宮崎県警察本部は、少女にみだらな行為をした疑いで逮捕した20歳の男について、事件当時は19歳の少年だったにも関わらず誤って実名や住所を発表していたとして、発表を訂正し、本人に謝罪しました。
この発表に基づいて、地元紙などが男の実名を掲載していました。
宮崎県警察本部は今月11日、県内に住む10代の少女にみだらな行為をしたとして大阪府に住む20歳の男を県青少年健全育成条例違反の疑いで逮捕し、男の実名や住所を報道機関に発表しました。
しかしその後、ことし3月の事件当時は男はまだ19歳で、国家公安委員会が定めた規則では匿名で発表しなければならないケースだったことが分かったということです。
警察は、19日発表を訂正するとともに、勾留中の男に謝罪しました。
少年法は、少年のとき犯した罪により公訴を提起された者については、氏名や住所などを新聞などに掲載してはならないと定めていますが、逮捕時の警察の発表を受けて、地元紙などが事件の概要を実名で報道していました。
記事を掲載した宮崎日日新聞は「今回の事実を真摯に受け止め対応したい」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20190619/5060003520.html