〔日経QUICKニュース(NQN)〕2018/4/27 12:18
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL27HU4_X20C18A4000000/
デンソーが27日発表した2018年3月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前の期比24%増の
3205億円だった。車両の生産増や販売拡大に伴い売り上げが伸びたほか、生産効率化などで費用を
抑えたのも寄与した。
売上高にあたる売上収益は13%増の5兆1082億円だった。日本向けなどで自動運転につながるセンサーや
カメラなど高度運転支援システム(ADAS)関連の部品が伸びたほか、エアコンなどの主力製品も好調だった。
生産量が増えたのに連動した効率化の効果もみられ、営業利益は4126億円と25%増えた。
19年3月期は連結純利益が前期比10%減の2900億円と見込む。円高進行や素材価格の上昇に加え、
設備投資を拡大することが利益を圧迫する。業績予想の前提となる為替レートは1ドル=105円(前期は111円)、
1ユーロ=130円(前期は130円)とした。一方、車両の生産増などは続くとみて売上収益は5兆3200億円と
4%増えるとの見通しを示した。