サウザンドアイズ・ジャパン株式会社(以下、サウザンドアイズ)は20日、監視サービス「Internet Insights(インターネット・インサイト)」を国内で提供開始すると発表した。同日には、新サービスを提供する背景や新サービスの概要について記者説明会が行われた。
「Internet Insights」は、インターネットを自社ネットワークのように、また、クラウドを自社データセンターのように監視できるサービス。ISPやSaaS事業者、およびクラウドサービスを利用する企業のシステム管理者向けに提供する。
同社では、1日あたり数十億のサービスパスを追跡し、インターネットとクラウド上の障害を監視しているが、新サービスではこれらのテレメトリデータを利用して、世界中で起きているインターネットの障害情報を、企業の枠を超えてマクロの視点で提供するという。
米ThousandEyes ソリューション・エンジニアリング担当バイスプレジデントのジョン・クラーク氏は、新サービスを提供する背景について、「現在、企業のIT環境は、IT部門の手の届かないプロバイダやネットワークに大きく依存しており、特にクラウド上で発生している障害やトラブルは企業にとって『見えない・制御できない』世界となっている。この可視性のないクラウド環境は、障害の検知から切り分け、解決・復旧までに多大な時間とコストが必要であり、万が一サービス停止が起こった際には機会損失や売上減、ブランドイメージの低下など、深刻なリスクに直面することになる。そこで今回、こうした問題に迅速に対応できる新サービスとして、『Internet Insights』を提供する」と述べた。
米ThousandEyes ソリューション・エンジニアリング担当バイスプレジデントのジョン・クラーク氏
「Internet Insights」では、これまで監視ターゲットとして設定していなければ知りえなかったインターネットやクラウド上のさまざまな障害情報や自社への影響度を、「インターネット・インサイト・オーバービュー」、「タイムラインビュー」、「トポロジビュー」の3つのビューを通じて提供する。
「トポロジビュー」のデモ画面
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プレスリリース
https://www.thousandeyes.com/ja/press-releases/thousandeyes-introduces-collective-view-global-internet-performance
サウザンドアイズ・ジャパン株式会社
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2019年12月23日 06:00
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