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千葉県香取市で今月9日、71歳の男性が自宅前の路上で血を流して死亡しているのが見つかり、県警は24日、事故死と断定したと発表した。
刺し傷があり、当初は殺人事件とみて捜査していたが、近所の知人宅で垣根の枝切り作業中に転落し、枝切りばさみが胸に刺さって、自宅まで歩いた後に死亡したと判断した。
死亡したのは無職岡田幸志さん。香取署によると9日午後0時半ごろ、路上にうつぶせで倒れているのが見つかった。
胸と首に傷があり、死因は失血死。
刃物や所持品は見つからなかった。
県警は何者かが岡田さんを襲った後に凶器を持ち去るなどした可能性もあるとみて調べていた。
遺体発見の2日後、数十メートル離れた近所の女性が、自宅の裏庭で岡田さんが普段使っていた脚立と枝切りばさみを発見。
近くに血だまりがあり、はさみからは岡田さんの血と指紋が確認された。
裏庭は外から見えづらく、女性は遺体発見前から留守だったため、県警は裏庭を調べていなかった。
岡田さんは日ごろ、近所の家の垣根などで枝を切る作業を自主的にしていたという。