https://news.yahoo.co.jp/articles/1ecc15bb222a465bf2f597e98899a651bb04377f
「南朝鮮は約束を守らない」
連絡事務所の爆破は、北京で定期的に会った別の北朝鮮当局者の発言も想起させた。この当局者は、戦前の従軍慰安婦問題や朝鮮半島出身の徴用工問題に通暁していた。
当局者がある日、同伴していた部下に対して、こうした問題について、「日本は南朝鮮との間で合意を基に相応の責任を取った」と説く様子を見て驚いた。
北朝鮮の公式メディアは「過去の清算」を巡り、そろって日本を激しく批判しており、この当局者の発言は異質に聞こえたためだ。
韓国の文在寅大統領は慰安婦問題をめぐる15年末の日韓両政府間の合意を事実上白紙化した。
日本政府が1965年の日韓請求権協定で解決済みとの立場を取る韓国人元徴用工問題で、韓国の最高裁判所は18年秋の判決で日本企業に賠償を命じた。
先の北朝鮮当局者が強調したのは、次の点だった。