発達障害を持っていても、周囲との問題も全く起こらず、個性を活かして楽しく充実した人生を送っていることもあります
発達障害が治療や支援の対象になる場合の多くは、ここから紹介するような「二次的な問題」を引き起こしてしまうときです
二次的な問題の発生は就職がきっかけになる
発達障害の方が学校を卒業し、社会人として就職をする状況について考えてみましょう。いまだにコミュニケーション能力に問題を抱えている状態です。
はじめての仕事であり、なおかつ自分自身の特性を活かした仕事でないことも多々あります。さらに、自分自身の特性の良き理解者に巡り合えることもなかなかありません。
そうした中で、人間関係においても仕事においても、何度も何度も失敗を繰り返してしまうケースがあります。こうなると、成功体験を積み重ねることがまったくできません。そして、周囲や社会からはさらに否定的な目で見られることになります。
どんどん自己評価が低くなり、ストレスが蓄積されていきます
発達障害と同時にみられることの多い精神障害(うつ病や適応障害、不安障害など)を「併存障害」といいます。
社会不適応や引きこもりといった問題を生じてしまうこともあります
このような状況を何とかして避けていかねばなりません
https://medicalnote.jp/contents/150530-000013-SGRQXF