の感覚はよく出てる
828無名草子さん
2017/05/05(金) 22:42:24.67
さて>>829がどのようなレスをつけるのか
藤沢周平ファン乾坤一擲の勝負である
829無名草子さん
2017/05/05(金) 22:54:05.11
獄医 立花登手控え
830無名草子さん
2017/05/05(金) 23:16:48.69
>>829
無難な作品ですな
>>827への返答としては
831無名草子さん
2017/05/06(土) 00:55:12.68
>>830
作者の作品は常に無難ですから
832無名草子さん
2017/05/08(月) 10:43:25.29
名物にうまいものなし、藤沢作品にまずいものなし(´・ω・`)
833無名草子さん
2017/05/09(火) 00:52:04.96
>>832
ただ、わざわざ架空の藩を作らずに出身地の藩を題材にしたほうが地元の町興しに効果あったのに
そこは失敗したなぁと思う
TVでいまだに題材にされるわけだし
834無名草子さん
2017/05/09(火) 05:53:43.53
架空にしたことで普遍性が生まれたんだろう
835無名草子さん
2017/05/09(火) 14:48:23.66
杜王町型だな、吉里吉里村とは別型
836無名草子さん
2017/05/09(火) 15:05:00.63
>>833
悪い藩主とか書きにくくなっちゃうw
史実にしばられるし、妙に詳しいけど見当違いなとこにつっこむ郷土史家とかうるさそうだし
いいことないだろ
837無名草子さん
2017/05/09(火) 15:50:23.18
>>834
その通りですね。海坂藩だからこそ、時代を超越した永遠の世界。
某時代小説のように、主人公たちが幕末、維新に翻弄されるような
ものは江戸時代の情緒に浸っていたい読者には合わない。
838無名草子さん
2017/05/09(火) 17:16:25.91
情景描写、川とか山でだいたい何処かは言われてるし
故郷貢献してると思うよ
839無名草子さん
2017/05/11(木) 00:14:57.20
>>838
具体的にはどこなんですか?そんなの分からないですよ
840無名草子さん
2017/05/11(木) 16:38:18.88
庄内藩、その城下町の鶴岡がモチーフ
841無名草子さん
2017/05/11(木) 23:59:54.35
鶴岡の記念館に行けば、はっきりしますよ
842無名草子さん
2017/05/12(金) 03:30:40.87
幕末に活躍した庄内藩の酒井了恒を主人公にした作品を書いてほしかった
843無名草子さん
2017/05/18(木) 12:05:14.28
三屋清左衛門残日録の奥之助が妻との約束を違えてって具体的になんだろうと引っかかってしまった
朝田派の会合に出入りして組頭の娘を見初めて一緒になり当然朝田派になった ここに約束をたがえるものはない
しいて対立しうるものとしては朝田が藩政を投げ出して失脚して粛清された後に不穏な文言で異議申し立てしたことか
これをして約束をたがえたという表現はいささかずれているように思う
ほかの解釈があるのか教えて
844無名草子さん
2017/05/20(土) 10:48:18.40
あまり話題にならないけど、麦屋町昼下がりとかどうなんですか?
何だか西部劇の決闘ものみたいなタイトルだけど
845無名草子さん
2017/06/02(金) 15:00:48.71
誰も別冊宝島の藤沢本について触れない件w
846無名草子さん
2017/06/12(月) 17:26:31.70
>>844
是非ご一読下さい。損はしません。
847無名草子さん
2017/06/22(木) 21:58:54.93
>>844
おもしろい
藤沢周平でハズレの小説なんて最晩年の一部を除いてない
848無名草子さん
2017/06/24(土) 20:16:27.45
梅雨が終われば

蝉しぐれ
849無名草子さん
2017/06/25(日) 17:32:52.67
>>844
酒好きの師匠がいい味出してます。
850無名草子さん
2017/07/04(火) 01:00:26.91
三屋清左衛門って超エエ人だな
851無名草子さん
2017/07/05(水) 13:56:52.54
うん、頭は切れるし、人情味があるし
852無名草子さん
2017/07/12(水) 14:46:54.85
武家ものではたそがれ清兵衛、市井ものでは本所しぐれ町物語が特に好き
853無名草子さん
2017/07/13(木) 11:23:16.25
>>843
>妻との約束を違えて

