【F1】ハース、”2年目のジンクス”回避。チーム代表もスタッフを誇る
ハースのチーム代表は、昨年の早い段階で今年のマシン開発を始めたことで、チームが”2年目のジンクス”を回避したと話した。
ハースのチーム代表であるギュンター・シュタイナーは、新規参入チームは2年目に不振に陥りがちだが、ハースはそれを避けることができていると語った。
ハースは、昨年は開幕4レースのうち3レースでポイントを獲得し、シーズン序盤はコンストラクターズランキング5位につけていた。
しかしその後は、早い段階で2017年のマシン開発にリソースを費やすことを決断したため、ヨーロッパラウンドからシーズン終盤にかけて、入賞はわずか2回にとどまった。
今年は29ポイントを獲得しコンストラクターズランキング7位でサマーブレイクを迎えているが、昨年のこの時期には、28ポイントを獲得しランキング8位だった。
チーム代表のシュタイナーは、ハースは昨年のうちから今年のマシン開発に取り組んでいたため、ランキング7位という現在の結果は、新規参入チームが2年目に後退するという”傾向”をハースがうまく回避できていると証拠であると語った。
「”落とし穴”に落ちないように準備することが、私の仕事でもあった」とシュタイナーはmotorsport.comに話した。
「新しいチームはいつも、結局は落とし穴に落ちる。しかし私は素晴らしい2年目のシーズンを送っているし、そこからたくさんのことを学んでいる」
「我々は重大な誤りを犯さないように気をつけなければいけないと、昨年のうちにチームの全員がわかっていた」
「2017年のマシン開発へ切り替えようと決断した時、物事が悪い方向に進むことはなかった。”なぜアップデートを投入しないのか? もうお金がないのか?”と言われるようなこともなかった」
「お金がなかったわけじゃない。我々は自分たちでも混乱していて、それ(アップデートの投入)をしたくなかった。まず第一に、2016年の時点で物事が曖昧になっていた。それで2017年の準備が遅れていたのだ」
「2年目に不振に陥らないという約束はできない。しかし私は常に、”今年は2年目のシーズンを迎えている。2年目に落とし穴に落ちるというのは理にかなっていることだ。
だがもし物事が悪い方向へ進もうとしているのなら、そうならないようにベストを尽くすべきだ”と話してきた」
https://jp.motorsport.com/f1/news/f1-ハース-2年目のジンクス-回避-939417/