「白髪予防」にワカメを食べる人が知らない真実
なりやすい人「遺伝、ベジタリアン、飲酒、喫煙」
白髪のメカニズム
外見上「白髪の多さ」というのは老化の象徴のようにもなっていて、若々しく見られるために白髪染めをするという人も少なくないと思います。
白髪は目立ちやすく高齢になればなるほどその頻度が高いので、「老化」を示すものと思われるのも無理はありませんが、
実際のところ、白髪と体の老化の関連性というのは知られていません。
白髪のメカニズムを少し掘り下げてみると、そもそも髪の毛の黒は、「メラニン」と呼ばれる色素で構成されています。
この色素が上手にできれば黒い髪の毛になります。この色素を作っている細胞(メラノサイト)が毛根にいて、その細胞の働きで髪の毛の黒が維持されているのです。
しかし、メラニンの工場として機能しているこの細胞の働きが何らかの原因で悪くなり、メラニンをうまく作れなくなると、白い髪の毛が生え始めてしまいます。
白髪になりやすい人の特徴として、遺伝的な背景(すなわち親が若くして白髪になる人は子供も白髪になりやすい)、
ベジタリアン、飲酒、喫煙などとの関連性が報告されています。
肉や魚に多く含まれるビタミンの欠乏症や甲状腺疾患で、若くして白髪を発症する可能性があることも知られています。
このように必ずしも加齢が全てではないことが分かります。
https://toyokeizai.net/articles/-/646678