【ロンドン共同】英国のジョンソン首相は19日の下院演説で、新型コロナウイルス対策の規制を27日にほぼ撤廃すると発表した。ワクチンの追加接種が進み、感染者や入院者の増加が落ち着いたことが理由。マスク着用義務や在宅勤務奨励などをやめ、昨夏にいったん導入した「ウイルスとの共生」にかじを戻す。昨年12月に規制強化するきっかけとなった新変異株「オミクロン株」の拡大前の状態となる。
規制解除は、人口の大半を占めるイングランドが対象。政府は感染が急拡大した年末年始も厳しい規制を回避し、欧州でも比較的緩めの規制にとどめてきた。感染者の隔離義務も3月までに撤廃する方針。感染者も社会で共生させる考えだ。「完全なるウイルスとの共生」へ、社会を本格的に順応させる構えだ。
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