頼るひとを間違えたからこのざまだ、俺は零落したと愚痴をこぼす奥之助に対し、清左衛門は、
「朝田派から遠藤派に乗り換えるのは、(結婚の約束をした多加どのとの)約束を違えることになる、と当時自分で言っていたではないか」と指摘し、
「ならば愚痴は言わぬことだ。己の信ずるところに殉じたのだから、わしなら以って瞑すべしと思うところだ。」とさらに突っ込んだ。

よって、奥之助は妻との約束を違えたわけではないが、妻としては思い描いていた人生とはちがったはずで(政変までは幸せだったとは思うが)、
その不満から不仲になっていたものと愚考します。
854無名草子さん
2017/07/15(土) 01:52:24.06
蝉しぐれと三屋清左衛門残日録の御家騒動は同じものなのかな
855無名草子さん
2017/08/06(日) 23:42:36.78
武士の一分の原作はどんなかんじ?
856無名草子さん
2017/08/09(水) 12:07:31.98
春秋の檻 よかった。
残りの三部も読んでみる。
857無名草子さん
2017/08/11(金) 22:06:22.90
男女関係が安っぽいよね
一途に誰か思うとか、あるわけないっつーの
858無名草子さん
2017/08/13(日) 02:51:47.03
人間だもの、あるでしょう
859無名草子さん
2017/08/13(日) 11:16:00.63
こんだけ毎度お家騒動がおきてよくこの藩潰されねぇよなw
860無名草子さん
2017/08/13(日) 21:58:32.76
海坂藩ですか
861無名草子さん
2017/08/14(月) 17:24:28.75
>>857
安っぽい?
どんなのが高級な男女関係なのよw
一途に誰か思うとか普通にあるでしょ
862無名草子さん
2017/08/16(水) 09:02:49.47
暇だから「ふつうが一番」録画見てた
俺が藤沢周平の息子に生まれていれば親子で直木賞とれたかな
863無名草子さん
2017/08/18(金) 23:23:17.75
>>861
例えば鬼の爪では狭間の妻を騙し寝取る絶好のチャンスだったのに何もしないなんてがっかり
864無名草子さん
2017/08/19(土) 17:20:29.63
それは和食の店に来てフレンチ出せと言ってるようなものだ。
865無名草子さん
2017/08/19(土) 18:55:34.86
>>863
あなたはがっかりかもしれないが、安っぽいというのとは違うような
人間の醜さを書くほうが高級!とかそういうの?
866無名草子さん
2017/08/21(月) 11:36:10.63
ワンパターンだもんね
867無名草子さん
2017/08/21(月) 14:22:41.54
>>866
どんなパターン?
868無名草子さん
2017/08/21(月) 20:26:56.94
児玉清と藤沢周平は誕生日一緒なんだね
869無名草子さん
2017/09/01(金) 17:31:36.49
>>863
ちゃんと上役がヤリ逃げしてるじゃねえか。
870無名草子さん
2017/09/05(火) 22:42:37.27
今また読み直してるが用心棒先で起きる事件が複雑に複数の独立した下手人が絡んでたり高度 すごいね
871無名草子さん
2017/09/11(月) 12:52:26.83
先生、海外ミステリ好きだったからね。
872無名草子さん
2017/09/11(月) 13:34:00.57
評価の高い蝉しぐれは王道すぎていまいち面白みに欠けるな
同じような設定なら風の果てのほうがおもしろい
873無名草子さん
2017/09/11(月) 14:09:00.30
用心棒は2までが面白い
3,4は成り行きかな
874無名草子さん
2017/09/12(火) 22:58:19.16
うっかり思ったんだけど又八郎って、国元て馬廻りで百石もらってて半分くらい藩に借り上げられてるんだっけ?
それなら本当に脱藩して江戸で用心棒専業でやってたほうが楽な生活ができたんじゃなかろうか?
875無名草子さん
2017/09/12(火) 23:04:56.89
用心棒稼業の先行きは細谷が示したじゃないか...
876無名草子さん
2017/09/12(火) 23:37:38.33
細谷は子だくさんで飲んべだったからなぁ・・・カネが残せなかったのかもしれん
でも確かに、用心棒稼業はチャンバラができるうちが花だよな
877無名草子さん
2017/09/15(金) 17:16:32.56
用心棒案件とかでも複数の人間が絡まってたりプロットが複雑に出来ていてそれでいて話の前後関係に破綻がないのがすごい
これ書いてたときはとても充実してたんだな 三屋清左衛門残日録にはちらちら矛盾点があるのに
どっちも種は同じ酒井家のお家騒動なんだっけか
878無名草子さん
2017/09/15(金) 23:54:43.87
又八郎も海坂藩なんだっけ?北国の小藩としか記述はなかったように思うけど、藤沢作品で北国の小藩てことはねぇ
879無名草子さん
2017/09/27(水) 10:31:41.31
>>873
自分は4が長編サスペンスの趣で一番好きだな。ただ、細谷が落ちぶれて奥さんは狂死ってのが何とも・・・
880無名草子さん
2017/10/01(日) 00:09:05.61
その描写すごいと思った
881無名草子さん
2017/10/05(木) 19:47:38.98
奥さんが若々しくて貧乏を苦にしない美人に描かれていたから余計にね。
882無名草子さん
2017/10/07(土) 21:39:47.81
アレはキツかったなぁ
細谷の凋落は仕方ないにしても、せめてどこか息子んところに行っててほしかった
883無名草子さん
2017/10/09(月) 11:20:21.04
でも細谷がああなるのもわかる
結局性格に締まりがなかったからな
若いうちは体力と愛嬌で通せるが、年を食ってしまうとそうはいかない
884無名草子さん
2017/10/09(月) 14:05:05.08
今の時代だったら離婚してそう
つか、浪人(フリーアルバイター)が妻子持ちで生涯を全うした時代
885無名草子さん
2017/10/15(日) 12:45:27.51
藤沢周平ばかり5000円ほどポチッた
886無名草子さん
2017/10/17(火) 17:37:15.26
9月に読み直したところ!忘れてたから細谷夫妻にかなりショック受けたよ…

