米テキサス州で大勢が大寒波による停電被害に遭っている最中、同州選出のテッド・クルーズ上院議員(共和党)が家族とメキシコのリゾート地へ旅行したことが明らかになり、非難されている。本人は「良い父親」でいたかったと弁明している。
クルーズ議員が空港にいる写真が17日にツイッターで浮上し、寒波による電力需要急増が原因の大規模停電や断水が起きている最中に国外へ出たのかと批判の声が高まった。
テキサス州では18日までに4日連続で大規模停電が続いている。アメリカ国内ではこれまでに大寒波の影響で24人が死亡している。
テキサス州では時には氷点下に達する寒さに見舞われ、多くの建物で水道管が凍結し、破裂している。州政府は18日、700万人に対して、水道管や建物の破損で上水道に不純物が紛れ込んだ恐れがあるため、飲む前には煮沸するよう呼びかけた。
加えてグレッグ・アボット州知事は、水道管凍結が原因で民家や医療機関への水圧が減少しているとして、水圧を維持する手段として、民家で水道の元栓を閉めておくよう呼びかけた。
こうした状況で、クルーズ上院議員はメキシコ・カンクンに向かったものの、批判が噴出した後、18日には帰国。娘たちのために計画した家族旅行で、「良い父親」でいたかったと声明を発表した。学校が休校なので、「友だちと旅行に行きたい」と娘たちに頼まれて、応じたのだという。さらに、
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