https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62812160Z10C20A8LC0000/
林原と岡山大、SDGsテーマに連携
バイオ企業の林原(岡山市)と岡山大学は19日、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」をテーマとするパートナーシップ協定を結んだ。全17の目標のうちの2〜3番目の「飢餓をゼロに」「すべての人に健康と福祉を」を巡り、それぞれが得意とする食品素材や医療、農業の分野で連携。両者の資源を組み合わせて課題解決や技術の創出、人材育成につなげる。
期間は2023年3月末まで。岡山大のオープンイノベーション機構、林原の経営戦略部が主体となり、まず20年度中に喫緊の社会課題の特定と解決へのシナリオを策定する。その後、仮説の立案や予算化など共同研究への道筋を付ける。
林原の安場直樹社長は「健康や生活の質の向上を通じて、持続可能な社会の構築に貢献したい」と強調。岡山大の槙野博史学長も「新たな価値を創造し、岡山から世界に発信していきたい」と意気込んだ。