【AFP=時事】仏女優のカトリーヌ・ドヌーブ(Catherine Deneuve)さん(74)は14日、仏日刊紙リベラシオン(Liberation)の電子版に掲載された書簡の中で、
仏紙ルモンド(Le Monde)に先週掲載されたセクハラを告発する「#MeToo」運動を批判する公開書簡に署名した自身の立場は維持するものの、
性的暴行の被害者の感情を傷つけたのだとしたら謝罪すると述べた。
「おぞましい行為の被害者となり、ル・モンドに掲載されたあの書簡で感情を害されたかもしれないすべての方々に心よりご挨拶申し上げます。私が謝罪するのは、そうした方々に対してのみです」
ドヌーブさんは書簡の中でこう述べ、「(世界中のフェミニストらの反発を買った)公開書簡には、ハラスメントを擁護するようなことは何も書かれていなかった。もし書かれていたら、私は署名しなかったでしょう」と続けている。
フランスで最も尊敬されている女優であるドヌーブさんは、女性に「うっとうしがられる」男性の権利を擁護し、
同セクハラ反対運動を「ピューリタニズム(清教徒の思想)のように禁欲的」と批判する公開書簡に署名した女性著名人100人のうちの一人。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180115-00000011-jij_afp-int
とりわけ公開書簡で「地下鉄車内で体を触られるのは(一部の女性にとっては)取るに足りないこと」、
女性を口説く男性の権利は性的自由には欠かせないと主張している内容は、激しい怒りに火を付けた。
http://www.afpbb.com/articles/-/3158093