今彫物師伊之助読み終えたけど、物足りなかったわー
887無名草子さん
2017/10/19(木) 11:11:48.60
今彫師伊之助再読中。17週目。
888名無しさん@そうだ選挙に行こう! Go to vote!
2017/10/22(日) 08:47:34.89
鶴岡の朗読会行ってきた
泣かない女、東海中学の文化祭でも朗読したらしい
889無名草子さん
2017/10/22(日) 22:17:49.05
文豪ファミリア 家族は見た!「父・藤沢周平〜元祖イクメンの日々〜」
http://www4.nhk.or.jp/P4652/x/2017-10-25/10/27206/2362090/
890無名草子さん
2017/10/24(火) 12:36:17.30
>>887
どの辺りが魅力なのかな。よく分からなかった…
おまさとも関係も残念だったしー
891無名草子さん
2017/10/24(火) 13:35:31.76
>>890
海外ミステリのハードボイルド好きならはまる
現代ものも含めて日本のハードボイルドミステリとしては最高レベル
892無名草子さん
2017/10/24(火) 17:29:34.98
>>891
ハードボイルドですかー
それはハマらないわけですね…ワタシ…
大人しく平四郎でも読んでますね!
893無名草子さん
2017/10/24(火) 22:24:14.99
海坂藩大全の上下巻を古本屋で入手しました
894無名草子さん
2017/10/25(水) 15:46:46.83
下巻の 山桜 いいね
895無名草子さん
2017/10/27(金) 03:17:12.86
>>891
ハードボイルドって文庫の解説の受け売りじゃん
896無名草子さん
2017/10/27(金) 12:18:15.41
単行本で読んだから、文庫の解説がどう書いてるか知らんが
そんなもん読まなくったってハードボイルド読んだことある人ならわかるっしょ
ハードボイルド合わない人はだめだろうけど
立花登みたいのも書けるし、ハードボイルドも書けるんだからたいしたもんだと思う
897無名草子さん
2017/10/27(金) 12:56:30.43
自分は、>>891のレス見たら読みたくなったよ

