厚生労働省が7日発表した9月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上の事業所)によると、名目賃金から物価変動の影響を除いた実質賃金は前年同月から0.1%減少した。前年比マイナスは2カ月連続だ。ボーナスによる賃金の押し上げ効果が薄れ、物価高を吸収しにくくなっている。
9月は政府の電気代・ガス代補助金の影響で、消費者物価(持ち家の帰属家賃を除く総合)の伸び率が2.9%と、前月(3.5%)から低下した...
2024年11月7日 8:32
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA067DB0W4A101C2000000/