「最初は20人くらいの若者が警察署の前で『おい! 署長出せ! 隠しきれると思うなよ』と叫んでいただけでした。
ところが、バイクに乗った若者たちがどんどん集まってきて、日付が変わるころには400人以上が署を包囲していた。
そのうちの一人が石を投げたのをキッカケに、皆一斉に生卵やゴミなどを投げたり、ロケット花火を打ち込んだりし始めた。鉄の棒でパトカーをボッコボコにした者もいました」(目撃者)
1月27日深夜、沖縄県警・沖縄署を400人もの若者が取り囲み、暴徒化する事件が起きた。
発端は同日未明に起きた17歳の少年Aと沖縄署の警察官のトラブルだった。
この日、Aと行動を共にしていた同級生が語る。
「沖縄市内のコンビニ前で4〜5人でたむろしていたら、目の前の大通りで暴走族風の人たちが警察に追いかけられているのが目に入った。
深夜だったから『警察に見つかったら補導される』と思って、解散したんですよ。バラバラにわかれて逃げている途中、友人の一人から『Aが事故った』という連絡が入りました。
前出の同級生によれば、「Aは誰からも好かれるバイク好きの少年だ」という。
「Aはあの日はスクーターに乗っていました。誰よりも運転が上手かったし、暴行を受けた道路も何度も通っている道でした。
補導が怖かったとはいえ、猛スピードを出していたわけではありません。
事故を起こすなんてあり得ない。出会いがしらに警察官に警棒で殴られたという説明のほうが腑(ふ)に落ちます」
https://news.yahoo.co.jp/articles/3361fe3895d8c05c255021d8ecb7f2a518fcf50c