ハードボイルドは一度も読んだことないがww
898無名草子さん
2017/10/27(金) 23:47:05.17
そもそもハードボイルドの定義ってなんだろう
一人称で乾いた文体ならそれでいいのか?
899無名草子さん
2017/10/28(土) 00:21:42.53
>>898
内藤陳が好きならハードボイルドw
それは冗談だけど、雰囲気でしょ
たしかに消えた女のラストなんていかにもだね
向こうのハードボイルドミステリのフォーマットをうまく使ってる(パクリとか言ってるんじゃないです)
捕物帖を書くのに、いわゆる江戸情緒ものじゃなくて新しいパターンを狙ったのではないかと思う
900無名草子さん
2017/10/30(月) 22:43:35.05
でもそういえば時代小説で一人称ってあんまり見ない気がする
901無名草子さん
2017/10/31(火) 00:29:12.16
つ「夜が軋む」
902無名草子さん
2017/10/31(火) 16:10:37.92
>>898
ないよ。人により千差万別。だから北方謙三は「自分が描いたのがハードボイルド」と言ってるし、
馳星周は、ハードボイルドと言われたら殆どの人が上げるだろうチャンドラーを「ハードボイルドじゃない」と言ってるし。
903無名草子さん
2017/11/02(木) 00:07:53.91
チャンバラー
904無名草子さん
2017/11/07(火) 07:18:22.30
ゴルゴ13じゃないのか、なんとなく
905無名草子さん
2017/11/07(火) 10:09:31.75
>>904
感情を表さないという点では伊之助もデューク東郷も十分にハードボイルドだな
906無名草子さん
2017/11/07(火) 22:51:53.06
そういや又八郎は国元の道場で一応師範代クラスだったんだよな
てことは、細谷やもう一人2巻で出てきたうらなり青瓢箪も、それなりの腕だったのかな

そんな又八郎に懐剣一丁で襲いかかった佐知ねぇさん、どんだけ凄腕なんだw
907無名草子さん
2017/11/11(土) 19:39:34.78
獄医立花登手控えは講談社文庫のやつと文春文庫のやつがあるんだね
文春文庫の方が文字が大きくて見やすいね
908無名草子さん
2017/11/15(水) 13:48:21.96
講談社も新装版は大きいよ。それよりでかいの?
909無名草子さん
2017/11/17(金) 07:06:54.33
新潮文庫の方が文字がデカくてクッキリしてて凄く読みやすかった
910無名草子さん
2017/11/17(金) 12:07:31.96
>>906
それなりもなにも、最初の方で又八郎が腰の座りを見て、剣は相当できると相模屋のおやじに語ってますがな。
911無名草子さん
2017/12/12(火) 15:16:36.20
凶刃には米坂さんにも登場して欲しかったなあ。
912無名草子さん
2017/12/12(火) 23:05:59.33
藤沢周平の隠し剣秋風抄の盲目剣谺返しって話、プロットが武士の一分だな
こんなことが池波にもあるから不思議
913無名草子さん
2017/12/12(火) 23:17:51.10
佐伯泰英だとそんなの日常茶飯事w
914無名草子さん
2017/12/13(水) 07:46:07.48
>>913
どういうこと?
915無名草子さん
2017/12/13(水) 10:52:30.74
>>912
「武士の一分」の原作が「盲目剣谺返し」だよね
何が不思議なの?
916無名草子さん
2017/12/13(水) 11:22:43.45
>>915
そんなのこのスレなら誰でも知ってることだからそれよりも佐伯によくあるについて詳しくw
917無名草子さん
2017/12/13(水) 13:53:58.19
>>916
俺(915)じゃなく、>>913に言ってくれw
>>912の「こんなことが池波にもある」についても詳しく
918無名草子さん
2017/12/13(水) 15:37:36.98
藤沢の後に葉室麟読んだら突っ込みドコロ満載で笑えた
葉室麟って女?男?
まだ若いのかな?
919913
2017/12/13(水) 22:47:56.06
みんなごめん<(_ _)>荒らすつもりはなかったんだ
一時期「月刊佐伯」っていうくらい書き下ろし時代小説を書いてて結局トータル200冊を超えるような人だからねぇ
似たようなシチュエーションがいくらもあんのよ

