※ 「週刊文春」編集部20時間前
統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の韓鶴子総裁(79)と教団幹部らが2008年から2011年にかけて米国ラスベガスのカジノを訪れ、
日本円に換算して約64億円をギャンブルに注ぎ込み、約9億円の損失を出していた疑いがあることが「週刊文春」の取材でわかった。教団の機密文書を入手した。
統一教会を巡っては、過度な献金などが問題となり、日本では解散命令請求へのカウントダウンが始まっている。
そんな中、教団のトップである韓鶴子氏がギャンブルに興じていた疑いが明らかになった。
小誌の手元にあるのは60枚にわたる文書。ラスベガスを拠点とする統合型リゾート運営会社「MGM」グループが統一教会側に発行した、幹部たちの“カジノ豪遊記録”といえる資料だ。
韓国にある教団世界本部の元幹部が補足する。
「それは、税金を支払うにあたってカジノに発行してもらういわば“収支報告書”です」
リストが発行されたのは2012年8月。最初に登場するのは、当時ラスベガスに居住していた「Mrs. Hak J Han」。
統一教会の教祖・文鮮明氏(故人)の妻、韓鶴子氏その人である。
カジノの“収支報告書”
リストでは、米12カ所のカジノごとに勝敗が記載されているが、直近の2011年、韓氏が興じていたのは、全てラスベガスの施設。
驚愕すべきはその投入金額だ。賭け金の合計額を指す「Coin-In」は、約69万7000ドル。現在のレートで換算(以下同)すると約1億円に上る。
対して、手元に戻ってきた「Coin-Out」は約56万ドル(約8300万円)で、諸々を総計した年間の最終収支は約4万5000ドル(約660万円)の
損失となっている。
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