県警組織犯罪対策課は14日、自身らが経営に関わる那覇市内の飲食店の男性従業員に対し「何で売り上げが少ないんや、カス、死ね」などと、どう喝した上、
最低賃金に満たない給与で強制的に働かせたとして、労基法違反(強制労働の禁止)などの容疑で店の経営者らを逮捕した。
逮捕されたのは、石垣市美崎町の事業所の実質的な経営者の男(50)=大阪府=と、同社代表の男(42)=石垣市、同社元役員の女(49)=豊見城市=の3人。
経営者の男は元男性従業員の顔を数回殴ったとして、傷害の容疑でも同日逮捕されている。県警は捜査に支障があるとして、3人の認否を明らかにしていない。
3人の逮捕容疑は2018年9月10日から20年4月9日にかけて、共謀の上、那覇市内の飲食店で強制的に労働させた疑いなど。
関係者によると、経営者の男は半グレ組織のリーダーで、4月には拠点を大阪府に移し「コロナバスターズ」などと称した清掃事業を始めていた。
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