主人公の大半が豊後出身
脱藩するも藩主の覚えがとてもめでたい主人公が多い
藩財政が悪化すると抜け荷で何とかする
主人公の息子が武者修行先に必ず薩摩を選ぶ
主人公にはかならず金持ちのパトロンがついている
そのパトロンが貨幣改鋳イベントにぶち当たると濡れ手に粟で大儲け

もうそんなんばっか ブコフで一冊百円で大量に買い漁って斜め読みしてると自分がいま何の話読んでるんだか
わからなくなるのよ

>>「武士の一分」の原作が「盲目剣谺返し」
ほどではないけど、プロットというよりシチュエーションレベルだとほんとデジャブっぱなしで初めての話でも絶対
初めて読んだ気しねぇからw

池波センセにもそういえば似たようなことがあったようには思う
920無名草子さん
2017/12/14(木) 00:04:07.82
>>918
巨デブのおっさんだよ
921無名草子さん
2017/12/14(木) 10:58:09.46
>>919
山本周五郎も同じようなことはあるよ
似たのを量産というより、「ながい坂」の習作のような短編がたくさんある

「武士の一分」の場合は、そういう藤沢作品があるわけじゃなくて
「盲目剣谺返し」が映画の原作ってだけだから、あてはまらないと思うけど

>主人公の大半が豊後出身
これは藤沢周平の海坂藩と似てますね
922無名草子さん
2017/12/14(木) 17:37:26.36
海坂藩は秘剣の使い手で溢れかえってるからな
923無名草子さん
2017/12/14(木) 23:52:23.59
又八郎も海坂藩なのか?あいつはそういえば秘剣は持ってなかったと思うけど
924無名草子さん
2017/12/15(金) 11:40:11.10
>>923
いや、東北の小藩とだけで藩名は明記されていなかった筈。。又八郎は一刀流の名手ではあるけど必殺技的秘剣の会得者ではない。
隠し剣シリーズもはっきり海坂藩とされているものは少なかったと思うけど、先生の「そう思って構わない」的発言でもあったのかな。
925無名草子さん
2017/12/15(金) 12:38:08.44
江戸時代も後期になると武芸も廃れて、
公儀に切腹命じられても介錯できる人材がいなくて山田朝右衛門の弟子がバイトで雇われたなんてことがあったらしい
海坂藩はそういう心配はいらないな
926無名草子さん
2017/12/17(日) 10:27:33.07
>>924
藤沢作品で東北の小藩なら海坂藩でいいんじゃねぇかなぁ
927無名草子さん
2017/12/18(月) 03:42:53.73
>>917
弁牽牛って牛蒡(ゴボウ)のような女郎が気に入ってしまう男の話が二編あるんよ
928無名草子さん
2017/12/18(月) 17:00:15.52
なんつーか、その作者独特のクセとか匂いみたいなものはどの作者にもあるよね
929無名草子さん
2017/12/18(月) 20:52:36.87
時代劇チャンネルって面白いの?
930無名草子さん
2017/12/24(日) 08:45:26.09
葉室りん亡くなったんだね
931無名草子さん
2017/12/24(日) 17:53:42.42
誰?
932無名草子さん
2017/12/24(日) 23:57:51.63
サイン会で一度お会いした
ご冥福をお祈りいたします
933無名草子さん
2017/12/27(水) 20:39:37.21
白き瓶、どうですか?
934無名草子さん
2017/12/29(金) 20:15:25.05
そういや俺、白き瓶だけ読んでないや。
935無名草子さん
2017/12/30(土) 18:56:36.20
>>929
俺も気になってる。カミさんの実家で契約してるので今度見てみるわ。
936無名草子さん
2017/12/31(日) 11:56:39.06
白き瓶読んで思ったのが登場人物のキャラが藤沢周平ならではだよね。
伊藤左千夫とか他の作家ならもっとひどく書かれるかもしれない
937無名草子さん
2018/01/07(日) 00:16:15.00
藤沢周平の初期作品読んだ
短編集のうちの囮というやつ、彫師伊之助捕物覚えの習作だな
938無名草子さん
2018/01/12(金) 10:32:00.36
一般書籍よりもおすすめてきにネットで得する情報とか
グーグル検索⇒『稲本のメツイオウレフフレゼ

