北九州市内の児童養護施設に入所している男子中学生にホテルでわいせつな行為をさせたとして福岡県警は17日、児童福祉法違反容疑で施設の元職員で無職の秋田将嗣(まさつぐ)容疑者(43)=同市若松区畠田3=を逮捕した。
「ホテルに一緒に行ったが、わいせつな行為はさせていない」と容疑を否認している。
逮捕容疑は今年3月8日午後10時半ごろ、前月まで施設の「児童指導員」だった秋田容疑者が、指導員時代の関係性を利用し、福岡県内のビジネスホテルで当時中学1年の男子生徒(13)にわいせつな行為をさせた疑い。
捜査関係者によると、無断でいなくなり、翌日戻ってきた男子生徒に施設が事情を聴いたところ、秋田容疑者と一緒にいたと説明したという。
施設によると、秋田容疑者は2012年から勤務。「パパ」「にいちゃん」と呼ばれながら、入所者の生活指導をしていたが、深夜に子どもの部屋に入ったり、無断で外に連れ出したりしたため、今年2月に諭旨退職処分にしていた。県警は余罪を追及する。
北九州市は17日、施設に特別指導監査を実施し、事実関係を調べる。
https://mainichi.jp/articles/20190617/k00/00m/040/128000c