TLW5R
939無名草子さん
2018/01/14(日) 13:01:08.07
藤沢周平さんの奥様、亡くなったそうだ
後添えに入って50年余り、86歳、去年の12月29日に
周平さんの6歳ぐらいの娘さんの面倒も見ながら大変だっただろうね
940無名草子さん
2018/01/14(日) 13:42:30.64
命日近いね
941無名草子さん
2018/01/14(日) 13:45:02.57
略奪婚だっけ?
942無名草子さん
2018/01/14(日) 13:49:51.50
いや、先妻さん亡くなってたから
943無名草子さん
2018/01/15(月) 18:06:24.57
>>937
主人公の職業が同じだけで習作なんてレベルじゃないよ。
944無名草子さん
2018/01/16(火) 23:50:23.92
そういえば藤沢作品は電子書籍化はすすんでるんだろうか?
部屋が単行本でうまる。もう一度定価で買いなおすのは仕方ないにしても、電書化はしてほしいよな
945無名草子さん
2018/01/17(水) 02:09:46.84
隠し剣シリーズとかメジャーなものだけかな今の所
むしろ再入手厳しそうなマイナータイトルを出してほしいんだけど
946無名草子さん
2018/01/17(水) 06:11:41.34
>>944
全集は買わない?
947無名草子さん
2018/01/29(月) 03:50:31.74
海坂藩で起きる政治トラブルとか難敵の討ち取りとかって大体鬼の爪とかで解決できそうだけど、各事件の時、他の秘剣使い達はなにやってるんだ
そもそも時系列がだいぶズレてたりするのかな
948無名草子さん
2018/01/29(月) 17:30:03.83
海坂藩と一口に言っても作品によって石高が違う場合もあるから、
名前は同じでも別のお話、いわばパラレルワールドと考えたほうがいいと思う
949無名草子さん
2018/02/04(日) 21:06:01.00
エターナルチャンピオンかw
950無名草子さん
2018/02/08(木) 18:21:14.98
白き瓶で中井甲之って最後どうなるんだっけ?
951無名草子さん
2018/02/22(木) 00:30:17.21
>>947
鬼の爪は本人が使う気ないからな
ちゃんと言うこと聞いて無難に暗殺とかこなしてくれそうなのは虎の眼くらいじゃね
952無名草子さん
2018/02/22(木) 20:01:48.78
>>950
すまん
三井甲之だぅた
953無名草子さん
2018/02/25(日) 17:06:35.81
んなこと言ったら海坂藩、秘剣こそ使えないけど実戦経験豊富な元用心棒がいるじゃん
トラブルシューティングはアレにまかせとけばおk

つってもその都度脱藩するし、出先じゃ現地妻作ってその女に探索全部やらせてるからなぁ、実は
強いだけで無能かw
954無名草子さん
2018/03/17(土) 22:26:11.38
藤沢周平と山本周五郎
借りてきて大損。ひどい内容だった。勝手に党名まで出してあたかも二人がそこの党を応援してるように書いたり、
全く才能のない二人が司馬を嘲笑しまくったり
最低
時間を返せ
955無名草子さん
2018/03/18(日) 08:59:14.17
今は存在しない政党だから別にいいじゃん
956無名草子さん
2018/03/26(月) 00:17:35.43
954さん

藤沢周平と山本周五郎 (光文社知恵の森文庫)
この馬鹿、二人な。

佐高/信
1945年、山形県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。高校教師、経済誌編集長を経て、現在、評論家として活躍中。著書多数

高橋/敏夫
1952年、香川県生まれ。早稲田大学文学部を経て同大学大学院文学研究科博士課程修了。専門は近代日本文学研究。現在、早稲田大学文学部・大学院教授
957無名草子さん
2018/03/26(月) 00:31:45.52
藤沢周平

面白いよ。山本周五郎は嫌いだけど。
958無名草子さん
2018/03/26(月) 18:46:04.06
周五郎先生もいいですよ
959無名草子さん
2018/03/27(火) 23:24:50.26
>>956
佐高って奴マジで気持ち悪いよね
960無名草子さん
2018/04/02(月) 23:13:20.12
>>959
佐高は酒田だからな
鶴岡出身の藤沢周平を貶めるのは平気
961無名草子さん
2018/04/02(月) 23:26:08.53
子供のころファンタジー系のラノベを読み込んでたせいか、ある意味で用心棒シリーズはとてもとっつきやすかった
口入屋にいって仕事貰ってトラブル解決してお金をもらうってサイクルがまんまファンタジー世界の冒険者のノリだもんなw
962無名草子さん
2018/04/03(火) 19:43:59.35
ラプラスの魔女に「青江」ってキャラがでてくるんだけどつい「又八郎」と読んでしまう私は
用心棒シリーズの読みすぎかも…
963無名草子さん
2018/04/04(水) 20:13:01.94
>>961
と962は別人だよね
そんなにファンタジー読んでる人このスレにいるのか
964無名草子さん
2018/04/04(水) 20:55:42.26
話が続いてるし同じ人でしょう
自分語りしたいみたいね
965961
2018/04/04(水) 22:33:12.70
別人ですってばw
966無名草子さん
2018/04/09(月) 00:07:16.28
昨日と今日で、玄鳥(文庫)を全部読み返したけど、やっぱり上手いなあ。
六十前の爺だけど。じんときたわ。もう、こういう本だけでいいかなあ。
若いころは、周りと競争のように、読んでたけどねえ。

980になったら、次スレ頼むわ。このスレ立てたものだけど。
できたら。用心棒二日目で。
967無名草子さん
2018/04/09(月) 00:45:42.55
現代文学や、前衛小説や、現代思想や、何やかや。
わかったふりして、わからん音楽や映画も見てたし。
もう、昔、読んで良かったなあという作品をもう一度
見直おそうかなと。誰とも競争せずに。そこには、
わからんかったけど、強烈な印象残してた作品も含むけど。
でも、藤沢さんはスゲーと思う。
968無名草子さん
2018/05/08(火) 17:10:02.64
「風の果て」の舞台は架空の藩ということだけど海坂藩だったっけ?
969無名草子さん
2018/05/29(火) 17:16:42.19
RFLR4
970無名草子さん
2018/06/07(木) 01:39:14.58
>>963
遅レスだが俺も読んでるよ。指輪もロードスもゲドも守り人も。ついでにミステリもSFも読むよ。
971無名草子さん
2018/06/10(日) 10:25:22.98
いま用心棒1巻w読み返してるんだが
又八郎も「危急の際に遣う相打ち覚悟の必殺の剣」があることが発覚、そのうえ堀部安兵衛と互角かそれ以上の腕前ぽい記述があった
972無名草子さん
2018/08/29(水) 13:49:56.70
朝日新聞の折々のことばで藤沢周平の玄鳥が紹介されててびっくりした。
973無名草子さん
2018/08/30(木) 13:28:59.27
>>972
「玄鳥」って、しみじみとしたいい短篇だよね。大好きだわ
ラストのところで、いつもウルウルくる(´;ω;`)
974無名草子さん
2018/09/25(火) 18:03:41.26
無用の隠密(文春文庫)を読んでこの人海外が舞台の小説も書いたことがあること
初めて知った。
975無名草子さん
2018/11/04(日) 19:13:07.05
残月録の舞台はどこの藩なの?小樽川とかでてくるけど北海道ではないよね?
976無名草子さん
2018/11/04(日) 21:47:32.94
残日録

海坂藩と類似のようです
977無名草子さん
2018/11/04(日) 21:51:57.29

今気づいた

用心棒は日月抄
三屋清左衛門残日録

どっちを指してるんだろう、残月
978無名草子さん
2018/11/05(月) 18:00:53.85
975ですが
三屋清左衛門残日録の方です。
979無名草子さん
2018/11/06(火) 19:49:04.67
描かれている名物から海坂藩ではないかと言われています
980無名草子さん
2018/11/17(土) 00:15:09.44
海鳴りと風の果ては最高傑作と言えよう
981無名草子さん
2018/11/17(土) 10:56:15.18
>>975
連載が重なっている期間があったから、同じ藩名にするのを
避けたが、事実上海坂藩という説がある
982無名草子さん
2018/11/17(土) 11:00:12.44
訂正、というか記載漏れ

( 蝉しぐれと残日録の)連載が重なっている期間があったから
983無名草子さん
2018/12/06(木) 15:11:39.48
>>980
ひさしぶりに覗いたら、同じ意見の人がいたw
984無名草子さん
2018/12/18(火) 10:31:25.68
BSフジで北大路残日録3(順番で行くと1.5?)見た
4やるほどエピソードは残ってないのかな
985無名草子さん
2018/12/30(日) 19:50:50.51
25にして初めて読みました
が時代小説とは思えないほどの読みやすさで、そもそも時代小説自体ほとんど初めてだったのだが普通に読めてちょっとびっくりした
986無名草子さん
2019/03/20(水) 19:16:40.62
どうも何冊か他の作家の小説を読むと、藤沢周平に戻りたくなる。
987無名草子さん
2019/04/16(火) 01:14:41.12
馬の骨といい、立花登といい、解説の出久根達郎の妄想が酷い。
988無名草子さん
2019/04/21(日) 20:48:04.20
>>986
一度藤沢周平読むと他の小説では物足りないな
罪深き作家
989無名草子さん
2019/04/22(月) 14:55:13.19
そんなことない
山本周五郎も池波正太郎もそれぞれにいい
990無名草子さん
2019/05/04(土) 16:15:45.51
海坂っていつも上司がゲロゲロ
下級武士ばかり頑張ってるな
現代のブラック企業に通じるのか
991無名草子さん
2019/05/04(土) 16:20:48.06
http://n2ch.net/r/-/books/1556954355/?guid=ON&;rc=1
992無名草子さん
2019/05/05(日) 22:30:11.79
藤沢周平 用心棒二日目

http://2chb.net/r/books/1333289445/
993無名草子さん
2019/05/05(日) 22:31:24.35
しかし、細々と続いたよねえ。
994無名草子さん
2019/05/05(日) 22:39:02.24
七年間も続いた。
995無名草子さん
2019/05/05(日) 22:39:37.27
梅の花。
996無名草子さん
2019/05/05(日) 22:40:15.68
昭和は 
遠くになりにけり。
997無名草子さん
2019/05/05(日) 22:41:35.88
次スレ。
998無名草子さん
2019/05/05(日) 22:42:04.90
梅の香り。
999無名草子さん
2019/05/05(日) 22:42:29.12
http://2chb.net/r/books/1557062086/l50
1000無名草子さん
2019/05/05(日) 22:49:41.15
https://books.bunshun.jp/sp/fujisawa20th
https://books.bunshun.jp/sp/fujisawa20th
https://books.bunshun.jp/sp/fujisawa20th
藤沢周平 画像あり。
文春HPより

僕にとって最高の作家の一人
もう還暦だよ。

次スレです。用心棒二日目。
http://2chb.net/r/books/1557062086/l50 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:1341adc37120578f18dba9451e6c8c3b)
-curl
lud20250122183414ca
このスレへの固定リンク: http://5chb.net/r/books/1333289445/
ヒント:5chスレのurlに http://xxxx.5chb.net/xxxx のようにbを入れるだけでここでスレ保存、閲覧できます。

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